新型コロナウイルスをめぐるデマや陰謀論の拡散が、国際情報戦の「武器」となり、米国やロシア、中国、イランの間で激しい応酬が続いている。 米国務省は、新型コロナウイルスについて「ロシアが200万件の陰謀論を拡散」と指摘。さらに米国では、保守派議員などが「中国による生物兵器」との陰謀論を主張する。 一方で、イランの政府系メディア「プレスTV」は、「米国による生物兵器」との陰謀論を主張し、新型コロナウイルス対策が米国による経済制裁によって阻害されている、と米国批判を展開。 ロシアの政府系メディア「RT」も、「米国による生物兵器」との陰謀論を後押しする。 さらに中国の政府系メディア「グローバル・タイムズ」は、「中国の生物兵器」との陰謀論を否定するとともに、米中貿易摩擦などに絡めて、米国が新型コロナウイルスを政治利用しているなどと批判する。 これらの国際情報戦に加えて、詐欺や悪質商法などのデマも拡散を