(I love将棋) ネットやテレビの将棋中継ですっかりおなじみ。その軽妙な話しぶりに、解説役のプロ棋士の表情も和らいでしまうようだ。昨春に大学を卒業、本格的にタイトル取りを目指す。 大阪生まれの東京育ちだが、父親の故郷・鳥取県三朝町(みささちょう)で3年前から、自らの名前を冠した将棋大会が開かれている。昨年11月には大会のPRのため副知事を表敬訪問。県のプレスリリースで「その美貌(びぼう)から『美人すぎる女流棋士』として人気を博す」と紹介された。 人気の理由はルックスだけではない。埼玉の西武ドームで2月にあった「車将棋」。「ニコ生」中継の控室リポートの中で、スポンサーではない飲料名を口にしてしまった。しかし、慌てずにすぐ修正。その対応のうまさに感心する視聴者は多かった。「事前に言わないようにと注意していたのに、つい……」。一方、その1週間後にあった朝日杯決勝では、羽生善治四冠が勝利を決め