青少年が加害者となる性犯罪事件が急増傾向にあることが、県警の調べで分かった。横浜市の児童相談所(児相)が扱うケースでも、特に小・中学生の男子による性犯罪が目立つ。県警や児相関係者らによると、心身の発達が未成熟な段階でインターネットの有害サイトなどから入ってくる過激な性情報が影響しているケースが多いという。 県警少年相談・保護センターによると、2009年に20歳未満の青少年が起こした県内の強制わいせつ事件は44件に上り、前年の22件よりも2倍増えた。前年比6件増の281件だった全国に比べて、県内の増加率は際立って高かった。 ネットのサイトに男女交際の申し込みとその見返りの代価を書き込むといった、出会い系サイト規制法違反(禁止誘因行為)も、以前は8、9割は女子だったが、ことしに入ってから男子が女子に迫る勢いで増えているという。 同センターによると、性犯罪の若年化現象は、携帯電話やネットの