第2局を前に、対局場となる熊谷ラグビー場のグラウンドで、ユニホーム姿でボールを手にする本因坊文裕(左)と挑戦者の一力遼棋聖=埼玉県熊谷市で2022年5月23日午後4時40分、手塚耕一郎撮影 本因坊文裕(32)=井山裕太九段=に一力遼棋聖(24)が挑戦する第77期本因坊決定戦七番勝負の第2局(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ協賛、埼玉県熊谷市実行委員会共催)が24、25の両日、熊谷市の熊谷ラグビー場で開かれる。囲碁のタイトル戦は老舗ホテルや旅館、城などの史跡で打たれることが多く、ラグビー場を舞台に行われるのは今回が初めて。なぜ囲碁とかけ離れたイメージのラグビー場が対局場となったのか。そのウラには、開催地・熊谷について、全国の人に深く知ってもらいたいという地元関係者の“熱い”思いがあった。【武内亮】 W杯開催の本格ラグビー場 熊谷ラグビー場は、JR熊谷駅から車で10分ほどの