並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 48件

新着順 人気順

教養主義の検索結果1 - 40 件 / 48件

  • 日本で「教養主義」が失われた2つの納得する訳

    世にあふれる「教養」という言葉 今、学校教育のみならず、社会人教育の場においても盛んに「教養」が語られ、この言葉を聞かない日はありません。 岸田文雄内閣が「新しい資本主義実現会議」を立ち上げて以降、「資本主義」という言葉が盛んに聞かれるようになったのと同じような状況です。 「教養」と名のつく本も山のように出版されていて、「教養としての〜」というのが、今や本を売るための1つの枕言葉のようになっています。 私自身も教養についての講演を頼まれることが多く、特に読書とひも付けて教養の重要性について話す機会が増えています。 私の近著『読書大全』の中では、リベラルアーツの歴史を解説するところで教養についても触れていますが、そこでは教養そのものについては深く論じていません。教養について語るのであれば、それだけで独立した本になってしまうほど大きな題材だからです。 ただ、そうは言っても、教養について話しなが

      日本で「教養主義」が失われた2つの納得する訳
    • kemofure on Twitter: "山本弘さんが評論「扉を開けて、目を開けて」で、山形浩生さんが「新教養主義宣言」で、筒井康隆さんが「文学部唯野教授」で、批判したタイプの言説そのものなんですが、これをSFファンが揃って褒め称えているというのは、物凄い後退なのでは..… https://t.co/4ZKj8dBePV"

      山本弘さんが評論「扉を開けて、目を開けて」で、山形浩生さんが「新教養主義宣言」で、筒井康隆さんが「文学部唯野教授」で、批判したタイプの言説そのものなんですが、これをSFファンが揃って褒め称えているというのは、物凄い後退なのでは..… https://t.co/4ZKj8dBePV

        kemofure on Twitter: "山本弘さんが評論「扉を開けて、目を開けて」で、山形浩生さんが「新教養主義宣言」で、筒井康隆さんが「文学部唯野教授」で、批判したタイプの言説そのものなんですが、これをSFファンが揃って褒め称えているというのは、物凄い後退なのでは..… https://t.co/4ZKj8dBePV"
      • 若林 宣 on Twitter: "「民族主義=民族自決主義は左側のロジック」 教養主義の衰退や国立大学「改革」などについて、いろいろと考えさせられる文言だな。 https://t.co/cTbpTvWjDG"

        「民族主義=民族自決主義は左側のロジック」 教養主義の衰退や国立大学「改革」などについて、いろいろと考えさせられる文言だな。 https://t.co/cTbpTvWjDG

          若林 宣 on Twitter: "「民族主義=民族自決主義は左側のロジック」 教養主義の衰退や国立大学「改革」などについて、いろいろと考えさせられる文言だな。 https://t.co/cTbpTvWjDG"
        • 司馬遼太郎人気を支えた「大衆歴史ブーム」はなぜ生まれたのか?福間良明『司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義』 - 明晰夢工房

          司馬遼太郎の時代-歴史と大衆教養主義 (中公新書 2720) 作者:福間 良明 中央公論新社 Amazon 「司馬さんの書かれるものは日本外史とでも呼ぶべき種類の史書ではあるまいか」とは、有吉佐和子の『坂の上の雲』評だ。このように、司馬遼太郎作品はたんなる歴史小説の枠をこえ、一種の教養本として読まれている。司馬作品は物語中にしばしば「余談」がさしはさまれ、そこでは司馬の政治や軍事、世論などへの見解が自在に語られる。こうした特徴は吉川英治や山岡荘八といった、それまでの歴史作家の作品にはないもので、読者の歴史への知的関心をかきたてるものだった。なぜ司馬の「歴史教養本」は時代に求められたのか。『司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義』によれば、司馬作品の人気を支えていたのは、昭和50年代に起きた「大衆歴史ブーム」だという。 昭和50年代に司馬作品を愛読していたのはおもに中年男性だが、かれらは教養主

            司馬遼太郎人気を支えた「大衆歴史ブーム」はなぜ生まれたのか?福間良明『司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義』 - 明晰夢工房
          • Amazon.co.jp: 断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編 (ele-king books): 山形浩生: 本

              Amazon.co.jp: 断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編 (ele-king books): 山形浩生: 本
            • 【新教養主義的読書術No.3】10月23日(金曜)21:00〜:山形浩生『世界を支配する隠された秩序について』   新教養主義宣言・トークイベント vol.10

              【新教養主義的読書術No.3】10月23日(金曜)21:00〜:山形浩生『世界を支配する隠された秩序について』   新教養主義宣言・トークイベント vol.10 2020.10.21 Updated by on October 21, 2020, 17:44 pm JST 今回の山形浩生的・新教養主義的読書術(第三回)は、彼自身が翻訳した『スケール』(ジョフリー・ウエスト著、早川書房)を精読します。この書籍では生命・組織・企業・都市・経済成長などは全て同じ統一原理で説明できる、と主張します。トンデモ本の香りが漂ってきますが、著者のジェフリー・ウェスト(Geoffrey West)はケンブリッジ大学で学士号、そしてスタンフォード大学で博士号を取得し、原爆の開発で有名なロスアラモス研究所(LANL)での勤務を経て、2009年まで複雑系(complex system)のメッカとして有名なサンタフ

                【新教養主義的読書術No.3】10月23日(金曜)21:00〜:山形浩生『世界を支配する隠された秩序について』   新教養主義宣言・トークイベント vol.10
              • PsycheRadio on Twitter: "実際教養主義がなくなったら本も音楽もどんどん売れなくなってしまった。「面白くなくても本は読んでおかなきゃ」とか「このくらいのジャズは聞いておかなきゃ」みたいな「強がり」がなくなったのラジよね。"

                実際教養主義がなくなったら本も音楽もどんどん売れなくなってしまった。「面白くなくても本は読んでおかなきゃ」とか「このくらいのジャズは聞いておかなきゃ」みたいな「強がり」がなくなったのラジよね。

                  PsycheRadio on Twitter: "実際教養主義がなくなったら本も音楽もどんどん売れなくなってしまった。「面白くなくても本は読んでおかなきゃ」とか「このくらいのジャズは聞いておかなきゃ」みたいな「強がり」がなくなったのラジよね。"
                • 松下哲也 on Twitter: "しかし、絵を見るには必ず後天的な訓練がいるという文章を「マンガやアニメの絵だって、あなたがその意図を汲めるのは子供の頃から継続している読解の訓練の賜物である」というふうに理解できず美術のハイコンテクストとか教養主義とかに持って行きたがる認知のバグって…いやこれ以上はやめとこう。"

                  しかし、絵を見るには必ず後天的な訓練がいるという文章を「マンガやアニメの絵だって、あなたがその意図を汲めるのは子供の頃から継続している読解の訓練の賜物である」というふうに理解できず美術のハイコンテクストとか教養主義とかに持って行きたがる認知のバグって…いやこれ以上はやめとこう。

                    松下哲也 on Twitter: "しかし、絵を見るには必ず後天的な訓練がいるという文章を「マンガやアニメの絵だって、あなたがその意図を汲めるのは子供の頃から継続している読解の訓練の賜物である」というふうに理解できず美術のハイコンテクストとか教養主義とかに持って行きたがる認知のバグって…いやこれ以上はやめとこう。"
                  • なぜ、司馬遼太郎はサラリーマンに人気だったのか? ――〝歴史ブーム〟と大衆教養主義(福間良明・社会学者)/イミダス

                    ビジネス成功のために必要な知識を身に着ける「教養」がいま必要だ――。 このような文言を目にしたことはないだろうか? しかし、その「教養」の中身を見ると、短時間でざっくり学べる名著の解説、インフルエンサーによる自己啓発セミナーなど……。 はたして、これらから学ぶことが本当に「教養」と言えるのか? かつて「歴史小説」を読むことが、大衆にとっての「教養」となっていた時代があった。そんな時代を代表し、2023年の今年、生誕100年を迎える小説家・司馬遼太郎について社会学者の福間良明さんにご寄稿いただいた。 「余談」の教養 戦後の国民作家と言えば、真っ先に思い起こされるのが司馬遼太郎だろう。日露戦争を扱った『坂の上の雲』の累計発行部数は1970万部、坂本竜馬と幕末期を描いた『竜馬がゆく』に至っては2500万部にものぼる。ちなみに、今年(2023年)は司馬遼太郎生誕100年にあたり、3年後の2026年

                      なぜ、司馬遼太郎はサラリーマンに人気だったのか? ――〝歴史ブーム〟と大衆教養主義(福間良明・社会学者)/イミダス
                    • 「新教養主義宣言 オンライントークイベント」をスタートします

                      「新教養主義宣言 オンライントークイベント」をスタートします 2020.05.01 Updated by WirelessWire News編集部 on May 1, 2020, 10:15 am JST クライアントである理工系大学に「リベラルアーツ」を学ぶ学部が設置された頃(おそらく2016年前後)から、改めて「教養って何だ?」が気になり始め、僭越にも大御所にこんな原稿(エリートと教養)を依頼したり、あるいは編集部でも議論したり、いろいろな文献を漁ってみたりしたものの、何となくスッキリしないまま時間が過ぎていました。 ここ数年の教養ブームに便乗しただけの、タイトルに「教養」を含む書籍はほぼ例外なく失格。これらは「歴史と文化に通じていることが教養だ」と主張しているに過ぎず(無論これも大切な要素のひとつなのだろうけれど)、筆者が普段から体感(=人の振る舞いから五感を通して感じるもの)してい

                        「新教養主義宣言 オンライントークイベント」をスタートします
                      • 自転車置き場の屋根の色理論とは(パーキンソンの凡俗法則) | ぷち教養主義

                        自電車置き場の屋根理論というものをご存知でしょうか。 自転車置き場の屋根の色理論(パーキンソンの凡俗法則)とは、「どうでもいいこと(誰にでも分かるような簡単なこと)ほど議論が白熱してしまう」ことを言います。 マイナーな内容なので、ご存知の方は少ないかと思いますが、日常生活でかなり見かけるようなことなので、知っておくだけでそこそこ賢く生きていけるようになると思います。 今回は自電車置き場の屋根の色理論について説明していきます。

                        • 実用系雑誌『BIG tomorrow』の原点には、教養主義? 『「働く青年」と教養の戦後史』より|じんぶん堂

                          記事:筑摩書房 original image: polepoletochan / stock.adobe.com 書籍情報はこちら 『BIG tomorrow』と「人生雑誌」 「一億円貯めた人の「お金が集まる環境」」「三〇代で年収一〇〇〇万円を達成した人たちの夜八時からの副業生活」(それぞれ2016年6月号・2014年6月号)──青春出版社発行の『BIG tomorrow』では、若手・中堅社会人層を対象に、これらの実利的テーマが多く扱われている。こうした誌面構成は、近年には限らない。1980年7月の創刊号では、「この処世術を心得なければ、きみはとり残される」「三つの周期リズムでギャンブルに必勝できる」といった記事が掲載されており、第2号(1980年8月)でも「大儲け、オレたちにとっても夢じゃない」と題したエッセイが収められていた。 この雑誌は、当初、28万部の発行だったが、1985年ごろに

                            実用系雑誌『BIG tomorrow』の原点には、教養主義? 『「働く青年」と教養の戦後史』より|じんぶん堂
                          • Amazon.co.jp: 地下出版のメディア史:エロ・グロ、珍書屋、教養主義: 大尾侑子: 本

                              Amazon.co.jp: 地下出版のメディア史:エロ・グロ、珍書屋、教養主義: 大尾侑子: 本
                            • x-tグラフとv-tグラフ 平均の速さと平均の速度 瞬間の速度とは | ぷち教養主義

                              物体の運動を表すためにx-tグラフとv-tグラフというものを使います。 具体的に考えると分かりやすいので、 「4秒の間、2m/sで等速直線運動する物体」を例として考えましょう。 この運動をx-tグラフとv-tグラフで表すと下の図のようになります。 左側にあるグラフはx-tグラフというグラフであり、xとt、つまり、変位と時間を表したグラフとなっています。 4秒、2m/sということは $$t=4\\ v=2$$ であるため、\(x=vt\)より、 $$x=8$$ となり、4秒間で8m進んだということをグラフで表しています。 グラフが直線なのは等速直線運動だからであり、もし等速でない場合は曲線等になります。 一方、右側にあるグラフはv-tグラフというグラフであり、vとt、つまり、速度と時間を表したグラフとなっています。 グラフが横に真っ直ぐなっているのは等速直線運動だからであり、何秒経っても速度

                              • 断言 読むべき本・ダメな本──新教養主義書評集成・経済社会編 | ele-king

                                宣伝でも素朴な感想文でもない、本当に “読者の役にたつ書評” とはこれだ! 長年にわたり価値を失わない良書をしっかり紹介し、ベストセラーであろうとダメな本は徹底的に批判する── 辛口書評家が30年ちかくにわたり書き綴った膨大な書評より、経済、ビジネス、経営、政治、歴史、社会などの分野をここに集成! 速度過剰な情報社会で、〈論争〉が成立しがたくなっている中、 これぞパワフルなマジレスだなって感動する……。 最強書評人・山形浩生が、 数多の書籍、数百万の言葉を横断し、複雑世界の案内人となる!(荻上チキ) 目次 はじめに:書評について 第1章 経済 二一世紀の経済を考える十冊強/痛快ってのはこういう本を言うんだよ/経済学における過度の単純化を戒め、倫理学との接続をはかる講演集/一九三〇年代の論争をもとに、現代日本の不景気を見渡す/教育も希少な資源の配分問題なのだ!/近年のおかしな経済状況分析をし

                                  断言 読むべき本・ダメな本──新教養主義書評集成・経済社会編 | ele-king
                                • 「文化系/体育会系」「オタク/ヤンキー」という区分はなぜ生まれるのか―― “日本型教養主義”のウィーク・ポイント|中野慧:Daily PLANETS

                                  ライター・編集者の中野慧さんによる連載『文化系のための野球入門』の‌第‌15回「『文化系/体育会系』『オタク/ヤンキー』という区分はなぜ生まれるのか――“日本型教養主義”のウィーク・ポイント」をお届けします。 今回は19世紀末の日本の文化状況と野球受容の進展を論じるにあたり、「文化」と深く結びつく「教養」の在り方について分析します。近代日本の教養主義が「没落」したのはなぜか。現代に至るまでの「教養」という言葉の使われ方とその反省点を振り返り、当時の文化状況をまなざす視座を共有します。 中野慧 文化系のための野球入門 第15回 「文化系/体育会系」「オタク/ヤンキー」という区分はなぜ生まれるのか── “日本型教養主義”のウィーク・ポイント 文化をめぐる「教養主義」という問題系 本連載は「文化系のための野球入門」というタイトルであるが、「文化」という言葉は「教養」という言葉とも深く結びついてい

                                    「文化系/体育会系」「オタク/ヤンキー」という区分はなぜ生まれるのか―― “日本型教養主義”のウィーク・ポイント|中野慧:Daily PLANETS
                                  • 伊藤 剛 on Twitter: "教養主義の消滅をなげく文系の先生方が、対数目盛りも知らず同位体も半減期もわからず理系の知識はまるごと教養扱いしてこなかったことが露呈し、現実の世界に対応できず醜態をさらしたのが原発事故だったラジね。自分等に都合のいいものだけ教養扱いしようったってそうはいかんよ。"

                                    教養主義の消滅をなげく文系の先生方が、対数目盛りも知らず同位体も半減期もわからず理系の知識はまるごと教養扱いしてこなかったことが露呈し、現実の世界に対応できず醜態をさらしたのが原発事故だったラジね。自分等に都合のいいものだけ教養扱いしようったってそうはいかんよ。

                                      伊藤 剛 on Twitter: "教養主義の消滅をなげく文系の先生方が、対数目盛りも知らず同位体も半減期もわからず理系の知識はまるごと教養扱いしてこなかったことが露呈し、現実の世界に対応できず醜態をさらしたのが原発事故だったラジね。自分等に都合のいいものだけ教養扱いしようったってそうはいかんよ。"
                                    • 中島岳志 on Twitter: "中曽根元首相は知的で隙のない方だった。四元義隆についてインタビューしたが、途中で「中島さんとは河合栄治郎について話をしたい」とおっしゃり、しばし戦前の自由主義や教養主義についてお話しした。中曽根さんは、葬儀をめぐる権威主義を、彼方から冷ややかに見ていらっしゃるのではないか。"

                                      中曽根元首相は知的で隙のない方だった。四元義隆についてインタビューしたが、途中で「中島さんとは河合栄治郎について話をしたい」とおっしゃり、しばし戦前の自由主義や教養主義についてお話しした。中曽根さんは、葬儀をめぐる権威主義を、彼方から冷ややかに見ていらっしゃるのではないか。

                                        中島岳志 on Twitter: "中曽根元首相は知的で隙のない方だった。四元義隆についてインタビューしたが、途中で「中島さんとは河合栄治郎について話をしたい」とおっしゃり、しばし戦前の自由主義や教養主義についてお話しした。中曽根さんは、葬儀をめぐる権威主義を、彼方から冷ややかに見ていらっしゃるのではないか。"
                                      • 【正論】「台風を放棄する」と憲法に書けば台風が来なくなるのか? 危惧抱く教養主義の衰退 平川祐弘(東大名誉教授)

                                        「台風を放棄する」と憲法に書けば、台風は日本に来なくなりますか、と田中美知太郎は問うた。世間には「戦争を放棄する」と憲法9条に書いてあるから戦争がないような言辞を弄する者がいる。田中は戦争被害者で焼夷弾で焼かれた顔は恐ろしかったが、そう問うことで蒙を啓く発言には笑いと真実があった。 今も通じる竹山道雄の判断55年前、国会前は「安保反対」で荒れた。多くの名士はデモを支持した。だが大内兵衛、清水幾太郎など社会科学者の主張は傾向的だったものだから今では古びて読むにたえない。ところがギリシャ哲学者、田中の発言は古びない。今年の国会でも維新の党の議員が「台風放棄」説を引用した。 興味あるのは論壇名士の賞味期限だ。人民民主主義を擁護した社会科学者の期限はとうに切れたが、田中は違う。複数の外国語に通じた人文学者の常識-プラトンの対話を講ずる一見、浮世離れの田中の論壇時評のコモン・センスを私は信用した。

                                          【正論】「台風を放棄する」と憲法に書けば台風が来なくなるのか? 危惧抱く教養主義の衰退 平川祐弘(東大名誉教授)
                                        • 教養主義の衰退、戦争の記憶受け継ぐ難しさ インタビュー 戦後日本の行方(3) 福間良明氏(社会学者) - 日本経済新聞

                                          戦争を反省することで重んじられるようになったものに教養主義がある。もともとは大正期に勃興したが、戦争を軍部の学歴エリートが導いたので、戦後、大衆の教養の大切さが広く認識されたのだ。戦時中にリベラルな思想が抑圧された反動もある。身のまわりの生活だけでなく、社会や政治にかかわることの意義を誰もが認めていた。教養に憧れたのは、特に真面目にコツコツと働いた勤労青年らだった。戦後しばらくは、勉学が優秀

                                            教養主義の衰退、戦争の記憶受け継ぐ難しさ インタビュー 戦後日本の行方(3) 福間良明氏(社会学者) - 日本経済新聞
                                          • Kyoto University Research Information Repository: 伊藤和夫の「受験英語」教育における「教養主義」:「構文主義」との関係から

                                            This study attempts to identify the nature of Kyoyo-shugi (self-cultivationism) m the English teaching for university entrance examinations by Kazuo Ito, an English teacher at Sundai Preparatory School. This paper fi江 stdescribes his methodology for reading English, so-called Kobun-shugi. It emphasized the distinction between reading English and translating it into Japanese. Then, the characterist

                                            • 本当の自分とは何か コンサータによる自己の連続性の喪失とはどこにあるのかについて | ぷち教養主義

                                              穏やかなときの自分とイライラしているときの自分…、同じ自分であるはずなのに、考え方や行動が全然違ってしまうことに悩んでいる人もいるのではないか。 「そんなの、どっちも本当の自分じゃん!」 と思うかもしれません。 しかし、コンサータを服用すると曇っていた空が快晴になったように頭がスッキリし記憶力も集中力も格段に上昇し、ADHDであるせいで対応が冷たかった人も、コンサータを服用することで、 と思ってしまう or 思われてしまうことがあるそうです。 まさに、“コンサータの効果があるときと無いときで自分が違いすぎる”と言えるでしょう。 年に数回程度ならともかく、毎週のように自分が切り替わる経験をしている、自分が変わり過ぎて二重人格を体験しているように感じる人から「本当の自分とは何か」という疑問が湧いてくるのも納得です。 自己の連続性について 小学生の頃の自分と今の自分、外見も中身も様々な変化をして

                                              • 教養主義の没落 -竹内洋 著|新書|中央公論新社

                                                変わりゆくエリート学生文化 竹内洋 著 一九七〇年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になったあとまで、常識としてゆきわたっていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に光を当てる試みである。 書誌データ 初版刊行日2003/7/25 判型新書判 ページ数272ページ 定価858円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-101704-8 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

                                                  教養主義の没落 -竹内洋 著|新書|中央公論新社
                                                • なぜ、司馬遼太郎はサラリーマンに人気だったのか? ――〝歴史ブーム〟と大衆教養主義(福間良明・社会学者)/イミダス

                                                  加えて、大学キャンパスでも、教養主義の没落が目立っていた。大学進学率は4分の1に迫ろうとしており、エリートというほどの存在ではなくなった。無味乾燥なマスプロ講義、学生数増大に対応しきれない大学設備、卒業後の進路の平凡化への苛立ちは、大学に対する学生たちの幻滅を生み、戦後体制への疑念と大学紛争につながった。大学生という高学歴層のあいだでも、教養や知への憧憬はかつてに比べれば低下していた。 司馬作品の文庫化と「昭和50年代」の歴史ブーム じつは司馬作品が多くの読者を持続的に獲得するようになったのは、そのような時期だった。司馬の歴史小説と高度成長期の結びつきはしばしば指摘されるが、むしろ、その後の時代に司馬作品は親和的だった。 たしかに、司馬の代表作の多くは、1960年代に書かれている。『竜馬がゆく』が文藝春秋社から刊行されたのは1963年、『坂の上の雲』の新聞連載が始まったのは「明治百年」の1

                                                    なぜ、司馬遼太郎はサラリーマンに人気だったのか? ――〝歴史ブーム〟と大衆教養主義(福間良明・社会学者)/イミダス
                                                  • 高田里恵子(著) 『文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校』

                                                    メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)

                                                    • 教養主義の終焉

                                                      1 無用化 教養知の無用化はビジネス社会からも宣言された。大学紛争の10年ほど前から、日本のサラリーマン社会にオペレーション・リサーチ(OR)やマーケット・リサーチなどのビジネス技術学が導入されはじめた。 こうしたビジネスマン時代に対応して、中央公論社から、1962年2月に臨時増刊号として『中央公論経営問題』が刊行され、数日で売り切れた。同年10月から『中央公論経営問題特集号』として季刊発行となる。技術知を旨とする経営学ブームのはじまりは、教養知が語学や外国事情に精通することによって専門知となり得た時代の終わりを示している。大企業では計量経済学の手法やマーケット・リサーチの技法などによって長期計画を立てる社長室(社長の部屋という意味ではなく、社長のブレーンとしての参謀企画室)や総合企画室、未来企画室の設立ブームになった。 このころ経済学者伊東光晴は「思想の言葉」(『思想』1967年11月号

                                                      • 無教養主義に陥る学生たち - にゃんこと黒ラブ

                                                        前回、学力を高めようとしない学生たちの実態を書いた。それは「この商品、いくらまで値引きしてくれますか?」と訊いてくる手ごわい消費者の態度とよく似ている。 70円で買える商品に100円出す消費者はいないでしょう。そんな事をしたら市場原理が崩れてしまう。消費者は同一商品に対しては、最低価格で購入する権利があるだけでなく、そうする義務がある。

                                                          無教養主義に陥る学生たち - にゃんこと黒ラブ
                                                        • 生理的早産とは わかりやすく簡単に解説 | ぷち教養主義

                                                          生理的早産とは、「人間の新生児は生まれて一年経ってウマやシカ等のような哺乳類が生まれたときの発育状態に辿り着くので、人間は生理的に一年の「早産」をしているのではないかという説」のことです。 教員採用試験や保育士試験などに出題される内容なので、名前だけは聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか。 生理的早産はスイスの生物学者であるアドルフ・ポルトマン(Adolf Portmann)の説であり、著書である『Biologische Fragmente zu einer Lehre vom Menschen』(1944)に登場しました。 この著書は、『人間はどこまで動物か』として訳されているので、もっと詳しく知りたい人は書籍をチェックしてみてください。

                                                          • 東大など難関大現役合格者多数、効率主義の真逆貫く「小石川教養主義」とは? | 東洋経済education×ICT

                                                            コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                                              東大など難関大現役合格者多数、効率主義の真逆貫く「小石川教養主義」とは? | 東洋経済education×ICT
                                                            • 教養主義 - Wikipedia

                                                              教養主義には、これら6つの教養をそれぞれ第一と考える6つの考え方がある。 これらのうち、A1の習得を第一とする立場はあれもこれもと学問、芸術、生活知識などを漁る生き方であり、いわば俗界教養主義と言うべきものである。A2の習得を第一とする立場はリベラル・アーツ主義とも言うべきものである。この場合はB1をも尊重することにつながりやすい。 B1の習得を第一とする立場は人文主義[注釈 5]であり、科学主義[注釈 6]とは対照的立場にある。この場合、学問を第一とすれば、それは主知主義[注釈 7]であり、学問主義(的生活)であって、芸術主義(的生活)や宗教主義(的生活)とは対照的である。B2の習得を第一とする立場は人格主義[注釈 8]である。Bの2つの立場は思想上の教養主義であり、従来とかく問題となってきたのはこの教養主義である。Bの2つの思想は哲学的には理想主義 (アイディアリズム)[注釈 9]、人

                                                              • 地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義 通販|セブンネットショッピング

                                                                商品の説明 近代日本の出版文化は、岩波書店と講談社に代表される「知識人/大衆」という対比構造によって、しばしば教養主義の観点から論じられてきた。しかし、読書が大衆化した時代に、この図式に収まりきらない非正統的で「知的」な地下出版空間が存在した。本書では、これまで閑却されてきた非公刊の軟派出版(性風俗、猟奇、犯罪を取り扱った刊行物)とその版元に注目し、教養主義の言説空間との関係性から捉え返すことで、地下出版界をメディア史的に体系化する。「好色出版の帝王」梅原北明、「書痴」斎藤昌三、「軟派出版界の元老株」伊藤竹酔、「毒舌和尚」今東光など、多くの出版人の足跡を追いながら、同時代の社会運動や芸術運動とのかかわりのなかで広がった「知のネットワーク」を明らかにする。 ※お届け日が変更になりました 3月25日→3月28日 目次 序 章 教養主義の「裏通り」 1 知的上昇と、「エロ・グロ」の交差点 2 先

                                                                • 日本の空に関する綺麗で珍しい現象5選と解説 | ぷち教養主義

                                                                  空を見上げると、そこには毎日違う世界が広がっています。 なんとなくでも「夏になると入道雲がきれいだな~」とか「今日は月が少し赤いかも?」等と感じることがあるでしょう。 空の現象を知ると毎日が楽しくなります。 皆さんの毎日が少しでも素敵になるように、日本でも見ることのできる綺麗で珍しい空の現象について紹介・説明をしていきたいと思います。 引用元:「孝信s Photoブログ」http://wapichan.sakura.ne.jp/ まずは地球影の紹介をします。 地球影は冬の晴れた日であれば東京でも毎日のように観測することのできる現象です。 写真の空の下側だけが暗いのは「地球の影が映っているから」であり、この暗い部分が地球影となっています。 地球影を見るためのポイントや条件 地球影を見るためのポイントや条件は 空気が澄んでいること 晴れた日であること 遠くを見れるような高い場所であること 日の

                                                                  • 哲学的ゾンビとは何か?その見分け方は?哲学的ゾンビはありえないのか?話題になった漫画も紹介 | ぷち教養主義

                                                                    このような説明をすると、「感情のない人間が哲学的ゾンビなんだ、それってサイコパスみたいなものだな」と思ってしまうのですが、それは違います。 クオリアには「オーロラってきれいだなと思える感じ」以外にも、「殴られると痛いな」という感じもあります。 普通の人は殴られると痛みを感じて「いたっ」と反応しますが、哲学的ゾンビは痛みを感じず「いたっ」と反応します。 感情がないのが哲学的ゾンビなのではなく、意識がなく反応は普通の人間と同じである人が哲学的ゾンビなのです。 サイコパスは他人の気持ちが分からない、感情の一部が欠落している人のことを言い、哲学的ゾンビとは全く関係ないのです。 哲学的ゾンビの見分け方 哲学者ゾンビの見た目は反応は普通の人と同じです。 仲良い人を一人思い浮かべてください。 その人が哲学的ゾンビではないという証拠はどこにありますか? いくら「私は哲学的ゾンビではない!」と言っても、哲学

                                                                    • 【専門家とは何かー村上陽一郎】11月20日(金曜)19:00開始 新教養主義宣言・トークイベント(vol.12)

                                                                      【専門家とは何かー村上陽一郎】11月20日(金曜)19:00開始 新教養主義宣言・トークイベント(vol.12) 2020.11.10 Updated by on November 10, 2020, 00:02 am JST 専門家の知識に対比されるのは無知ではなく良識ではないか - 村上陽一郎 19世紀に始まった学問の専門化は、留まるところを知らない。素人目には、全く一つの領域と思われるのに、論文誌は幾つかあって、それぞれの論文誌毎に、それぞれの専門家共同体が構成され、そのメンバー同士は、まるで異星人のように相手を眺めるような事態さえ起こっている。それが学問の進歩とみなされもする。しかも、一つの小さな専門領域の専門家が、何かの間違いで社会の表通りに出ると、あたかも何についても、専門的に充分な素養を持っているかのように周囲からは扱われ、かつ自らもそう振舞いがちになる。この事態に打開策はあ

                                                                        【専門家とは何かー村上陽一郎】11月20日(金曜)19:00開始 新教養主義宣言・トークイベント(vol.12)
                                                                      • 第38期第26回研究会「大尾侑子著『地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義』(慶應義塾大学出版会、2022年)書評会」(メディア文化研究部会)(1/22開催)

                                                                        第38期第26回研究会「大尾侑子著『地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義』(慶應義塾大学出版会、2022年)書評会」(メディア文化研究部会)(1/22開催) ■日 時:1月22日(日) 午後2時から4時まで ■ 方 法:Zoomを用いたオンライン開催 ■ 書評者:新藤雄介(福島大学)、品治佑吉(立教大学) ■ 応答者:大尾侑子(東京経済大学) ■ 司 会:近藤和都(大妻女子大学) ■ 企画趣旨: 日本のメディア文化研究において、出版物の内容や形式に焦点を当てた研究群は重要な位置を占めている。それらは、特定の雑誌を取り上げてその内容や形式の通時的変遷を辿ったり、書籍の判型が標準化され書店のなかに組み込まれる過程を論じたり、雑誌や書籍をめぐる読者の経験や共同性に焦点を当てたりすることで、出版物が生み出す文化の多層性を明らかにしてきた。その過程でさまざまな視座や概念が検討され、それ

                                                                        • 背伸びしすぎな教養主義? フーコーにバタイユ… 司書が「ニュー・アカ」真っ盛りに読んだ数々 本という道しるべ あなたの読書遍歴(7)|文化|地域のニュース|京都新聞

                                                                          図書館で必要な本を探す時に頼りになるのが司書の人たち。来館者の読書の案内人として膨大な本に囲まれ仕事している司書だが、自身の読書生活は、どうなっているのだろう。京都府立図書館で司書を務める堀奈津子さんに文学から哲学、美術まで貪欲に教養を追い求める読書通の日々を明かしてもらった。 -図書館では本に囲まれて仕事できてうらやましいです。 「いろんな書棚を見ていると関心の幅を広げてもらえますよね。でも私は高校まであまり本を読んでなかったんです。

                                                                            背伸びしすぎな教養主義? フーコーにバタイユ… 司書が「ニュー・アカ」真っ盛りに読んだ数々 本という道しるべ あなたの読書遍歴(7)|文化|地域のニュース|京都新聞
                                                                          • 日本で「教養主義」が失われた2つの納得する訳

                                                                            日本では、戦前の旧制高校から1970年代まで続いた大学文化の中に「(大正)教養主義」というものがありました。 そこでの「教養」というのは、ドイツのフリードリヒ・ヘーゲル的な「ビルドゥング」の影響を強く受けたものでした。 ヘーゲルは、『精神現象学』の中で、教養というのは、生まれながらの素朴な生から離れて、より高いレベルでの一般的知識を手にすることだとして、次のように語っています。 ヘーゲルは、こうした精神の自己運動を「ビルドゥング」と呼んでいます。ドイツ語の「ビルドゥング」というのは、個人が自己を理解し、内面的に成長し、豊かな人間性を獲得するためのプロセスを指し、そこには自分で身につけるというイメージがあります。 人間は、「ビルドゥング=自己の形成」を通して自己実現が可能となり、さらなる人間的成長を遂げるということです。 さらにヘーゲルは、個人と社会の発展は密接に関連しているとして、個人が「

                                                                              日本で「教養主義」が失われた2つの納得する訳
                                                                            • 断言 読むべき本・ダメな本 : 新教養主義書評集成 (Pヴァイン): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

                                                                              所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください 地域の図書館を設定する

                                                                                断言 読むべき本・ダメな本 : 新教養主義書評集成 (Pヴァイン): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
                                                                              • 教養主義(きょうようしゅぎ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

                                                                                …実利主義的,立身出世的,政治的な明治の〈修養〉概念に対して,大正の〈教養〉には内面的,精神的,非ないし反政治的,人格主義的等々のニュアンスが強く帯びさせられているわけである。これが日本で教養という言葉のもっている歴史的含蓄であるとすれば,教養主義的偏向が強く戒められねばならないのはもとよりであるが,しかし他方,たとえば専門課程と一般教養課程とに分けられている現代日本の大学教育のカリキュラムにおいて顕著に見られる後者の軽視・蔑視などにはその裏返しの傾向も認められる。訳語としての教養という言葉,およびその実質的内容が,いまだ日本では安定を得るほどに深く根ざすにいたっていないということであろう。… 【読書】より …近代初期は,福沢諭吉ら実学的インテリゲンチャの啓蒙思想が勢力をふるい,〈実なき学問〉(《学問のすゝめ》)を排し,経国済民のためとなるような読書が要求された。しかし,明治末期から大正時

                                                                                  教養主義(きょうようしゅぎ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
                                                                                • アリとキリギリスはどっちが幸せなのか | ぷち教養主義

                                                                                  アリとキリギリスはどっちが幸せなのか アリとキリギリスはどっちが幸せなのか、考えたことはありますか? まず、アリとキリギリスというイソップ寓話を簡単に説明します。 夏の間、働き者のアリは冬に備えるためせっせと働き続け、キリギリスは遊び続けます。 冬になると、アリは備えていた食べ物で生きていくことができるのですが、キリギリスは食べるものが無くなり困ってしまいます。 その後、アリがキリギリスに食料を分けたりそのままキリギリスが死んでしまったりと結末は色々ありますが、大雑把に言うと働き者のアリと怠け者のキリギリスがいましたという話ですね。