話を聞いたらいろいろ出てきそう。なんだかほじりがいがありそうだ。ABEJAには、そう思わせる人たちがいます。何が好きで、どんなことが大事だと思っているのか。そんなことを聞き書きしていきます。 今回は山本直樹さん。コンサルタント会社の「パートナー」だった58歳のとき、ABEJAに移りました。給料は10分の1に。だけど本人は自分の心に正直に従ったと言います。 なぜ?話を聞きました。 「コンサルタントってSEと同じじゃないか」天狗からの挫折ーー日立製作所の技術者だったそうですね。 山本:日立には1995年まで10年いました。バリバリのエンジニアというより、ふわっとしたものをコンセプトにまとめて新規事業を提案するのが仕事でした。 大きなプロジェクトにもかかわれて面白く働いていましたが、その間、3億、5億もする大型ホストコンピュータから数千万円規模のクライアントサーバにとって代わって市場が縮み、同時