ウクライナ東部マリウポリで5日、ロシアからの支援物資を受け取るため市民が行列を作った。支援物資は主に食料と水で、ショッピングセンターだった場所で配布された。 70歳の女性は「オーツ麦、植物油、魚と肉の缶詰、練乳(をもらった)」と話していた。一方別の女性は「(食料は)何か見つかることもあるし、誰かのごちそうになることもあるし、支援物資をもらうこともある。だがそういうことがなくなったら、どうすればよいのか」と不安を口にしていた。 マリウポリはかつて人口40万人の都市だったが、戦闘で市の大部分が荒廃した。多くの市民が水道や食料、電気がないまま市内に足止めされている。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、市内には「もう何も残されていない」と述べ、足止めされている市民の早期の救出を訴えた。 だがロシア国防省は、マリウポリにおける「人道上の惨事」は「ウクライナの民族主義者」にすべての責任があると主張して