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桜庭一樹の検索結果1 - 40 件 / 76件

  • 【10/11追記】好きな小説を教えて欲しい

    条件はとくになし。 流行っていても、流行っていなくてもいいし、古くても新しくてもいい。 ちなみに僕は魍魎の匣が好き。 【追記】 3件くらいは来たかな〜と開いたらトップページに自分の記事があってびっくりした。 「貫井徳郎とかも好きだと思う」って書いてくれてた人がいたけど、症候群3部作は読んだよ。貴志祐介も小林泰三も好きです。鋭いね。 恩田陸のネクロポリスや、長江俊和の出版禁止なんかも好きだよ。 あと別に「おすすめの本」は聞いてないから価値がないとか怒らないでね。「あなたは何が好きなのか」を聞いてるだけです。 【さらに追記】 記載の多い鈴木光司と桜庭一樹の著書を手に入れてきた。 好きな本教えて貰って好き勝手読ませてもらおうと思ってたら深読みしてる人が多くて困惑だよ。深い意図はないよ…。 他の人が書いてくれた作品もリスト化して徐々に手をつけていくつもり。洋書も大好きなので書き忘れたものがあればガ

      【10/11追記】好きな小説を教えて欲しい
    • 小説家の有川浩さん「『抗議します』『反対します』系ハッシュタグは怠惰が過ぎる」 桜庭一樹さん「声を上げた誰一人怠惰ではありません」

      有川ひろと覚しき人(ウザ絡み対策で俺呼称) @arikawahiro0609 今では「抗議します」「反対します」系ハッシュタグは出どころが何であろうと一切信用しないし近寄らないと決めている。 手元のPCやスマホでぺぺっとハッシュタグ呟いただけで社会に作用しようという時点で怠惰が過ぎる。 踏むべき手続きを声の大きさで突破しようとする奴とは仲良くなれない。 2022-05-12 17:13:10 有川ひろと覚しき人(ウザ絡み対策で俺呼称) @arikawahiro0609 だから狂犬病特例反対のハッシュタグあっても使わんのよ、俺。あるかどうか知らんけど。 大事なことは本名で、実数1で愚直に具申するしかないと思っている。 blogやこのアカウントも国にとってはカウント0。そうであるべき。 カウントされるのは実数のみ、という基本に立ち返った方がいいと思う。 2022-05-12 17:50:37

        小説家の有川浩さん「『抗議します』『反対します』系ハッシュタグは怠惰が過ぎる」 桜庭一樹さん「声を上げた誰一人怠惰ではありません」
      • 立ち去るために質問するな - 集英社新書プラス

        これまで女性を物語の主軸に据えた人気作品を多く生み出し、『私の男』では直木賞を受賞した桜庭一樹さんは、周司あきらさんと高井ゆと里さんの共著『トランスジェンダー入門』(集英社新書)をどう読んだのでしょうか。 まず架空の〝わたし〟がどのようにこの『トランスジェンダー入門』を読んだかを書いていきたいと思います。どうか、しばらくお付き合いください。 わたしは差別をするような悪い人間ではありません。トランスジェンダーの人たちには平和に暮らしてほしいと、もちろん、心から思っています。ただ、だからといって女性の安全が脅かされるのも間違っているため、悩ましいところです。平成時代のネットミームで「半年ROMれ」というのがあったのですが、現在のトランス差別問題は、へたにROMっていると、トランス女性は危険な存在だというニュースが流れてきて、それはフェイクニュースだとも流れてきて、いつまでも詳しくなることができ

          立ち去るために質問するな - 集英社新書プラス
        • 『2019年春 星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会』2019年5月21日(火)@星海社会議室 | 最前線

          太田 今日は26回目のFICTIONS新人賞座談会です。みなさん、張り切っていきましょう! 一同 はい! 丸茂 今回は座談会の前に、新メンバーの紹介をしないといけませんよ。我々がかつて味わった洗礼を受けるがいい(陰惨な笑みを浮かべて)。どうぞ! 片倉 今年から編集部に合流した片倉と申します、よろしくお願いします! 石川 ……それだけですか? 片倉 えーと、オフィスに来た初日に「貴族エディター」の称号をゲットしました。ティーカップ持ち込んでスイーツ買ってきて、編集部で一人お茶会してただけなのに……。 太田 貴族は貴族でも、鳥がつく方の貴族じゃないよね? 片倉 鳥がつく貴族って何ですか……??? 一同 トリキを知らない……これはヤバい!!  やっぱり貴族だ!! 太田 それでは気を取り直して座談会を始めましょう! 『革命のプレリュード』はどうでした? 片倉 これは吹奏楽がテーマの部活ものです。『

          • ゲームや漫画・アニメの「ノベライズ」で秀逸なもの

            ・小説ドラゴンクエストIV 久美沙織 ・MOTHER、MOTHER2 久美沙織 ・隣り合わせの灰と青春 ベニー松山 ・アークザラッド 山田桜丸(桜庭一樹) ・FF11のシリーズ はせがわみやび ・ゆめにっき あなたの夢に私はいない 日日日 ・小説若おかみは小学生!劇場版 令丈ヒロ子 (追記) 思いのほかトラバブクマ集まったな。みんなサンキュー。 ファンタジスタドール イヴ はえーファンタジスタドールってあの?ファンタジスタッドー!? 小説も出てるのか。読んでみよう。 ICO/ 宮部みゆき あれ良かったな。宮部みゆきがノベライズやりたいって自分から立候補したんだっけ? 久美沙織氏の小説ももちろんよかったけど、それ以上に好きのなのは『マザー2 ひみつのたからばこ』。自分の人生が決定づけられるくらいの衝撃だった。 あったあった!めっちゃディティールに凝ってたよな。デザインセンス?もバリ良かった。

              ゲームや漫画・アニメの「ノベライズ」で秀逸なもの
            • 名作で振り返るライトノベル40年史

              好きな作品を挙げながらライトノベルの歴史を振り返ろうという試みです。ライトノベルを読み始めたのは、男性向けだと『キマイラ吼』、女性向けだと『なぎさボーイ』からなので、そこら辺から振り返っていきますね。だいたい40年ぐらいのライトノベル史をカバーしていると思います。 1982年 キマイラ吼 /夢枕獏 /ソノラマ文庫 amazon.co.jpソノラマ文庫は1975年創刊。創刊しばらくは、『宇宙戦艦ヤマト』と『機動戦士ガンダム』のノベライズ、あとは『クラッシャージョウ』(1977年) ぐらいしかヒット作がなかったのだけど、1980年代に夢枕獏と菊地秀行を得て、ようやく安定した人気を獲得する。ただ、夢枕獏と菊地秀行に続く作家が『ARIEL』(1987年) の笹本祐一ぐらいしかいなくて、1990年以降、失速することになるのだけど。 いやまあ、1990年代のソノラマでも、庄司卓の『倒凶十将伝』(199

                名作で振り返るライトノベル40年史
              • 海外文学入門者に贈る海外文学の買い方、選び方、探し方【レーベル解説編】 - ウラジーミルの微笑

                もうすぐ絶滅するというリアルの書店に寄せて(下) この記事は、海外文学の世界を渉猟するためのガイドマップとなることを目指している。 後編である本稿では、各出版社/各種レーベルの解説記事を載せている。なお、いずれも書き手の強い独断と偏見で書いているため、異なる意見もあるかもしれない。また、取捨選択をして書いているため、網羅性はない。そのあたりはぜひご容赦いただきたい。 前編には海外文学にまつわる基本情報を書いているので、そちらも併せてお読みいただきたい。 岩波書店 重版出来 言わずと知れた老舗出版社。我が国の「文庫」の創始者である。海外文学に関しては、「文庫書下ろし」*1が多いが、現代文学作品がまれに単行本で刊行されることもある。 出版社URL:https://www.iwanami.co.jp/ 直販サイト:なし(出版社サイトから注文は可) 岩波文庫 帯*2の色でジャンル分けをしており、白

                  海外文学入門者に贈る海外文学の買い方、選び方、探し方【レーベル解説編】 - ウラジーミルの微笑
                • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

                  ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

                    平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
                  • ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|慶應SF研究会

                    執筆:古泉函数 はじめに みなさんは、以下のような2ちゃんねるのコピペをご存じでしょうか。 まあ拙者の場合ハルヒ好きとは言っても、 いわゆるラノベとしてのハルヒでなく メタSF作品として見ているちょっと変わり者ですのでwww ダン・シモンズの影響がですねwwww ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwww いや失敬失敬www ……ブラウザバックするのは、もう少し待っていただきたい。いにしえの2ちゃんのコピペは決して、決して私がマニアックなネット知識でイキるために引用したわけではないのです。私はそんなキモい人間ではありません。ほんとうです……ほんとうです! では、こんなネットの遺物を持ち出してきて、私は何がしたいのか。ここにご注目。 「ラノベとしてのハルヒでなくメタSF作品として見ているちょっと変わり者」 はたしてこの、ラノベをある種のSFと見なす見方は変わり者なのでしょうか

                      ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|慶應SF研究会
                    • 『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」

                      『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」 2020年2月号が創刊60周年記念号となった「SFマガジン」を発行する早川書房は今年、ハヤカワ文庫創刊50周年を迎え、「ミステリマガジン」9月号、「SFマガジン」10月号でそれぞれ記念特集を組んだ。 長年、SFにかかわり、現在では国内と翻訳の編集部全体を統括する立場の塩澤快浩氏(早川書房事業本部副本部長兼編集統括部長兼SFマガジン編集長)にジャンルの専門誌である「SFマガジン」の歩み、SFの過去と現在について訊いた。(9月15日取材/円堂都司昭) 「SFマガジン」の仕事を始めてからSFを読み始める ――早川書房へ入社する前は、SFに興味がなかったそうですね。 塩澤:高校の頃から翻訳もののハードボイルド、冒険小説を読み始めました。大学時代もそういうものばかり読んで就職活動はほとんど

                        『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」
                      • 「少女を埋める」論争が文学史上「奇妙」と言える“3つのワケ”(飯田 一史) @gendai_biz

                        日本で「プライヴァシー権」が初めて法的な争点となった三島由紀夫の「宴のあと」事件や、最高裁にまで争いが及んだ柳美里の「石に泳ぐ魚」事件をはじめ、作家が特定の人物をモデルに書いた小説をめぐって無数のトラブルが生じてきた。 そのもっとも新しいケースが文藝春秋社の文芸誌「文學界」2021年9月号に直木賞作家の桜庭一樹が「初めて私小説の形で書いた」(8月6日のTweetより)という「少女を埋める」をめぐって、「朝日新聞」の文芸時評で同作を取り上げた翻訳者の鴻巣友季子と桜庭との間で交わされた論争である。 同作は桜庭を思わせる東京在住の作家・冬子が入院中の父が長くないと母から聞き、7年ぶりに故郷の鳥取に帰るところから始まる物語なのだが――モデル小説の歴史から見ると、今回のトラブルはきわめて奇妙な点がいくつかある。 日本の近現代文学上のモデル小説のトラブルの歴史を扱った『プライヴァシーの誕生』(新曜社)

                          「少女を埋める」論争が文学史上「奇妙」と言える“3つのワケ”(飯田 一史) @gendai_biz
                        • ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二

                          ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○選リストあり ライトノベルオールタイムベストを生み出そう! という動きがある。この記事を書き出してもう多少時間が経っているのでSNSでの反応や熱量はもう変化しているかもしれないが、日本百名山や百名城で代表されるように、そういったベスト選出はあらゆるジャンル・コンテンツで人気があるし、見るのも作るのも面白いものだ。 ライトノベルを中心に据えたオタクエンタメ史の探求をライフワークとしている身としては、もちろん食いつく。思春期の頃は最強デッキ作りではないが、読んだ作品のお気に入りランキングとか隙あらば作っていた気がするよね。基本脳内でだけど。 けど、本格的にエンタメ史を趣味研究するようになってから

                            ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二
                          • 無理のない範囲で、対話を諦めない。脚本家・吉田恵里香さんに聞く「自分と異なる考え方」を持つ相手への接し方 - りっすん by イーアイデム

                            さまざまな考え方の、さまざまな立場の人が集まって働く会社という場。ふとした瞬間に、同僚や上司とのズレを感じたり、考え方の違いにモヤモヤしたり。会社だけでなく、家族や友人という身近な存在に対しても感じたことがあるかもしれません。その場ではやり過ごしても、なんとなくモヤモヤしたものを引きずってしまう……なんてことも。 ドラマ『恋せぬふたり』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)』などの脚本を手掛けた吉田恵里香さんは、意見が違う相手に対して「まずは受け入れて、折衷案を探していく」というスタンスで接するそう。作品づくりにもそうした姿勢が表れているように思います。 自分とは異なる考えや立場を否定せず、コミュニケーションを取っていくあり方について、お話を伺いました。 ※取材はリモートで実施しました いろんな人がいることを作品では書きたい 吉田さんが脚本を手がけた『恋せぬふたり』では、

                              無理のない範囲で、対話を諦めない。脚本家・吉田恵里香さんに聞く「自分と異なる考え方」を持つ相手への接し方 - りっすん by イーアイデム
                            • 書評も大事だけど、日本人の47.3%が本を読まない時代には「紹介」も大事 - 明晰夢工房

                              news.yahoo.co.jp このニュースでけんごさんに興味が出てきたので、TikTokの動画を見てみた。動画はどれも30秒くらいで、視聴者に刺さりそうなフレーズをうまく用い、小説の魅力的なところを簡潔に紹介している。これが書評かといわれればそうではないと思うが、そもそもけんごさんの肩書は「小説紹介クリエイター」なので、書評ができないことは問題にならない。動画を観る人が本を読みたくなればいいわけで、実際にその目的は達成できている。 けんごさんは単にTikTokで受けそうな、今流行っている作品だけを紹介しているわけではない。「読む絶望 心がえぐられまくる作品」と題した動画で「まずはこのイラストを見てください。なんと可愛いイラストでしょう。でもこの作品、心が痛くなるほどの社会問題を描いているんです」と紹介されているのは桜庭一樹の名作『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』だ。イラストと内容のギャッ

                                書評も大事だけど、日本人の47.3%が本を読まない時代には「紹介」も大事 - 明晰夢工房
                              • 読んだ本から選ぶ47都道府県が舞台の作品 - 読書する日々と備忘録

                                Twitterでハッシュタグ #GoTo読書の都道府県別の読んだ本紹介やっている方を見かけて、自分もやってみたいと思い、あまり深く考えずに読んだ本の中からということで勢いでざっとリストを作ってみました。 読んだことある本の舞台で47都道府県埋まらないか試しに作ってみたけど、いくつか埋まらないところがあるし、苦しいところもある…真剣に考えればいくつかシリーズの巻のどこかでというのもあるのかもしれないですが(苦笑)#GOTO読書 pic.twitter.com/2Bn8NPPQMq — よっち (@yocchi_reading) 2021年2月14日 GoTo 読書作品リスト そこから、今更ながらに未来屋書店 石巻店のTwitter担当者によって考案された企画だということを知り、いそいそと公式リストを確認して、こっちの方がいいなと思う作品があったら入れ替えたり、思い出した作品を入れたりでいろい

                                  読んだ本から選ぶ47都道府県が舞台の作品 - 読書する日々と備忘録
                                • 『死体を埋める百合』概念の源流とは何か、またはくみれいは如何にして死体を埋めたのか|ヤギ子 / yagiko

                                  冒頭から物騒で申し訳ないが、『死体を埋める百合』という言葉がある。 言葉というよりかは言い回しの類だが、要は女性二人が死体を埋めるというシチュエーションに対し、「百合っぽさ」を感じるということである。この「百合っぽさ」については言葉で説明することは難しいが、平たく言えば「イイネ!」ということだ。要するにシチュエーション萌えの一種とご理解いただければ問題ない。 ことは私宛に届いた一通のマシュマロから始まる。 あまり知見が無い方のためにも、順を追って説明していきたい。 まず『死体を埋める百合(上のマシュマロでは死体埋め女女*と表記)』という言葉についてだが、これは一種のインターネットミームのような性格が強いとヤギ子は理解している。後述するが、Twitterなどではある年あたりを境にこの『死体を埋める百合』についての言及が急増加しており、何かをきっかけにしてこの言葉ないしは概念が一気に広まったと

                                    『死体を埋める百合』概念の源流とは何か、またはくみれいは如何にして死体を埋めたのか|ヤギ子 / yagiko
                                  • 【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その2【97~99年】

                                    さて、今回もライトノベル(以下、ラノベ)における、学園ラブコメについてあれこれ考えたいと思います。今回は本来、00年からの内容を書くつもりでしたが、調べていくうちに97~99年あたりに重要な要素があるように思われたため、前回と内容がダブるのですが、もういちど97~99年を詳しく探ります。 なお、この記事におけるライトノベルの定義ですが、80年代末の角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫を始まりとする、表紙や口絵・本文にイラストのある、10代の少年向けエンタメ小説とします。 ブギーポップ以降・ブギーポップ以前 まず98年に登場した上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』(以下、『ブギーポップ』と略)の話です。 学園ラブコメとは関係はないのですが、ラノベ史上でも重要な位置づけにある作品で、Wikipediaによると「ライトノベル業界全体にも大きな影響を与え、『ブギーポップ以降・ブギーポップ以前

                                      【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その2【97~99年】
                                    • 鴻巣友季子の時評は何が問題なのか

                                      朝日新聞で翻訳家・鴻巣友季子氏が連載する文芸時評に、取り上げられた小説の作者である桜庭一樹氏が抗議の声をあげた(以下敬称略)。 争点となっているのは、「弱弱介護の密室で」母は「夫を虐/待した」という記述である。これが、(テクストに書かれた/現実に起きた)事実であるかのように断定口調で書かれていることに、桜庭は懸念を示す。 抗議を受けて、鴻巣は時評について補足するEvernoteを公開した。 8月の朝日新聞文芸時評についてです。https://t.co/xI1mbbGQr4— 🐈🦔鴻巣友季子(『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)) (@yukikonosu) August 25, 2021 その後、Twitterで両者はやりとりし、当該の記述が解釈であればそれは批評として受け入れられること、解釈が読者に開かれているという点については意見の一致を見たが、桜庭はなおも以下のように批判する

                                        鴻巣友季子の時評は何が問題なのか
                                      • 朝日新聞「文芸時評」の記述めぐり議論 桜庭一樹さん、鴻巣友季子さん:朝日新聞デジタル

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                                          朝日新聞「文芸時評」の記述めぐり議論 桜庭一樹さん、鴻巣友季子さん:朝日新聞デジタル
                                        • 8月の朝日新聞文芸時評について。

                                          今月の文芸時評中に取り上げた桜庭一樹さん「少女を埋める」(文學界)の評に関してです。 まず、本作は自伝的要素はあるとしても、「文學界」に「創作」として発表された作品であり、わたしは一つの「小説」として読んでいますので、作者のご家族に関する「事実」については切り離して考えさせてください。 それから、小説というのは、ある種の選択と要約を含まざるを得ません。「すべてを文字化することができない」以上、その...

                                            8月の朝日新聞文芸時評について。
                                          • ライトノベルの誘惑――エンタメ小説家の失敗学10 by平山瑞穂|光文社新書

                                            平山さんの最新刊です。 第2章 功を焦ってはならない Ⅳライトノベルの誘惑 功を焦り、下手を打ってしまったという点で、この『シュガーな俺』の発表はひとつの失敗を物語るケースといえるが、寸前で踏みとどまった経験も、僕にはある。それについても、この章で併せて明かしておこう。 時期的には『シュガーな俺』が出た翌年くらいのことなのだが、僕はある編集者から執筆の打診を受けていた。その人のことは、仮にY氏と呼んでおこう。実はY氏は、もともと僕の個人ブログにおける常連コメント投稿者の一人でもあり、リアルでの面識はないまま、コメント欄を通じての交流があった。その後、某出版大手のライトノベル編集部に職を得たY氏が、今度は一編集者として声をかけてきてくれて、そこで初めて顔を合わせる次第となったのだった。 そう、彼が提示してきたのは、ライトノベルを書いてみないかという申し出だった。 その時点で、ライトノベルと呼

                                              ライトノベルの誘惑――エンタメ小説家の失敗学10 by平山瑞穂|光文社新書
                                            • 桜庭一樹「少女を埋める」論争について|エイジ

                                              記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 桜庭一樹の小説「少女を埋める」の批評をめぐって論争が起こっている。 翻訳家の鴻巣友季子の朝日新聞に掲載された文芸時評における、本作の解説が誤っているので訂正してほしいと著者の桜庭本人から苦情が入ったのだ。 桜庭が問題にしたのは本作のあらすじ紹介とも言える箇所だ。鴻巣は、本作に登場する主人公冬子の母親が父親を介護中に虐待した、としている。桜庭の主張は、本作にそのような描写はないので、それは誤読であり、実際のモデルがいる小説である以上、モデルに被害が及ぶような誤った批評は訂正してもらいたいというものだ。 批評を書いた鴻巣は、「小説というのは、ある種の選択と要約を含まざるを得ません。「すべてを文字化することができない」以上、その余白の解釈へと読み手をいざなうものではないでしょうか」と回

                                                桜庭一樹「少女を埋める」論争について|エイジ
                                              • みんなの『大好きな鬱小説』をランキングにしてみた【1~20位まで】 - 俺だってヒーローになりてえよ

                                                どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。 この記事を書いてるのは、春一番の吹き始めた、とっても穏やかな陽気の3月。そんな爽やかな季節にピッタリの企画を今回はご用意した。 題して… みんなの『#大好きな鬱小説』をランキグにしてみた!! である。 最高。 ※『#大好きな鬱小説』とは… Twitterでトレンドにも入るほど、どうしようもない変態たちを大量に吸い寄せてしまった罪なタグ。 小説の中でも「読まなきゃよかった…」と思いつつも、なぜか目を離せない蠱惑的な魅力を持った作品のこと。 精神的な苦痛を楽しむ変態のための嗜好品、または必需品。人生の限られた時間をわざわざ不快なものに費やしたいという、終わっている人のための嗜好品、または必需品。 この世界でも有数のどうしようもないタグが付いた5000ツイートを、手作業で集計して、無理やりランキングに仕立て上げたのがこちらの記事である。 本当に我ながら脳

                                                  みんなの『大好きな鬱小説』をランキングにしてみた【1~20位まで】 - 俺だってヒーローになりてえよ
                                                • 2010年代のライトノベルを振り返る - WINDBIRD

                                                  はい、というわけで2010年代のライトノベルを振り返る記事です。 とりあえず ・後知恵で整理された歴史ですよ ・個人の「史観」が入ってますよ というエクスキューズをしておくのでご了承ください。 では一年ずつ見ていきましょう。 ちなみに「*1」みたいなやつは、だいたい作品の発売年が注記として入っていて、PCならマウスカーソルをあわせるだけで表示されます。スマホは知らん。 2010年 2010年代のライトノベルを語るならば、まず間違いなく「Web小説」と「ライト文芸」がキーワードとなるだろう。奇しくも2000年代最後の年に起きた「ソードアート・オンラインの発売」と「メディアワークス文庫の創刊」という二つのトピックスは予言的だったと言える。 まず、Web小説については『まおゆう魔王勇者』*1から始めるべきか。 まおゆう魔王勇者 (1) 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 作者:橙乃 ままれ

                                                    2010年代のライトノベルを振り返る - WINDBIRD
                                                  • 100%自分用やる夫まとめ やる夫が小説家になるようです

                                                    ____ /      \ /  ─    ─\ /    (●)  (●) \   またバイトクビになったお… |       (__人__)    |   残金30円、これじゃ大好物のエロゲも買えないお・・・ /     ∩ノ ⊃  /   さてどうすれば… (  \ / _ノ |  | .\ “  /__|  | \ /___ / ____ /⌒  ⌒\ /( >)  (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \    そうだ!小説家になって小説書けばいいお! |    /| | | | |     |     あっという間に大金持ちだお! \  (、`ー―'´,    / 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 20:01:21.84 ID:PY7kLCtQ0 ____ /⌒  ⌒\ /( ●)  (●)\      早速書

                                                    • 2012年のウェブ小説書籍化 「なろう」系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出現|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                                      「なろう」系専門の「ライトノベル」文庫レーベル・ヒーロー文庫の衝撃 2012年最大の出来事は、「小説家になろう」系専門の「レーベル」が誕生し、しかもその判型が「文庫」だったこと、さらにそれが「ライトノベル」として認識されたことである。 9月末に主婦の友社インフォスからヒーロー文庫が創刊され、第1弾として渡辺恒彦『理想のヒモ生活』、赤雪トナ『竜殺しの過ごす日々』を刊行。ヒーロー文庫は創刊から数年にわたって重版率100%を達成し(もっとも、初版部数の読み間違え自体は褒められるべきことではないが)、新刊の初版部数が漸減傾向にあった既存のライトノベルレーベルを尻目に、同レーベルの作品は創刊当初いずれも数万部は平気で売り上げ、ラノベ編集者と読者に少なからず「なろう」系の存在を意識させることになった。 それまで「なろう」や「Arcadia」発の異世界ファンタジー作品だけを集めて刊行する「レーベル」は、

                                                        2012年のウェブ小説書籍化 「なろう」系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出現|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                                      • 映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めて | 山内マリコ×柚木麻子インタビュー

                                                        作家の山内マリコと柚木麻子が4月12日、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めるステートメントを発表した。2人が文責を担い、賛同者として芦沢央、彩瀬まる、井上荒野、小川糸、窪美澄、津村記久子、西加奈子、蛭田亜紗子、ふくだももこ、三浦しをん、湊かなえ、宮木あや子、村山由佳、山崎ナオコーラ、唯川恵、吉川トリコが名を連ねている。 山内と柚木がこのステートメントを出した理由は、映画監督や俳優による性暴力・性加害が立て続けに報道されているため。「物語の書き手と映画業界は、特殊な関係にあります」と述べる2人は今、どのような思いで映画界を見つめているのか。 取材・文 / 小澤康平 被害者に「私たちは味方です」と伝えることが一番大事──山内さんと柚木さんは4月12日に、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めるステートメントをSNSで発表されました。その理由についてはステートメントに「映画業界の内部にいる人たち

                                                          映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めて | 山内マリコ×柚木麻子インタビュー
                                                        • 作家・桜庭一樹さんが翻訳家・鴻巣友季子さんの文芸時評に抗議。

                                                          桜庭一樹 @sakurabakazuki 〝個別性は聖痕ではなく、異分子はウイルスではなく、我々がそれぞれ異なる資質を持つ個人であることは、そもそも、祝福なのだと。〟ーー「文學界」9月号に中編「少女を埋める」が掲載されています。 bunshun.co.jp/business/bunga… pic.twitter.com/P0vL7hst5t 2021-08-06 11:50:22 桜庭一樹 @sakurabakazuki この記事でご紹介いただいたのですが、わたしの原稿に〝介護中の虐待〟は書かれておらず、またそのような事実もありません。わたしの書き方がわかりづらかったのかもしれず、その場合は申しわけありません。影響の大きな媒体であり、とても心配です。否定させてください。 asahi.com/articles/DA3S1… 2021-08-25 08:56:59 リンク 朝日新聞デジタル (

                                                            作家・桜庭一樹さんが翻訳家・鴻巣友季子さんの文芸時評に抗議。
                                                          • 「涼宮ハルヒ」とは一体何だったのか? 17年の歴史を振り返る(飯田 一史) @gendai_biz

                                                            2006年に京都アニメーションの手によりTVアニメ化され、エンディングで流れる「ハルヒダンス」を真似た「踊ってみた」動画が相次ぎ社会現象と化した谷川流の小説「涼宮ハルヒ」シリーズの9年ぶりの新刊『涼宮ハルヒの直観』が2020年11月25日に発売になった。 最初の『涼宮ハルヒの憂鬱』が刊行されたのは2003年6月。これを機会に『ハルヒ』受容の17年史を振り返ってみよう。ラノベと一般文芸をめぐるこの20年の動きが垣間見える。 ラノベとSF・ミステリーの架橋(2003~2005) 『ハルヒ』が刊行された2003年とはどんな時代だったのか。 同年5月より、角川スニーカー大賞出身の冲方丁によるSF『マルドゥック・スクランブル』が早川書房のハヤカワ文庫JAから3か月連続刊行され、同作は日本SF大賞を受賞。 同年9月に講談社から舞城王太郎、西尾維新、佐藤友哉、清涼院流水など講談社ノベルス――80年代後半

                                                              「涼宮ハルヒ」とは一体何だったのか? 17年の歴史を振り返る(飯田 一史) @gendai_biz
                                                            • ラノベ=レーベル論が絶対正義

                                                              ラノベとは一体何か、の定義論が2021年ですらいつまで経っても定まらないが 原因はレーベル論以外の定義が全て無限の例外判定処理が必要なクソ理論ばかりなせいで 議論が一向に収束しないせいだ。 無限の例外判定処理が必要な時点で定義論として論外すぎる。 アニメ的な挿絵がある 集英社が人間失格に小畑 健氏が挿絵を描いたりと、一般的な文庫にもイラストが普通に使われたりする現代ではとても実用に耐えない。 逆にイラストのないラノベも当然ある。 15年前くらいまでしか使えないクソ定義。 ・文章の内容がなんたらかんたら 会話が多いだの、描写が多いだの主観的すぎてあいまいな話もそうだが、 当然、一般小説でも純文学でも作風として使用してくる人間はいくらでも出てくるし、 一般小説的な文体でラノベとして売る例もいくらでも存在する。 筒井康隆はラノベとか一生言ってろ。 内容派 もっともらしいことを言っているが、実のと

                                                                ラノベ=レーベル論が絶対正義
                                                              • ラノベ史において「妖精作戦」がこれほど重要視されるのがよくわからない。それなら「ARIEL」だろって話【ライトノベルを考える】

                                                                さて、今回は笹本祐一作品「妖精作戦」に対して、以前から思っていた疑問についてです。 先日、twitterでこの疑問についてツイートしました。 炎上覚悟で書くんだけど、 ラノベ史において「妖精作戦」がこれほど重要視されるのがよくわからない。笹本祐一作品だと「ARIEL」のほうが重要ではないか、と常々思っている。 そもそも「妖精作戦」て当時そんなにヒットしたの? 当時ソノラマ文庫よく読んでいたけど、全然知らなかったよ。 笹本祐一という作家を知ったのは、獅子王で「ARIEL」が話題になってからだったなぁ。 街の本屋で平積みされていたソノラマ文庫は、菊地秀行や夢枕獏、アニメノベライズが多くて、清水義範作品は棚にズラッと並んでいて、買わなかったけど人気あるんだなと名前だけは知っていた感じ。 90年代ラノベへの連続性は「妖精作戦」より「ARIEL」だと思うんだよね。「妖精作戦」が現れたから、なにかが変

                                                                  ラノベ史において「妖精作戦」がこれほど重要視されるのがよくわからない。それなら「ARIEL」だろって話【ライトノベルを考える】
                                                                • 「自分が好きな」ライトノベル・オールタイム・ベスト100 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

                                                                  前回は「客観的に重要な作品」で100作品を選んだのですが、いちおう「自分が好きな作品」に全振りしたリストも作っておこうと思いました。「シリーズ単位」「一作家一作品」で選出。とはいえ、西尾維新が言うところの「はぐれてしまった」というやつ、つまり「最初は大好きだったけどいつのまにか買わなくなったシリーズ」も多い。でも、そのとき好きだった気持ちは嘘じゃないから…と言い訳しておきます。 ちなみに私のライトノベル遍歴を読むと、初期のあたりがどうしてこういうラインナップなのかがわかると思います。 というわけでそのリストです。 田中芳樹『銀河英雄伝説』(1982年) 実際に読んだのは2000年から刊行された徳間デュアル文庫版。 森奈津子『お嬢さまとお呼び!』(1991年) 小野不由美『十二国記』(1992年) 流星香『電影戦線』(1997年) 賀東招二『フルメタル・パニック!』(1998年) 城平京『名

                                                                    「自分が好きな」ライトノベル・オールタイム・ベスト100 - WINDBIRD::ライトノベルブログ
                                                                  • 桜庭一樹 on Twitter: "この記事でご紹介いただいたのですが、わたしの原稿に〝介護中の虐待〟は書かれておらず、またそのような事実もありません。わたしの書き方がわかりづらかったのかもしれず、その場合は申しわけありません。影響の大きな媒体であり、とても心配です… https://t.co/QBNAMMeQEB"

                                                                    この記事でご紹介いただいたのですが、わたしの原稿に〝介護中の虐待〟は書かれておらず、またそのような事実もありません。わたしの書き方がわかりづらかったのかもしれず、その場合は申しわけありません。影響の大きな媒体であり、とても心配です… https://t.co/QBNAMMeQEB

                                                                      桜庭一樹 on Twitter: "この記事でご紹介いただいたのですが、わたしの原稿に〝介護中の虐待〟は書かれておらず、またそのような事実もありません。わたしの書き方がわかりづらかったのかもしれず、その場合は申しわけありません。影響の大きな媒体であり、とても心配です… https://t.co/QBNAMMeQEB"
                                                                    • 少女を埋める|桜庭一樹

                                                                      プロローグ 「鳥取どう? 空気きれい? ねぇ、山とか自然は?」 「あぁ、うん……。それどころじゃなくて、とりあえず駅前のビジホにいて、いま休んでる」 「そっか。だよね……。あのー、さっきの話だけどさ」 「何?」 「わっ、声低っ。あのほら、鳥取の城壁を作るときに人柱を埋めたっていう言い伝えの話。気になって検索したら、すぐ近くの別の場所にも別の人柱の言い伝えがあってさ。鳥取、人柱多いねー。〝猿土手橋〟って知ってる?」 「あぁ、中学んとき、自転車通学で毎日渡ってた、ちっさい古い石橋だけど」 「なんでも、江戸時代、土手を作っては梅雨時に流され、田んぼが被害にあって大変だったんだって。そこである年、村人が新しい土手に人柱を埋めようと決めた。でも誰を埋めるかの話し合いがまとまらず、『明日の朝一番に通った人を埋めよう』ということになった。で、夜明けから隠れて待ってたら、たまたま猿回しの旅芸人が通りかかっ

                                                                        少女を埋める|桜庭一樹
                                                                      • (文芸時評)ケア労働と個人 揺れや逸脱、緩やかさが包む 鴻巣友季子:朝日新聞デジタル

                                                                        サン=テグジュペリは第2次大戦中、米国に亡命し『星の王子さま』を書いた。同作には祖国を出ていった者の惑いが投影されている。 王子の内なる闇が、子供の私には理解できなかった。ところが最近再読すると、この少年がヤングケアラーに見えてきたのだ。彼が独り切り盛りする星には、手入れを怠ると星を滅ぼす木や火山があり、注文の多い花は寝たきり者のようだ。 10代後半から介護を経験した今の私には、若者が持ち場を放棄して遠くへ行きたくなるのも、その後に抱えた心の重りもわかる。 思えば、宇佐見りん『かか』(河出書房新社)も壮絶なヤングケアラー小説だった。語り手「うーちゃん」は、離婚を経て「はっきょう」した母の代わりに中高生の頃から家事を支え、浪人中。母は家族に暴力を振るい、自傷を繰り返して死にたいと言う。彼女に子宮の手術が決まると、語り手はある思いと向き合うため、家事や介護を放置して旅立つ。 本作はケア労働と女

                                                                          (文芸時評)ケア労働と個人 揺れや逸脱、緩やかさが包む 鴻巣友季子:朝日新聞デジタル
                                                                        • ラノベのお姉さん/大衆文芸の妹──「ライト文芸」誕生とその歩み

                                                                          ここ数年、「ライト文芸」と呼ばれるジャンルが、頭角を現している。 書店では「ライト文芸」「キャラクター文芸」「ライトノベル文芸」と言い方はまだ定まっていないが、ひっくるめて言えばキャラクターを主体にした“ライトノベル以上大衆小説未満”な立ち位置にいる小説のジャンルのことである。 中高生をターゲットにしたライトノベルは卒業したけれど、お堅い大衆小説もまだがっつり読みにくい。そんな人たちに向けて、キャラクターをビジュアライズし分かりやすく感情移入できるようにした小説群……それがライト文芸というジャンルだと、筆者は考えている。 そこで本稿では、そんなライト文芸がどうして生まれたかと、現在どのようになっているかについて記していきたいと思う。 文:羽海野渉=太田祥暉(TARKUS) 編集:新見直 目次ライト文芸勃発前夜メディアワークス文庫の創刊へ一般文芸のライトノベル化ライトミステリのヒットもう一つ

                                                                            ラノベのお姉さん/大衆文芸の妹──「ライト文芸」誕生とその歩み
                                                                          • 2000年代前半のウェブ小説書籍化(後編)|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                                                            「楽園」での高評価を受けて新人賞投稿に至った米澤穂信『氷菓』 自費出版やモバイルサイトの有料課金モデルではないウェブ小説書籍化の動きは、2001年から起こっている。 たとえば米澤穂信『氷菓』が第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞して角川スニーカー文庫内「スニーカー・ミステリ倶楽部」の第1回配本として10月に刊行された。 米澤によれば、この作品は「オンライン小説の評価サイトに投稿したミステリーがほかの作品と比べて桁違いに評価が良かったため、リライトして新人賞に応募」したものだった(「米澤穂信バイオグラフィー&作品紹介」、「ダ・ヴィンチ」2015年9月号、160p)。 「ユリイカ」2007年4月号182pの米澤と滝本竜彦との対談「HTML派宣言!ネットが僕らの揺藍だった」を読むかぎり、この「評価サイト」の名前は「楽園」である。 「楽園」はオンライン小説リンク集のひとつ

                                                                              2000年代前半のウェブ小説書籍化(後編)|飯田一史|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                                                            • 第25回手塚治虫文化賞マンガ大賞 最終候補に『青野くんに触りたいから死にたい』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『葬送のフリーレン』『ペリリュー』など9作 | ほんのひきだし

                                                                              2月26日(金)、第25回手塚治虫文化賞マンガ大賞の最終候補作に、以下の9作が決定しました。 ※五十音順 ・『青野くんに触りたいから死にたい』(椎名うみ/講談社) ・『かしこくて勇気ある子ども』(山本美希/リイド社) ・『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/集英社) ・『呪術廻戦』(芥見下々/集英社) ・『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館) ・『薔薇はシュラバで生まれる【70年代少女漫画アシスタント奮闘記】』(笹生那実/イースト・プレス) ・『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(武田一義、原案協力:平塚柾緒(太平洋戦争研究会)/白泉社) ・『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか/集英社) ・『ランド』(山下和美/講談社) 手塚治虫文化賞は、日本の漫画文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念して、その志を継ぎ漫画文化の健全な発展に寄与する

                                                                                第25回手塚治虫文化賞マンガ大賞 最終候補に『青野くんに触りたいから死にたい』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『葬送のフリーレン』『ペリリュー』など9作 | ほんのひきだし
                                                                              • 人員削減に反対するための桃色争議で仲間割れが起きた理由!朝ドラ『ブギウギ 第13話』 - AKIRAの映画・ドラマブログ

                                                                                引用:https://www.nhk.jp/p/boogie/ts/NLPYVZYM29/blog/bl/p5kPw8DWyV/ ドラマ『ブギウギ 第13話』では、梅丸の社長が人員・給料の削減をしようとしますが、これが契機となり『桃色争議』が起きてしまいます。 会社のやり方に反対するための『桃色争議』だったのに、仲間割れが起きてしまうので、その理由について紹介しましょう。 ドラマ『ブギウギ』のキャスト 演出 登場人物&俳優 ドラマ『ブギウギ 第話 第13話』のストーリー 『人員削減に反対するための桃色争議で仲間割れが起きた理由』 ドラマ『ブギウギ 第13話』の見所とまとめ ドラマ『ブギウギ』のキャスト 朝ドラ『ブギウギ』は、2023年10月2日から放送開始されました。 演出 福井充広 二見大輔 泉並敬眞 鈴木航 盆子原誠 登場人物&俳優 花田鈴子-福来スズ子(演:趣里)笠置シヅ子をモデルに

                                                                                  人員削減に反対するための桃色争議で仲間割れが起きた理由!朝ドラ『ブギウギ 第13話』 - AKIRAの映画・ドラマブログ
                                                                                • 『安達としまむら』だけじゃない!作家・入間人間の作品まとめ - アニゲーまとめ

                                                                                  2020年秋アニメ「安達としまむら」の放送が待ちきれない人にオススメ。原作者・入間人間(いるま ひとま)の作品をまとめました。 「安達としまむら」は、電撃文庫MAGAZINEで連載中のライトノベルです。 TVアニメ『安達としまむら』は、2020年10月より、TBSにて放送予定です。 TVアニメ「安達としまむら」公式サイト|TBSテレビ ◎『安達としまむら』 安達としまむら (電撃文庫) [ 入間 人間 ] 安達としまむら読了。すごく良い百合ラノベでした。不器用な安達がしまむらとの距離感に戸惑いながら少しずつ甘えて行く姿がたまらねぇ。最高。文章もすごく綺麗で、空気が伝わる描写がいい。残暑の時期を上手く使って明るさとちょっと影を指す雰囲気がまた良い。— かまめし (@kama_meshi) March 10, 2013 『安達としまむら』1巻読了。終始ニヤニヤが止まらない。マスクしてて良かった