並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 46件

新着順 人気順

個人サイトの検索結果1 - 40 件 / 46件

  • ウズベキスタンでは鍋がデカすぎて観光地になる

    海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:チーズ500gを溶かしてつくるシチュー、なんか悪いことしてる気持ちになる > 個人サイト つるんとしている 色彩豊かな中央アジア 中央アジアというのは文字通りユーラシア大陸の中央あたり、カスピ海と中国に挟まれたあたりの国々をさす。むかしからシルクロードの中継地点としてさかえ、タイムスリップしたような古い街並みや、美しい草原など観光資源には事欠かない。 美しいイスラム建築が多数残っており、街が丸ごと世界遺産になっている また美食の数々も、中央アジアの人々が誇りとするところだ。この地は砂漠性の気候で、目に映る景色の9割は砂ぼこりけぶるカーキ色だけど、食べものはハッとするほど色彩豊かで美しいから不思議だ。 羊の串焼きに羊の蒸し餃子、トマト風味のうどん、ふかふ

      ウズベキスタンでは鍋がデカすぎて観光地になる
    • 群馬で食べたブラジル料理が美味しすぎた

      1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:日本の淡水魚で一番巨大な幻の魚「イトウ」を食べる > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 大泉町はブラジル 今回は群馬県の大泉町にある「Delicias by Vera Goto」というブラジル料理のお店のことを書く。結論から言うと、めちゃくちゃ美味しかった。しかも安かった。行ったことはないけれど、ブラジルで食べるより美味しい気がする。 Delicias by Vera Goto 「Delicias by Vera Goto」について書く前に、そもそもなぜ群馬でブラジル料理なのかを少し記したいと思う。理由は簡単で群馬の大泉町には多くのブラジル人が住んでいるからだ。ざっくりだけれど、10人に1人はブラジル人という

        群馬で食べたブラジル料理が美味しすぎた
      • 視力0.1以下だけど裸眼生活にハマってますレポ :: デイリーポータルZ

        1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:ジョイフルでリミッター外しまくり定食 ~勝手に食べ放題 > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ ものがハッキリ見えるからなんだと言うのか 目が悪い。 これくらい目が悪い カレンダーもこれくらい近づかないとハッキリ見えない。……伝わりづらい! とある暑い日の勤務中、掛けているメガネが鬱陶しくなって外してやった。 爽快な気分とは裏腹に視界はぼんやり。家の外でメガネ(コンタクト)を外すことはほとんどないので少し酔いもする。でも数分間そのままでいたら裸眼の景色に慣れてきた。 メガネやコンタクトでものがハッキリ見えるようになったからといって、それがなんだと言うのだろう。本当に、なんだと言うのだろうか。 メガネを掛けて見るこの風景が メガネを外してこうボケ

          視力0.1以下だけど裸眼生活にハマってますレポ :: デイリーポータルZ
        • 実物大の白紙で世界中の名画を感じる

          1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。 前の記事:ドトールで感じる、世界の風~勝手に食べ放題 > 個人サイト 片手袋大全 「実物大」という説得力 自分の過去の記事、『有名人と同じ高さの棒で身近に感じられる』を思い出した。有名人の身長と同じ高さの棒を用意したら、本人がそばにいるような感覚を抱けたのだ。 アビーロードを渡るビートルズ。冗談のつもりが、一瞬だけ本当に四人が見えた “実物大”というのは思いのほか強い説得力を持つ。ならばそれを絵画にも応用してみよう。 え?モナリザが?中野に? な~に、簡単なことだ。世界中の名画と同じ大きさの白紙を用意するだけ。それを林編集長、べつやくさん、橋田さんと共に観賞していく。まずはルーブル美術館で、いや、世界で一番有名な

            実物大の白紙で世界中の名画を感じる
          • 結婚式やお葬式でハトを飛ばす会社 (1/2) :: デイリーポータルZ

            1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:雨も爆破も熱湯風呂も全部やる「特殊効果」の会社でビリビリ椅子を受けてきた > 個人サイト 右脳TV きっかけは「鳥ブーム」 都内から車を走らせること1時間半ほど。訪れたのは群馬県太田市。 住宅地の中に木々がこんもりとした丘があり、ナビはその中に入るよう示している。ここですか?と、車1台ほどの幅の道をそろそろと進むと……たくさんのハトたちがお出迎えしてくれた。 大きなハト小屋が2つ。左はもともと喫茶店だった建物を改装したもの 中にはたくさんの白いハトたちが! ここに違いない。こんなにハトがいるのに、ここじゃなかったらビックリする。 車から降りた我々を「こんにちは!」とよく通る声で出迎えてくれたのは、ハ

              結婚式やお葬式でハトを飛ばす会社 (1/2) :: デイリーポータルZ
            • 上野・二木の菓子にはカフェがある

              行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:沖縄「花笠食堂」のゴーヤチャンプルーには赤飯が付いてくる > 個人サイト むかない安藤 Twitter 上野に来たら二木の菓子 上野に「二木の菓子」というお菓子屋さんがある。 ものすごく目立つので見逃さないと思います 「菓子」というのは名ばかりで、実際には食品全般をすごい品揃えで扱っているお店です 豆コーナーの充実ぶりたるや。ここと近くの小島屋というお店でだいたい好きな豆が揃います 二木の菓子はただのお菓子屋さんではない。大袋に入った業務用からちょっと他では見ない珍しい品まで、すごい物量で勝負してくるお店である。 デイリーポータルZも二木の菓子が好きで、記事にしているばかりかツアーを組んだりもした。 そんな二木の菓子には道を挟んだ向かいに

                上野・二木の菓子にはカフェがある
              • 栗まんじゅうを好きになる日々

                1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:サンノゼかぼちゃまつり(デジタルリマスター) > 個人サイト webやぎの目 和菓子を考えたときに栗まんじゅうは出てきますか 同じドラえもんに登場するどら焼きは人気の和菓子だ。アイドルグループで言ったらセンター格である。塩大福やみたらしだんごもセンターかな。草餅や水まんじゅう、季節性のあるものもいいよね。すあまや若鮎なんてレアなのも忘れちゃいけない……。 そんなふうにして好きな和菓子について思いを巡らせたとき、出てこないのが栗まんじゅうである。「栗」と「まんじゅう」という人気者の二人を組み合わせたのに阿佐ヶ谷姉妹になってない。この喩えは適当だっただろうか。 (今回は僕の印象

                  栗まんじゅうを好きになる日々
                • チキン南蛮を発祥の地「延岡」で食べる

                  1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:群馬で食べたブラジル料理が美味しすぎた > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 延岡市で食べる 宮崎県北部に位置する「延岡市」。もう少し北に行けば大分県に入る。旭化成の発祥の地でもあり、今も旭化成の工場が点在している。天孫ニニギノミコトの終焉地でもある。西南の役の和田越決戦場も延岡だ。 延岡に来ました!!! 私は九州で生まれ育ったので当然延岡のことも知っていた。ただ久しく延岡を訪れていなかった。今回ここに来たのはチキン南蛮を食べるためだ。誰もが知る料理だ。日本全国、スーパーに行けばお惣菜コーナーでも売っているし、お弁当屋にもチキン南蛮弁当はある。 これがチキン南蛮です! チキン南蛮が好きだ。お弁当にチキン南蛮が

                    チキン南蛮を発祥の地「延岡」で食べる
                  • ミャンマーの国民的麺料理、モヒンガーを作ってみた

                    趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:羊の丸焼き(パキスタン式フルマトンロースト会)に参加した > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 映画「一杯のモヒンガー」に出てくるモヒンガーを作ってみよう モヒンガーはミャンマーの朝食に欠かせない国民食だそうで、ナマズスープの麺料理。このレシピは映画で主人公が作ったモヒンガーの元となった、Yin Yin Soeさんの伝統的レシピとのこと。 レシピを眺めてみたら、作業工程が26番まであって驚いた。しかもメインの材料は二種類のナマズと難易度は相当高い。これを見て実際に作った日本人はいるのだろうか。 もちろんわざわざ作らなくても、レシピを読んで理解するだけでも映画をより深く楽しむことにつながるのだが、せっかくなので挑戦してみよう。 ミ

                      ミャンマーの国民的麺料理、モヒンガーを作ってみた
                    • メンダコのパスケース、名付けて「置くとPass」を作った

                      変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:切った髪がもったいないから、つけ髭を作ってみた > 個人サイト 海底クラブ アイデアは会話から トドにToDoリストを持たせてからというもの、ぬいぐるみ作りが楽しい。そんなわけで、最近は次に作るぬいぐるみのことを頭の片隅でいつも考えたりしているわけだが、このアイデアは同居人との会話から生まれたのだった。 「トドのときみたいなダジャレ動物のぬいぐるみ(実用性あり)を作りたいんだ」 「うん」 「『イカの印鑑ケース』を思いついたんだけど、ほかにもアイデアがほしい。なんか思いつかない?」 「うーん」 「なんでもいいんだけど」 「タコのパスケースはどう?」 「タコの?」 「タコの。オクトパスのパスケース」 「いいね」 「いいでしょ」 最初は「パス」の部分だけが掛け言葉にな

                        メンダコのパスケース、名付けて「置くとPass」を作った
                      • その魅力は「お金」——だけじゃない。バグハンター界のホープが語る、バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味

                        TOPインタビューその魅力は「お金」——だけじゃない。バグハンター界のホープが語る、バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味 バグハンター 森岡 優太 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の2024年新卒セキュリティエンジニア。 学生時代から数社で脆弱性診断等の業務を経験し、現在は所属企業でWebペネトレーションテストやソースコード診断等の業務に従事する。 外部活動では、サイバーセキュリティに関する登壇や講師、執筆などに取り組み、プライベートでもバグバウンティで脆弱性探しに取り組んでいる。 また、趣味でポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」の運営とスピーカーをしている。 X (旧Twitter): @scgajge12 個人サイト: https://scgajge12.github.io/ Webサービスやスマホアプリなどを提供する企業が、外部のホワイトハ

                          その魅力は「お金」——だけじゃない。バグハンター界のホープが語る、バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味
                        • 超長くてたくさんの資料も放り込めば、まとめてブレストにも付き合ってくれる有能助手「NotebookLM」の始め方(Google Tales) | テクノエッジ TechnoEdge

                          IT系海外速報を書いたり、翻訳を請け負ったりしています。初めてのスマートフォンはHTC Desire。その後はNexus 5からずっとGoogleさんオリジナルモデルを使っています。 Googleが久しぶりにわくわくするものを公開してくれました。その名は「NotebookLM」。Googleは“バーチャルリサーチアシスタント”だと紹介しています。 昨年7月に米国で利用可能になったものが、やっと日本でも使えるようになりました。名前からはいまひとつピンときませんが、使っているうちにじわじわと凄さが伝わってきます。 大雑把に言うと、自分が理解したいことに関連する情報を集めてNotebookLMに「ソース」として投げ込むと、それをもぐもぐ咀嚼して理解して「何でも聞いてください」状態になるのです。 (▲イラスト:ばじぃ) 記事を書くときは、複数の公式ブログやら過去のイベントの基調講演の動画やら自分で

                            超長くてたくさんの資料も放り込めば、まとめてブレストにも付き合ってくれる有能助手「NotebookLM」の始め方(Google Tales) | テクノエッジ TechnoEdge
                          • ハーフカメラって何?なにがそんなに面白いの?

                            行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:裏にこだわる(デジタルリマスター) > 個人サイト むかない安藤 Twitter ハーフカメラとは 「ハーフ」というのは半分という意味だ。 マヨネーズのハーフはカロリーが半分だし、ハーフパンツは裾の長さが半分なのである。 ではカメラにおけるハーフとはなにか。それはフィルムのサイズがハーフ、つまり半分ということだ。 これは何十年も前に出たオリンパスのハーフカメラ こうやって一般的なフィルムを入れますが 写る写真は一般的なサイズの半分(ハーフ)なんです(シャッターが開くと真ん中の四角い枠に光が当たって写真が撮れます) 一般的なカメラは36×24mmの横長サイズで撮影されるが、ハーフサイズだとこれを縦に二分割して、半分の17×24mmで撮ること

                              ハーフカメラって何?なにがそんなに面白いの?
                            • 気圧の変化をずっと見ている

                              1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:東京おしるこマラソン(デジタルリマスター) > 個人サイト webやぎの目 これで気圧がわかる ケストレルという会社のもの。気圧、温度、湿度が測れる 本体内にデータを記録することもできるし、スマホにつなぐとリアルタイムで数値も見える。9年使っているがぜんぜん壊れない。 少しタイムラグがあるみたいだけど こうしてリュックにつけている 高さが10m上がると、気圧は1hPa(ヘクトパスカル)下がる。 この気圧計は0.1hPa単位で測定できるので、つまり1m単位の上下も分かる。 高いところは気圧が低いので下がる、というのは理科で習ったが、1m単位で変わる身近な話だったのだ。 それは

                                気圧の変化をずっと見ている
                              • ヘボコン10年のあゆみ

                                2014年に、冗談のつもりでヘボコンというイベントを始めた。そしたらめちゃくちゃに面白かった。1回で終わらせるのはもったいない…!と思って何度かやっていたら、いつのまにかライフワークみたいになっている。 そんなヘボコンの10年を振り返らせてほしい。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)2024、6/29(土)開催!出場者募集中 > 個人サイト nomoonwalk ヘボコン・2つのルーツ ヘボコンはロボットを作る技術のない人たちが集まってロボット相撲をしようとするイベントである。ところが勘で作られた

                                  ヘボコン10年のあゆみ
                                • スポーツせずに食べるスポーツようかんとスポーツカステラとスポーツお餅

                                  東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:ハンバーグはじめて物語(デジタルリマスター) > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes 私たちはいつだって五郎さんでいたい 下宿の部屋で布団に入ったままむしゃむしゃとおはぎを食べる……。そう、『ドラえもん』のてんとう虫コミックス10巻「アパートの木」に出てくる大学生の五郎さんだ。 てんとう虫コミックス『ドラえもん』第10巻 27ページ 小学館 1990年 第84刷より のび太がママからのおつかいでお重に入ったおはぎを差し入れたときのこのアクションは、脳内のいつでも取り出し可能な場所に入っている。 私たちはいつだって布団に入ったまま寝そべっておはぎが食べたい。

                                    スポーツせずに食べるスポーツようかんとスポーツカステラとスポーツお餅
                                  • なぜ『文体の舵をとれ』は創作者にとって特別な指南書なのか?

                                    『闇の左手』『ゲド戦記』などの作品で知られる小説家、アーシュラ・K・ル=グウィンの創作指南書『文体の舵をとれ』は2021年の邦訳刊行直後から「文舵ぶんかじ」という愛称で呼ばれ、創作者の間で大きな話題となりました。本書収録の練習問題に対する解答(作品)を「#文舵練習問題」というハッシュタグでSNS上に投稿するというムーブメントが発生し、創作者がオンライン上で集い合評会を行うという動きもありました。 今回は文芸サークル「サ!脳連接派」を主宰し、二度にわたり「文舵合評会」を運営した経験をもつ大戸又さんと、その合評会に参加し「竜と沈黙する銀河」で第14回創元SF短編賞を受賞しデビューした阿部登龍さんのお二人に、創作者目線で『文体の舵をとれ』について語っていただきます。 また、本書の翻訳を担当した大久保ゆうさんには、作家アーシュラ・K・ル゠グウィンについて、そしてアメリカにおける創作教育の歴史につい

                                      なぜ『文体の舵をとれ』は創作者にとって特別な指南書なのか?
                                    • 殴ってパソコンの画面を割るマシン

                                      1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:世界のキーボード入力事情調査~アラビア語編~ > 個人サイト ほりげー インターネットはやさしいせかいであってほしい。だからこそ私は月に一回このサイトで記事を書かせてもらっている。 しかし、現実はどうだ。やさしいせかいからはほど遠い、だましだまされ、血で血を洗う戦場、それがインターネットだ。 殴りたくなる事象はいっぱいあるが、当サイトで例に出しやすい比較的マイルドな事例は、例えば会員登録画面であろう。 あ~、この会員登録ページ、入力項目が多くてイライラする~! おりゃ~! ドン! パリンっ!!すっきり! これが私の開発した、「サンドバッグを殴るとパソコンの画面が割れるマシン」である。 ……待って、ちがう!本当に割れたわけじゃない。話せばわかる!話せばわかるから! 「

                                        殴ってパソコンの画面を割るマシン
                                      • 防刃チョッキさんぽ~街がスリリングに

                                        大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。 前の記事:ドムドムハンバーガーのかりんとう饅頭がまっことうまい~勝手に食べ放題 > 個人サイト 唐沢ジャンボリー 散歩でリラックス 私にとって、散歩はこれ以上ない気晴らしです。パソコンの見すぎでぐったり疲れた脳と、バッキバキの肩が、テクテク歩くだけで次第にほぐれていきます。 お花なぞ見て頬をゆるめ、軽やかな足取りでほがらかに散歩していたある日、 ふと、 「私を攻撃するなら、絶対今やろな」と思いました。 防弾チョッキを検索 居ても立っても居られなくなり、防弾チョッキをネットで検索しました。 商品比較サイト・マイベストに「防弾チョッキのおすすめ人気ランキング」のページがありました。しかも28点も選んでくれてありがたい限りです。 防弾チョッキのおすすめ人気ランキン

                                          防刃チョッキさんぽ~街がスリリングに
                                        • 地元のホテルは地元の安心感とホテルの非日常のいいとこ取り

                                          1993年群馬生まれ、神奈川在住。会社員です。辛いものが好きですが、おなかが弱いので食べた後大抵ぐったりします。好きな調味料は花椒。 前の記事:温泉は 椅子さえあれば お湯いらない > 個人サイト ぼんやり参謀 地元に帰る。これを凱旋という ということで私の地元である元住吉に帰ってきた。 商店街が元気なおかげで活気があってうれしい街、元住吉 元住吉については以前ライターの米田さんと訪れた記事でも触れられている。 私の実家がある街であり、中学生の頃からつい数年前までよろしくやっていた街である。多感な時期をずっと過ごしてきたためか、私にはこの街がとにかく親しみ深く、大好きなのだ。 商店街の真ん中にある時計は1時間おきに音楽隊が時刻をお知らせしてくれる しかし、そんな元住吉も実家を出て以来訪れることがめっきり減ってしまった。それこそ盆や年の瀬に帰省するくらいのものだ。 でも今日は違う。しかも今日

                                            地元のホテルは地元の安心感とホテルの非日常のいいとこ取り
                                          • そういえば日食じゃないときに太陽を見たことがない

                                            1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:はじめてのおつかい【おとな編】(デジタルリマスター) > 個人サイト webやぎの目 安い太陽観察グラス 太陽観察用のグラスは日食じゃなくてもヨドバシカメラで売っていた。396円。 ヨドバシカメラにも日食じゃなくても太陽を見ることにロマンを感じている人がいる。そう考えると「♪まあるい緑の~」という歌詞は太陽のことを歌っているとも考えられる。 さて、そんな日食グラスでふだんの太陽を見て気づいたことがある。先に書いてしまおう、この4点だ。 1.小さい 2.丸い 3.笑える 4.ニセ日食はできない

                                              そういえば日食じゃないときに太陽を見たことがない
                                            • 鼻うがいをすると懐かしい景色が見える

                                              1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:ディスカバー埼玉(デジタルリマスター) > 個人サイト webやぎの目 40年前の記憶が鮮明に蘇る 僕が使っているのはサイナスリンスという鼻うがいだ。 36℃のぬるま湯に生理食塩水にするための薬剤を溶かして、専用のボトルで片方の鼻に勢いよく入れる。するともう片方の鼻の穴からドバーッと水が出てくる。 これが鼻うがい 自分の身体がホースになった感覚が愉快なのだが、そのときに懐かしい景色が見える。 プールで鼻に水がはいってしまったときの感覚だ。うっかりプールの深いところに入ってゴボっとなったあの時。 イメージ)プールの底から見た太陽が歪んで光っている 練馬区にある城北中央公園の屋

                                                鼻うがいをすると懐かしい景色が見える
                                              • その真ん中には何があるのか 東京近郊ラウンドアバウトめぐり

                                                以前西千葉で環状の交差点、すなわちラウンドアバウトを見て心からいいと思った。 日常の中に溶け込んで非日常との境目みたいな絶景が存在している。そりゃ普通は真っ直ぐの道が交差するところが丸くなってるからで、他もあるんじゃないの、と思った私は東京および近郊のラウンドアバウトを訪ね歩いた。 丸い道路の真ん中には何かがあるのではないか。あったね。 1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。(動画インタビュー) 前の記事:与路島の山奥でとぐろを巻く三名様 〜ハブのいる島めぐり > 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー ラウンドアバウト見たい宣言 道の中央に明らかに異物感のあるオブジェクトが見える。近づくとその周囲を走る

                                                  その真ん中には何があるのか 東京近郊ラウンドアバウトめぐり
                                                • 父とパターゴルフを真剣にする

                                                  1993年群馬生まれ、神奈川在住。会社員です。辛いものが好きですが、おなかが弱いので食べた後大抵ぐったりします。好きな調味料は花椒。 前の記事:地元のホテルは地元の安心感とホテルの非日常のいいとこ取り > 個人サイト ぼんやり参謀 時は来た。パターゴルフの時間だ レジャー施設などにある子供とのふれあい用!みたいなパターゴルフコースを見るたび、一度真剣にやってみたいと思っていた。ずっと思っていた。 調べてみると、パターゴルフでも通常のゴルフと同じように9ホールや18ホールを備えるゴルフ場があるという。最高だ。おれはそういうのを待ってたんだ。 狭山リバーサイドゴルフ場に来た。ここにはパターゴルフ用のコースが9ホールあり、2週で1ラウンドとなっている いきなり偉そうにホールだのラウンドだの言ってしまったが、私はパターゴルフはおろかゴルフ自体の経験も全くない。 そこで今回パターゴルフに取り組むにあ

                                                    父とパターゴルフを真剣にする
                                                  • 沖縄「花笠食堂」のゴーヤチャンプルーには赤飯が付いてくる

                                                    行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:猫草を食べてみる > 個人サイト むかない安藤 Twitter 変わりゆく沖縄にて 数年ぶりに沖縄に行く機会があった。 しばらく来ないうちにモノレールが延伸していたり昔ながらの市場が様変わりしていたりと変化の速さに驚いた。 観光の中心である国際通りを歩いてみても、前に来た時から多くのお店が入れ替わっていて、なんだか知らない場所を歩いているみたいである。 花笠食堂 そんな中、まったく変わっていない場所もあった。 たとえば花笠食堂である。 花笠食堂 花笠食堂はDEEokinawaにも登場しているので読んでみてほしい(沖縄の食堂にある「煮付け」とはどんなメニューなのか)。 僕が初めて沖縄に来たのは20年くらい前だと思うのだけれど、花笠食堂は当時

                                                      沖縄「花笠食堂」のゴーヤチャンプルーには赤飯が付いてくる
                                                    • 10人の声を聞き分けるための「聖徳太子養成ギプス」

                                                      1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー) 前の記事:スマホを投げ入れてQRコード決済する賽銭箱 > 個人サイト むだな ものを つくる なろう、聖徳太子 最近の歴史の教科書では表記が厩戸皇子となったりそもそも記載されなかったりと諸説ある聖徳太子だが、なかでもインパクトのあったエピソードが冒頭のものである。 Wikipediaにはこうある。 Wikipedia「聖徳太子」より引用 小学生のときに歴史マンガで知ったのが初めてだったが、当時ですら「それは無理だろう」と思ったものだ。 しかし、この能力を会得すれば社会人として無敵になれる気がする。 会議だっていくつも掛け持ち出来るかもしれない。評価だってうなぎのぼりのはずだ。 そこで一般人でも聖徳太子のように10人の声を聞き分けるた

                                                        10人の声を聞き分けるための「聖徳太子養成ギプス」
                                                      • 【読書感想】パーティーが終わって、中年が始まる ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                        パーティーが終わって、中年が始まる 作者:pha幻冬舎Amazon Kindle版もあります。 パーティーが終わって、中年が始まる (幻冬舎単行本) 作者:pha幻冬舎Amazon 定職に就かず、家族を持たず、 不完全なまま逃げ切りたい―― 元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス⁉ 赤裸々に綴る衰退のスケッチ 「全てのものが移り変わっていってほしいと思っていた二十代や三十代の頃、怖いものは何もなかった。 何も大切なものはなくて、とにかく変化だけがほしかった。 この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。 喪失感さえ、娯楽のひとつとしか思っていなかった。」――本文より 若さの魔法がとけて、一回きりの人生の本番と向き合う日々を綴る。 僕がphaさんの著書を最初に読んだのは、この本だったと思います(phaさんの初めての単著)。 fujipon.hatenadiary

                                                          【読書感想】パーティーが終わって、中年が始まる ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                        • ライトノベルの歴史における遡及範囲の検討と、ゼロ年代ライトノベルの定義についての持論 - ハテナのごとく!

                                                          はてなブログ用の前書き (必読) はじめに 概要 背景 ライトノベルが未だ未定義な3つの理由 1.先行研究の少なさと、そこに見る未定義の許容 2.SFもまた未定義である 3.越境するライトノベル アプローチ 先行研究 東浩紀が与えた「消費」の概念 「動物化」とは何か 「データベース消費」が示すサブカルチャーの変遷 「シミュラークル」により坩堝と化すサブカルチャー 『デ・ジ・キャラット』に見る「萌え要素」の消費 児童文学とライトノベル ライトノベルの起源はどこまで遡れるのか? ライトノベルの「現実逃避」に至る物的証拠 子供の人権意識から見る、ヤングアダルトの産声と背景 子供の「解放」としての児童文学 児童文学との比較に見るライトノベルの定義 従来のライトノベルの定義の問題点 ライトノベルをあえてベタに読む意味 スノビズムがライトノベルにもたらしたもの おわりに 脚注・出典 はてなブログ用の前

                                                            ライトノベルの歴史における遡及範囲の検討と、ゼロ年代ライトノベルの定義についての持論 - ハテナのごとく!
                                                          • 古銭の形のビスケット「エースコイン」が好きです

                                                            1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:「二杯の天丼はうまく食えぬ」というのは本当か > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ エースコインの思い出 エースコインは日清シスコから発売されているビスケット菓子で、60年以上の歴史を持つロングセラー商品である。ビスケットが日本の古銭をかたどっているのが特徴で、形はなんと20種類もあるそうだ。 見たことありますか? 僕のエースコインとの出会いは高校生のころ。 日本史の授業中、何を思ったか先生が一人一枚ずつ配り始めたのだ。理由はあったのだろうけどまったく覚えていない。思春期真っ只中なので表立って喜ぶこともなかったが、食べてびっくりした。 う、うまいやんけコレ。しかも銭の形してるとか最高やん。 じゃらじゃら その日の帰り、友だちを誘ってエースコイ

                                                              古銭の形のビスケット「エースコイン」が好きです
                                                            • 今さら?個人サイトを作りました - 誰がログ

                                                              はじめに 経緯と作った理由 Googleに見つけてもらえなくても良い このブログとの関係(今後の方針) おまけ:Wordpress雑感 おわりに はじめに 新たに個人サイトを作りました。 ttagawa-dlit.info さいきんこういうニュースを定期的に見るようになりましたので今さら感があると思いますが、 Googleからウェブサイトへのトラフィックがゼロになる日 – WirelessWire News むしろこういう状況だから作ろうかなと思ったというところがあります。 経緯と作った理由 元々別のドメインで個人サイトを持っていたのですが、ドメインの更新をミスって(期限の勘違い)なくなってしまいました。 しばらくは、このはてなブログとTwitterでwebでのつながりはほとんどカバーできているのでもう一度新しく作ることもないかなと思っていたのですけれど、研究に関する情報公開の場としてはな

                                                                今さら?個人サイトを作りました - 誰がログ
                                                              • 自ら公道を行進する牛を見にいく

                                                                1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:朝は4本足、昼は2本足、夕は3本足で1日過ごす > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 宮崎県の日之影町へ 日之影町の岩井川という地域に目当ての山岳牧場がある。僕が住んでいる高千穂町からは車で30分ほどの距離だ。ちなみに車で30分は車社会の基準でいうと「すぐそこ」の範囲内である。 走り屋がよだれ垂らしそうなカーブ 宅急便のトラックとかどうしてるんだ えっ、大丈夫?と言いたくなるような狭くて細い道を進み続ける。 それはそれとして、朝ゆっくり過ごしすぎて牧場の方との約束の時間がギリギリまで迫っている。焦って道にも迷った。渡そうと思って事前に用意していた菓子折りも家に忘れた。ああ、遅刻したせいで牛の生活のルーティンが乱れたらどうしようか。 ちゃんとナ

                                                                  自ら公道を行進する牛を見にいく
                                                                • 父親を「バキ」の範馬勇次郎っぽくしてみた

                                                                  先日、父の日なんかもあったが、我が父親もそこそこ高齢。元気なうちに、元気な姿を記録しておきたいものである。 そこで絵描きな僕としては、父親を油絵で描いておこうと思うのだが、できるかぎり元気そうな父親をッ!ということで今回は。 父親を、この世で最も元気な父親だと言える(人気格闘漫画「バキ」でおなじみの)範馬勇次郎 っぽく、描いてしまおうと思うッッ!! 多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー) 前の記事:猫ミームを超える柴犬ミームを手作りしてみた > 個人サイト ヨシダプロホムーページ

                                                                    父親を「バキ」の範馬勇次郎っぽくしてみた
                                                                  • ウィーン少年合唱団のコンサートに行った

                                                                    1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:栗まんじゅうを好きになる日々 > 個人サイト webやぎの目 ねじれの位置かもしれない いまこの電車のなかでこの広告を見ている時間。この時間がウィーンの歌がうまい少年たちと、東アジアに住むウェブメディア編集者がもっとも接近した瞬間かもしれない。この後、ねじれの位置にある2つの直線は永遠に離れて二度と交わらない。 そう考えると切なくなって広告の写真を撮った。 そして5月下旬、僕は風邪で寝込んでいた。熱でだるい頭でウィーン少年合唱団のことを思い出した。あのコンサートはもうすぐじゃないだろうか。 布団の中でスマホで調べると来月だった。その日は午前中に会計事務所と打ち合わせがあった

                                                                      ウィーン少年合唱団のコンサートに行った
                                                                    • 与路島の山奥でとぐろを巻く三名様 〜ハブのいる島めぐり

                                                                      奄美・沖縄諸島のハブのいる島を巡っている。9年目の今年、奄美の有人島最後の秘境、請島・与路島(よろしま)に到達した。 前回の請島に続き、与路島紀行という形でいかしてもらいます。ものすごく怖い思いをした山奥で、ハブにうざがられるぐらい交流してきた。 1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。(動画インタビュー) 前の記事:奄美の秘境、請島へ!〜ハブのいる島めぐり > 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー ティーダのほうへ行くといい 請島の請阿室(うけあむろ)港を出て40分ほどで与路港が見えてくる。乗客は私一人だが港にはたくさんの人が集まっていた。もちろん私の来島を待っていたわけではなく、皆が待望していたのは一

                                                                        与路島の山奥でとぐろを巻く三名様 〜ハブのいる島めぐり
                                                                      • 花も良いけど、根っこを見よう!根見会開催の記録

                                                                        1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。 前の記事:実物大の白紙で世界中の名画を感じる > 個人サイト 片手袋大全 根見会とは? 街路樹、路上の植木鉢、雑草。街には様々な形で緑が生息しているが、私の友人である路上園芸学会の村田あやこさんはその魅力を根気よく発信し続けている。 コンクリートジャングルと形容される都会にも、緑はたくさん存在している(撮影:村田あやこ) そんな彼女がたまに開催している「根見会」というイベントに、私はずっと参加してみたかった。根見会とは読んで字の如く、花見ではなく根を見る会だ。 植木鉢の下から元気にはみ出す根っこ(撮影:村田あやこ) 色とりどりの美しい花、青々と生い茂った葉。確かにそれらは美しいし心が洗われる。だが人間誰しも根暗な

                                                                          花も良いけど、根っこを見よう!根見会開催の記録
                                                                        • 技術力の証明と知名度向上の両輪で進め。技術発信をキャリアに活かす戦略とは

                                                                          フロントエンドエンジニア うひょ TypeScriptとReactが得意なフロントエンドエンジニア。株式会社カオナビ所属。ウェブ上の技術記事や雑誌を通じて技術的な情報発信を続けている。実はJavaScript歴19年。 著書『プロを目指す人のためのTypeScript入門』(技術評論社) X(@uhyo_) 個人サイト(uhy.ooo) 皆さんこんにちは。前々回、前回までのコラムでは、技術発信に興味がある方に向けて、技術記事や登壇資料を作る際の考え方やテクニックをお伝えしてきました。 今回のテーマは、技術発信とキャリアの関係についてです。というのも、私のキャリアはまだそこまで長いものではないですが、それでも技術発信のよい影響を受けてきました。それがなぜなのか、技術発信をキャリアに活かす戦略とはどのようなものなのか考えてみましょう。 もっとも、「好きこそものの上手なれ」とはよくいったもので、

                                                                            技術力の証明と知名度向上の両輪で進め。技術発信をキャリアに活かす戦略とは
                                                                          • 1日で乗り物いくつ乗れるかな?(デジタルリマスター)

                                                                            1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。 前の記事:川柳100本ノック! イン・大島(デジタルリマスター) > 個人サイト すみましん まずは自宅から渋谷へ移動 企画実行の日、午前9時。 駅の様子がいつもと微妙に違うのは、そろそろお盆休みだからだろうか。いつものホームに、なんとなく緩い空気が流れている。 1. ホームに向かうエスカレーター そんな地元の駅で、まず最初の乗り物エスカレーターに乗ってホームへ登る。小田急線の各駅停車新宿行きに乗り、これで2つ目。下北沢で乗り換えて渋谷へやって来た。 2. 小田急線各駅停車の新宿行き 10時の開店を待って、西口バスターミナル前の東急プラザに入る。 夏物クリアランスセール中とあって、開店したばっかりだというのにお客さんの数が多い。ここで3つ目の乗り物、エレベ

                                                                              1日で乗り物いくつ乗れるかな?(デジタルリマスター)
                                                                            • 野球朝鮮民主主義人民共和国代表、その素顔に迫る|わしお

                                                                              筆者はKBOファンの日本人であるが、プロ野球ファンになるはるか前から「北朝鮮ウォッチャー」であった。 となれば、おのずと興味は朝鮮民主主義人民共和国の野球に向かう。 かの国の野球は、これまでもさまざまな書籍や論文において論じられてきたテーマであるが、本稿では国立国会図書館に所蔵の『週刊ベースボール』と、韓国のネット記事を主に参照しつつ、野球朝鮮民主主義代表の素顔に迫る。 ※特記事項 ・朝鮮民主主義人民共和国は、以下「北朝鮮」と表記する ・人物の敬称は省略した ・出典はすべて括弧内に示し、参考文献表を文末に添えた ・出典のうち、『週刊ベースボール』については、巻号ではなく発行年月日を示した 朝鮮半島の野球史~1945年8月15日以前~ フィリップ・ジレット。朝鮮半島の野球史に関心のある人ならば知らぬもののいない名前だろう。朝鮮半島に初めて野球を伝えた人物である(大島 2006:10)。大島の

                                                                                野球朝鮮民主主義人民共和国代表、その素顔に迫る|わしお
                                                                              • ハンバーグはじめて物語(デジタルリマスター)

                                                                                東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:河原でバウムクーヘン作り(デジタルリマスター) > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes 柔らかくするその方法とは ハンバーグの起源といわれる、肉を柔らかくして食べる方法、その一説の中に、移動中に馬の鞍に肉を付け、歩いたり走ったりの振動で叩いていた、というのがあるらしい。 手持ちぶさたな移動時間を使って自動的に肉を美味しくする! このたくみな一石二鳥精神こそが、今のハンバーグ人気につながっている。 そして、いつも豚や牛の合いびき肉で作っていたハンバーグはもともと馬だった。馬か……。 早速馬肉を調達し、昔ながらの製法でハンバーグを作ってみることに。 馬出身の味

                                                                                  ハンバーグはじめて物語(デジタルリマスター)
                                                                                • 現代の魚肉ソーセージを作る(デジタルリマスター)

                                                                                  1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー) 前の記事:スノードームが降ってくる(デジタルリマスター) > 個人サイト 妄想工作所 とうとうソーセージ道具を買う 毎度の東急ハンズへ。今回の企画にかこつけて、前々から欲しいと思っていた「肉をミンチにする道具」¥2,100と、羊腸と絞り袋・口金を買ってきた。 深夜の台所でソーセージ作りが始まる まず羊腸の戻しから。塩漬けになっているそれを軽く洗い、水に20~30分漬ける。ブニュブニュのビラビラで薄々だ。 腸を水に漬けているところ。装着ガイド(薄い透明な板)が通してある。 塩抜きが終わるまでに、タネを作ろう。東急ストアに行って、豪勢にも刺身(パックだけど)を中心に買ってきた。今回高級魚も入れ、

                                                                                    現代の魚肉ソーセージを作る(デジタルリマスター)