「TOEICは950点を取ってから、英検は1級を取ってからが本番」 とよく言われる。これはどういうことだろうか。 英検1級とTOEIC950点は、英語を使って食べていく人たちの出発点である。 なぜなら、それぞれ上限に達しているために、 それ以上の指標を測るすべはないからである。 英語プロフェッショナルはTOEICどころじゃない英語で食べている人たちは、TOEICでいえば5000点とか1万点とかのレベルである。 そんな点数はないので、計測できないレベルに達しているという比喩である。 つまり、TOEIC800点とかを履歴書に書いてしまうのは、 「スコアで測れるレベルの英語力しかもっていません」という発表であり、 「いかに自分が英語ができないか」を説明していることになるのである。 なおTOEIC950より990点のほうが良いにきまっているが、 その40点差はテクニックや慣れに包摂されるので無視し