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藤沢数希の検索結果1 - 40 件 / 185件

  • 入社1、2年は「良き社畜」として騙され続けよ。で、最後に1回だけ裏切ればいい人気ブロガー 藤沢数希

    ライフネット生命保険株式会社 共同創業者 1976年埼玉県生まれ。1997年司法試験合格。1998年、東京大学法学部を卒業後、ボストン コンサルティンググループ等を経て、ハーバード大学経営大学院に留学。同校を日本人では4人目となる上位5%の成績で終了(ベーカー・スカラー)。2006年、副社長としてライフネット生命保険を立ち上げ、2013年より代表取締役社長、2018年6月より取締役会長に就任。同年7月より18の国や地域に拠点を有するアジア最大手の生命保険会社であるAIAグループ(香港)に本社経営会議メンバーとして招聘される(いずれも2019年退任)。2020年よりスパイラルキャピタルのマネージングパートナーに就任、テクノロジーで業界変革や産業創出を行う企業の支援を行う。また、ベネッセホールディングス、メドレー等の社外取締役も務める。 著書は『入社1年目の教科書』『入社1年目の教科書 ワーク

      入社1、2年は「良き社畜」として騙され続けよ。で、最後に1回だけ裏切ればいい人気ブロガー 藤沢数希
    • 恋愛工学の開祖で年収2億の藤沢数希さん、うしじまいい肉さんと一人3万円の寿司屋でデートして、メルマガでボロクソに言われる - 俺の遺言を聴いてほしい

      藤沢数希さんとうしじまいい肉さんのデートが話題になっていました。 うしじまさん、藤沢数希に会ったんだ。教祖様って非モテを金づるにしてるのかと思ってたけど、自分も恋愛工学の内容を実践してるってすごく面白い。 http://t.co/0FDsOVzO5k pic.twitter.com/mQMGhmOfVU— 椎名 (@sheena_rat) 2015, 9月 19 何がなんだかわからない人のために簡単に説明すると、「藤沢さん」とは、金融日記というブログを2005年から運営している方で、3年くらい前からブログのスピンオフのような形で始めた「恋愛工学」メルマガが大ヒット。 メルマガの読者は5,000人を超えると言われ、恋愛工学を題材とした小説はベストセラーになりました。 現在は勤めていた外資系金融は退職したようですが、年収は2億もあるようです。 「うしじまいい肉さん」は、元々はコスプレイヤーだっ

        恋愛工学の開祖で年収2億の藤沢数希さん、うしじまいい肉さんと一人3万円の寿司屋でデートして、メルマガでボロクソに言われる - 俺の遺言を聴いてほしい
      • これだけは読みたい金融と経済、ビジネスの本20冊+3(八重洲ブックセンター藤沢数希フェア)

        先日まで、八重洲ブックセンターで、僕の推薦図書のフェアをやっていました。 訪ねてくれた皆様ありがとうございます。 今日は推薦した本のリストをアップしたいと思います。 資本主義と自由 、ミルトン・フリードマン (著)、村井 章子 (翻訳) ノーベル賞学者による自由主義のバイブル的な本。はじめて出版されたのは50年も前だが今でもおどろくほど新しい。自由な市場経済こそ人類を豊かにできるのであり、政府による裁量的な介入はなるべく排さなければいけない。本棚に一冊置いておきたい古典。 セイヴィング キャピタリズム、ラグラム・ラジャン (著)、ルイジ・ジンガレス (著)、堀内昭義 (翻訳)、有岡 律子 (翻訳)、アブレウ 聖子 (翻訳), 関村 正悟 (翻訳) 原著のタイトルは"Saving Capitalism From The Capitalists." 資本主義は資本家に脅かされているのだ。フェア

          これだけは読みたい金融と経済、ビジネスの本20冊+3(八重洲ブックセンター藤沢数希フェア)
        • 結局、モテるかどうかは「ひとこと」が言えるかどうか 作家・藤沢数希から恋愛工学を学ぶ - 土屋礼央のじっくり聞くと (1/2)

          平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ ※カテゴリは、「その他のお問い合わせ」を選択して下さい。

            結局、モテるかどうかは「ひとこと」が言えるかどうか 作家・藤沢数希から恋愛工学を学ぶ - 土屋礼央のじっくり聞くと (1/2)
          • 【藤沢数希】恋愛工学という厄介な新興宗教【批判】 - しっきーのブログ

            藤沢数希が提唱する「恋愛工学」は、支持者が多い一方で批判も多く、最近はブログやTwitterで信者とアンチが毎日のように戦いを繰り広げている。 僕が藤沢数希の名前を認識したのは小保方さんついて彼が書いたものを目にしたときからだが、恋愛工学が一般に認知されて論争に火がついたのは青柳美帆子さんのブログエントリーがきっかけのように思える。 恋愛工学が謎タームばかりでめっちゃキモ面白い件 - アオヤギさんたら読まずに食べた 恋愛工学がなぜ流行するのか? 記事を書くにあたって、一記事200円の有料メルマガ(ブロマガ)を、全部ではないがちゃんと金を払って読んだ。藤沢数希氏の著書である「僕は愛を証明しようと思う」も立ち読みで斜め読みだが一応は読了。 ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎単行本) 作者: 藤沢数希出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/07/24メディア: Kindle版この商品を

              【藤沢数希】恋愛工学という厄介な新興宗教【批判】 - しっきーのブログ
            • 藤沢数希の英語本セレクション : 金融日記

              移民とか海外移住のはなしをこの前ちょっこっと書いたので、今日は英語の本の話でもしましょうか。 英語は世界の共通語で、外国人同士が出会ったらとりあえず英語で会話することになっています。 世界の唯一のデフォルトの言葉です。 未来永劫この事は変わらないでしょう。 さて、英語のはなしです。 正直言って僕はもう何年も英語「の」勉強をしたことがありません。 しかし、毎日英語「で」仕事をしています。 もちろん僕は日本語が母国語で、英語は大人になってから後天的に身につけた外国語ですから、受験勉強等を通して最初は英語「を」勉強していたわけです。 はるか昔のことなのですが、その時とても役にたった本がいろいろありました。 このまえ本屋に行った時、そのどれもがまだ売られていることに気付きました。 やっぱり僕がいいと思ったものは他の人もいいと思っているんですね。 とんでもないロングセラーで本の後ろを見ると恐ろしいほ

                藤沢数希の英語本セレクション : 金融日記
              • はっきりいうと今は円高ではない - 藤沢数希

                財務省と日銀は9月15日に実に6年半年ぶりの為替介入を実施した。ニュース報道等によれば2兆円ほどドルを買って円を売ったようである。この介入によってUSD/JPYは一時的に86円付近まで円安に戻した。しかしここ数日はまた81円台で取引されている。日本国政府はすでに100兆円ほどアメリカ国債などを保有しているため、ここに追加の2兆円分ドル資産を増やしたからといって大したことではないが、先月の2兆円の介入でドルを85円程度で買ったとするならばすでに3%程度損失が出ている。つまり2兆円x3%で600億円ほどだ。これは日本国民の負担となろう。 ところでそもそも現在の為替水準は本当にファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)から著しく乖離した円高であり、それゆえに政府による介入も正当化できるような水準なのだろうか? 結論からいうと筆者は必ずしもそうとは考えていない。むしろファンダメンタルズからいえばとて

                • なぜ増税は消費税でなければいけないのか? - 藤沢数希

                  ようやく民主党政権も財政再建の重要性を認識し、消費税の増税を議論しはじめた。筆者も日本は消費税率を上げるべきであると考えており、その点に関しては民主党政権と一致する。日本の深刻な財政赤字は、確かに政府部門のムダもあるが、大きな要因は単純に社会保障費に対して税収が少なすぎることである。とりわけ日本の消費税率は5%で、これは諸外国に比較して極端に低い。しかし、税金は消費税の他にも所得税もあれば法人税もあるし相続税もある。そこで今回はなぜ数ある税金の中で消費税を上げなければいけないのか、その理由を整理してみたい。 消費税は景気に左右されずに安定している 2008年の金融危機では日本の多くの大企業が大幅な減益を余儀なくされた。その結果、法人税収は大きく下ブレした。下のリンクを見てもらえばわかるが、法人税や所得税は景気に大きく依存する一方で、消費税は非常に安定している。 主要税目の税収(一般会計分)

                  • 解雇自由化は日本経済復活のための一丁目一番地 - 藤沢数希

                    週刊ダイヤモンドの解雇解禁特集が方々で話題になっている。日本の極めて厳しい解雇規制が、企業の新規採用の抑制、非正規社員だけに押し付けられる不当な雇用リスク、日本のグローバル企業の国際競争力低下、ひいては日本経済の閉塞感の大きな原因になっていることはすでにさまざまな識者が指摘している。筆者は公務員も含めての日本の解雇規制の自由化が日本経済を再び成長軌道に乗せるための一丁目一番地だと考えている。結婚相手の職業人気1位が公務員、学生の就職先人気1位が公務員、そして新卒がみな大企業の正社員を目指す日本の現状は、病的だ。 いったん既得権を握った大企業の正社員や公務員が、どれだけ与えれれた仕事に向いていなくても、どれだけサボっていても給料をもらい続けられる一方で、非正規社員がどれだけがんばっても報われないような仕組みがあっていいわけはない。これでは江戸時代の身分制度だ。 また厳しい解雇規制が企業の採用

                    • いろいろ考えたけどやっぱり増税には断固反対します - 藤沢数希

                      参院選挙の争点は消費税のようである。筆者は消費税率を現在の5%から引き上げることを支持してきた。しかし、それは法人税の大幅減税、所得税の累進性の緩和、将来的には所得税のフラット化を実現するためであって、トータルで見ればむしろ減税するためである。それが強欲な政府は消費税を引き上げ、その上に所得税の引き上げ、特に高額所得者への累進性の強化を考えているようだ。また、法人税の減税も遅々として進まず、目標も10%台が標準である他のアジア諸国からは程遠い水準であるらしい。現在、日本の財政は危機的な状況にあるが、それでも筆者は増税するべきではないと考えている。以下、そのことについて様々な反対意見を想定しながら論じる。 所得税の累進性緩和、法人税減税、消費税増税は金持ち優遇でさらに格差が広がるのではないか イエス。そのとおり。しかし、だから何だというのだ。グローバル化の進んだ世界では、クリエイティブな個人

                        いろいろ考えたけどやっぱり増税には断固反対します - 藤沢数希
                      • 私的なことがらを記録しますが今週、紙の本を大量に捨てました ― 藤沢数希

                        正直に白状すると、筆者は電子書籍なるものを大変冷ややかな目でみていた。なぜならば人々の行動の変化というのはとてもとても緩慢なものだからだ。電子書籍は普及しないと思っていたし、仮に普及したとしてもそのスピードは非常に遅いものになるだろうと思っていた。筆者は金融市場で仕事をしているのだが、金融の世界では、理論的にはすぐれているはずのものがまったく普及しないことが非常に多い。 たとえば株式インデックスを見てみると、今でも圧倒的に人気なのが日経平均株価である。この225銘柄の株価単純平均の指数は、時価総額加重平均ではないので市場代表性も悪く、また日本株の投資対象としても銀行セクターのウエイトが極端に低くて、電機セクターや薬品セクターがいやに高かったりとかなりいびつだ。日経平均株価より出来のいい日本株のインデックスは両手の指で数えられないほどある。しかし人々は日経平均を使い続ける。先物やオプションの

                        • 金融日記の藤沢数希さんが「日経平均が先物で操縦できると思ってる市場関係者はアホ」とつぶやいてガチの市場関係者に絡まれる : 市況かぶ全力2階建

                          決算発表が出ないことを怪しんでストップ高まで買われたエックスネット、TOBされるどころか逆に資本提携解消で切られて過剰にお金が流出するお笑い劇場に

                            金融日記の藤沢数希さんが「日経平均が先物で操縦できると思ってる市場関係者はアホ」とつぶやいてガチの市場関係者に絡まれる : 市況かぶ全力2階建
                          • 人気ブログ金融日記の藤沢数希さんが大胆かつ柔軟にその主張を曲げてくる : 市況かぶ全力2階建

                            決算発表が出ないことを怪しんでストップ高まで買われたエックスネット、TOBされるどころか逆に資本提携解消で切られて過剰にお金が流出するお笑い劇場に

                              人気ブログ金融日記の藤沢数希さんが大胆かつ柔軟にその主張を曲げてくる : 市況かぶ全力2階建
                            • 二村ヒトシと藤沢数希の対談が全く噛み合ってなくて面白かった

                              https://cakes.mu/series/3437 藤沢数希は「出来るだけ沢山のいい女の膣に射精することがオスとしての勝利」 二村ヒトシは「性的な相性のいい相手と最高のセックスをすることが人間の喜び」 と主張しているように見えて、最終目的地が余りにも違うから話が噛み合わないんだと思う。 これはもう、どっちが正しい間違ってるという話じゃなくて、セックスの趣味の話なんじゃないか? 承認欲求と性欲を絡めない藤沢二村僕がいちばん訊きたかったのが「藤沢さんはモテるようになって、救われましたか?」ということなんです。 藤沢救われるかどうか、とか特に考えたことがないんですよね(笑)。 コンプレックスというか、もっと切実な問題ですよね。とにかく目の前に、セックスできないという切実な問題があって、それをどう解決するか、みたいな。 二村さんは恋愛を語るにあたって、「自分とはなにか」「愛とはなにか」といっ

                                二村ヒトシと藤沢数希の対談が全く噛み合ってなくて面白かった
                              • はじめ🍣休学ラボ🍖 on Twitter: "就活生は絶対フォローすべき垢 田端信太郎さん@tabbata ちきりんさん@InsideCHIKIRIN 池田信夫さん@ikedanob 堀江貴文さん@takapon_jp 藤沢数希さん@kazu_fujisawa https://t.co/XCxCMwCtys"

                                就活生は絶対フォローすべき垢 田端信太郎さん@tabbata ちきりんさん@InsideCHIKIRIN 池田信夫さん@ikedanob 堀江貴文さん@takapon_jp 藤沢数希さん@kazu_fujisawa https://t.co/XCxCMwCtys

                                  はじめ🍣休学ラボ🍖 on Twitter: "就活生は絶対フォローすべき垢 田端信太郎さん@tabbata ちきりんさん@InsideCHIKIRIN 池田信夫さん@ikedanob 堀江貴文さん@takapon_jp 藤沢数希さん@kazu_fujisawa https://t.co/XCxCMwCtys"
                                • 凋落した日本の一人当たりのGDPと地方分権 ― 藤沢数希

                                  日本は少なくとも経済的には世界で最も豊かな国のうちの一つだった。一人当たりのGDP、つまり国民の平均所得は常に世界のトップクラスであった。しかし、それも昔の話のようである。失われた20年の間に一人当たりのGDPは毎年順位を落とし、現在では先進国の中で下の方になってしまっている。満員電車の通勤やうさぎ小屋と揶揄される住環境は世界から馬鹿にされ、GDPのような数値には現れない生活の豊かさは、他の諸外国に比べて劣るといわれてきた日本だが、今やそのGDPさえも先進国の中では下の方になってしまったのである。名実ともに日本は貧しくなったのだ。 下の図は購買力平価で見たドル建ての一人当たりのGDPである。人口が100万人以下の都市国家(ルクセンブルクやマカオなど)は除外してある。 出所:World Bankのウェブ・サイトより筆者作成 スイスやノルウェイなどは一人当たりGDPランキングでは常に最上位にく

                                    凋落した日本の一人当たりのGDPと地方分権 ― 藤沢数希
                                  • 第3回 結婚は愛情とは関係ない金銭取引の契約である|『ぼくは愛を証明しようと思う』発売記念対談 「恋愛ってなんだろう?」|藤沢数希

                                    「藤沢さんには“情”が感じられない」「藤沢さんは恋人の一番になりたいと思わないのか」と詰め寄るはあちゅうさん。そこから次第にお互いの結婚観の違いが明らかになります。前回の対談でもお二人がどうしても歩み寄れなかったのがこの結婚観でした。ここに現代の恋愛の不合理があるのかもしれません。『ぼくは愛を証明しようと思う。』発売記念対談、白熱の最終回をお楽しみください。 (構成:福田フクスケ) 前回までの記事: 第1回 男は大勢にアプローチしないとたった一人とも付き合えない ※本記事は電子書籍化されたため公開を終了しました。書籍化情報は下記の「関連書籍」をご参照ください。 はあちゅう/藤沢数希『男と女がいつもすれ違う理由』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 恋愛だけで生きていこうとする女性と、仕事も恋愛も両方頑張りたい女性では、どちらが恋愛に有利なのか――? 「忙しい男は一途

                                      第3回 結婚は愛情とは関係ない金銭取引の契約である|『ぼくは愛を証明しようと思う』発売記念対談 「恋愛ってなんだろう?」|藤沢数希
                                    • 上場企業の役員報酬個別開示についての雑感 - 藤沢数希

                                      今年から上場企業の1億円以上の役員報酬について開示される。メディアでは公表された役員の氏名とその報酬を次々と報じている。また、さっそくランキング・サイトなどがいろいろ作られている。洋の東西を問わず他人の給料は気になるものらしい。 実はこれは筆者の予想通りだったのだが、次のふたつの点が多くの人にとって解せないのではないだろうか。ひとつ目は、日産のゴーンCEOの9億円やソニーのストリンガーCEOの8億円など、外国人経営者の方が日本人経営者よりも多額の報酬をもらっていることである。次に気になるのは赤字の企業でも1億円以上の報酬を貰っている役員が多数いることである。今回はこの辺の報酬のカラクリについて解説しよう。 なぜ外国人経営者の方が報酬が高いのか これは何も日本人が外国人、それも欧米人を崇拝しているからでも何でもないし、必ずしも外国人の方が経営者の能力が高いからでもない。実は、多くの日本の大企

                                      • 藤沢数希さんの「損する結婚 儲かる離婚」は「離婚の教科書」として読むと、とても有用な情報が散りばめられてる。 - 俺の遺言を聴いてほしい

                                        名著の条件が人の感情を揺さぶることならば、この本は間違いなく名著だろう。 愛する彼女がいて、日々彼女の愛に感謝して生きている男の人がこの本を読めば、藤沢さんの主張はとても受け入れがたく、腹立たしく感じるものに違いない。 一方で、愛など既に冷めきって、離婚したくて仕方がない憎らしい妻を持つ男がこの本を読めば、 「藤沢さん!よく言ってくれた!」 と立ち上がり拍手を送ることだろう。 この本では、愛とか思いやりとか感謝とか、長年一緒にいた妻への情などの記述は一切ない。 感情を排除して 「その結婚は、金銭的に損するか、得するか」 についてのみフォーカスをあて、結婚の不都合な真実について、多数の事例を挙げて説明している。 このように情を取り除き、物事を損得で説明しようとする姿勢は恋愛工学のアプローチに似ている。 恋愛工学にとっては、女は「できるかできないか」が全てであり、根底にあるのはとにかく自分が得

                                          藤沢数希さんの「損する結婚 儲かる離婚」は「離婚の教科書」として読むと、とても有用な情報が散りばめられてる。 - 俺の遺言を聴いてほしい
                                        • 藤沢数希が桃太郎を書いたら - カタダのペンギンな日々

                                          僕は鬼退治を証明しようと思う。 ★ 「道で話しかけた犬は仲間にできたか?」 「最初のディナーで仕掛けたイエスセットがうまくいきましたよ。家に誘ったらあっさりとイエス。そのあとはきびだんごルーティーンでフェーズシフトさせました」 「銀座で会った猿は?」 「週末カフェで会ってCフェーズをクリア。一気にきびだんごルーティーンで仲間にしました」 「もう一匹、クラブでいい感じになったメスがいたよな…」 「キジだったら昨日の夜の11時に一言メッセージを送ったらバタバタと飛んできましたよ」僕はそう言って、携帯に残っていたメッセージのやりとりを見せた。 「あとはいつものきびだんごルーティーンです。完全にトリガー弾かれてますね」 その男は、やれやれ、といった表情で僕を見て笑った。 僕も笑い返す。 東京の街を見下ろしながら静かに乾杯をして、冷たいビールを喉に流し込む。数え切れないほどのビルがキラキラと輝いてい

                                            藤沢数希が桃太郎を書いたら - カタダのペンギンな日々
                                          • 藤沢数希さんの不都合な真実(?) - コウモリの世界の図解

                                            2014-07-29 藤沢数希さんについて(都市伝説?) 昔のFacebook投稿からの移植。 2013年2月1日 「藤沢数希」さんって、灘高に行って途中退学してたのかー。灘高に入ってしまったけど退学しようか迷っていた身としては、親近感が湧く。 真偽は分からないけど、うつ病女性による失恋&素性告発の記事、変な話だけど読んでしまった。 藤沢数希の不都合な真実 これによれば、これまでの経歴はこうらしい。慶應幼稚舎→麻布中学→14歳で両親が事故死 →灘高→途中退学で陸上自衛隊→バカロレア取得 →交換留学でウェストポイント大学へ →東大哲学科へ学士入学→CPA取得→監査法人 →JPモルガン→GS副社長→あるヘッジファンド社長たまに見るブログから想像するに。 藤沢さんって、価値のモノサシの数が常人の4分の1くらいしかないがゆえに、その少ないモノサシ(たとえばマネー)によるPDCAを回

                                              藤沢数希さんの不都合な真実(?) - コウモリの世界の図解
                                            • AIG社員の最後の手紙(翻訳、藤沢数希) : 金融日記

                                              今、世間でうわさのAIGファイナンシャル・プロダクツのひとりの社員が出した退職願が、ニューヨーク・タイムスにリークされました。 いろんな意味で重要なニュースなので、がんばって翻訳してみました。 ニューヨーク・タイムス:Dear A.I.G., I Quit! いやー、金融業界に詳しい人が読むと本当に趣深いメールなんですよね。 実は細部まで計算しつくされているメールで読めば読むほどジェークさんは聡明なひとなんだと思えます。 ここに書いてある全てのことが理解できて、ところどころに現れるピリッとした嫌味が分かったら、あなたはかなりの国際金融通ですね。 英語の勉強にもなりますから、いろいろ英語のニュースも検索してみてこのメールのバックグラウンドを全部理解してみましょう。 春休みの宿題です♪ これで有名になったジェークさんがAIGの暴露本でも出して大もうけしたら、MITの奨学金をゲットした以上のアメ

                                                AIG社員の最後の手紙(翻訳、藤沢数希) : 金融日記
                                              • 為替介入で円高を阻止しろと簡単にいうけれど - 藤沢数希

                                                USD/JPYは85円(1ドル=85円)を下回る水準まで下がってきている。そこで輸出企業の多い日本では、財務省や日銀が為替介入をして円高を阻止せよ、という声が日増しに高まっている。そこで今日はそもそも為替介入とは何かということを簡単に説明することにする。 まず日本の為替政策は財務省の管轄で、日銀が独自に為替介入をすることはできない。もちろん実際にドルやユーロを売買するのは日銀だが、それは財務省の指示に従ってやることになる。それではドルに対して円を安くしたい、つまりUSD/JPYを買い支えたいということになったらどうするかというと、日本円を売ってドルを買うわけだ。そこでまず日本円を用意しないといけないのだが、これは財務省が政府短期証券、つまり満期の短い国債を発行して市場から調達する。政府短期証券を1000億円売りだして、それを民間の銀行が1000億円買えば、財務省は日本円が1000億円手に入

                                                  為替介入で円高を阻止しろと簡単にいうけれど - 藤沢数希
                                                • Amazon.co.jp: なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方: 藤沢数希: 本

                                                    Amazon.co.jp: なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方: 藤沢数希: 本
                                                  • 日本経済の議論で当たり前だと思われてるけど実はぜんぜん当たり前じゃない前提条件いろいろ - 藤沢数希

                                                    その1 経済が成長すれば日本の財政赤字は改善する 経済が成長する、つまり、GDPが大きくなっていけば、国の税収はたいだいGDPに税率をかけたものなので税収も増える。一方で医療や年金などの社会保障費はGDPが増えてもいっしょに増えるわけではない。よって経済成長できれば日本の財政赤字は改善すると思われている。実際に小泉政権のときは改善していた。 しかし、国の借金、つまり国債は満期が来たらどんどん借り換えていかなければいけない。この時に金利が上がってしまったら国が負担する利息が増える。経済成長率が高まれば金利は当然上がっていく。日本のように政府が莫大な借金を抱えていると、ちょっと金利が上がっただけで支払い利息もものすごく増える。この時、経済成長率と(長期)金利で、成長率の方が金利より高くなる保証は実は何も無い。成長率>金利が続けば確かに財政赤字は改善されていくが、成長率<金利だと財政赤字は悪化す

                                                      日本経済の議論で当たり前だと思われてるけど実はぜんぜん当たり前じゃない前提条件いろいろ - 藤沢数希
                                                    • 藤沢数希の不都合な真実 1 : 放射能ごみ問題

                                                      たまたま愛した男性が藤沢数希だった、というウソみたいな話です(ウソだといいんだけどなー)。 昨年8月のことです。こういうツイートをしたことがありました。 「先日、証券業界のエラい人と知り合ったんだけど、証券業界では“江頭タイム”という言葉があって、午後2:50、つまり東証が閉まる10分前のことを指すんだそう。お客さんから駆けこみ注文が寄せられ忙しいらしい。業界が違うといろんな業界用語があるんだなって興味深く思った」 このツイートは、すぐに削除してしまいました。その証券業界の男性と恋に落ちて、結婚を前提におつきあいしましょうという話になったんです。でもいまこうやってブログに書いているということは、その恋はダメになってしまったということなんですけどね。 その証券会社のエラい人――Mさんとするね――とはスカイプで知りあいました。 私はスカイプで知らない人と話をするのが好きでね。キッチンのそ

                                                      • 藤沢数希氏「半沢直樹の何が面白いかわからない」 | 日刊SPA!

                                                        「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決め台詞で社会現象にもなっているドラマ『半沢直樹』。欧米の研究機関で博士号を取得し外資系投資銀行でしか働いたことがない藤沢数希氏は、半沢直樹をどう見ているのか? ◆ドラマ『半沢直樹』の大ヒットで心配になる、日本のメガバンクの未来 (人気ブログ「金融日記」管理人 藤沢数希氏) テレビの視聴率が年々低下するなか、TBSドラマ『半沢直樹』が大ヒットしている。視聴率は回を重ねるごとに上昇し、最終回では40%を超えるのではないかといわれている。僕はTwitterで金融関係の人を多くフォローしているのだけれど、タイムラインを見ていると、こうした人たちも「面白い」と口を揃えて言っていた。これはひょっとして『ハゲタカ』以来のすごい金融ドラマなのか、僕も見なければと思い、録画している友人を見つけて、ついつい全部見てしまった(第5話まで)。 しかし何が面白いのか全然わからな

                                                          藤沢数希氏「半沢直樹の何が面白いかわからない」 | 日刊SPA!
                                                        • 日本経済の失われた20年と民主党政権への失望 ― 藤沢数希

                                                          1990年に土地バブルが崩壊し、その後、日本経済は長期停滞に陥った。この長期景気低迷は「失われた10年(the lost decade)」と呼ばれて久しいが、いつのまにか「失われた20年」になってしまった。この間、世界経済は成長を続け、日本経済はまさにひとり負けだった。 下図は米S&P社が算出する国別の配当込み株価指数である。配当まで含めてパフォーマンスを計算することにより、各市場の株式投資のトータル・リターンを表している。各国のパフォーマンスを比べるため、全てUSドルに換算してある。 出所:米S&P社のウェブ・サイトより筆者作成 このグラフを見れば、世界の中で日本だけが取り残されてしまった構図が浮き彫りになる。一部の民主党議員が「行き過ぎた株主至上主義を正す」と息巻いていたが、この20年間、一貫して株主を軽んじ、常に株主に損失を押し付けてきたのが日本の会社なのである。民主党議員はいったい

                                                            日本経済の失われた20年と民主党政権への失望 ― 藤沢数希
                                                          • 福祉国家と言う危険な幻想 - 藤沢数希

                                                            福祉を増やすことに対して多くの人が肯定的だ。そして大抵の人にとって競争と言うのはつらいものだ。よって国家と言うものには常に福祉を肥大化させようとするバイアスがあり、またそうした国家で既得権を握った者たちは常に新規参入者を排除し競争をなくそうとする。こうした人達は社会の問題の多く―例えば貧困や凶悪犯罪など―を福祉が十分でないこと、また「行き過ぎた」競争に結びつけようとする。しかし筆者は福祉国家と言うのは非常に危険な幻想、あるいは妄想だと思っている。行き過ぎた福祉国家と言うのは必ず滅びるものだ。今日はそのことを示唆するためにいくつかの簡単な実験をしようと思う。実験と言ってもフラスコの中で化学反応を起こしたり、コンピュータで複雑な数値実験をするわけではない。簡単な思考実験。つまりいくつかのシチュエーションを思い描き、その結果どうなるか想像してみようと言うことだ。 その1 みんな平等の会社と実力主

                                                            • 大資本か独立・起業か―連休明けは働き方について考えよう ― 藤沢数希

                                                              労働が分割されはじめると、各人は、ある特定分野にだけとどまるように強いられ、そこから抜け出すことができなくなる。 カール・マルクス、フリードリッヒ・エンゲルス(ドイツ・イデオロギー) いよいよ明日は連休明けである。明日、また満員電車に乗って出社しなければいけないと思うと悲しい気持ちになるサラリーマン諸氏も多いのではないだろうか。筆者も連休中にたっぷり溜まっているであろうニューヨークやロンドンからのメールを処理しながら、通常業務に復帰しなければいけないと思うと気が重くなってくる。ツイッターは独立・起業を考えているユーザーが多いようで、昨日、筆者が運営するブログで書いたエントリーには大きな反響があった。そこで今回はさらに踏み込んで、大企業のサラリーマンという働き方と、独立・起業するという働き方のメリット・デメリットを考えてみたい。 一般的に大企業、すなわち大資本を有する会社の従業員は、収入も安

                                                              • 「金融日記」藤沢数希氏の「過剰円安」説の虚を暴く。 - セカンドベストはなんだ?

                                                                昨年末からすさまじい勢いで円安ドル高が進んでいる。 野田前首相が解散を発表した2011年11月中旬は1ドル=79円台だったが、いまでは1ドル=92円台にまで円安が進んだ。 「デフレと円高に苦しむ日本経済」という常識的な見方をすれば、円安は景気回復が期待できるうれしいトレンドだ。 ところがどっこい「現在の円安は行き過ぎである」というトンデモ経済記事がネットで注目を集めていた。 現在の円安は行き過ぎである : アゴラ - ライブドアブログ しかもこのトンデモ記事を書いたのが、為替のプロである「金融日記」のアルファブロガー・藤沢数希氏だと知り二重に驚いた。 調べてみると、以前から藤沢数希氏は「円高・円安」関連のインチキ記事を書き続けていたようだ。 まず藤沢数希氏が主張する「過剰円安」説のトリックを暴こう。 そして「なぜ藤沢数希氏は円高アジテーションするのか?」という疑問を、金銭的インセンティブと

                                                                  「金融日記」藤沢数希氏の「過剰円安」説の虚を暴く。 - セカンドベストはなんだ?
                                                                • 鳩山由紀夫を擁護する - 藤沢数希

                                                                  鳩山由紀夫がとうとう辞めた。総理就任後たった8ヶ月で辞任に追い込まれた。就任直後は80%近い支持率だったが、そこがピークだった。そして最近はとうとう10%台まで落ち込んでいた。この間、日本経済は低迷して、郵政改悪法案や普天間基地の移設問題での不手際で、多くの国民から不信を買った。社会主義的な政策も多くの経済評論家に酷評された。よって、今日の辞任後も、なおも彼の失政を批判する声は大きい。 筆者は、鳩山氏が首相に就任した直後に話題になった彼の論文を読んで非常に悪い予感がしていた。典型的な反市場、反米のイデオロギーが綴られた現実離れした彼の思想がはっきりと読み取れたからだ。そういった考え方はグローバル経済の中で生きている日本と、そこで生活する日本国民にとってひどく有害に思えた。しかし、筆者が本当に恐れていたことは、そんな反市場、反米をかかげる鳩山由紀夫率いる民主・社民・国民新党の連立政権が、国民

                                                                    鳩山由紀夫を擁護する - 藤沢数希
                                                                  • 続・なぜ増税は消費税でなければいけないのか? - 藤沢数希

                                                                    前回の消費税のエントリーは、筆者の意見というよりは、財政学者や税金の専門家などで長年議論されコンセンサスとなっている事柄をただ整理しただけである。よって、概ね賛成意見が多かったのだが、小飼弾氏をはじめ何人かの読者が消費税の欠点を指摘した。最も典型的な反対意見は消費税は逆進的だということである。これに対してはすでに池田信夫氏が実証研究の結果を元に反論しているが、今回のエントリーではさらに消費税の重要性を考察することにする。 そもそもなぜ国民は税金を払わないといけないのか 我々は官僚や政治家を食わせるために税金を払っているわけでもなければ、過疎地の誰も使わない高速道路や美しい日本の河川を台無しにするダムを作るために税金を払っているわけでもない。世の中には警察や国防など市場原理だけではうまくいかないが必要なサービスがある。また、送電線や通信網を敷設するような事業は市場原理だけではうまくいかず、国

                                                                    • 【速報】藤沢数希の元交際相手が正体を暴露!!「奴は経歴詐称をしている。年齢も10歳サバを読んでいた大嘘つき」 | netgeek

                                                                      人気ブログ金融日記の管理人である藤沢数希の元交際相手がブログにて藤沢数希の正体を暴露している。偶然Skypeで知り合い、お互いのことを話すうちに相手が藤沢数希であることに気付いた女性は、直接本人に聞いてみることに。相手は初めは言葉を濁したもののついには「ご名答」と答えたという。「結婚を前提に付き合って欲しい」とまで言われた彼女がなぜ藤沢数希の正体を暴露するに至ったかというと、それは藤沢数希が数多く行っている経歴詐称が許せなかったからだという。 暴露主は「放射能ごみ問題」というブログ(すでに閉鎖済)の運営者でTwitterアカウントは@tsunamiwaste(すでに退会済)。プロフィールによると、出版関係の仕事を経て現在は事務職。正義感が強く、市民運動をやっている30代だという。 消されたブログは魚拓で読むことができる ブログはすでに消されてしまっているが、魚拓があるので安心して欲しい。全

                                                                        【速報】藤沢数希の元交際相手が正体を暴露!!「奴は経歴詐称をしている。年齢も10歳サバを読んでいた大嘘つき」 | netgeek
                                                                      • 人や会社が日本を捨てて税金の安い国に出ていくのは真に愛国的な行動である - 藤沢数希

                                                                        21世紀はアジアの時代だと言われている。中国はもちろん、シンガポール、香港、韓国、台湾などアジアの国々は急速な経済成長を続けている。世界の多国籍企業もアジアを最重要マーケットと捉え、積極的に経営資源と投入している。アジアは間違いなく世界の成長センターなのだ。ただし日本を除いて。 そのような中で、アジアのこれらの国々の政府は熾烈な人材獲得合戦、企業の誘致合戦を繰り広げている。シンガポール政府などは著名な企業家や投資家に対して、政府高官が自ら赴き移住の勧誘をしたりしている。しかしこれらの優秀な人材や優良企業の獲得競争の最重要な要素は税金である。税金でもとりわけ重要なのが高額所得者に対する所得税と法人税だ。各国が競って高額所得者や企業に対する税金をどんどん安くしているのである。 日本は国内のマーケットが比較的大きく国内だけでまだ食っていけるし、また言語などの文化的な障壁も高いので、今のところそれ

                                                                          人や会社が日本を捨てて税金の安い国に出ていくのは真に愛国的な行動である - 藤沢数希
                                                                        • 日銀がお金を刷れば問題は解決するのか? - 藤沢数希

                                                                          菅直人首相が率いる新たな内閣が発足した。様々な注目点があるが、そのひとつは金融政策である。昨年、国民的人気を誇る経済評論家の勝間和代氏が当時、副総理・国家戦略担当相であった菅直人氏に「財政規律を大幅に緩めることと超金融緩和を同時に進めればデフレ、格差、雇用、経済成長、年金などの日本経済の所々の問題がいっぺんに解決する」と提案し、話題になった。その後、政府は日銀にさらなる金融緩和を要求するなど、勝間氏の政策提言はそれなりの影響力を持ったようである。 今でも、一部の経済学者は、日銀が大量にお金を刷れば日本経済はよくなると唱えている。いわゆるリフレーション理論である。そして、彼らの矛先は常に日銀批判に向く。日本経済がデフレに苦しみ、過去20年間、世界の経済成長に取り残された主因は日銀が過度に金融を引き締めたためだというのだ。よって、日銀がもっと大量にお金を刷れば、デフレが解決し、日本経済は再び成

                                                                            日銀がお金を刷れば問題は解決するのか? - 藤沢数希
                                                                          • 尖閣ビデオ流出事件で考えたこと - 藤沢数希

                                                                            日本国政府が公開を拒んできた尖閣諸島での漁船衝突事件のビデオが、動画投稿サイトのYouTubeに11月4日に流出して、ツイッターや2chなどで騒然となった。これに対して政府は流出させた「犯人」を捕まえるべく、GoogleからIPアドレスなどのデータを差し押さえて刑事事件として捜査していた。新聞報道等によれば、本日、犯人と思わしき人物が出頭したとのことである。 政府、検察、そして記者クラブ関係のマスメディアで構成される日本の権力のトライアングルの中で、権力側に都合のいい情報がマスメディアにそれとなくリークされ、それをテレビや新聞が報道するというのは日本ではお馴染みの風景だ。しかし今回は政府側の意図せざる情報が、マスメディアとは対立している、あるいは下に見られているYouTubeというネットメディアで公開された。インターネットですでに多くの人が見終わったビデオを、半日も遅れてから権威あるマスメ

                                                                              尖閣ビデオ流出事件で考えたこと - 藤沢数希
                                                                            • ジャパン・マネー再び ― 世界を買い叩け! ― 藤沢数希

                                                                              欧州のギリシャ危機によりユーロが売られている。また、金融危機の震源地だったアメリカのドルも多額の財政赤字や景気の先行き懸念により弱い。そして相対的に世界の通貨の中で円の価値が高まっている。円高だ。 出所:日本銀行のウェブ・サイトより筆者作成 こうなると膨大な輸出産業を抱える日本の財界や経済評論家からは、政府による為替介入や日銀のさらなる金融緩和によって円安に誘導せよとの声が高まる。しかし、筆者は円高は必ずしも悪いこととは思っていない。むしろ、現在の円高は日本企業にとってグローバル化を一気に進めるまたとない好機であると考えている。 円が安ければ、相対的に日本の人件費などの製造コストが安くなるので、日本製品の価格競争力が高まり輸出産業に有利となる。逆に円が高ければ、海外からモノを買う時の(日本円で見た)コストが下がるので輸入産業に有利だ。輸出産業の代表はトヨタ自動車やソニーなどのメーカーで、輸

                                                                                ジャパン・マネー再び ― 世界を買い叩け! ― 藤沢数希
                                                                              • 意味のないオルタナティブな社会システムを模索するのはやめにしよう - 藤沢数希

                                                                                日曜日の参院選は、わずかな差が増幅される地方の一人区が自民党に大きく味方した。また小さな政府をかかげるみんなの党が躍進した。その結果、当然のように民主党が惨敗した。露骨に郵政ファミリーに利権誘導をしていた国民新党はひとつも議席を獲得できなかった。政権与党の民主党は連立する少数政党の国民新党を加えても参院での過半数をキープできない。社民党を加えても同様である。このように衆参でねじれたことにより、日本の政治は法案がほとんど通らなくなるという意味で今後停滞することはほぼ確実となった。確かに日本の政治はしばらくは停止状態になるだろうが、何の議論もせずに郵政国有化法案を強行採決しようとしていた民主党と国民新党による暴走列車のような政権を、民意が止めたことの意義は大きいのではないか。日本の政治は前にも進めないが、後ろに進むよりはずいぶんとましである。 今回の選挙のポイントは「小さな政府」への支持がじわ

                                                                                • AI時代には英語学習がますます重要になる3つの理由| 藤沢数希(特別寄稿) | ハルヨン

                                                                                  物理学PhD、作家、投資家。海外の研究機関で計算実験の研究に従事した後、外資系投資銀行に転身し定量分析、トレーディングに従事。その傍ら作家活動をはじめる。『なぜ投資のプロはサルに負けるのか』『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』『外資系金融の終わり』(以上、ダイヤモンド社)『反原発の不都合な真実』『損する結婚 儲かる離婚』(新潮新書)『ぼくは愛を証明しようと思う。』(幻冬舎)などのベストセラーを執筆。 恋愛やグルメなど親しみやすい話題から、高度な経済分析、エネルギー政策などの話題まで、独自の視点と鋭い分析で分かりやすく解説している。 AI時代に日本の英語教育はどう変わるのか 日本の「英語産業」にとって、良いニュースと悪いニュースがある。2020年、つまり、いまの中学3年生が受ける大学入試が変わる。人がやっている多くの仕事を人工知能(Artificial Intellige

                                                                                    AI時代には英語学習がますます重要になる3つの理由| 藤沢数希(特別寄稿) | ハルヨン