東京大学は、4年後をめどに学部の入学時期を全面的に春から秋に移行する方針を当面見送り、留学生を受け入れやすくするよう1年を4つの学期に分ける制度を導入することを決め、19日開かれた全国の国立大学の学長が集まる会議で報告しました。 東京大学は大学教育の国際化を進めるため、4年後をめどにすべての学部の入学時期を春から秋に移行する方針を打ち出し、学内の検討会議で実施方法を議論してきました。 しかし、秋入学への全面的な移行を巡っては、▽国家試験などの実施時期が変わらないなか、入学時期だけを見直すことに理解が得られないとか、▽高校卒業から大学入学までに空白期間が生じ、学生の学習する権利を奪うなどの意見も出され、東京大学は4年後をめどとした秋入学への全面的な移行は当面見送り、再来年・平成27年度までに4月から翌年3月までの1年間を4つの学期に分ける制度を導入することを決めました。 具体的には、▽4月か