翔和学園の夏期講習。教室内には運動能力を鍛えるためのトレーニング機器などもある(翔和学園提供)特定分野で突出した才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる子供たちが注目を集めている。同年代に比べて記憶力や語彙力などに優れ、「天才」のイメージをもたれがちだが、感情の起伏が激しく対人関係に困難があったり、発達障害を併せ持っていたりする子供も。いかに才能を伸ばし、支援すればよいのか、各地で試行錯誤が続いている。 「光の屈折」テーマに発表する6歳児「恐竜が消える実験をしてみました」 8月、愛媛大学(松山市)が主催する「KIDS ACADEMIA」に参加した幼稚園の男児(6)は、オンラインで開かれたサマースクールで、自身の実験結果を発表した。 男児がテーマに選んだのは、本来ならば中学に入ってから理科の授業で学ぶ「光の屈折」。水を入れたコップの中にラミネート加工をしたりナイロン袋に入れたりした恐竜の絵を差し込