背中から剣のような骨が突き出ている草食恐竜「ヘスペロサウルス」の、世界でも珍しい全身の骨格が復元され、福井県立恐竜博物館で展示されることになりました。 1日は、スタッフが、全長6メートル、高さ3メートル近くある恐竜の全身の骨格を慎重に組み立てました。 「ヘスペロサウルス」は、背中から突き出た剣のような骨と、しっぽの先の大きなとげが特徴で、1億年以上前のジュラ紀後期に生息していたと考えられています。 博物館によりますと、本物の化石で復元された全身の骨格は世界でも珍しく、欠けている骨は樹脂で補ったということです。 福井県立恐竜博物館の今井拓哉主事は「恐竜の全身の骨格を組み立てる作業はめったに行われないので、ぜひご覧いただきたい」と話していました。