年末の大掃除の時期を迎える中、東京消防庁は、処分する際に火災が相次いでいるリチウムイオン電池を含む製品やスプレー缶を、適切な方法で廃棄するよう注意を呼びかけています。 東京消防庁によりますと、スマートフォンのバッテリーなどに使用されるリチウムイオン電池は、可燃性の有機溶剤が使われていて、強い衝撃を加えると発火するおそれがあるということです。 ことしに入ってから今月5日までに、リチウムイオン電池が関係する火災は都内で116件発生し、ノートパソコンを処分しようと工具で衝撃を与えたり、スマートフォンを分解してバッテリーを交換したりする際などに出火したケースがあったということです。 通常のごみと一緒に捨てられたリチウムイオン電池によるごみ収集車の火災も相次いでいるということです。 また、使い終わったスプレー缶を処分しようと、室内で缶に穴を開けたりガス抜きをしたりした際に引火したケースも相次いでいる