被害を訴えたときに、立ちふさがる時効の壁。デイズジャパンでの性被害、「消耗した」と語る女性たちフォトジャーナリストの広河隆一氏による性暴力やパワーハラスメントをめぐり、デイズジャパンに損害賠償を請求していた被害者の1人は、民法上の時効を理由に慰謝料などが支払われなかった。 広河氏による性暴力やパワハラをめぐっては、検証委員会の調査によって少なくとも17件の「深刻な被害」が明らかになったが、広河氏は「合意があった」「覚えていない」などと主張している。 請求が退けられた女性Bさんは、時効についてやるせない思いを語る。 「大学生のときに性行為を強いられ、あれは被害だったんだと確証を持てたのは10年も過ぎてからでした。時効という考え方が、性被害の実態に合っているのかということを問いたいです」 心と体がフリーズした感覚Bさんは大学生だった頃、DAYS編集部でアルバイトをしていた。「写真の指導をする」