過去最大の規模に成長しているといわれる日本のマンガ市場。出版科学研究所の調べによれば、推定販売額は2021年には紙と電子あわせて6759億円に到達した。 そんなマンガ界の盛り上がりに貢献してきたイベントの1つが創作同人誌即売会「COMITIA(コミティア)」だ。オリジナル作品を売買できるイベントで、参加をきっかけに商業デビューした作家は枚挙にいとまがない。新型コロナウイルス感染症の拡大によって存続の危機に瀕した際には、ファンや出版社などから1億円を超える支援が寄せられた。 「面白いマンガが読みたい」――コミティア実行委員会の中村公彦(なかむら きみひこ)さんは、その一心でイベントを続けてきたと振り返る。コミティアを続けるため、務めていた雑誌の編集長を退任した。コロナ禍で存続の危機に直面した際は、会社を失い個人となろうともコミティアは続けようと模索したという。 J-CASTニュース編集部は、