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西村佳哲の検索結果1 - 40 件 / 58件

  • Culture Against Apartheid  アパルトヘイトに抗する文化

    〈Culture Against Apartheid アパルトヘイトに抗する文化〉は、私たちひとりひとりが、パレスチナでの大量虐殺と民族浄化を止める事を早急の課題とし、この問題の根幹にある占領や、アパルトヘイト体制、「日本」をふくむ世界中の、あらゆる抑圧に抗う『文化』を主体的に創造していくことを宣言する声明です。私たちは団体としてではなく、声明に共感する「ちいさな人びと」の意志の集まる場所として、新しい文化を望むすべての人びとの活動のためのネットワークとして存在します。 声明「パレスチナを忘れるな」というのが、エドワード・サイードの最期のことばでした。 パレスチナの未来のために、彼が最期まで重んじたのが、『文化』というものでした。 わたしたちは、Culture Against Apartheid(アパルトヘイトに抗する文化)というチームをつくりました。 わたしたちが、心から追い求めている新

      Culture Against Apartheid  アパルトヘイトに抗する文化
    • ランドスケープデザイナー田瀬理夫さんに聞く「誰も見たことがない、 未来の風景を描く覚悟」 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア

      ▲プランタゴ代表でありランドスケープデザイナーの田瀬理夫さん(左)と、ソニーのデザイナー、宮澤克次さん。Photos by Junya Igarashi ソニーのデザイナーが、各分野の豊富な知見や知識がある人のもとを訪ね、多様な思考に触れて学びを得る「Perspectives」。今回、デザイナーの宮澤克次さんがやって来たのは、1995年開業の複合施設「アクロス福岡」。ビルの斜面には木々が茂り、都市に森のような風景をつくり出している。人の手により設計された新たな生態系を25年以上前に監修した、ランドスケープデザイナーの田瀬理夫さんに、未来の風景のつくり方を聞いた。 ▲アクロス福岡のように竣工後も植物の監理業務を設計者が手がける事例は、極めてまれ。撒水せずとも維持できる一方、植生の状態や新しい実生などを考慮しながら光が入るように剪定するといった手間をかけることによって森をつくり出している。田瀬

        ランドスケープデザイナー田瀬理夫さんに聞く「誰も見たことがない、 未来の風景を描く覚悟」 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア
      • リアルでは「人の話を聞かない人」が、相手の話を聞くようになる オンラインミーティングの功

        オンラインとリアルは映画と演劇くらい違うもの 西村佳哲氏(以下、西村):オンラインミーティングのファシリテーションは、マーキー(青木氏)としては今はどんな感じなの? 青木将幸氏(以下、青木):リアルの会議と同じものを求めにいくと、ちょっと苦しいものになります。それこそ北海道で仕事をした時に、演劇をやっている友人が、「オンラインミーティングは生の演劇の舞台と映画ぐらい違うものだね」と言ってくれて。 「同じような作品ができるかもしれないけれど、やっぱり舞台の構造やリアル感は、同じメディアだと思わないほうがいいね。同じ舞台だと思わないほうがいいね」とおっしゃっていたのがちょっと残っているんだけど。 オンラインのミーティングとリアルのミーティングで、リアルにあるものを求めようとすると苦しいけれど、オンラインでしかできないことを探求することは楽しいなと思っていて。 だから、前と同じにはできないです。

          リアルでは「人の話を聞かない人」が、相手の話を聞くようになる オンラインミーティングの功
        • 読み返しながら書かない|西村佳哲

          神山で一緒に働いている仲間が本を書くことになった。本人にとって初めての本。自分はどうだったかなと思い返している。 最初の『自分の仕事をつくる』は5年越しで書いた。34才ぐらいで書き始めて、書き上がったとき38才だった。 その間、ずっと書きつづけていたり推敲を重ねていたわけじゃない。お正月のまとまった時間に「書くぞ!」と取り組んだものの、あっという間に正月は過ぎて忙しくなり、原稿のことは一切忘れて働き、少し余裕が出来た頃「この土日に!」とまずは読み返してみるものの気持ちを辿れないというか、「なにを書きたかったんだっけ?」と迷子になって週末が終わり。夏休みが終わり。正月にまた一から書き直し。でも以下同様…、というのを3〜4回くり返したその先で、最後の正月にトンネルが貫通したんだ。 このときの書き方が不思議だった。文意というより音律で書いていて、たとえば「です。」で終わったセンテンスの次の出だし

            読み返しながら書かない|西村佳哲
          • 東浩紀「ゲンロン0 観光客の哲学」など 辻山良雄さんが選ぶ平成のベスト本5冊|好書好日

            (1)東浩紀著『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、2017年刊) 東浩紀は平成の時代を通じ、一貫して批評のあり方を問い続けた。言葉がインターネットにより拡散していく過程で、リアルな場所を自ら作り、その必要性を訴えた。本書は平成に登場し成熟した、批評家の現在地。 (2)福岡伸一著『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、07年刊) 情報技術や科学の発展により、我々の人間観は変容していく。当時最新であった知見を、わかりやすくひらいていった本書は、人間のからだ自体が驚くべき存在であることを、多くの読書人に思い出させた。 (3)赤坂真理著『東京プリズン』(河出書房新社、12年刊) 前の世代から受け継いだ、「日本の戦後」という解決されていない問題を、一人の少女の人生と重ね合わせた小説。歴史がいまとダイナミックに結びつく展開は、他に類を見ない感動的なものだった。 (4)西村佳哲(よしあき)著『自分

              東浩紀「ゲンロン0 観光客の哲学」など 辻山良雄さんが選ぶ平成のベスト本5冊|好書好日
            • 52歳ではじめた“風通しのいい本屋” 本で届ける「問い」と「行動」:鎌倉・大船 ポルベニールブックストア|じんぶん堂

              記事:じんぶん堂企画室 ポルベニールブックストア 店主の金野(こんの)典彦さん 書籍情報はこちら 横浜と鎌倉にまたがるターミナル駅・大船にある独立系書店 東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン・根岸線が乗り入れるJR大船駅。湘南モノレールの始発駅でもある、横浜市と鎌倉市にまたがるターミナル駅だ。 駅の東口から活気あふれる商店街が始まり、魚屋や肉屋、飲み屋街を通り抜けると、信号の先に青いペンギンのマークが目印のポルベニールブックストアが静かに佇む。 店主の金野典彦さんは、新卒で広告代理店に就職。のちにバックパッカーでの海外長期旅や技術系出版社の営業などを経て、2018年11月、52歳にして本屋の店主になった。 駅ナカや駅前にチェーン書店もあるが、大船の地を選んだ理由をこう語る。 「大船は開けていて、気安くいける感じがあるんです。交通の要所で人の往来も多く、商店街や飲み屋街がある日常生活に根差す街

                52歳ではじめた“風通しのいい本屋” 本で届ける「問い」と「行動」:鎌倉・大船 ポルベニールブックストア|じんぶん堂
              • 17年のキャリアをリセットし「オンライン会議ファシリテーター」へ コロナ禍で迎えた40代の転機

                17年のキャリアをリセットし「オンライン会議ファシリテーター」へ コロナ禍で迎えた40代の転機 MEETING #07 ミーティング・ファシリテーターの仕事|青木将幸さん × 西村佳哲 #1/6 日本ではアイスブレイクやグラフィックレコーディングという言葉も知られていなかった頃から、青木将幸ファシリテーター事務所を立ち上げ、「ミーティング・ファシリテーター」の先駆けの一人として活躍している青木将幸氏。「結果的にどこへ辿り着くかあらかじめはわからないけど、集まった人同士がちゃんと話し合える場をつくり、本人たち自身で歩いてゆくことを可能にする」というファシリテーションを体現してきました。コロナ禍でリアルでのコミュニケーションが制限される中で、「ミーティング・ファシリテーターの仕事」はどのように変わっていくのか。リビングワールド代表/プランニング・ディレクター/働き方研究家の西村佳哲氏と共に、そ

                  17年のキャリアをリセットし「オンライン会議ファシリテーター」へ コロナ禍で迎えた40代の転機
                • 資本主義を再考するグラフィックデザイン:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

                  日夜ニュースメディアを騒がせる地球温暖化や気候危機の諸問題。その原因を、惑星規模で物質的な消費が加速したことと結びつけるような見方が多方面から提出されている。そうした見方は、デザインという営みにも再考を迫る。資本主義のなかで消費を促すサービス業としてのデザインが果たす役割を──その功罪も含めて──問い直すような機運が、欧米のデザインスクールを中心に盛り上がりを見せているのだ。 まさにその現場で学びを修めた平山みな美氏に、デザイナー自身らによる反省的な言説やオルタナティヴな活動内容・指針についてレポートをいただいた。著者はデンマーク留学ののち現地に居を構えてデザイン業に従事しつつ、環境活動家の肩書きでも活動するグラフィックデザイナーである。(artscape編集部) 消費社会を加速させる有能なデザイナーたち シーズン毎に登場する新フレーバーの食品企画や、機能がほんの少しアップグレードされた家

                    資本主義を再考するグラフィックデザイン:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
                  • 吃ることがいいことだなんて思えなかった。「隠れ吃音」の僕が自分の体と仲良くなるまで|鈴木悠平|note

                    「君はちゃんと吃ることができるからいい」 そう言われたのはもう8年前のこと。当時は「はぁ…」と頷くしか返事ができなかったが、今でも折に触れて思い出す。 この言葉を僕に言ったのは、西きょうじさん。軽井沢に住んで、東京に通って予備校講師をしている、ちょっと変わった人だ。実際に授業を受けたことはないけれど、ひょんなことから紹介してもらい、以来ちょくちょくお酒を飲む仲になった。 西さんに言われたことは、「実感の伴わない知識まで、さも自分の考えかのように流暢に喋るよりは、下手くそでゆっくりでも、自分の実感から言葉を絞り出そうとできることの方がよっぽどいい」と、そういうニュアンスだったと思う。 だけど当時の僕は、むしろ「そのようにしか話せない」自分にひどく悩んでいた。流暢に、明瞭に話せる人になりたかった。スムーズに対人コミュニケーションを成立させられる人が羨ましかった。 頭の中と胸の内ではたくさんの思

                      吃ることがいいことだなんて思えなかった。「隠れ吃音」の僕が自分の体と仲良くなるまで|鈴木悠平|note
                    • 「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。

                      1日1冊本を読むと決めて以来、休まずに本を読み続けている。 本当に読み続けている。休んだ日はない。 雨の日も、風の日も、元気な日も、ちょっとダルい日も、仕事が激務の日も、母を早朝から病院に連れて行く日も、旅行に行っても、ワクチンの副反応で高熱が出た日も、感染して(コロナになりました…)高熱が出た日も、1日1冊、読み始じめて、最後まで読み切る生活を続けた。 最初はキツかった。 もともと読書週間がほぼ皆無だったので、めちゃくちゃしんどかった。 正直、なんでこんなこと始めたのか?バカじゃないの!?って思ってた。 「今日はさすがに読めない」って日もたくさんあった。 でも「なんとしても読む」精神でひたすら続けた。 そんな日々を送ってきた。 はじめのうちは「コーヒーを淹れたら本を読む」というような前置きを作ったり、いろいろとやり方を工夫していた。 500日も続けたらそんなものもいらなくなった。 「今日

                        「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。
                      • 生涯学習note2020.04/27|岸野雄一

                        京浜兄弟社年表 「21世紀の京浜兄弟者」所収の京浜兄弟社の年表を加筆訂正し、二回に分けてお届けします。第一回は1982年から87年までの6年間です。念のためにファミリー・ツリーも掲載し直しますので、ツリーを横軸、年表を縦軸で頭の中で組み立ててみてください。ばるぼらくん、ベガスくんという社史編纂室部が、国会図書館に日参し、82年から94年までの「ぴあ」誌、「シティロード」誌のライブ情報ページ、自主上映の欄をくまなくチェックし、その他、音楽誌や、関係者が保存していたフライヤーなどをもとに作成しました。よって、社史としては、出来事の記述よりも、ライブ情報が多くなっています。実際は該当ライブのフライヤーも数多く残されているので、ブックレットに画像も掲載したかったのですが、紙幅の関係で割愛しました。noteですと、後からいくらでも情報を付記できるので、追い追いそういった資料も付け加えていきたいと思い

                          生涯学習note2020.04/27|岸野雄一
                        • 人間がごく自然に積み重ねてしまうものの質を変えて、人生を豊かにする。

                          私には生き方の一つに移動、呼吸、睡眠、血流といった「人間がごく自然に積み重ねてしまうものの質を変える」というものがある。 言い方を変えれば「人間が無意識に行なってしまうものの質を変える」とも言えるだろう。 この生き方を選択するようになった時は今でも明確に覚えている。 2018年にTwitterで以下の連続投稿を見かけた時だった。 積み重ねると、移動は結構な分量を占める。つまり人生の豊かさになるなと思っていて、それをただの移動時間にしたくないし、そうならない、移動の中に場所や人や機会や、生きていることが面白くなる瞬間の多い社会がいいなと思っている。 2018年11月14日 同じく、積み重ねると大きな割合を占めるのが「呼吸」と「睡眠」で、こういう部分の質が変わると影響が大きい。 2018年11月14日 で、この話は「きく」にもつながってゆく。意思や意識を持って「する」わけでない、ごく自然に積み

                            人間がごく自然に積み重ねてしまうものの質を変えて、人生を豊かにする。
                          • 「きく」は、その人と一緒にする“小さな冒険”。西村佳哲さん

                            「誰かに話を聞いてもらった」ことで、自分の中に新たな気づきが生まれたことはありませんか? 私はライターという職業柄、聞き手に回ることが多く、話すのはちょっと苦手。でも不思議と「話せてしまった」という経験をしたことがあります。なぜか次々に言葉が出てきて、自分の素直な気持ちを言語化できてしまった時間。相手にアドバイスをもらったわけでもないのに、「私が言いたいのはこういうことだったんだ」と自己完結してしまったのです。 その“不思議”の謎が解けたのが、フリーランスのライターとして活動を始めた頃に参加した「インタビューのワークショップ」でした。講師は、著書『自分の仕事をつくる(2003年・晶文社)』を通して知っていた西村佳哲さん。 ワークショップの中で、きく側のあり方によって、話す側に「話せる・話せない」、「思考が深まる・深まらない」という大きな違いが表れてくることを体感しました。「話せた」と感じた

                              「きく」は、その人と一緒にする“小さな冒険”。西村佳哲さん
                            • ひとの話をきく仕事|西村佳哲

                              5泊6日の「インタビューのワークショップ」を終えて、山を下りてきた。今回の滞在は、清里の清泉寮。キリスト教をベースにした場所には清らかさがあって、すごしやすい。自分にとってもいい時間になった。 「清泉寮」は宿泊施設部分の名称で、その全体像は「公益財団法人 キープ協会」。キープは「Kiyosato Educational Experiment Project」の略で、つまり教育実験プロジェクト。太平洋戦争を経て、疎開人口が増えたものの、営農基盤が弱く貧しい暮らしを送らざるを得なかった八ヶ岳山麓の高冷地(ここの標高は1,400m)で始まった、農業と教育の社会実験が出発点だ。 第二次・吉田内閣の頃だと思う。自分はこの12月、沖縄へ行き、そこであらためて知った事々から、70年前、なぜ吉田茂があのような安保条約や背後の密約を交わすに至ったのか関心があり、戻ってからも関連する資料を読んだり、NHKの特

                                ひとの話をきく仕事|西村佳哲
                              • 井庭崇のConcept Walk | 2021年秋学期 井庭研 各プロジェクトにまつわる文献リスト

                                2021年度秋学期の井庭研「ナチュラルにクリエイティブに生きる未来をつくる:創造実践学、創造の哲学、未来社会学の構築と実践」の各プロジェクトにまつわる文献リストは、以下の通りです(井庭研共通の重要文献については、シラバスの【教材・参考文献】と、「井庭研 重要文献リスト120冊(2021年7月バージョン)」をご覧ください)。 (1) 「アドホックなプロジェクト型組織のつくりかた」のパターン・ランゲージの作成 『フリーエージェント社会の到来:組織に雇われない新しい働き方』(ダニエル・ピンク, 新装版, ダイヤモンド社, 2014) 『ワーク・シフト:孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』(リンダ・グラットン, プレジデント社, 2012) 『THE CULTURE CODE ― カルチャーコード:最強チームをつくる方法』(ダニエル・コイル, かんき出版, 2018) 『ノマドライ

                                • 駒沢こもれびマガジン 駒沢の生活史 プロジェクト2024

                                  社会学者で作家の岸政彦さんたちが書籍『東京の生活史』で試みた、たくさんの人々が聞き、たくさんの人々が語る生活史のプロジェクトを、世田谷区の“駒沢”で実施します。 「生活史」は一個人の生きた歴史で、郷土史とは異なります。ある人が、どのように生まれ育ち、周囲とかかわりながら、そこでどう生きてきたかを聞き、文章にして、同じ時代を生きる人々と共有します。 駒沢では、その生活史づくりを100名ほどの方々と実現したいと考えています。それぞれ一人づつ駒沢界隈の話し手を選び、聞かせてもらった話を「駒沢の生活史」としてウェブサイトに公開してゆくこのプロジェクトは、駒沢大学駅前にオープン予定の商業ビルに関連した取り組みの一つとして実施されます。 アイデアや形式やタイトルは、筑摩書房および岸政彦さんの了解をいただいて、同じようになぞらえます。違うところは、 ・出版を目的としていない ・ファシリテーターを西村佳哲

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                                  • 外部化と内部化を超えて:西村佳哲「自分の仕事をつくる」|Shimamura, T. 島村徹郎

                                    タイトルから一見、自己実現をテーマにした自己啓発本か、起業のすすめかと思うかもしれないが、決してそうではない。しかし、これから社会に出て行く人も、バリバリ働いてきて少し疲れている人も、中高年で人生100年時代に面して人も、仕事ってなんだろう、と思い悩むすべての人に手にとってほしいと思う。 自分の仕事について、じっくりと考えて実践することは、年代や仕事内容を問わず、よりよく生きて行くうえで大事なことだ。 私たちは、この世の中に生まれてきたからには、死ぬまでは生きなければならない。私たちが生きるということは、家族あるいはコミュニティや社会、そして世界に、働きかけ働きかけられ、その中でそんな周囲の環境から生きていくための糧をうけとる、そのサイクルのくり返しである。(*1) そのような、私たち自身の社会や世界との関わり合いの中で、仕事は、多くの人たちにとって、時間においてもエネルギーにおいても、大

                                      外部化と内部化を超えて:西村佳哲「自分の仕事をつくる」|Shimamura, T. 島村徹郎
                                    • 自分の仕事をつくる。ージョブ・クラフティングについて:高尾(2019)論文レビュー|塩川 太嘉朗(SHIOKAWA Takao)

                                      見聞きしたことはあるけれどもきちんと理解していない概念。何回ググっても忘れてしまう概念。私にとってその代表例の一つがジョブ・クラフティング(以下JC)でした。そこで高尾先生がレビュー論文を書かれていることを見つけ、いそいそと読みました。いやはや、わかりやすい! 高尾義明(2019)「ジョブ・クラフティング研究の展開に向けて:概念の独自性の明確化と先行研究レビュー」『経済経営研究』1,81-106. JCとは何かまずはJCの概念定義から。本論文でも随所で引用されているWrzesniewski and Dutton (2001)の179頁には以下のようにあります。 We define job crafting as the physical and cognitive changes individuals make in the task or relational boundaries o

                                        自分の仕事をつくる。ージョブ・クラフティングについて:高尾(2019)論文レビュー|塩川 太嘉朗(SHIOKAWA Takao)
                                      • 組織と個人の“期待”はほぼ一致しない すれ違いを「お互いさま」に変える、ファシリテーターの極意

                                        オンライン・ファシリテーターとしての初仕事 西村佳哲氏(以下、西村):そっか。ちょっと話は変わっちゃうけど、4月1日からもう百何本とやってきたファシリテーターの仕事というのは、本来やるはずだったリアルでのミーティングをオンラインに切り替えたものがけっこうあるの? 青木将幸氏(以下、青木):いや、それはほとんどないです。ぜんぜん新しく。 西村:おー、マーキーの新しい看板に来たんだ。 青木:はい。 (西村、拍手) 青木:ありがとうございます(笑)。「もともと予定していたミーティングをオンラインでできますか?」という話はほとんどなくて。その時に真っ先に声をかけてくれたところがあって、自分でも「あっ!」と思ってうれしかったんだけれども。 僕は大学生の頃、ボランティア活動をけっこうやっていたほうなんです。学業そっちのけで、1円にもならない環境のボランティアとか、NPO法という法律を作るボランティアを

                                          組織と個人の“期待”はほぼ一致しない すれ違いを「お互いさま」に変える、ファシリテーターの極意
                                        • 3年前にスタッフと共有していた本のリスト。 - いわせんの仕事部屋

                                          風越でカリキュラムづくりをする上で、スタッフに「必読ですよ」 と伝えていた本。3年前のリストなので、もうちょっと古い感じもするね。 実際どれくらい読まれたんだろうか。 まだ読んだことがない人はぜひ。 ★前提 教育の力 (講談社現代新書) 作者: 苫野一徳 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/03/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (12件) を見る 何度読み返しても発見あり。さらっと読み流していたところが、読み返すと「がつん」と入ってくることがあります。 ちなみにぼくの『教育の力』はもう3代目。 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学 NHKブックス 作者:苫野 一徳 発売日: 2014/08/01 メディア: Kindle版 ★子ども、幼児教育 子どもの世界をどうみるか 行為とその意味 (NHKブックス) 作者: 津守真 出版社/メーカー: NHK出版 発売

                                          • ライターは、人間という自然に触れる仕事だと思う。杉本恭子さん【インタビューシリーズ「ミラツクのつくりかた」】

                                            インタビューシリーズ「ミラツクのつくりかた」は、ミラツクの取り組みに内側から関わって下さっている方々にお話を伺い、その取り組みへの視点と背景となっている社会の捉え方を紹介するオリジナルコンテンツです。 第1回は、ミラツクの立ち上げ前から代表の西村へのインタビューを担当し、繰り返しミラツクの記事を書き、現在はミラツクジャーナルの「時代にとって大事な問いを問う」シリーズを執筆している杉本恭子さん。2020年6月に上梓された『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』を話の軸にしながら、杉本さんがインタビュアーとして大切にしていること、なぜそれを大切にしたいと思っているのかを伺いました。 (執筆:赤松加奈子) (photo by Ryo Kusumoto) 杉本恭子(すぎもと・きょうこ) 同志社大学大学院文学研究科新聞学専攻修了。学生時代は、同大の自治寮に暮らし、吉田寮や熊野寮、ブンピカなどで自治を

                                              ライターは、人間という自然に触れる仕事だと思う。杉本恭子さん【インタビューシリーズ「ミラツクのつくりかた」】
                                            • ファシリテーションのプロが語る、人生で一番役立った講座 リアルでもオンラインでも変わらない「本質」

                                              オンライン・ミーティングの可能性は現状の250倍はある 西村佳哲氏(以下、西村):それで、4月1日以降の百何本のオンライン・ミーティングの仕事を手探りでやってきた中で、変わっていった部分もあるんだろうけども。マーキーは満足できている? 充実してる? 青木将幸氏(以下、青木):悔しいけれど、満足できていないですね。まだまだですね。本当に申し訳ないんだけど、手探り状態なので。もっともっとできた可能性があるし、できる可能性があるのに、僕の経験の浅さでまだかゆいところに手が届いていない話し合いになっている可能性はある。ぜんぜん磨けていない。 本来の可能性は、実は僕が今見ているものの250倍ぐらいはありそうで。250分の1も見ていない可能性がある。だからちょっと可能性が広すぎるんだね。技術的にいろんなことができる。テクニカルな面でアプリなどのソフトを使えば、ハイスペックマシンを入れればというふうに、

                                                ファシリテーションのプロが語る、人生で一番役立った講座 リアルでもオンラインでも変わらない「本質」
                                              • 飲み会の幹事に「ありがとうございました。また誘ってください」はダメ…デキる人の"神フレーズ"とは 悪気はないが…「話し方」で損する人、得する人の違い

                                                第1位:『話し方で損する人 得する人』(五百田達成著、ディスカヴァー・トゥエンティワン) 第2位:『できるリーダーは、「これ」しかやらない[聞き方・話し方編]』(伊庭正康著、PHP研究所) 第3位:『YOUR TIME(ユア・タイム)』(鈴木祐著、河出書房新社) 第4位:『トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術』(浅田すぐる著、日本実業出版社) 第5位:『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(藤吉豊/小川真理子著、日経BP) 第6位:『超ミニマル主義』(四角大輔著、ダイヤモンド社) 第7位:『部下のやる気はいらない』(岩崎徹也著、日本能率協会マネジメントセンター) 第8位:『仕事も人間関係もうまくいく! 「脳」の地図帳』(加藤俊徳著、三笠書房) 第9位:『結局、腸が9割』(川本徹著、アスコム) 第10位:『人前で「あがらない人」と「あがる人」の習慣』(鳥谷朝

                                                  飲み会の幹事に「ありがとうございました。また誘ってください」はダメ…デキる人の"神フレーズ"とは 悪気はないが…「話し方」で損する人、得する人の違い
                                                • 次なる「神山の奇跡」は「食」で起こる? キーワードは地産地「食」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                  コロナ禍で一気に普及したリモートワーク。総務省による7月の調査では、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)からの人口流出も起きているようだ。 そんな折、私の友人も、徳島のとある素晴らしい取り組みと連携し、新しい事業を立ち上げるという。Google Japanで、初代フードマネージャーとしてフードチームを立ち上げ、大きく成長させた後、フードテックカンパニーのノンピの事業成長にも貢献した荒井茂太さんだ。 この夏、その荒井さんから突然「僕、ノンピを卒業して、とっても面白い仕事するんですよ。小竹さんも絶対見ておいた方がいいところだから、まずは一緒にいきましょう!」と誘われ、勢いのまま私も赴いた。 町の将来に必要な働き手や起業家を「逆指名」 そこは、徳島空港から車で約1時間弱、県のほぼ中央部にあたる神山町だ。昭和30年度には2万人を超えた人口も、かつて町を支えた林業が低迷し、人口の流出が止まらなくなり、

                                                    次なる「神山の奇跡」は「食」で起こる? キーワードは地産地「食」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                  • 2020年10月17日(土曜日)18日(日曜日)『soar conference 2020〜関わり』西村佳哲、東畑開人、伊藤亜紗、奥田知志、中村真広、安斎勇樹 | soar(ソア)

                                                    2020年10月17日(土曜日)18日(日曜日)『soar conference 2020〜関わり』西村佳哲、東畑開人、伊藤亜紗、奥田知志、中村真広、安斎勇樹 挨拶をする、一緒に遊ぶ、ものをつくる、食卓を囲む、互いのこえに耳を傾ける。 わたしとあなたが共にいること。相手の存在を感じること。 望むと望まざるとにかかわらず、私たちはこの世界に存在するだけで、互いに関わり合い、影響を及ぼし合っている。 同じ時間を過ごし、喜びや悲しさを分かち合う。 対話を通して、お互いの新しい一面を発見する。 自分の内側に眠っていた、願いや感情、エネルギーが開かれる。 人が生きるということは、「関わり」の中で生きるということだ。 ときには、窮屈に思うこともあるかもしれない。 ときには、痛みを伴うこともあるかもしれない。 一人ひとり違う身体を持ってこの世界に生まれたわたしたちは、だけど決して独りでは存在しえない。

                                                      2020年10月17日(土曜日)18日(日曜日)『soar conference 2020〜関わり』西村佳哲、東畑開人、伊藤亜紗、奥田知志、中村真広、安斎勇樹 | soar(ソア)
                                                    • 世界中で自分の仕事をしている人が増えたなら / まずやってみる、コミュニケーション、自分ごと、場づくり / 日本仕事百貨

                                                      ※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。 “自分の仕事”をする人が増えている。 日本仕事百貨やリトルトーキョーを運営しているわたしたちのビジョンです。 今回はそんなわたしたち株式会社シゴトヒトの求人です。 どうすればこのビジョンが実現できるのか。 いろいろな答えがある中で、まず大切なことは自分たちが自分の仕事を実践することだと思います。 そのために、考えていることを溜め込まずによく話し合い、お互いにファシリテートしていきたいです。 今回募集する職種は、日本仕事百貨の編集者、場の編集者、そしてクライアントの窓口を担当いただける方です。 ビジョンを一緒に実現していく人を探しています。 東京・清澄白河。アクセスが良くて、広い公園も多く、下町の住宅街として落ち着いた雰囲気がある。 自分たちが引っ越してきた7年ほど前から、焙

                                                        世界中で自分の仕事をしている人が増えたなら / まずやってみる、コミュニケーション、自分ごと、場づくり / 日本仕事百貨
                                                      • FIELD RECORDING vol.05 特集:自分のことを話す|Tokyo Art Research Lab

                                                        『東北の風景をきく FIELD RECORDING』は、変わりゆく震災後の東北のいまと、表現の生態系を定点観測するジャーナルです。 東日本大震災から時が経ったことで、被災の度合いによって「当事者」として語りえなかった人たちが、自分の経験を語り出すタイミングが訪れているように思います。その語りは日常のなかでふと現れ、コロナ禍によって当時のことが呼び覚まされることもあるでしょう。 そこで、これまで東北にこころを寄せてきた人たちに問いかけました。vol.05の特集は「自分のことを話す」。東日本大震災から10 年目、いま何を考えていますか? いまどこにいて、今日はどんな一日でしたか? 「10年」という節目は、日々のなかに流れる時間の区切りとは、必ずしも結びつくものではありません。 (p.02) はじめに 東日本大震災から10 年目、いま何を考えていますか? 10年、そして。 宮地尚子 心の底に降り

                                                          FIELD RECORDING vol.05 特集:自分のことを話す|Tokyo Art Research Lab
                                                        • 自分が「いる(Being)」仕事をすることで「生き生き」した感じが他の人にも伝播していく。ぼくたちの心をシラけさせないために必要なこと―――『自分をいかして生きる』 - 乱読千夜一夜

                                                          自分をいかして生きる (ちくま文庫) 作者:西村 佳哲 発売日: 2011/06/10 メディア: 文庫 いい仕事って一体なんだろう。 ある会社役員とのオンラインミーティグの帰り道、代々木八幡商店街を歩きながら、そんなことをぼんやりと考えていた。 まぁラーメンでも食べて忘れようと渋谷方面へ歩いていたら、道すがら、ひかえめにいって最高な書店を見つけてしまい、吸い寄せられるように店内へ(あんまりにも最高だったので宣伝も兼ねて↓) www.shibuyabooks.co.jp そこで出会ったのが、冒頭の本。 著者は建築設計の仕事をしている人なんだけど、「働き方研究家」という肩書きでも活動している。文章が手紙のようで読みやすく、自分の考えと照らし合わせて読むことができた。 仕事ってなんだろう。 これはぼくたちの人生のテーマでもあるので、すぐに答えが出ることでもないけど、せっかく出会ったこの本と一緒

                                                            自分が「いる(Being)」仕事をすることで「生き生き」した感じが他の人にも伝播していく。ぼくたちの心をシラけさせないために必要なこと―――『自分をいかして生きる』 - 乱読千夜一夜
                                                          • (時代の栞)「自分の仕事をつくる」 2003年刊・西村佳哲 納得いく人生にする、工夫と姿勢:朝日新聞デジタル

                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                              (時代の栞)「自分の仕事をつくる」 2003年刊・西村佳哲 納得いく人生にする、工夫と姿勢:朝日新聞デジタル
                                                            • テントサウナもできる! 山を買うのもいいけど、森をシェアしてみては?

                                                              〈 この連載・企画は… 〉 音楽家である坂口修一郎さんは、フェスの運営やコミュニティづくりのために、 東京と鹿児島、さらには日本のローカルを移動し続けています。 坂口さんが体現している新しい働き方やまちづくりを綴ってもらいました。 text Shuichiro Sakaguchi 坂口修一郎 さかぐち・しゅういちろう●BAGN Inc.代表/一般社団法人リバーバンク代表理事 音楽家/プロデューサー。1971年鹿児島生まれ。93年より無国籍楽団〈ダブルフェイマス〉のメンバーとして音楽活動を続ける。2010年から野外イベント〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉を主宰。企画/ディレクションカンパニー〈BAGN Inc.(BE A GOOD NEIGHBOR)〉を設立。東京と鹿児島を拠点に、日本各地でオープンスペースの空間プロデュースやイベント、フェスティバルなど、ジャンルや地域を越境しながら多くの

                                                                テントサウナもできる! 山を買うのもいいけど、森をシェアしてみては?
                                                              • 自分をいかして生きること|ふみぐら社 / Yunde Ippei

                                                                よく考えたら、ふしぎなこと言ってる感じもする。自分をいかして生きる。 自分が生きてるのと自分をいかしてるのってどう違うんだろうって思う人もいるかもしれない。 これは西村佳哲(にしむら よしあき)さん/プランニング・ディレクター、リビングワールド代表、働き方研究家の『自分をいかして生きる(ちくま文庫)』という本から使わせていただいているのだけど。 基本的に僕は「生きてることを仕事にしたい」と決めていて、信州に移り住んでからさらにそっちに流れてるのだけど、それってまさに「自分をいかして生きる」なんだ。ふわっとした自己啓発的な話ではなくてリアルに。 この本の初版が2011年。ちょうど僕も自分をすごくアップデートしたくて、ふみぐら社も立ち上げて2年目で、自分をいかすも何も自分のリソース、持ってるものは全部投入して「仕事と自分」をつくってる時期だった。 いろんな意味でまだ何も先なんて見えなかったし、

                                                                  自分をいかして生きること|ふみぐら社 / Yunde Ippei
                                                                • 【トレキャOBOG訪問 vol.13】「デザイン」でユーザーとの関係を作る。 UXデザイナー / 辻尾 真由美さん|Trend Catch Project 🐈🐾

                                                                  【トレキャOBOG訪問 vol.13】「デザイン」でユーザーとの関係を作る。 UXデザイナー / 辻尾 真由美さん こんにちは! 女子大生・女子高生マーケティング集団【Trend Catch Project(トレキャ)】のゆっか、ともか、はるかです🐈🐾 社会で活躍されている人生の先輩方にOBOG訪問をして、学生に向けて発信する「トレキャOBOG訪問」!👏 第13弾は、株式会社ヤプリでカスタマーサクセス、一般社団法人エクスペリエンスデザインユニット(XDUnit )理事を務める、UXデザイナーの辻尾真由美さんにお話を伺いました!✨ 辻尾 真由美さん プロフィール 1986年 大阪生まれ。2009年より1-10designでの経験を経て、2018年2月より一般社団法人エクスペリエンスデザインユニットを設立。理事就任。ユーザー利用状況の調査分析・コンセプト開発のワークショップ・グランドデザ

                                                                    【トレキャOBOG訪問 vol.13】「デザイン」でユーザーとの関係を作る。 UXデザイナー / 辻尾 真由美さん|Trend Catch Project 🐈🐾
                                                                  • 10月のふりかえり|表現者には難しい時代で、同時に、役割がハッキリした時代を生きていると思う|西村佳哲

                                                                    写真上:前田聡子 先月の遠野滞在のつづきから。今月はなんでだか長い。 10月◯日「インタビューのワークショップ」の中で、参加メンバーと〝物語〟の話になる。本人は「前にこういうことがあったから、いま自分はこうで」といった因果関係で自分を語りがちだけど、そんなことはなくて、実はすべて〝たまたま〟なんじゃない? きき手も過去・現在・未来の流れで人を理解しがちだ。一貫性や、同じ一つの物語を生きているという認識は安心感を与える。けど、人が生きていることのわけのわからなさや、無意味さを、物語に回収してしまうのはもったいないんじゃないか。 「きく」ことに切実さのある人の割合が高く、こんな話まで交わし合えて楽しい。ワークショップは本当にメンバー次第だ。 10月◯日明け方嫌な夢をみて、くすんだ気持ちでおきる。自分が無意識に感じている惨めさを、夢は遠慮なく体験させる。 ワークショップの最中でまだ遠野にいる。薪

                                                                      10月のふりかえり|表現者には難しい時代で、同時に、役割がハッキリした時代を生きていると思う|西村佳哲
                                                                    • 芸術の授業 - 弘文堂

                                                                      アーティスト、デザイナー、映画監督、写真家、演出家、詩人・・・・・・、美大で教壇に立つつくり手たちが「表現」の背骨をあぶり出す。デッサンや彫刻の技術を鍛錬する以前に、養っておきたい社会の切り取り方。美大学生、必読の一冊。 Ⅰ.まなぶ 《つくる》ことが仕事になるまで/修業時代の出会いと選択/教育と学びの現場 1 大学は出来事である─萩原朔美(映像作家、演出家、エッセイスト) 2 美術作品を通して人間とは何かを考える仕事─松浦弘明(美術史学者) 3 旅と写真と社会運動─港千尋(写真家) 4 デザインは学べるのか─佐藤直樹(アートディレクター) Ⅱ.つくる 創作や制作・製作のプロセス/《つくる》という営みに潜むもの/認識と表現とを生きること 1 「映画」監督術─青山真治(映画監督・小説家) 2 同時代のデザインを支える認識─矢野英樹(デザイナー) 3 往復書簡:描くということ―O JUN(画家)

                                                                        芸術の授業 - 弘文堂
                                                                      • 「アクロス福岡」という建物、25年前の竣工から「60年後に森になる」という構想で作られたらしい→今や動物も住んでるし階段で上れて素敵 (2ページ目)

                                                                        ならみお🗻 @naramio0512 西村佳哲さんの著書「人の居場所をつくる」で紹介されていた、アクロス福岡。景観デザイナー田瀬理夫さんのインタビューを読んで、実物を一度見たいなと思ってたら念願叶った! 60年後の森を目指す、というコンセプト。地元の人には「アクロス山」と呼び親しまれてるそう。 g.co/kgs/mUpKSG pic.twitter.com/VhC5a9f2Bz 2018-08-25 10:24:06

                                                                          「アクロス福岡」という建物、25年前の竣工から「60年後に森になる」という構想で作られたらしい→今や動物も住んでるし階段で上れて素敵 (2ページ目)
                                                                        • ひとがよく育つまち、がいいな|西村佳哲

                                                                          神山の鍛くん(高三)の「ニューヨーク報告会」を聞きに、かま屋へ行ってきた。 中三のとき、神山でフードハブ・プロジェクトが立ち上がって、農園と食堂がスタート。料理の世界に関心のあった彼はその様子を見て、まちの高校への進学と「かま屋」でのバイトを決め、門を叩き、初の高校生アルバイトに。仕事は皿洗いからで、いつも洗い場にいた。 そのうち野菜を刻んだり、下ごしらえも任されるようになったけど、「こんにちは」と挨拶をしても「あ、はい..」という感じで、本人の世界の中にいる感じだった。 追って、かま屋にデイブというシェフが訪れる。彼はニューヨークのレストランの凄腕料理人で、シェフインレジデンス・プログラムで神山に滞在。一年と少々、山あいのまちで、身近な生産者との関係から生まれる料理を楽しみ、これからどう生きてゆくか考えていた。 この頃、鍛くんはデイブのディナーの片腕としてグリル(焼き場)を任されるように

                                                                            ひとがよく育つまち、がいいな|西村佳哲
                                                                          • すべての子どもに農体験を|神山の新しいプロジェクト「食農教育NPO」が、立ち上げメンバーを募集

                                                                            神山町は、徳島市から車で30〜40分の山あいの町。鮎喰川の流れに沿って、まちが広がっています。 その神領という地区に、フードハブ・プロジェクトの拠点があります。 フードハブは、「かま屋」という食堂、「かまパン&ストア」というパン屋と日用食品店、フルーツソースやドレッシングの加工製造部門、基盤にあたる「つなぐ農園」という農業チームなど、複数の顔を持つ多面体で、その一つに地域の学校にかかわる「食育」部門がある。 神山の食育は、フードハブ立ち上げメンバーの一人でもある地元農家・白桃茂さんが、小学校横の畑で20年以上重ねてきた小学生の農作業体験(ボランティア活動)を引き継ぐ形で、フードハブが2016年に始まってから新しい段階へ突入。 そして来年(2022)から、さらに次の段階に向けて「食農教育NPO(仮称)」が立ち上がることに。この夏から秋にかけて、 ・事務局長 ・プログラムコーディネーター およ

                                                                              すべての子どもに農体験を|神山の新しいプロジェクト「食農教育NPO」が、立ち上げメンバーを募集
                                                                            • 自分の手で暮らしをつくる『いま、地方で生きるということ』西村佳哲

                                                                                自分の手で暮らしをつくる『いま、地方で生きるということ』西村佳哲
                                                                              • 200年先まで人の幸せを支える、“生態系”の拠点を目指して。地域にひらいた訪問診療オフィス「かがやきロッジ」 | こここ

                                                                                今回訪れた「かがやきロッジ」は、岐阜県岐南町にある〈医療法人かがやき〉の社屋です。外から見るとロッジ=山小屋という名前のとおり、木がふんだんに使われていて、居心地のよさそうな縁側を備えたあたたかな雰囲気。中に入ると、開放的な吹き抜けと大きな薪ストーブが迎えてくれます。 ここは訪問診療の拠点でありながら、スタッフだけが使うオフィスエリアは、全体の4分の1しかありません。その他のスペースには、リビング、オープンキッチン、宿泊室、研修室、掘りごたつの座敷などさまざまな機能が備わっていて、医療者の研修を中心に、子ども食堂や勉強会、合宿、地域の人が主催する料理教室など、多種多様な催しも実施されてきました。 かがやき食堂2019年6月 6月20日の「かがやき食堂」、183名で8升炊いたご飯が途中でなくなりました。 サトウのご飯を10パック投入するも、足りずに途中で受付終了。 最初は20名だった参加者が

                                                                                  200年先まで人の幸せを支える、“生態系”の拠点を目指して。地域にひらいた訪問診療オフィス「かがやきロッジ」 | こここ
                                                                                • 『みんな一緒』から『一人ひとり』の答えへ - ゆかこの部屋

                                                                                  来たる11月に『キャリアコンサルタント』の国家試験を受けることにした。 実は私、2018年に養成講座を受けたまま、資格を取っていなかったのだ。 地方移住したため延期していたのだが、結局、東京に戻ってきて8ヶ月が経つし、そろそろ次のことを考えよう! ってことで、4万近い受検料を払い、せっせと勉強している毎日である。 勉強のモチベーションUPには、「初心」を忘れないことが有効。 しかし私は、自慢じゃないけど忘れっぽい。 そこで今回は、キャリアコンサルタント(以下、CC)を目指す「動機」を書き残しておくことにした。 私がCCを目指すことにしたのは、今から2年以上前のこと。 当時の私は『リクルートキャリア』という会社で、大学生向けのキャリア指導に関わる仕事をしていて、「働く」ということについて、朝から晩まで考えていた。 『働く』とは、 ・自分の能力や才能を生かして、社会の役に立つこと? ・社会の役

                                                                                    『みんな一緒』から『一人ひとり』の答えへ - ゆかこの部屋