この記事では、佐藤優さんの『獄中記』に書かれていたドイツ語学習部分のみに注目したものです。 外国語の学習は、ハッキリ言って「はてがない」のですが、どのような目的で学ぶのかを考えると、やるべきことが見えてきます。 佐藤さんが何を目指してドイツ語を学んだのか、その方法はどんなものなのかを考えると、学習のヒントになるのでは、と思います。 新聞を読めるレベルにありながら、あえて基礎固め 鈴木宗男事件に絡んだ人物として 偽計業務妨害罪の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、東京拘置所に収監された佐藤さんは収監20日目にドイツ語のテキストを房内に差し入れてもらい、学習を開始しています。 本書によると、氏のドイツ語の語学力は大学時代がピークだったらしい。仕上がりとしても、ロシア語より時間をかけたにもかかわらず、あまり良くなかったとラジオ番組で述べています。 以来17年間、時折新聞に目を通す程度だったそうです。