経済産業大臣が発行する液化石油ガス販売事業者の許可書を偽造して交付したとして、警視庁は25日、元経産省原子力安全・保安院係長の片山克彦容疑者(43)(千葉県松戸市東平賀)を有印公文書偽造・同行使容疑で逮捕した。 発表によると、片山容疑者は液化石油ガス販売事業者の認可申請業務などを担当していた2007年10〜12月、カラーコピー機で作成した大臣印を切り張りするなどして許可書を4通偽造し、業者に交付した疑い。 許可書の交付は、申請から1か月間に処理するのが一般的だったが、片山容疑者は約5か月間も未処理にしており、調べに対し、「仕事量が多くて処理に困ってやった」などと供述しているという。