4月の東京都知事選に、不出馬の意向を固めていた石原慎太郎知事(78)が11日、一転4選出馬を正式に表明した。同日午後1時に開会した都議会本会議場で「心身の衰えを感じて、逡巡の上、国家破綻の危機感ゆえ、あえて知事選への出馬を決心しました。日本の心臓部であるこの東京が混乱することは国家の喪失。身命を賭して最後のご奉公をさせていただきたい」などと述べた。 石原知事は10日の産経新聞の単独インタビューで、「今度、都知事やったら、桟橋方式で南鳥島に飛行場を造る」などと出馬に前向きな姿勢を示していた。石原知事の出馬で選挙戦の構図が一気に固まりそうだ。 石原知事は多選の弊害などを考慮していったんは不出馬を決めたが、出馬が予想される候補者では有効投票数の4分の1以上を獲得する候補者がおらず、再選挙となる可能性が浮上。「都政の停滞による混乱を危惧」して最終的に出馬を決断をした。 関係者によると、石原知事は1