米連邦準備制度理事会(FRB)は、1月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合からフェデラルファンド(FF)金利動向に関する政策当局者の見通しを公表することがFOMC議事録で明らかになった。 具体的には、FRBが1月24、25日のFOMC後に発表する四半期経済見通しに合わせ、FF金利の動向に関する見通しを公表する。海外では、ノルウェーやスウェーデンなどの中央銀行が金利見通しを公表している。 FRBは2008年12月以降、事実上のゼロ金利政策を続けており、今でも少なくとも13年半ばまで政策金利を据え置く方針を表明している。 米国経済の回復基調が明らかになっているので、13年半ばまでの事実上のゼロ金利政策が延長されるのかどうかが市場関係者の間で話題になっている。FRBが金利見通しを公表すれば、金融市場関係者の疑心暗鬼は緩和され、金融市場関係者とFRB当局者の見方の間で大きな乖離(かいり)が見