郊外の道をクルマで流していると、「水曜どうでしょう」ステッカーと並んでかなりの確率で遭遇するのが、字体の角が丸まった「D.A.D」という独特なロゴのステッカー。千葉・幕張メッセで開催中の東京オートサロンでも広い展示スペースを占める派手なカー用品ブランドのロゴマークだ。いまやアパレルの世界でも存在感を示す、このブランドの展示をのぞいてみた。 「D.A.D」は、株式会社「カクタスコーポレーション」(大阪府羽曳野市)のカー用品事業「ギャルソン」が展開する独自ブランド。読み方は顧客の間でもばらけているが、広報担当者によると正しいのは、かつてはドイツ語読みの「デー・アー・デー」だったが、現在は英語読みの「ディー・エー・ディー」としているという。 商品の特徴は、なんと言ってもその派手さ。黒や白を基調に、ロゴを大きくあしらったりクリスタルをちりばめたりと、カー用品離れした押し出しの強さだ。さらに、ライン