ホンダが東京都内で、特定地域内で無人運転が可能な自動運転車を公道で走らせる実証実験を始めることが8日、明らかになった。 年内に栃木県内の公道で実施するのに続き、都心でも実験に乗り出し、運転手のいない自動運転車の配車サービスを2020年代半ばに開始することを目指す。 実験車両は自動運転技術の区分で、特定の条件下でシステムが運転操作をすべて行う「レベル4」に相当する。都内の公道でレベル4の実証実験を本格的に行うのは自動車大手でホンダが初めて。タクシー大手とも連携し、自動運転の難易度が高い都心部の交通混雑地帯で実用化に向けた技術検証を行う。 ホンダ子会社で事業化に取り組むホンダモビリティソリューションズ(東京)の高見聡社長が時事通信の取材で明らかにした。 ホンダが目指す自動運転車の配車サービスは、前後6人掛け。高見氏によると、「バスとタクシーの中間」の位置付けとなる。利用者がスマートフォンのアプ