新型コロナウイルス収束後の経済再開をにらんだ相場が続くなか、さらにその後の「死角」を指摘する声が市場で出ている。各国の財政・金融政策と外出規制の解除により、目先の景況感は改善しそう。ただ痛んだ雇用や所得が回復して購買力が元通りになるまでには時間がかかり、ウイルスではなく景気悪化の「第2波」が訪れかねない。 <ブログランキングに参加しています・応援お願い致します> サラリーマン投資家ランキング にほんブログ村 12日の日経平均株価は4営業日ぶりに小幅反落したものの、前日終値を上回る場面もあり2万円台を維持した。2カ月間の上昇率は2割に達する。「二番底を警戒し、1万9000円前後でヘッジしてきた国内勢が急な上昇についていけず買い戻しを迫られている」(大手証券トレーダー) 投資家が戸惑うのは、普段とは違う今回の景気の谷の異質さだ。通常は「景気の底」を即座に見極めるのは難しく、株価も数年かけて下