元日の朝は家族全員が食卓につき、雑煮を前にして先ず父親たる自分が新年の挨拶に次ぎ抱負を語り、なおかつ訓示をたれ、それから初めて「いただきます」と箸を取るのが我が家の慣わしだ。それは例え自分が深夜に帰宅し、それが原因で寝坊をしようが変わること無く延々と、長きに渡り続くほぼほぼ風習とも呼べるものに進化しつつある事柄だ。 確実に年末の疲れと未だ癒えぬ神経痛の所為だろう。元日の朝は二度寝に次ぐ二度寝で起きた時には既に午前も9時を回っていた。二度寝に次ぐ二度寝って言葉として正しいのだろうか?まぁいい。ニュアンスとして感じ取って頂ければ幸いです。 寝間着代わりのスウェットパンツ越しにお尻をボリボリと掻きながら台所へ向かう。ん?いやに静かだな。普段ならばテレビの音が聞こえてくる居間からも物音一つしない。さては野郎ども(JCとJKとその母親)、昨晩は相当に夜ふかしをしてまだ寝てやがるな?新年早々にけしから