結婚相手紹介業のマル適マークの審査が難航している。業界大手の中にも、基準を満たしていない例が相次いでいる。認証制度が、業界の信頼度向上につながるかは未知数だ。 結婚相手紹介サービス業界が進める「結婚相手紹介サービス業認証制度」、いわゆる、業界の「マル適」マークの審査が難航している。既に予定より2カ月以上も遅れており、本格的な制度開始時期のめどが立たない状況だ。 「婚活」という言葉を耳にする機会が増える中、紹介業への新規参入を狙う個人や企業が後を絶たない。「うちの協会にも、月平均10件のペースで、新規参入に関する問い合わせがある」と、結婚相手紹介サービス協会専務理事の吉岡喜一郎氏は話す。 だが一方で、結婚相手紹介サービスの利用者数は伸び悩んでいる。20~40代前半の独身者は全国で約1800万人だが、うち利用者は3%程度。「うさん臭くて信用できない」「恥ずかしい」といったマイナスイメージが、利