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書評の検索結果321 - 360 件 / 11668件

  • 【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか

    【書評】『地下出版のメディア史 エロ・グロ、珍書屋、教養主義』/大尾侑子・著/慶應義塾大学出版会/4950円 【評者】大塚英志(まんが原作者) 梅原北明と聞けば、ぼくより上の世代はにやりとするだろうが、本書は八九年生まれの著者によって書かれ、その学術的意義や研究書としての細部への目配りには別の誰かが評価すればいいが、近頃、気になるのはこの研究のことを言うわけでないが、かつての「在野」で自明のことであった人や領域や事象がアカデミズムにあたかも新しいことのように「発見」される傾向だ。そして、それがあたかも従来の硬直したアカデミズムの更新に寄与するようにしばしば語られる。 ぼくの世代の印象であれば、梅原北明やカストリ雑誌は、総会屋雑誌あたりで屈折しまくった左派だか右派だかわけのわからない人々が熱心に論じていた対象で、その上に得体の知れない「在野の」などと穏当に形容のしようのない怪物じみた蒐集家が

      【書評】『地下出版のメディア史』表と裏を越境することで人文知は更新されるか
    • 印南敦史の「毎日書評」年間ランキングTOP30|2023年ライフハッカー読者に人気だった本は? | ライフハッカー・ジャパン

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        印南敦史の「毎日書評」年間ランキングTOP30|2023年ライフハッカー読者に人気だった本は? | ライフハッカー・ジャパン
      • 書評「機械学習を解釈する技術」

        森下光之助(@dropout009)著「機械学習を解釈する技術」を献本頂きました。 8月4日から8日までの間に、暇を見つけては開いて読了。せっかくなので全体的な感想をまとめておきたいと思います。読む最中の感想はTwitterのスレッドに綴りました。本稿では蛇足になると判断して省略する部分も多いので、気になる人は覗いてください。 どんな人におすすめか 一言にすれば、機械学習を利用していて、モデルの解釈方法を知りたい、整理したい人向けでしょう。 本書は目次からも察せられる通り、 3章: 特徴量の重要度を知る 4章: 特徴量と予測の関係性を知る 5章: インスタンスの異質性をとらえる 6章: 予測の理由を考える といった具合に、モデルをマクロな視点から解釈し、不足を補う形でミクロな視点を導入していきます。数あるアルゴリズムから4つに絞って紹介することで、解釈の指針を与えてくれます。この点はアルゴ

          書評「機械学習を解釈する技術」
        • 【書評】瞬読式時間術 山中恵美子 三笠書房  - 京都のリーマンメモリーズ

          今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 習慣にしていることは、読書です。読書をしていて疲れてきたり、読書に飽きたりすると、読書の本を読んでモチベーションを上げています。もっと早く読みたいなと感じた時には、速読の本を読んで試したりしています。今回は、瞬読という速読を展開している著者が、あなたの時間を倍にする!というすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 時間術の本は、たくさん出版されています。 それだけ、時間をうまく使えていない人が多いという事ですね。 時間術は習慣と大きく関係しますが、いかに無駄なく、自分のやりたいことを多くできるのかがポイントになります。 最近は、スマホの影響もあり、自分のしたいことをできない人も増えているのではないでしょうか? スマホで何かをしようと思ってスマホを触

            【書評】瞬読式時間術 山中恵美子 三笠書房  - 京都のリーマンメモリーズ
          • 【書評】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 山口周  光文社 - 京都のリーマンメモリーズ

            最近は、至るところで露出が増えて、大活躍中の山口周さんの著書です。 こちらの本は、山口周さんの本の中でも、最も注目を浴びた本の1冊になっていますので、山口周さんファンの方は是非ご覧下さい! 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【5.出版社より】 【1.本書の紹介】 この本では、先の読めない現代において、正しい経営をしていくためには、自分の中に評価軸が必要で、その軸を「美意識」という言葉で考える必要性を紹介しています。 著者は、この本を執筆するに当たり、たくさんの人や企業にインタビューしています。 その中で、気づいたことは、今という時代は明らかに過去とは違う状況になっているので、今までのやり方や考え方も変化させていくべきだと言うことです。 さて、世界のエリートが鍛えている「美意識」というものはどういものでしょうか? 本当に「美意識」を鍛える

              【書評】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 山口周  光文社 - 京都のリーマンメモリーズ
            • 【書評】科学の進歩がもたらしたディストピアの歴史『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』 - Under the roof

              禍いの科学 正義が愚行に変わるとき 作者:ポール・A・オフィット 発売日: 2020/12/08 メディア: Kindle版 グロテスクな装丁に『禍い』なんて禍々しいタイトルだったので、戦争や兵器の凄惨な歴史を紐解く本かな〜なんて手に取ったら全く違った。 本書は「優生学」や「アヘン」「マーガリン」などの、科学により生み出された、人類にとって有益になると信じられたものが、実は禍と呼ぶべきとんでもない悪影響を及ぼしたものについて、歴史的・科学的に詳しく解説したものだ。 本当に人類のための科学的なものだったの?センセーショナルな書き方をして強烈な印象付けしてない?って思ってしまうくらいに全章とも強烈。特に驚いたのがロボトミー手術の章だ。 脳に直接アイスピック ロボトミーとは、1930〜40年代頃、主にアメリカで行われていた「精神病の治療目的の手術」だ。主に脳の前頭葉白質切除という、脳の一部に直接

                【書評】科学の進歩がもたらしたディストピアの歴史『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』 - Under the roof
              • 【書評】科学者たちが語る食欲  デイヴィッド・ローベンハイマー  スティーヴン・J・シンプソン  サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                今週のお題「やり込んだゲーム」 インベーダーゲームってご存知ですか?子供の頃、とても流行りました。今思うととても単純なゲームです。しかし、どれだけ夢中になっていても、知らない間にお腹が空きますよね。ということで、食欲についての常識を打ち壊すすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 ポテトチップスを食べ始めると、止まりませんよね~ さらに、かっぱえびせんになるとやめられない、止まらないですよね。 どうしてでしょう? ここに、恐ろしい事実が隠されています。 他にもっと美味しい食べ物はあるはずですよね。 他にもっと美味しい食べ物は食べ止まって、どうしてポテチ、えびせんは止まらないのでしょうか? その秘密はこちら。 【2.本書のポイント】 人間は主要栄養素だけでなく、無機塩を含む一部の微量栄養素を検出

                  【書評】科学者たちが語る食欲  デイヴィッド・ローベンハイマー  スティーヴン・J・シンプソン  サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                • ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』よくある批判への回答:アリッサ・バティストーニの書評について」(2021年5月14日)

                  アリッサ・バティストーニは、私の“Capitalism alone”〔『資本主義だけ残った――世界を制するシステムの未来』〔西川美樹訳、みすず書房、2021年〕〕への優れた書評で、私の本を非常に的確に要約し、良い指摘をたくさんしてくれたので、ぜひ一読されることをお勧めする。しかし、バティストーニは、本書で提示されたアイデアに同意しない点を3つ挙げている。 Capital gains: My reply to Alyssa Battistoni Friday, May 14, 2021 Posted by Branko Milanovic アリッサ・バティストーニは、私の“Capitalism alone”〔『資本主義だけ残った――世界を制するシステムの未来』〔西川美樹訳、みすず書房、2021年〕〕への優れた書評で、私の本を非常に的確に要約し、良い指摘をたくさんしてくれたので、ぜひ一読される

                    ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』よくある批判への回答:アリッサ・バティストーニの書評について」(2021年5月14日)
                  • 達成する人には共通する特性が。行動・思考を科学的に分析:書評 | ライフハッカー・ジャパン

                    『科学的にラクして達成する技術』(永谷研一 著、クロスメディア・パブリッシング)の著者は、企業や学校で「目標達成」を支援する仕事をしているという人物。 クライアントは世界規模のグローバル企業から中小企業、大学や専門学校などの教育機関まで多種多様だとか。 といっても研修で目標を設定し、行動計画をつくって終了というわけではないようです。 「この目標を立てた人は、半年後・1年後に目標を達成できたのか」「できていないなら、どこでつまづいたのか」といったことを、ITのシステムを利用して科学的に分析し、目標達成のための行動や思考がどうあるべきかを追及していくそうなのです。 その結果としてわかってきたのは、「いつも達成する人」に共通する特性。常に目標を達成するには、気合も精神力も根性論もまったく役立たないというのです。 目標を達成するために本当に必要なのは、目標達成のための「基礎的な技術(スキル)」を身

                      達成する人には共通する特性が。行動・思考を科学的に分析:書評 | ライフハッカー・ジャパン
                    • 【書評】桑畑がナンパスポット、市場では受刑者の悲鳴……見てきたように秦漢時代の生活を描く『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』 - 明晰夢工房

                      古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで (中公新書) 作者:柿沼陽平 中央公論新社 Amazon こんなに秦漢時代の生活がくわしくわかる本はほかにない。当時の人間になりきり、午前五時頃から時間帯ごとに古代中国の民衆の生活を追っていく内容なのだが、扱う対象が幅広く、庶民の服装や食生活などから市場や盛り場の様子、果ては夜の営みにまで及ぶので読んでいて飽きることがない。画像も非常に豊富で、この時代の俑から痰壺、尿瓶、張型など下世話なものもたくさんとりあげているので、ビジュアル的にも庶民の生活がよくわかるようになっている。注記も豊富で、とりあげている話題がどの史料を根拠にしているか巻末にすべて記してあるので、この時代をさらに詳しく知りたい読者にも便利。 この本では色恋の話題が多い。古代中国における男女の出会いの場のひとつが桑畑だ。この本の9章で書かれている桑畑での出会いの様子は以下のよう

                        【書評】桑畑がナンパスポット、市場では受刑者の悲鳴……見てきたように秦漢時代の生活を描く『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』 - 明晰夢工房
                      • 【書評】エッセンシャル思考 グレッグ・マキューン かんき出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                        「最少の時間で成果を最大にする」そんな事、どうやったら出来るのでしょうか? 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【4.出版社より】 【1.本書の紹介】 簡単に言うと、やることを絞ってリソースをつぎ込み、成果を最大限に伸ばしましょう!ということを勧めています。 成果を最大限にするためには何をしたらよいでしょうか? それ、できます!と全てを引き受けていてはダメなんです。 逆に、やることを絞り込み、そこに全リソースをつぎ込むんです! そのために、やるべきこと、やってはいけないことを教えてくれています。 【2.本書のポイント】 自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果をあげるのが、エッセンシャル思考の狙いである。 自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。 エッセンシャル思考の人は、たっぷりと時間をかけ

                          【書評】エッセンシャル思考 グレッグ・マキューン かんき出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                        • 【YouTube無料生放送】2020年3月28日(土) 沼野充義(東京大学教授)最終講義「チェーホフとサハリンの美しいニヴフ人――村上春樹、大江健三郎からサンギまで」 | ニュース | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                          【YouTube無料生放送】2020年3月28日(土) 沼野充義(東京大学教授)最終講義「チェーホフとサハリンの美しいニヴフ人――村上春樹、大江健三郎からサンギまで」 沼野充義(東京大学教授)最終講義 「チェーホフとサハリンの美しいニヴフ人――村上春樹、大江健三郎からサンギまで」ロシア・東欧文学研究者、文芸評論家として活躍されている沼野充義教授は、今年2020年3月末で東京大学を定年退職されました。 当初予定されていた最終講義、シンポジウムは、残念ながら中止となりましたが、この度、ALL REVIEWSとして協力を申し出、快諾をいただきまして、「東大教授としての最終講義」をYouTubeにて生配信させていただくことになりました。 文芸評論、世界文学論、翻訳など、多くの領域で活躍された沼野教授によるネットでの初めての講義、ぜひご覧ください。 【日時】2020年3月28日(土)16:00~17

                            【YouTube無料生放送】2020年3月28日(土) 沼野充義(東京大学教授)最終講義「チェーホフとサハリンの美しいニヴフ人――村上春樹、大江健三郎からサンギまで」 | ニュース | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                          • 【書評】効率を超える力 モートン・ハンセン 楠木建(監訳・解説) 三笠書房 - 京都のリーマンメモリーズ

                            ご存知ですか? 楠木建さんのケンの字は、健康のケンではないんですね。 今、気づきました。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【5.出版社より】 【1.本書の紹介】 昨今のコロナ感染防止の影響もあり、働き方改革が加速している声も聞かれますが、皆さんの働き方改革は加速していますでしょうか?(笑) 世間では、残業を減らして早く家に帰ることや、テレワークをすることで通勤時間を節約できることなどが、働き方改革のように言われています。 私の勤める会社でも、テレワークをすると、仕事に集中できるとか、通勤に関する時間が節約出来て助かるという声を聞きます。 特に、お化粧に時間がかかる人にとっては、「めちゃくちゃラクー」と言うことを聞きました。(笑) しかし仕事のやり方について考えてみると、特に新しい技術が身についた訳ではないので、「生産性は向上した

                              【書評】効率を超える力 モートン・ハンセン 楠木建(監訳・解説) 三笠書房 - 京都のリーマンメモリーズ
                            • 【書評】正しい権限移譲と、まちがった権限移譲のちがいがわかる本。

                              「権限委譲」 この言葉に、私は長い間苦しみ続けることになります。 新人コンサルタント時代に、権限委譲という名の「丸投げ」をくらい、毎晩夜中の2時までプロジェクトの火消しを行ったことがありました。 上長のAさんと私がペアでプロジェクトに突っ込まれたわけですが、 作成した資料の確認をAさんにお願いしても、特にコメントをくれるわけでもなく。会議に参加してもらっても、口を開くことはなく。 クライアントと議論していたシステム要件が食い違っていたときに、謝罪をしたのも私。 そんなことを繰り返しながら、何とかプロジェクトを乗り切った後、思い切ってAさんに「あの放置プレイには、どんな意図があったのか?」と聞いてみました。 すると「本山君を成長させるために、丸ごと任せてみようと思った」とのこと。 ちなみに、このプロジェクトを最後に、Aさんは転職先に去っていきました。 その2年後。 今度は、私が加害者になる番

                                【書評】正しい権限移譲と、まちがった権限移譲のちがいがわかる本。
                              • 「シティポップ論文」ざっくり書評 - 吸い雲レコード

                                1.論文 2.筆者について 3.歴史的整理 80年代以前 「シティ・ミュージック」 80年代 「シティ・ポップ」 00年代 「シティ・ポップ・リバイバル」 テン年代 新しい「シティ・ポップ」 4.結論 5.重要概念 間メディア性 6.感想・個人的に面白かったところ “間メディア性”の有効性について ヤマハ人脈 シティポップ、意外と都市のこと歌ってない問題 『ロンバケ』問題 7.概観 1.論文 モーリッツ・ソメ『ポピュラー音楽のジャンル概念における間メディア性と言説的構築ー「ジャパニーズ・シティ・ポップ」を事例にー』 下記リンクにてpdfをDL可能↓ https://musicologyosaka.wordpress.com/2020/10/28/gakuho1617/ 2.筆者について モーリッツ・ソメ (Moritz Sommet) はスイス、フリブール大に勤務する日本学の研究者。200

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                                • 【書評】SIGNAL 10億分の1 の自分の才能を見つけ出す方法 チョン・ジュヨン 文響社  - 京都のリーマンメモリーズ

                                  今週のお題「夏物出し」 もう夏ですね。そろそろ冬にお世話になったコートをクリーニングに出さなきゃと思っています。夏の服は場所をとらず、軽くていいですね。さて今回は、冬服から夏服にチェンジするように頭を、気持ちを整理することで人生が大きく変わるというすんごい本を紹介します。 【1.本書の紹介】 みなさん、みなさんの当たり前や常識は、本当に間違っていないでしょうか? 親がやれという事、先生がやれという事、上司がやれという事、これはすべて正しいのでしょうか? 今、自分がやれという立場の場合を考えると、間違っていることもあるなーなんて思いませんか。(笑) そうです、私たちは様々な人から、様々なことを言われますが、それは、正解ばかりではないのです。 その間違った一言で、人生を狂わされることもあるんです。 さて、そんな間違いに足を引っ張られないようにするためには、いったいどうしたらよいのでしょうか?

                                    【書評】SIGNAL 10億分の1 の自分の才能を見つけ出す方法 チョン・ジュヨン 文響社  - 京都のリーマンメモリーズ
                                  • 【書評】超二流 天才に勝つ一芸の究め方 野村克也 ポプラ新書 - 京都のリーマンメモリーズ

                                    【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.野村監督シリーズの紹介】 【1.本書の紹介】 最後に少しだけ私の夢を語らせて欲しい。今年(2019年)の6月、私は学生野球資格を回復した。つまりは高校野球の監督ができる、というわけだ。そうなれば、どうしても夢を見てしまう。母校の監督。である。 これは野村監督が亡くなるなくなるおよそ7ヶ月前に書かれた言葉です。 当時84歳の野村監督は、自分が母校(京都府立峰山高校)の監督になるのが今の夢だとおっしゃっています。 生前の映像をNHKの番組で見ましたが、杖をついて歩いているオジイちゃんがですよ、母校の監督を務め、いい選手を育て、京都の強豪校に勝ち、いい選手を野球界に送りたいという夢を語っているんです! 野球にかける情熱には、ただただ頭が下がる思いです。 野村監督がお亡くなりになり1年が過ぎましたが、この本は比較的新しく書かれた

                                      【書評】超二流 天才に勝つ一芸の究め方 野村克也 ポプラ新書 - 京都のリーマンメモリーズ
                                    • 【書評&写経】まんが版『こんにちはPython』〜38年ぶりにゲームセンターあらしとプログラミング入門してみた | DevelopersIO

                                      みなさん、ムーンサルトり!事業開発部の塩谷 (@kwappa) です。 預言の書「こんにちはマイコン」 いきなり昔話で恐縮ですが、1982年に発行された「こんにちはマイコン」という本をご存知でしょうか。当時大人気だった「ゲームセンターあらし」というマンガのキャラクターが、ブームに火がつきかけていた「マイコン(今でいうパソコン)」でプログラミングに入門する、という作品です。 同じくこの年から刊行された「ベーマガ」こと「マイコンBASICマガジン」とともに、少年たちをマイコンの道へと導き、現在でも活躍する多くのエンジニアがはじめてプログラミングに触れるきっかけとなった、おおげさにいえば「預言の書」です。もちろんぼくもそのクチで、「こんにちはマイコン」で興味を持つ(取り上げられていたNEC PC-6001は結局入手できなかった)→「ベーマガ」でBASICに入門する(X1turboでした)→現在に

                                        【書評&写経】まんが版『こんにちはPython』〜38年ぶりにゲームセンターあらしとプログラミング入門してみた | DevelopersIO
                                      • 書評 「進化でわかる人間行動の事典」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                        進化でわかる人間行動の事典 朝倉書店Amazon 本書は進化視点にたったヒトの行動の事典になる.さまざまなヒトの行動のなかから「遊ぶ」「争う」「歩く」から「恋愛する」「笑う」まで(50音順)43項目を選び出し,それぞれの行動について機能(究極因)と進化史に焦点を当てながら(事項によっては至近的メカニズムや発達についてもカバーされている)現時点での知見を解説するものだ.編者は小田亮,橋彌和秀,大坪庸介,平石界という日本の進化心理学界の中心メンバー,執筆陣はそれぞれの項目に関連するリサーチを行っている研究者39名が担当するという豪華なものになっている. どこから読んでも良いし,必要に応じて参照するという使い方が基本的に想定される種類の書物だが,もちろん頭から通読しても大変面白い.多くの執筆者が総説的な叙述スタンスをとっていて大変勉強になる. 全体的な感想としては,まだまだ特定の行動についてそれ

                                          書評 「進化でわかる人間行動の事典」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                        • 「ヤバい神」 残された矛盾 文脈から解明 朝日新聞書評から|好書好日

                                          「ヤバい神」 [著]トーマス・レーマー 本書は、旧約聖書(ヘブライ語聖書)への読書案内であり、「ヤバい神」とは、そこにあらわれる神のことである。私は中学生の時、初めて冒頭の「創世記」を読んで驚いた。そこに描かれた神は、「政治的正しさ」からはほど遠かったからだ。本書の原題の直訳は「わかりにくい神」だが、「ヤバい」という訳語は的確だと思う。 ヤバさの有名な例に、アブラハム物語がある。神は、高齢のアブラハムに息子イサクを授けるが、アブラハムの信仰を試す「試練」として、幼いイサクを生贄(いけにえ)に献(ささ)げるよう命じる。アブラハムは命令に従おうとするが、その信仰を認めた神が止め、イサクは助かる。この不条理な物語に対し、哲学者カントは、アブラハムはそのような非道徳的な命令を下す者が神であるはずがないと答えるべきだったと述べた。一方キルケゴールは、アブラハムの信仰を讃(たた)えた。この物語は、数多

                                            「ヤバい神」 残された矛盾 文脈から解明 朝日新聞書評から|好書好日
                                          • 【書評】文系AI人材になる 野口竜司 東洋経済新報社 - 京都のリーマンメモリーズ

                                            今、足りないのはデータサイエンティストではなく文系AI人材なんです! これには驚きました! 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.著者よりお知らせ】 【5.関連著書の紹介】 【6.著書より、「いいね」頂きました!】 【1.本書の紹介】 現在、データサイエンティストと呼ばれるAI技術者が引っ張り凧で、世界的にその賃金も青天井で高騰しています。 ひょっとするとその流れは、まもなく止まるかも知れません。 AIの登場に、ビクビクしているそこのあなた、大丈夫です! ここに解決策が書いてあります! 今の今まで、我々文系は、AIの開発はよくわならないので、丁寧に敬遠してきました。(笑) しかし、AIの開発は概ね見えてきて、次はその技術を身近なところで役立つように導入する段階になったようです。 ここで活躍するのが、そう、文系AIの人たちです。 パソコン初期の時代を思い出すと

                                              【書評】文系AI人材になる 野口竜司 東洋経済新報社 - 京都のリーマンメモリーズ
                                            • 【書評】ハーバードでいちばん人気の国・日本 佐藤智恵 PHP新書 - 京都のリーマンメモリーズ

                                              日本好きな人が大喜びする本です。 逆に、やっぱり日本が世界一だとか言って自己満足している間に、世界経済から取り残されてしまったじゃないか!という人が最も嫌う類の本です。 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【1.本書の紹介】 この本は、日本はどういうところが素晴らしいのかを教えてくれる本です。 日本の素晴らしさは、国内で判断するのではなく、海外から見ることで客観的に判断できます。 それが、世界最高峰とも言われるハーバード大学の教授陣が、日本は、一番素晴らしい国だと言っています。 少子高齢化は、たいした問題ではありません! 日本人には、もっとできることがあります! もっと胸を張りましょう! 日本はまだ、やるべき事を見つけられていないだけです。 日本が素晴らしい理由は、「日本人が素晴らしいから」という指摘があります。 これ、素直に喜んじゃだめですか?(蓮舫風)(笑)

                                                【書評】ハーバードでいちばん人気の国・日本 佐藤智恵 PHP新書 - 京都のリーマンメモリーズ
                                              • 【書評】あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術  メンタリストDaiGo  Gakken - 京都のリーマンメモリーズ

                                                今週のお題「やり込んだゲーム」 「炎上」もゲームと捉えると新しいゲームかもしれませんが、とても危険なゲームですね。最近炎上したおかげで、すっかり評判を落としてしまった学習カリスマのすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 ノートを書いているけど、役に立たない! という人はいませんか? ノートは単に文字を書くのではなく、どう書いていけば頭の中に残るのか?を知って実行することが大事です。 その方法を知っているのと知らないのとでは、すんごい差が付くんです! さて、効率よく覚えることが出来るノート術とはどんなものでしょうか? 【2.本書のポイント】 私たちが最高の能力を発揮するためには、いつもある程度の「不安」や「イライラ」感じ続けねばならない。 何らかの記録を行う際には、アナログの方法を採択した方が

                                                  【書評】あなたの知識を驚くべき結果に変える 超戦略ノート術  メンタリストDaiGo  Gakken - 京都のリーマンメモリーズ
                                                • 【書評】「推し、燃ゆ」にケチを付けます。  宇佐見りん 河出書房新社 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                  すごい作家が出てきました! 今後日本文学の中心人物の1人となるであろう、ヒロインの誕生です! 【1.本書の感想】 【2.芥川賞とこの作品について】 【3.関連書籍の紹介】 【1.本書の感想】 すごい!これが感想です。 2004年に最年少で受賞した綿矢りささんの作品「蹴りたい背中」とは全くタイプが異なります。 「蹴りたい背中」は、最後のじれったいような恥ずかしいような、なんとも言えない感覚を味わったあと、「これだけ?」という感じがしましたが、今回の作品は、文字が多くてなかなか前に進ませてくれませんでした。(笑) 私は、ふだんビジネス書を読むあらすじ追う男(おうお)君なので、ストーリーをサクサクと追っかけるのが好きです。 しかしこの本は、いちいち状況や心理描写が入りますので、なかなか進めません。 これは、愚痴ではなく、称賛ととらえてください。(笑) 主人公の行動に、読者が共感できるように、ひと

                                                    【書評】「推し、燃ゆ」にケチを付けます。  宇佐見りん 河出書房新社 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                  • 【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                    今週のお題は #わたしのプレイリスト ということで、私の読書プレイリストの中で、すんごい習慣本をご紹介します。 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 私の思いは、叶わない。 なんて寂しい事を言っている人はいませんか? 思いは叶います! ただ、その方法を知らないだけなんです! では、どうすればその思いは叶うのでしょうか? 【2.本書のポイント】 原子の中にあるのは「クォーク」と「電子」と「フォトン」の三つです。クオークは物質の素、電子は電気の素、フォトンは光の素になる粒子です。 フォトンは、「電子」と同じ素粒子の一種です。電子と同じように、あなたの中の件市内にもあるし、私たちの周囲にも存在します。もちろん、物体の中にもあります。 長時間思ったり、強く思ったりするほど、フォトンの粒の量が増えていくのです。 時間や空間を変える

                                                      【書評】時間と空間を操る「量子力学的」習慣術 村松大輔 サンマーク出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                    • 【書評】才能の科学 マシュー・サイド  河出書房新社 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                      今週のお題「わたし○○部でした」 高校時代は吹奏楽部でした。音楽が苦手だったので、音符が読めると良いなと思って入ったのがきっかけです。ホルンを担当しました。楽器に対する才能がないので、上手くなるはずないやろーと思っていましたので、予想通りの結果でした。しかし、結果とは、苦手とかそういうものではなく、どれほど努力したのかで違う、という事を教えてくれるすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 本書の著者は、「失敗の科学」や「多様性の科学」でベストセラーを獲得したとても著名な方です。 この人は、卓球のオリンピック選手でもあります。 オリンピック選手が分析する才能の姿が、この本を通じて明らかになります。 私たちは、よく、速く走る人を見て、上手に歌う人を見て、自分とは違う世界の人だとあきらめていませんか

                                                        【書評】才能の科学 マシュー・サイド  河出書房新社 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                      • 【書評】グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす  森川潤  文春新書 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                        今週のお題「あったか~い」 「ジャイアンツ」と言えば?「巨人」ですね。では、「ジャイアント」と言えば?「馬場」ですね。この答えが合うと、とても心があったか~くなりますね。(笑) 今回は、地球があったか~い状態になるとヤバいので、なんとか食い止めようと言うお話。これを読めば、地球温暖化にまつわる問題点が見えてくるという、すんごい本をご紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 最近、やたらとゼロ・カーボンという言葉を聞きませんか? 地球の温暖化防止の為、炭素排出をゼロにしようという国際的な動きですが、なんだか日本の方針や行動がギクシャクしているような印象を受けます。 さて、ゼロ・カーボンにおける日本の立場はどうなっているのでしょうか? また、脱炭素ビジネスはどういう動きになっているのでしょうか? 【2.本書の

                                                          【書評】グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす  森川潤  文春新書 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                        • 文句を言う同僚、キレる上司。会社のストレスを減らす会話術:書評 | ライフハッカー・ジャパン

                                                          突然キレる人、パワハラやセクハラをする人、あるいは悪口が大好きな人など。 日常生活を送るなかでは、相手の言動や態度に悩まされることが少なくありません。 しかし反論してもムダに終わることが多いため、「黙ってるのがいちばん」だとあきらめ、やり過ごしてしまったりもするのではないでしょうか? けれど、できることならうまく言い返し、相手に「すみません」と反省させたいところ。 そこで参考にしたいのが、きょうご紹介する『「言い返す」技術』(五百田達成 著、徳間書店)です。 この本では、あなたのまわりにいるムカつく人のタイプ別に、正しい「言い返し方」を37項目、まとめました。 スパッと言い返す方法。 ビシッと言い返すひと言。 いずれも、これまで知られてこなかった「超裏ワザ」です。 今日からすぐに、誰にでも実践できる「超簡単なこと」ばかりです。 (「はじめに」より) Part 1「『攻撃的でうるさい人』に言

                                                            文句を言う同僚、キレる上司。会社のストレスを減らす会話術:書評 | ライフハッカー・ジャパン
                                                          • 【書評】ウキウキでんしゃさん  森田すふれ  七月堂 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                            今週のお題「鬼」 鬼は外、福は内。毎年、豆まきのおかげで、豆の美味しさを感じられますね。 豆まきでは、鬼が悪者になっていますが、一方的に鬼を悪者にするのではなく、悪者にされた鬼の気持ちを考えてしまうクセがつくような、すんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書の感想】 【3.関連書籍の紹介】 【4.著者より】 【1.本書の紹介】 今回は、詩集です。 この本には、著者の森田すふれさんの詩に合わせて描いたイラストが挿入されています。 このイラストがまた、詩の内容をイメージさせてくれます。 これはまるで、大人の絵本や~って感じです。 普通の絵本はサイズが大きいですが、この詩集はビジネス書よりもやや小ぶりで、本の宝物って感じがするとても感じのいいサイズです。 詩集の目次は次のようになっています。 わりとたくさん入っています(笑) 【目次】 ウキウキ でんしゃさん ツバメの おてが

                                                              【書評】ウキウキでんしゃさん  森田すふれ  七月堂 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                            • 【書評】Makuake式「売れる」の新法則   坊垣佳奈 日本経済新聞出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                              はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 ということで人生の幕開けは、ハラハラドキドキして、いつまでも記憶に残る時だと思います。そんな人生の幕開けにふさわしいすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.本書の関連書籍】 【1.本書の紹介】 モノを作って売りたいなーと思ってもお金がないからムリ、って決めつけている人はいませんか? 実は、お金がなくても商品は作れるんです! 最近は、クラウドファンディングという手法がメジャーになってきました。 さて、クラウドファンディングを上手く利用するには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか? 【2.本書のポイント】 インターネットによってもたらされた、作り手と使い手が直接つながることが身近になったという変化は、今後の「ものの売り方」考えるうえで、とても大事な観点になってくること

                                                                【書評】Makuake式「売れる」の新法則   坊垣佳奈 日本経済新聞出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                              • 【書評】最先端の無人兵器解説書『無人の兵団』 - Under the roof

                                                                無人の兵団――AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争 作者: ポールシャーレ,Paul Scharre,伏見威蕃 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2019/07/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 無人兵器の解説書として現状における決定版。 何せ、技術の進歩が凄まじい。スマホやドローンの爆発的な普及により、電子機器の小型化が著しく、それは兵器においても当然そうなわけだ。 昔、P・W・シンガー著の「ロボット兵士の戦争」という本を読んで、あれこそ無人兵器解説書の決定版だろと思っていたが、あの本も2010年発刊なので今やもう古い。 そこで本書だ。最新鋭の無人兵器の解説を読むだけでもワクワクするが、技術力だけでなく大切なのはその運用方法を含めた政治的な議論である。その点も本書は抜かりなく、だからこそ現状の決定版と言える。 まずは無人・AI搭載兵器の現状について。 今の戦場

                                                                  【書評】最先端の無人兵器解説書『無人の兵団』 - Under the roof
                                                                • 書評:プログラミング言語大全 - kmizuの日記

                                                                  プログラミング言語大全 作者:クジラ飛行机発売日: 2020/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー) 技術評論社の編集さんから、「プログラミング言語に詳しい人」枠でなんだか献本いただきました。ただ、タイトルを見た時点でそこはかとなく不安があったので、記述がひどいぽかったら書評は書かないでおこうと思いましたが、ぱらぱらと読んで、よく調べて書かれた書籍だと思ったので、ご紹介したいと思います。 この書籍は、日本語プログラミング言語「なでしこ」や「ひまわり」の作者として知られているクジラ飛行机さんが、世の中に数多あるプログラミング言語の中で、(比較的)知られているものについて、 プログラミング言語の歴史 影響を受けた言語 影響を与えた言語 利用シーン 文法や処理系の特徴 といった側面から紹介するといった趣です。 オススメしない読者 初めにこれを書くのはどうかと思ったのですが、読む必要がない人

                                                                    書評:プログラミング言語大全 - kmizuの日記
                                                                  • 【書評】「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方 小阪裕司 PHPビジネス新書 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                    はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 と言うことで、インターネット時代における商売のすんごい方法が書かれた本をご紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【1.本書の紹介】 コロナ禍では、中小企業の商売は上手くいくわけない、なんて思っていませんか? 必ずしもそんなことはありません。 こんな状況の中でも、コロナ禍以前とほとんど変わらない売上を達成している企業はあります。 さて、その企業はどんな事をして、売上を維持することができたのでしょうか? 【2.本書のポイント】 「心の豊かさ」の消費とは、人がよりよく生きるためのエネルギーチャージだ。 たいがい「不要不急」だが、「生きるエネルギーをもらえる」意味では、人にとってなくてはならないものだ。 実はコロナショックは、「心が豊かになる」ビジネスを展開している会社にとっ

                                                                      【書評】「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方 小阪裕司 PHPビジネス新書 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                                    • 【書評】「ありがとう」の教科書  武田双雲  すばる舎 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                      今週のお題「人生最大のピンチ」 人生最大のピンチは、新入社員時代、配属初日に寝坊して遅刻したことです。この時、生きた心地がしないまま、駅に向って走りましたが、足が地に着いている感覚がありませんでした。そんなこともありましたが、今まで勤務し続けられていることを考えると、即クビにしなかった会社には、感謝しかないですね。(上司にはメチャクチャ怒られましたが。(笑))今回は、感謝するにはどうしたら良いのかを教えてくれる、すんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.関連書籍の紹介】 【5.すばる舎編集長より】 【1.本書の紹介】 ふだんから、「ありがとう」って言っていますか? 私はいつも、言わなきゃと思いながら、言うことを忘れています。 理由は、忙しいと、恥ずかしいのが原因ですね。 いつも忘れがちになりますが、「ありがとう」と言うと、いい効果

                                                                        【書評】「ありがとう」の教科書  武田双雲  すばる舎 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                                      • 起業2年後生存率80%。成功する人と失敗する人の違いって?:書評 | ライフハッカー・ジャパン

                                                                        PS5版プロコン「DualSense Edge」が2,411円OFF。やり込むなら断然おすすめ #Amazonタイムセール祭り

                                                                          起業2年後生存率80%。成功する人と失敗する人の違いって?:書評 | ライフハッカー・ジャパン
                                                                        • 【書評】格差、幼稚でキレやすい同僚、カレーパン…『下級国民A』 - Under the roof

                                                                          下級国民A 作者:赤松 利市 発売日: 2020/02/29 メディア: Kindle版 本書は「住所不定、無職、62歳でデビュー」という異色すぎる経歴を持つ著者による、東日本大震災直後の東北での復興事業に従事した経験を記したルポだ。震災関連のノンフィクションなんて今更珍しくもなんともないが、本書のあまりの内容の濃さにあっという間に引き込まれて一気読みしてしまった。 ひとりの人間が数年のうちに経験するレベルの話じゃじゃない。復興事業に携わった方たちのインタビューまとめた一冊と言われても疑いなく読めてしまうような内容だ。 もとは会社経営者だった著者。しかし、会社を倒産させてしまい、手元に残ったゴルフ場の芝管理事業からの収入で生活を保っていた。 そんなおりに発生した東日本大震災。土木建設関連の事業を営む知人社長から、東北での復興事業バブルに乗るべく、専務(知人社長の息子)と一緒に会社の営業部長

                                                                            【書評】格差、幼稚でキレやすい同僚、カレーパン…『下級国民A』 - Under the roof
                                                                          • 【毎日書評】「交渉」に苦手意識があるなら、まずはこの3つを意識してみて | ライフハッカー・ジャパン

                                                                            4TBが9千円台だって。バッファローの静音HDDは在庫があるうちに回収しておこう【Amazonセール】

                                                                              【毎日書評】「交渉」に苦手意識があるなら、まずはこの3つを意識してみて | ライフハッカー・ジャパン
                                                                            • 書評:『施策デザインのための機械学習入門』 - Sansan Tech Blog

                                                                              こんにちは. DSOC 研究開発部の黒木裕鷹です. なんと,思いつきで始めたランニングが続いており,最初の1ヶ月は65kmほど走っていたようです! やはり,ばっちり形から入りかっこいいシューズとウェアを用意したのが効いたようです. フルマラソン目指して頑張りたいと思います🏃 さて,先日株式会社ホクソエムの高柳さんより,監修された本をご恵贈いただきました! ありがとうございます!!! いつもはネットワークの分析手法にまつわる連載をしていましたが,せっかくですので,今回は書籍のレビュー・紹介をしたいと思います. gihyo.jp 紹介・どんな本か 1章:機械学習実践のためのフレームワーク 2章:機械学習実践のための基礎技術 3章:Explicit Feedback を用いた推薦システムの構築の実践 4章:Implicit Feedback を用いたランキングシステム構築の実践 5章:因果効果

                                                                                書評:『施策デザインのための機械学習入門』 - Sansan Tech Blog
                                                                              • 【書評】お金持ちになる人、ならない人の仕事術 ブライアン・トレーシー  アスコム - 京都のリーマンメモリーズ

                                                                                【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【1.本書の紹介】 著者は「カエルを食べてしまえ」や「フォーカルポイント」など、仕事術の著書でベストセラーが多数あり、ビジネスマンに大変人気な方です。 この人自身が、普通のサラリーマンから、会社を経営するまで出世された方です。 米国ビジネスマン界の神様みたいな人です。 その著書を読むといつも目から鱗なのですが、今回のこの本は、成功するために必要な事、やるべき事をギュッと詰めて1冊の本にしています。 この本を胸元に入れて繰り返し読み返せば、必ず成功が近づいて来ると思います。 【2.本書のポイント】 お金持ちになる人は、運に頼るのではなく、運を創造する努力をしている。そのためには、目標達成に役立つことを数多くして成功する確率を高めればいい。 多くのお金持ちは貧乏から身を起こし、潜在能力を存分に発揮して巨万の富を築いた。あなたも目標

                                                                                  【書評】お金持ちになる人、ならない人の仕事術 ブライアン・トレーシー  アスコム - 京都のリーマンメモリーズ
                                                                                • 書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                                  社会科学の哲学入門 作者:吉田敬勁草書房Amazon 本書は科学哲学の中で特に社会科学の哲学についての入門書だ.私は社会科学についても哲学についてもあまり詳しくはない.そして最近読んだ進化政治学の本においては著者が実在論にずいぶんコミットしているものの私が理解している科学哲学の実在論とはややニュアンスが異なるような印象もあってややもやもやしていたので,この際勉強しておこうと手に取った一冊になる.著者は科学哲学者で社会科学の哲学を専門とする吉田敬になる. 序章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか まず本書の目的について,社会科学の哲学という分野がどのようなものであり,どのような議論が行われているかを紹介するものだとしている. そこから序章における概念整理がある. 科学哲学の問題領域には論理学(推論の方法は正しいかなど),認識論(知識とは何かなど),形而上学(扱う対象は実在するのかなど),

                                                                                    書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など