1884年に朝鮮王朝で起きた開化派によるクーデタ未遂事件を,甲申政変または甲申事変と呼ぶ。この呼称の揺らぎはどちらの方が正しいとかではない。ではないのだが,なぜだか高校世界史では「甲申政変」,高校日本史では「甲申事変」と呼ぶのがデファクトスタンダードになっている。それとは少し話がずれるのだが,以下のそれぞれのGoogle検索結果数も面白い。(全て2021年6月5日現在) 「"甲申政変"」 約360,000 件 「"甲申事変"」 約41,500 件 「"甲申政変" "世界史"」 約 11,300 件 「"甲申政変" "日本史"」 約 4,830 件 「"甲申事変" "世界史"」 約 4,000 件 「"甲申事変" "日本史"」 約 6,270 件 つまり,一般的には「甲申政変」 の方がメジャーであるが,「日本史」と組み合わせた時に限って「甲申事変」の方が多く使われているということだ。なぜこの