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採用の現場に短期間ではあるが携わって感じたことは、職務経歴書が全てだということだ。職務経歴書が良ければ書類は通るし、良かったとしても、真実が書けてなければ面接でも面接者をミスリードしてしまう。職務経歴書が「適切」であってはじめて次のステージに進むことができると言っても過言ではない。職務経歴書が適当であっていいのは、リファラルで事前に非公式でコミュニケーションができているか、有名人か、コネぐらいなものだろう。 そして、職務経歴書というのはフォーマットが特に決まっていない。決まっていないが転職サイトが標準的なフォーマットを用意してくれているか、もしくはWebフォームに入力すると自動で作ってくれるというパターンもある。転職に必要な工数も、かなりデジタルで工数削減されるようになっているという印象だが、一工夫加えてもいいのではないかと思う。 職務経歴書について、たくさん書けばいいと言うものじゃない。
昔のことなので、思い出して書くけれど。西暦2000年になる少し前のこと。 大きな大きな会社に、おそらくSESとして常駐した。入館証も与えられたし自分の席もあった。専用のパソコンも与えられたが、ものすごくスペックが低く、業務用のアプリケーションを開くのに時間がかかった。そもそもスリープ機能なんてなかったので、OSは毎度電源オンしOS起動から始まったが、それも時間がかかった。あらゆることで時間がかかった。一緒に来ていた先輩から「パソコンが遅いってことはそれだけ遅く仕事していいってことだから気にするな」と言われてなるほどなと思ったこともあった。昔の生産性の低さはその辺りから来ている。何しろパソコンはまだまだ性能が低かった。 技術的な問い合わせに回答する仕事だったけれど、なんとも残念なことに検証環境が不十分だった。聴かれたことを実機で試せないのは本当に困る。ただ、今と違ってコンピューター資源が豊富
デジタル要件が出る度に、各社がシステムとアプリを作ってリリースするのを、本当にやめてほしい。1つの企業が何か企画をやる度にアプリが増えて、しかもそのアプリ同士で中途半端に連携していると来た。ユーザーインターフェースやデザインにも統一性がなく、使う方で気を遣えと言わんばかり。 会社の内部的には、企画ごとに組織が違うから、それぞれの担当者から構築するベンダーまで全部違うから・・と言い訳されても使う方からしたら大混乱。で、その後、しようがないのでということで無理やり連携機能を付けて、更に混乱。それぞれでIDを作らないといけなかったり、IDは共通だけどパスワードは別管理とか、ほんとどうにかしてくれい。 また、場合によってはWebからしかできない手続きもあったり、一方はアプリ前提だったりで、正直、巷のDXは大混乱状態だと思う。アプリにはできないがWebではできる、とか。もはや自由競争に任せて、落ち着
私のキャリアのスタートは、他社常駐でした。入社した会社のオフィスに通うのではなく、そこからSESだか派遣だかで送られた、別の企業で働くことでした。 社員の9割近くはそうやって他社のビルに行って、机と椅子が与えられて協力会社として働く働き方でした。 現場を転々としながら、14年近く働いたかな。 今の仕事はそうではなく、自社の中で完結しています。過去の他社オフィスでの仕事というのはかなり勉強になる体験でした。 勉強になる、と言っても気づいた問題点の方が多いけど。 まずは、評価の問題です。他社で働いたときの働きぶりって、他社の社員さんしかわかりませんよね。その社員さんは技術者なんですが、でも、自社の営業って他社の管理職やら営業さんやらとしか接点がないので、直接評価が届きにくいんです。 そりゃ、自社の中にいないんだから、届かなくって当然だと思います。ざっくり言えば顧客の評判しか評価基準がないので、
内製化すればいいというものじゃない、ということを考える。 japan.zdnet.com ガートナージャパンは1月18日、日本でのソフトウェア開発の内製化に関する調査結果を発表した。方針が内製化の方向にある企業が54.4%に上り、IT部門の人手不足が開発内製化の最大の障壁になっていることが分かった。 最近はデジタルそのものが商行為になることが多く、それ全体を外部ベンダーに乗っ取られたら、会社からノウハウが流出してしまうというのは正しいと思う。 だからといって、それを自社で全部賄うというのは、デジタル自体の仕組みから言ってかなり無理のある思想に思う。 デジタル自体、外部ベンダーが基盤を作っている。ハードウェアからネットワーク、ソフトウェアまで全部自社にあるものは何もない。 その上で書くコードだけは内製化、としても、かなり小さな面積だなと率直に思う。デジタルにかけるお金のうちかなりの額がすでに
仕事を辞めるきっかけを認識するのは大事だ。自分のことだけではなく、大事な同僚も含めて皆等しくさらされているリスクである。 就職活動をがんばって入った会社、なぜ辞めてしまうのか。会社の体力は、あらゆる仕事の辞めるきっかけを最小化することで強くなる。人を簡単に辞めさせてしまう会社は、いずれ弱体化する。 私自身も1度辞めたし、目の前でたくさんの人が辞めていく姿を見た。間接的に見送ることもあれば、私に辞表を持ってくるパターンもある。会社を辞めることは自由のうちの一つだが、できるだけ遭遇したくない自由でもある。最低限にしたい。そんなに入社して退社してを繰り返すのは趣味じゃない。環境が変わるのは疲れる。避けられるのならぜひ避けたい。 私の場合を思い返してみると、辞めなきゃという動機が生まれたのが1度だけ。会社に入って山を登っていると思っていた。どんなときでも存分な結果を出してきたし、もっと責任が降って
ふと気づいたら、私は日々コンピューターに囲まれている。物理的にパソコンやスマートフォンだけでもたくさんあるが、仕事ではクラウドを扱っていて、多数のサーバーを受け持っている。毎日会話する人間より、コマンドを叩いているサーバーの数のほうが断然多い。 小学二年生のときに、親が気まぐれで買ってきたパソコンを手に入れたときから、きっと方向性は決まっていて、コンピューターのことが心底好きなんだと思う。そのころはコンピューターに触るのも大変で、大人になったらたくさんパソコンを触りたいという夢は、完全にかなっている。 あるサーバーエンジニアに関する記事を見た。コマンドを覚えるのが大変で病んだのだとか。そりゃコマンドだけで言えば世の中には無数にあって、すべてをソラで入力できるようになるのはそりゃ大変だろう。私もほんの一部しか記憶にはない。 でも、そんなに頭の中に記憶してなくたって、一度使えばどんなコマンドか
一つの会社に10年いた、ということを私は幸運にも2回体験できたのだが、10年経つと会社の中もいろいろ変わっている。偉くなった人もいればそうでない人もいる。そしていなくなった人もいる。その間にジョインした人もいる。そりゃそうなんだが、10年経つと「同じ人」は年を取っている。 もし採用を全くしないとすれば、会社の平均年齢はそのまま10歳上がる。 現在:(20歳+30歳+40歳)/3==平均30歳 10年後:(30歳+40歳+50歳)/3==平均40歳 うん、正しいよね。 で、怖い話、もし上記3人の立場が ・マネージャー~リーダー~メンバー であった場合、そして仕事の内容が全く変わらない場合、そのまま年を取ることになる。 20歳の時にキラキラだったペーペー社員は、30歳になってもペーペー社員扱いされるのが筋である。 いくらこの3名に能力差があっても、役割はなかなか変えられないものだ。 10年間組
20代はいるし、40代以上はいるが、30代がすっぽりいない会社の特徴を挙げていく。また考察もしてみる。 特徴 40代以上 会社を動かしているのは40代~50代のコアメンバーである。 40代以上はいつも忙しそうにしているし、不機嫌である。 40代は忙しさにかまけて、新しい技術への興味や採用の意志がない。古いアーキテクチャーの方法を神格化している。 20代の退職の原因を、40代以上が自己批判しない。 幹部に女性がおらず、感覚が古い。 中途採用者が多い。 20代にやらせてみて判断するのではなく、やれるかどうか見極めてからにしたいと考える40代が多い。結果、なかなか20代には高度な業務をやらせない。 ビジネスを握っている40代は、失敗しても責任が問われにくい。重役も、止められたら困るから甘やかす。 20代 学歴とは関係なく採用されたため、入社当初のペーペー感が強い。その印象が強いため、そこから成長
どこの会社も苦労してるんだな‥って思った記事です。 logmi.jp エンジニアの組織づくりについて、さまざまなテーマでパネルディスカッションを行う「【CADDi x Retty】エンジニアリング組織の悩み相談」。ここでRetty株式会社の常松氏、キャディ株式会社の猿田氏が登壇。最後に、1on1についてと、視聴者からの質問について話します。 会社組織を長く見て来た私に取っても、各社員が何を考えているかを開示し、問題解決していくことって結構、難易度が高いです。 特に最近の若手を見ていると、「問題ありません。大丈夫です。」と言うことが美徳となっています。ただし、文字通りに受け取っては絶対にいけません。 ・あってもあなたには話さないよ ・まだ、勉強不足の私が発言しても、取るに足らない問題扱いされる ・問題がある=能力不足、と見られるのが怖い こんな気持ちが透けて見えます。 1on1って、あまりに
もうすぐ50代、みたいな年齢になって思うけど、人間、普通に40代でも成長できるし50代になっても全然普通に成長すると思う。 世間が言うほど、脳が衰えるだの体力が無くなるだのという話は自分に当てはまらないし、価値観だってもともと、社会のマジョリティーとは外れた部分が多かったので、何の参考にもならない。世間が常識と考えているらしいこと、なんて全部疑ってかかってたし実際ころころ流行も変わるので、追いかけるだけ徒労だ。 20代の自分はあまりにも幼くて、いろんな経験をしてやっと社会に適応できた。技術の勉強はよくやったけど、一番身になったのは、会社生活なんだろう。ビジネスがどのような心持ちで成り立っているかを知った。 30代は勉強したことを大いに活かした時間だったが、まだまだ社会人としての自覚に欠けた。これも、たくさん失敗をして、その度に修正して、ということの連続だった。 40代になって、よし30代ま
「CDC File Transfer」というツールのニュース。 ほとんどの人が下記のニュースを見てわかったつもりになっただけなんじゃないか、と。 gigazine.net Googleが提供していたクラウドゲームサービス「Stadia」は、スペックの低いPCやスマートフォンなどでもインターネットを介して高画質なゲームを楽しめるサービスとして注目を集めていましたが、2022年にサービス終了が発表されました。そんなStadiaの開発過程で生み出されたファイル転送ツール「CDC File Transfer」が、オープンソースで公開されています。 でもこれ、読んでもピンと来ないと思います。 仕事に使えるかもしれないので、どこかに詳しい話ないかなと探してみたら、結局のところgithubの公式公開ページを機械翻訳で日本語にしたほうがよっぽどわかりやすかった、というオチでした。 github.com こ
私は加齢による衰えを全く信じていないが、体験としては同様な状況を感じることがある。過去、体験したことがあり、完全に習得したと思ったことを、長らくやっていない時。それを久しぶりにやってみたときに、随分忘れていることに気がつくことである。 今、久しぶりにインフラ構築を自分で一からやっているのだが、これがまた新しい学びがある。こんな感じだったらできるだろう!みたいに思っていたのに、当てが外れることばかりだ。そこで頭をひねって問題を回避しつつ目的を達成しようとはしている。でもこれは、部下に「やっておいて」とお願いし、結果だけを受け取ったら自分では気付けることがないのだろう。 会社で仕事が属人化しないように、若手にどんどん実作業をやらせて、ベテランは後ろで見ているという、普通の組織でやりそうなことを忠実にやっていると、自分がベテランで、偉くて、何でも知っていると言う役割感だけが先行し、実際は手を動か
私のIT業界探検も、おそらく中間地点は超えていて、若手がベテランになりシニアになりみたいなプロセスも俯瞰できるようになっている。いろんなキャリアの人がいて、ずっと同じことをしているという人もいれば、いろいろな仕事を経て現職という人もいる。今活躍しているベテラン・シニアの人たちのことを考える。 私の職域であるインフラエンジニアで言えば、若手のころにたくさん、インフラ構築をした人はベテラン以降も強いなと思う。しかも、素人構築ではなく、大きい目のプロジェクトで、かっちりSIerの手法の下で要件定義から設計、実装、テストまでの流れを一通り経験してきた人。そして1つの技術だけではなく、いろんなことに関わって来た人が強いよなと思う。 インフラといっても、昨今はたくさんのことを横に知っておかなくてはいけない。データベース、ネットワーク、仮想化、ストレージ、ロードバランシングやCDNなどの負荷分散、OSや
興味深い記事があったのでコメント。 realengineer.link ツイッターで「ソフトウェアエンジニアとしてキャリアを歩むなら、SIer はおすすめできない」と発言している方に対して、現役 SIer 社員が反論していて、ちょっとした騒ぎになっていた。 10 年間 SIer で働いた経験がある人間として、SIer で「ソフトウェアエンジニア」のキャリアを積めるかどうかについて見解を示したい。 私はインフラエンジニアなので、ソフトウェア開発をしているエンジニア、業界では多数派である人たちを周辺から観察している存在だ。 ソフトウェアを作ってくれないとインフラは存在し得ないので、いつも感謝と尊敬の気持ちを持って彼らと間接的に接している。インフラは魔法のソフトウェアがあって初めて性能を発揮する。 SIerの特徴としては、顧客(ユーザー)の要件を聴いてそれを設計し実装するという点だ。SIerはた
私の特性の一つが、「人と同じすることがイヤ」ということ。 ぞろぞろと大衆が同じ方向に歩いている場合に、違う方向の怪しい道にわざわざ入ろうとする。道がない場合でも流れと違うスピードで歩いてみて、わざと取り残されたり、もしくはすごく先の方に早足で進んで、とにかく「ポツン」となろうとする。 こういうタイプの人って、「マイノリティー」「孤立」「孤独」みたいな概念が一緒に付いてくるので、人生って生きにくいなと感じることも多いのではないだろうか。 その生きにくさを50年弱、おそらく三つ子の魂的なものなのでずっと感じ続けていた私だが、この感覚は決して、弱点ではない。 人と違うようにあろう、というのは特に学生時代は足かせだった。だって、同じクラスに1年間以上縛り付けて、同じ制服を着せて、同じ授業を受けさせられる。団体行動必須で、そこで主流であるかどうかが争われる世界。集団から外れようなら、あいつは「普通」
年末年始でネットをよく見ていて分かったんだけど、SNSを通じていろんな言い争いが絶えない。ずうっとこっちが悪いあっちが悪いと言っている。そしてそれをエンターテイメントとして見ている人たちがいるように見える。 SNSという場さえなければ、きっと大きな社会の中で見えない同士だったのに、と思う。または、係争があったとしても、ここまで拡散することはなかったはずだ。 SNSで、声が大きい人の声は、関係のない人々まで届く。声が小さい人の声も、声が大きい人に取り上げられると同じく届く。そうやって、お互い知らない人同士の声が聞こえ合ってしまう。 その中で、許せない、という感情が芽生えた時に、その発信元にアクセスできてしまう。社会は、相いれない同士で妥協しながら生きているのが実情である。リアルにおいては、たくさんの人が、自分とは相いれない人と関わり合いにならないように気を付けて生きているのではないか。ところ
テレワークでさぼるエンジニア、という見出しは面白い。 xtech.nikkei.com Q.28歳のシステムエンジニア(SE)です。3週間前までは、出社の必要がなければ、毎日テレワークしていました。今は週2日までテレワークで、それ以外は出社勤務と言われています。就業中のプライベートの外出がばれたからです。上司が私に電話した際、店内の音楽が背景で聞こえて「おかしい」と思ったようです。うっかりしていました。過去の操作ログもチェックされたようです。テレワーク当日は上司から電話が数回あり、さぼっていないかの確認と、作業遅延に関する愚痴と叱責が長々と続きます。監視されているみたいで、つらいです。 つらいです、という質問はもっと面白い。 この上司は、いわゆるマイクロマネジメントをしていると思う。毎日数度電話するなんてはっきり言って異常だ。そもそもシステムエンジニアなのに、電話を使ってコミュニケーション
私は1度だけ転職をしたことがある。35歳近辺のことだった。大学を出て新卒で入社した会社で、ずっと勤め上げるとばっかり思っていたのが、急展開して今の会社にいる。そこからもう10年以上経つことになる。 この35歳近辺というのが今考えると絶妙で、新人から会社に入りベテランになっていくとするとその境界である。きっと、前の会社でベテラン入りすることに絶望したのだ。この会社にずっといたら幸せになれない。知らんけど。その未来は今頃どうなっているのかはわからないが、今はうまくいっているので、きっと決断して良かったと思うことにしている。 色んな会社で、40代以上のベテランと、20代の若手という構成が生まれ、30代のミドルが薄いという会社は多いのではないか。それは、20代の若手が育ったころにどんどん流出し定着しないから。そういう会社は新卒採用を活発に行う。だからいつも20代の若手は存在するが、30代で外へ出て
ハズレ人材の見破り法・・。 diamond.jp 企業の採用担当者もプロだから、そのあたりの事情は分かっているのですが、それでもそこそこの職務経歴書を提出され、面接時に話し方がうまかったり相性が良かったりすると目が曇ることもあります。特に中小企業では採用のプロはいないことが多いので騙されがちです。 今回は期待はずれの中途採用を防ぐための「3つのルール」をお話しします。 あります。採用する方も、速く採用したいものです。この人はいい人材に違いない、という先入観のために、加点しがちなのが採用活動です。 面接の時点で、履歴書や職務経歴書上での書類審査は通っているのですから、あとは面接して、話してみて好印象なら「はい、採用」と言ってしまいたいのが人情というものです。 ただ、確かに、「ハズレ人材」だったとしたら、これは相当不幸なことになります。まず採用された人が活躍できなくて不幸になります。そして、会
私個人で自由に書けるブログなので、本来は何を書いてもいいはずなんだけど、やっぱり閲覧数と記事の相関関係を見ながら、反応のいい話題を選びがちになる。読まれないと書くモチベーションも削がれるから。読まれてこそ書く意味はあり。 読まれるためになら、ウソでも何でもいいとは思っていない。どこか、自分の中にあるものを探し出して、本当のことを書いていたい。そうじゃないと心が病むよね。自分と違う人を演じさせられて、続けられなくなる芸能人って山のようにいるでしょう。そうはならないためには、自己同一性って大事よね。外に見えている自分が時間とともに肥大化する。そして生きていくためにフィクションを含ませる。見栄を張るとも言うし、「こうありたい」と「こうである」に差がありすぎて、心がついていけないとも言う。 で、まぁ40代後半だし、今さら「こうありたい自分」に夢を持つなんてあまりなくて、「こうである自分」のこともよ
売上や利益は、数字からできている。 私達は仕事という世界の中でいろんなことをするのだけど、結局はこの数字に落とし込まれる。どんなにいい仕事をしても悪い仕事をしても、この数字がすべてとなる。 ただし、今の数字だけが価値ではない。今の数字は悪いけれども、よく見ると将来に向けての投資がたくさん含まれていて、単純な収支だけ見ていては意味を見損なうこともある。一方で、良い数字のように見えるけれども、細かく見ていくと違和感を感じ、粉飾とは言わないが、将来ツケを払わされるようなトリックが含まれていることもある。 したがって、数字を読むにはテクニックが必要なのだが、テクニックさえ持っていればいいだけである。どうやったってウソはつけない。数字がいろいろ教えてくれる。この部署の管理者は、無理をしていい数字を作っていて将来のリスクに備えていないから、安心できない。とか、とてもリスクに敏感でいろいろと準備している
20代~30代が将来を不安視するのはわかるよ。今は実力主義・能力主義が濃い目で、加齢とともに給与がステップアップすることが保証されていく時代じゃない。会社には役割があって、そのポストにスッとハマって、そしてそれをこなしていくのに余りある精神力・体力・学力・コミュニケーション能力・人徳が備わっていればいいが、足りているかどうかわからない。いや、技術は新しくなる一方なので、常に勉強し続けないとすぐに落伍者扱いされてしまうのではないか。また、所帯を持ち子育てを始めようものなら、時間も取られるし、住宅や自動車などのローンも背負いプレッシャーも強くなるかもしれない。 どうしてこんなスラスラと言えるかというと、私も同じ不安を抱えて来たからだ。 じゃあ、不安は的中しましたか、というと、全く、全然、さっぱり。ピンピンして40代後半まで来ることができた。 何が良かったのか。 多分、精神力、みたいなものは人一
今でもTwitterを日本で使っている人は多いだろうと思うが、これをいざ見ない、使わないとしたら、どうやってネットの話題を拾うのだろうか。 言っちゃなんだが、どこやらの口コミサイトがネットの話題を代表しているとは到底思えない。ネットメディアが集めてくれているニュース記事も、何だか誰かのチョイスが並んでいるように見え、流行とは思えない。 そして、YouTuberも、VTuberも、Tiktokerも見ない私は、なんだかネットで見えていたと思った何か、の解像度が急激に粗くなった。 日本人の多数がネットに書き込んでいて、だからこそ多数が考えることがわかるようになり、マスメディアの意見がかすむようになったというのが、一昔前のネットで起きたことだ。 ところが、今は、人々は何に書き込んでいるのだろうか。相変わらずTwitterが人気なのだろうか。それはよくわからない。 昨今、有名YouTuberの引退
あの飛ぶ鳥を落とす勢いだったSalesForce社が、今、成長の踊り場に来ているらしい。 cloud.watch.impress.co.jp SaaSの代表的プレーヤーであるSalesforceで異変が起きている。共同CEOとしてMarc Benioff氏と同社を率いてきたBret Taylor氏が辞任を発表したかと思えば、その数日後には傘下のSlack CEOを含む複数の幹部も去ることがわかった。同社は第2四半期に初めて売上高でSAPを抜いたところで、そと目には問題なさそうだ。Salesforceに何があったのだろう。 SalesForceのような大企業ではないけれど、私も似たような状況の会社にいたことがある。目の前でどんどん重要そうな人が退職していく。たいてい、会社の経営がうまくいっていないことが原因となる。うまくいっていない、という表現は会社によって意味が異なる。予定外の営業赤字が継
このブログも1日2本というハイペースで書いているが、何となく筆が止まって来たので、一度自由に意見を書いてみようと思う。 ここ最近のネットを見ていると思うのが、全体的に言論が委縮しているということ。人々には委縮しているという自覚はないと思うが、ここ最近の状況はこれを否定できない。 Twitterが巨大な資本家によって、中身を作り替えられようとしているのは皆ご存知だと思うが、あの話も一因になっていると思う。今までの舞台裏や、管理のされ方についても赤裸々になるにつれ、ああ、匿名で自由に使っていたつもりが、いろんな脚色があったんだと人々が気付き始めた。自分の心の中をさらけ出すことへの危険性。匿名でもなんでもなく自分そのものをSNSアカウントに表現し、そして「いいね」で評価されるルールが歪んでいるし、メリットもないんだなとたくさんの人が気が付いた。 本音を言うこと自体が、個人情報の拡散となる。それが
システム運用を顧客から預かる仕事をしていて、いろいろと相談されることがある。基本的な対応としては「喜んで!」なのだが、喜んでばかりはいられないこともある。こういうふうにしたいので提案が欲しい、と相談されたときに、いやそういうふうにしたらいかんのじゃないか、という瞬間がある。そしてそれが増えた。 顧客も自分でその要望を考えたわけじゃなく、いろんなしがらみの中でご要望頂いているわけだし、むげに断るわけにもいかない。あんまりにも杓子定規にできません、なんて言おうものなら、「貴社は技術力がないね。柔軟性がない。できないじゃなく、どうやったらできるかを考えるのが貴社の使命なんじゃないかね。」なんて言われないけれど思われたりするんだろう。それは悲しい。 しかしだ、やはり、額面通りに応えてはいけない要件というのはある。それをやったばかりに後々大変なことになることが目に見えることもある。しかし顧客にはいろ
20代のころから、ずうっとプレイングマネージャーだった気がしている。自分がプレーヤーであることが前提とし、そして仕事のことを知っているから、人を付けるので部下の面倒を見て欲しい、と。いろいろな現場を経験したが、随分この図式は変わっていない。 私も、いつかいつの日か、プレーヤーは卒業しマネージャーに専念するとばかり思っていた。しかし、思っているだけでは世界は変わらないようだ。 プレーヤーは育つとグッドプレーヤーになり、そしてスーパープレーヤーになっていく。結局はこの路線から降りていないようだ。技術は日進月歩で新しいものが出てくるので、それに対応していると持っているものは古くはならず、いつまでも第一線でいることは可能なように思える。そして、そんなことが長時間できている人は業界でも少なく、大企業においてはプレーヤーを外れてマネージャーになることはざらで、そういう人の方が多いんじゃないかな、と思う
最近、AIによる自動作画の方がすごく話題になっているが、絵を描く仕事は人間のたくさんの仕事のうちほんの一部なので、まだそれは人間社会に影響を及ぼすまでは行かないと私は思っていた。 だが、ChatGPTという作文サービスがリリースされ、その品質が半端ないというニュースがたくさん流れた。 www.itmedia.co.jp 米AI研究企業OpenAIは12月1日(現地時間)、対話のためのAI言語モデル「ChatGPT」を発表した。テキストで質問を投げかけることで、AIがその回答を表示する。日本語にも対応しており、利用にはOpenAIアカウントが必要。現在はテスト期間中としており、無料で利用できる。 一つだけ、AIに質問してみた。 質問 「ブログを毎日書くのが大変なんですが、どうすれば楽に書けますか?」 回答例1 「ブログを毎日書くのが大変だと感じる人にとっては、いくつかの方法があります。まず、
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