先週32年ぶりの円安水準を更新した円相場は、日本時間の早朝から取り引きが行われている外国為替市場では、1ドル=148円台後半を中心とした取り引きとなっています。 外国為替市場では先週、アメリカで消費者物価指数などの発表を受けてインフレへの懸念から大幅な利上げが続くとの見方が強まったことから一段と円安が進み、14日のニューヨーク市場で、円相場は、1ドル=148円台後半まで値下がりして、1990年以来、およそ32年ぶりの円安水準を更新しました。 東京市場に先駆けて、日本時間の早朝から取り引きが行われている外国為替市場でもこの流れを引き継いで、円相場は1ドル=148円台後半を中心とした取り引きとなっています。 アメリカではバイデン大統領が15日、記者団に対し「ドル高については懸念していない」などとドルの値上がりを容認する内容の発言をし、さらなる円安の要因になるのではないかとの見方も出ています。