「緊急告知 当たり屋グループが、山口県・関西方面から来ています」ーー。こんな内容のチラシが昨年末から出回っている。 32台の車のナンバーを示し、「下記ナンバー車両と、接触事故を起こした場合はその場で示談せず、直ちに警察に連絡すること」と注意を喚起している。しかしこれは1986年から周期的に現れる怪文書だという。 ゴールデンウイーク直前に群馬県警は「本年当初から、以下のような文書が出回っていますが、すべて虚偽の内容です!!」と告知。同県内では回覧板も出回った。さらに山形県でも昨年末に怪文書が問題化。ツイッターで情報が共有され、山形県警がデマだと呼びかけた。 同内容の怪文書が初めて確認されたのは86年のことだという。書かれたナンバーの大半が山口で、山口県警が捜査にあたったが、当たり屋グループの存在は事実ではなかった。しかし、その後も北海道から沖縄まで全国に拡散。富山県では6年周期で現れると地元