追記:作者の手違いで、41話に40話の内容を誤投稿してしまっておりました。更新分をお読みになられた読者の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしました。 以後、再発防止に努めさせていただきます。申し訳ありませんでした。 「良ければ明日、自分とデートしませんか」 自分はゴムージから貰った2枚の劇場のチケットを手に、ロドリー君を散策に誘いました。 「……」 「どうでしょう」 自分がロドリー君を誘ったのは、何かしらの感情があったからではありません。 単に、他に誘う人の選択肢があまり無かったからです。 アレンさんが実家に帰るなら、自分の知り合いは殆ど軍に残っていません。 マシュデールで一緒に働いた医療本部の人達とは、連絡の取りようがありませんし。 首都にも知り合いがいない以上、今の自分の知己はガーバック小隊の面々だけになります。 「んー、まァ良いぞ。劇場かぁ、そこに行くんだな?」 「ええ、営業してたらですけ