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谷頭和希の検索結果1 - 40 件 / 135件

  • ストリートファッション マーケティング ウェブマガジン ACROSS(アクロス)

    批評家・ライターの谷頭和希による「スタバらしさ」、そしてスタバにおける「分裂」を通して消費文化を考える連載、第9回目。今回はスタバが作り出す...

      ストリートファッション マーケティング ウェブマガジン ACROSS(アクロス)
    • 渋谷はもう「若者の街」じゃない…イケてた街が「楽しくなくなった」納得の理由(谷頭 和希) @moneygendai

      「渋谷はもう若者の街じゃない」――。このところ、そんな声がやけに頻繁に聞こえてくる。実際、渋谷の街を歩いていても、若者の姿は、あまり目につかない。 筆者は、東京の様々な街のイメージを探るために、さまざまな人々にインタビューを重ねているのだが、今回は、そこから見えてきた渋谷という、(かつての?)「若者の街」の姿を解き明かしたい。果たして、渋谷は本当に「オワコン」なのか。 「渋谷は、単なる便利な街」 結論を先に述べれば、「若者の街」という看板は、もはや渋谷には似合わないのかもしれない。アンケートを重ねる中で浮上したのは、「渋谷」は、今や単なる「便利な街」程度にしか認識されていないという事実だ。「是が非でも行きたい」「あの場所に行ってみたい」といった特別な思い入れを抱かせる魅力は、すっかり色あせてしまったようである。 このような事態に拍車をかけているのが、現在進行中の渋谷の大規模な再開発だ。数年

        渋谷はもう「若者の街」じゃない…イケてた街が「楽しくなくなった」納得の理由(谷頭 和希) @moneygendai
      • コスパとタイムラインに抗えるのは読書だけ? 大島育宙と読む『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 - 集英社新書プラス

        「仕事に疲れて休みの日もスマホばかり見てしまう……」「働き始めてから趣味が楽しめなくなった……」。そうした悩みの根本を読書と労働の歴史から解き明かし、発売1週間で10万部を突破した『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆 著)。 その刊行を記念して、芸人・YouTuber・ラジオパーソナリティとして活動しながら、ドラマや映画などのコンテンツを紹介している大島育宙氏と、著者の三宅氏が対談。エンタメ業界に身を置く大島氏から見た「働いていると本が読めない」社会の実態とは? 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) 忙しすぎて本が読めない現代人 三宅       この書籍の元になる連載がはじまったとき、大島さんがラジオでいち早く紹介してくださって、とても嬉しかったんです。実は私、大島さんとほぼ同い年で、勝手に親近感を持っています(笑)それもあって、今日このように対談させてい

          コスパとタイムラインに抗えるのは読書だけ? 大島育宙と読む『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 - 集英社新書プラス
        • センター北の崖に刺さっているたくさんの棒

          1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:東急東横線から見えたすき家でカレーを食べてみる > 個人サイト 右脳TV 崖に刺さっている謎の柱と謎の棒 場所は横浜市都筑区の港北ニュータウン。センター北駅のそばである。 センター北駅からちょっと東へ。左にあるでっかい建物がショッピングモール「ノースポート・モール(通称ノスポ)」。今回の主役は道路を挟んで右にある木々がこんもりしたところ。 写真を撮った歩道橋。こういう横断幕があると、「この街には暴力団がいるのかな……」と身が引き締まる。 さっきの道路沿い、左側に高い崖があるのだけど、その下にある歩道にたくさんの金属製の柱が立っているのだ。 これです。歩道沿いにずっと「「「「「「「「って感じで柱が立っ

            センター北の崖に刺さっているたくさんの棒
          • 阪急西院駅・配管天国の記憶

            1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:街区表示板が2つ並んでいると街の境界が見える > 個人サイト NEKOPLA Tumblr 西院駅の白い壁の内側に 京都市内にある阪急電鉄・西院駅。なんの変哲もない駅なんだけど、少しだけ気になるところがある。「何かを隠しているような壁」が、駅構内のところどころにあるのだ。 ホームへ続く階段の脇、明らかに後付けされた、ついたてみたいな白い壁がある 天井も、同じように白いパネル状のものが後付けされている これを見ると、白い壁の内側の景色に思いを馳せてしまう。さかのぼること数年前……この駅は、配管天国だったのだ。 ホームへと降りる階段。現在は白を基調とした明るい空間だけど 5年前の同じ

              阪急西院駅・配管天国の記憶
            • 池袋にある自販機12台の壁

              1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:韓国の人気アレンジ!?混ぜておいしい袋やきそば ✕ 袋ラーメンをさがす > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 それは池袋の西口。駅を出てすぐの五差路を右にまがると、 壁だ! 自販機が12台、壁のようにならんでいるのだ。 映画を観にいこうと少し急いでいた足が思わず止まった。普段はあまり気にとめない自販機だけど、12台も並ぶとすごい存在感だ。 しかもV字型に整列していて、戦隊ヒーローのようなかっこよさもある。 「君も仲間に入らないか?」と語りかけてきそうなキリっとした面がまえ。 さらに夜になると、用がなくても立ちよりたくなるほどトロピカルな雰囲気に。 壁の裏はどうなってる? でも、どうしてこうなったのだろう。 よく見ると、12台

                池袋にある自販機12台の壁
              • 仙台は暗渠の立体交差とへくり沢がアツい

                1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:碑文谷公園の池に浮かぶ小屋は動物園の名残 > 個人サイト 日和見びより 自然の川と人工の用水の立体交差 仙台の街の南側には広瀬川という川が流れているが、この川かなりぐにゃぐにゃと曲がっている。それ故か地面を削りまくっており、川の両側には崖が形成されている。 仙台城は城下町から広瀬川を挟んだ高台の上に築城されており、広瀬川が天然の堀として機能する場所を選んで建てられた格好だ。 国土地理院電子国土基本図、色別標高図を元に作成 城としては最高の立地だが城下町側に目を向けると、洪水は起こりにくいが水を確保するのが難しい。そんなわけで城下町全体(上の地図の黄色く塗ったあたり)に網の目のように張り巡らされたの

                  仙台は暗渠の立体交差とへくり沢がアツい
                • 第1回 ブックオフという「図書館」の登場

                  二種類の「古本屋」から考える 突然だけれど、「古本屋」といわれたとき、あなたの頭にはどういった風景が思い浮かぶだろうか。 薄暗く狭い店内にぎっちりと本が重ねられ、店の奥ではこわそうな店主のおやじがぶすっとした顔で座っている―― あるいはこうだろうか? 蛍光灯で明るく照らされた店内にはぴっしりと本が並べられ、そこかしこにいる制服を着た店員がにっこりとした顔で呼び込みをしている―― 多くの人にはこの二つの光景のどちらかが思い浮かんでいるのではないだろうか。まったく異なるこの二つの古本屋は、そっくりそのまま「ブックオフ以前」と「ブックオフ以後」の古本屋に対応している。日本を代表する古本屋チェーンである「ブックオフ」。「新古書店」ともよばれる矛盾した呼び名があるその古本屋は、それほどまでに日本の古本をめぐる風景を変え、そしてそれは古本の風景だけではなく、本そのものをめぐる風景をも変えたのだ。 どう

                    第1回 ブックオフという「図書館」の登場
                  • 渋谷の地べたにたむろしていた若者はどこに消えた…若者を渋谷から遠ざけた「元凶」(谷頭 和希) @moneygendai

                    「渋谷はもう若者の街じゃない」――。このところ、そんな声がやけに頻繁に聞こえてくる。実際、渋谷の街を歩いていても、若者の姿は、あまり目につかない。 筆者は、東京の様々な街のイメージを探るために、さまざまな人々にインタビューを重ねているのだが、今回は、そこから見えてきた渋谷という、(かつての?)「若者の街」の姿を解き明かしたい。果たして、渋谷は本当に「オワコン」なのか。 前編『渋谷はもう「若者の街」じゃない…イケてた街が「楽しくなくなった」納得の理由』で見たように、渋谷は現在進行中の大規模な再開発によって、「若者のトレンドを発信する街」から、「便利な街」へと変貌している。 また、「ゆっくり時間を過ごす」場所がなくなり、街にいるだけで消費を促され、居心地が悪い思いをさせられる。 「ジベタリアン」から渋谷を見ると…… 前編に登場した、地方から上京したという10代女子大生が、この話に関連して「渋谷

                      渋谷の地べたにたむろしていた若者はどこに消えた…若者を渋谷から遠ざけた「元凶」(谷頭 和希) @moneygendai
                    • 「イオンモール大日」の非常階段に反復の美を見た

                      1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:入浴剤を薬の錠剤みたいなパッケージにすると、でっかくて楽しい > 個人サイト NEKOPLA Tumblr 三洋電機の工場跡地に建設されたショッピングモール、それが「イオンモール大日」。こういった大型施設には、見応えのある非常階段が付随する場合が多い。 それにしたって、格好よすぎじゃないですか 階段につぐ階段。普通の階段と違って動線が複数あるうえに、それが整然と並んでいるという「反復の美」を堪能することができる もしこれをグルスキー(写真家)が撮影したら、どんな世界になるのだろう。そんなことを考えながらシャッターを切った。 別の場所には、高さのある非常階段。XXXXX……とひたす

                        「イオンモール大日」の非常階段に反復の美を見た
                      • 新宿南口から新宿三丁目にワープしてしまう通路

                        新宿駅南口から新宿三丁目駅にワープしてしまう通路がある。 もちろん実際は「ワープ」ではないのだが、「ワープ」としかいいようがない通路なので見てほしい。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:経堂 かっこいいフォントの秘密 これが問題の通路の入口である。 君もワープしてみないか。 場所としては甲州街道の下、高島屋から新宿東口に向かう途中に存在する。 最初

                          新宿南口から新宿三丁目にワープしてしまう通路
                        • 横浜・車がワープしたように見える駐車場

                          1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:西五反田・アクリル越しにトンネルをのぞける歩道橋 > 個人サイト 右脳TV 横浜駅の相鉄口を出て左、西口五番街を抜けると川にぶつかる。 その向こうに「相鉄ムービル」という商業ビルがある。 横浜市民にはおなじみの老舗映画館でもある。すずめの戸締まり絶賛上映中。 この1階にある駐車場入口が今回の絶景ポイントだ。 ここです。さっき橋の上からも見えたところ。 見たところ特に変わったところはない、いわゆる商業ビルの駐車場だ。いったい何が絶景なのか、しばらくご覧ください。 緑のトラックがやってきましたよ。 駐車場に入っていくみたいですね。 トラックが行っちゃいました。しばらく待っていると…… ここから出てくるん

                            横浜・車がワープしたように見える駐車場
                          • どうみても居抜きの個室ビデオ

                            1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:下神明の3つの線路が交わる立体交差がずっと見ていられる > 個人サイト 日和見びより 隠しきれない前世の気配 それがこちらの花太郎 川崎尻手1号店だ。 個室ビデオ屋としては違和感しかない。前世の魂がまだここにありまくっている。​​​​​ これ、どうみてもファミレスの居抜きである。たまたま隣を通りかかったのだが、思わず振り返ってしまうほどの居抜きっぷりだ。 建物正面全体が窓になっているにも関わらず、すりガラスで中は見えない。個室ビデオなので本来は窓なんてなくてもいいわけで、個室ビデオ専用に作られた建物であればわざわざこんな作りにはしないだろう。この無理やり感が居抜きっぷりを増長させている。 一階が駐

                              どうみても居抜きの個室ビデオ
                            • 「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える - 集英社新書プラス

                              「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」……多くの現代人が抱えるこの悩みに、文芸批評家の三宅香帆氏が労働と読書の歴史をひもときながら向き合った新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が刊行された。 本書の刊行を記念して、三宅氏と「ゆるく楽しく言語の話をする」人気YouTube番組「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴氏が対談。 90年代生まれ、地方出身、本好き、という共通点がある2人が、本を読まない人への読書入り口の作り方を語り合う。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) 「本を読まない人」から見た「読書論」 水野 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、とても興味深かったです。こうしたテーマだと、どうしても「本を読まない人はダメだ」という、読書家による「上から目線」の語り方に終始してしまうイメージがあります。でもこの本は、普段、本を

                                「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える - 集英社新書プラス
                              • つくばエクスプレスに並走する道路がめちゃめちゃ波打っている :: デイリーポータルZ

                                つくばみらい市の田んぼのど真ん中に、道路が波打つ不思議な場所がある。 アスファルトが木の根っこで持ち上げられたとか、そんなちゃちな話ではない。ロープを地面に叩きつけたくらい、道路そのものがゆあんゆあんと大きく波打っている。 シリーズ・身近な絶景 わざわざ言うほどでもないけどちょっと面白い景色、ついでのふりして人に見せたい景色を短く紹介する記事シリーズです。 記事一覧はこの記事の末にあります。 つくばエクスプレスのみらい平駅と守谷駅をつなぐ約8km、ほぼ一直線のコース。線路に並行して走る道が今回の絶景ポイントだ。 OpenStreetMapより みらい平方面からTXに合流すると、緩やかな下り坂に で、下ったと思うとまた上る また?と行く先を見ると 前方にまたひとつ、目を凝らすとさらにその先にもと、次々に大波が控えているのだ。 どうやら小さな川を渡るたびに、この起伏が生まれるらしい ぜひ一度走

                                  つくばエクスプレスに並走する道路がめちゃめちゃ波打っている :: デイリーポータルZ
                                • 車道と歩道の間にものすごい広いデッドスペースがある道

                                  行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:渋谷にピラミッドみたいなアリ塚みたいな竪穴式住居みたいなビルがある > 個人サイト むかない安藤 Twitter これ。 向かって左が車道、車道には青い部分があり、これは自転車優先ゾーンである。そして写真向かって右端のブラウンの道が歩道である。 じゃあ真ん中のスペースなに? ガードレールに囲まれていて入ることすらできないのだ。中に看板が建っているのでもしかしたら理由が書かれているかも知れないと思い回り込んでみたところ。 特に説明してない。 このスペースについては何も言っていなかった。 もしかしたら将来的に道幅を広げる予定があって、今のうちからスペースを確保しているのかもしれないけれど、僕なんかは貧乏性なので、せっかくなら活用したらいいのに

                                    車道と歩道の間にものすごい広いデッドスペースがある道
                                  • 牛角、安楽亭に代わって急浮上…「焼肉きんぐ」「焼肉ライク」ターゲットが"正反対"の2者の意外な共通点 「レッドオーシャン」の焼肉業界で"これから来る店"の絶対法則

                                    焼肉は“ハレ”の食事の筆頭格だ。焼肉チェーンは、飲食業界において群雄割拠でレッドオーシャンと言われるカテゴリーだが、その中にあって最近調子がいいのが「焼肉きんぐ」と「焼肉ライク」だ。チェーンストア研究家・ライターの谷頭和希さんは「両社はメインの顧客ターゲットが異なるが、大ヒットする意外な共通点があった」という――。 焼肉チェーン「焼肉きんぐ」の業績が好調である。同社を運営する物語コーポレーションの2023年度7〜12月売上高は前年の同期間比で17.7%増の520億円。営業利益は同42億円となった。 物語コーポレーションは「焼肉きんぐ」以外にもいくつかのチェーンレストランを経営しているが、売り上げの半分は「焼肉きんぐ」で、同店の好調ぶりがうかがえる。 店舗の拡大も好調だ。2023年7月には300店舗を達成。日本ソフトの調べによれば、2022〜23年での店舗数の伸び率は6.99%である。焼肉チ

                                      牛角、安楽亭に代わって急浮上…「焼肉きんぐ」「焼肉ライク」ターゲットが"正反対"の2者の意外な共通点 「レッドオーシャン」の焼肉業界で"これから来る店"の絶対法則
                                    • 調布市・深大寺の「角大師石像」が圧倒的にかわいい

                                      東京都調布市にある深大寺は、東日本では非常に貴重な国宝仏をもつ古寺としても有名である。 ただ、それ以上にかわいいのは角大師だ。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 一度は目にしたことのある、あのお方だ 角大師(つのだいし)って名をご存じだろうか 天台宗のお寺で見かけるこのお方、もとはといえば10世紀に実在したお坊さんなのだ。 角大師と同一人物である良源(りょうげん)の像(東京国立博物館にて) 良源は荒廃していた比叡山延暦寺の復興に尽力した偉いお坊さんで、正月の三日に亡くなったことから元三大師(がんざんだいし)とも呼ばれ、広く信仰されている。 人並みはずれた霊力で様々な姿に変化し、人々を救ったのだそうだ。 角大師とは、そんな良

                                        調布市・深大寺の「角大師石像」が圧倒的にかわいい
                                      • 三軒茶屋にダクトだらけのビルがある

                                        1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:代々木のマクドナルドは現存する日本最古の店 > 個人サイト webやぎの目 遠くから見てもこの存在感。ビルというよりも工業地帯のプラントのようである。インダストリアル感満載だ。 これは晴れた日に撮った写真。ダクトは機能だけを考えて作ったはずなのに、造形が美しくなっているのが奇跡である。 このビルに入っているテナント(2021年5月撮影)。お好み焼き、鉄板焼、焼肉など煙が出る店ばかりで、排気ダクトが充実しているのも納得である。 しかし、ダクトは途中で1本にまとめたらいけないのだろうか。ダクトの出口でお好み焼き、焼肉の匂いを堪能している人がいるのかもしれない。 このGEMSとい

                                          三軒茶屋にダクトだらけのビルがある
                                        • 西五反田・アクリル越しにトンネルをのぞける歩道橋

                                          1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:駐車場に鉄塔が建っている寿司屋 > 個人サイト 右脳TV 場所は東急目黒線の武蔵小山駅と不動前駅のあいだ。 武蔵小山駅は地下にあって、不動前駅は地上にある。電車は不動前駅の手前で地上に出てくるのだけど、その直前に設けられた「西五反田歩道橋」が今回の絶景である。 左側の高い塀の向こうが東急目黒線のトンネル。写真奥に不動前駅がある。奥のほうをアップにすると…… 白い屋根をまたぐ歩道橋が見えますか。これが「西五反田歩道橋」です。 電車は地下を抜けた後、100メートルくらい白い屋根のトンネルを通って、そのあと地上に出てくる。 別にすぐ地上に出てもいいのになんで白い屋根があるんだろ。急に外に出るとまぶしいのか

                                            西五反田・アクリル越しにトンネルをのぞける歩道橋
                                          • うどんの流体力学者たち〜見えない丸亀を求めて - SUUMOタウン

                                            著者: 谷頭和希 丸亀と東京の二拠点生活が始まった 私は、チェーンストアや街、空間について書いたり、話したりしている。肩書はその時々によってライターだったり、作家だったり、批評家だったりする。とにかく、「場所」についてあれやこれややっている人間だ。 そんな私が、去年の11月から香川県・丸亀と東京での二拠点生活をはじめた。さまざまな事情が重なり、それまで続けていた仕事を辞めてフリーランスになったからだ。さまざまな事情、というのの大部分は親類の都合で、その親類がいるのが丸亀なのである。 最初のうちは、なんだか観光気分。丸亀といえば、日本一高い石垣を持つ丸亀城や、地元を代表するB級グルメ・骨付鳥が有名で、数日間はそれらをしっかり堪能した。 思いの外、高い丸亀城に興奮したり、 骨付鳥の名店『一鶴』で骨付鳥をたらふく食べたり とはいえ、外せないのが、うどんだろう。丸亀を車で走っていると、あちらこちら

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                                            • 代々木駅の外観が古い :: デイリーポータルZ

                                              ピカピカではないが、この壁の裏側があれほど古びているとは思わなんだよ。 土台部分にある楕円の意匠も、戦前の重厚な建築の雰囲気である。 Wikipediaによると大正13年(1924年)に山手線・中央線ホームが現在の位置に移転したとあるのでその当時の建築かもしれない。だとしたら98年! 穴に入れてあるのは枕木だろうか。蓋はトタン。 ナチュラルにアンティークな代々木駅をお見逃しなく。 4/29 「イオンモール大日」の非常階段に反復の美を見た(斎藤公輔)★ 佐鳴台第二公園はタイヤが生え過ぎ(鈴木さくら) 旦過市場とモノレールが絶景を作り出す(地主恵亮) 夢見ヶ崎動物公園の気の抜けたロバの顔に癒される(ほり) 京都府左官技能専修学院のビルは自己アピールがすごい(こーだい) 大阪・京阪香里園駅にあるトーナメント・トイレ(小堀友樹)★ バーミヤン自由が丘駅前店の入り口が一見無理(古賀及子) 日暮里舎人

                                                代々木駅の外観が古い :: デイリーポータルZ
                                              • 渋谷にピラミッドみたいなアリ塚みたいな竪穴式住居みたいなビルがある

                                                ばばーん 近づくとピラミッドみたい。 このビルはミキプルーンでおなじみの三基商事のビル。中がどうなってるのか気になるけど、意外と普通な気もするので外から眺めて楽しみたいと思います。 竪穴式住居っぽくもあります。 身近な絶景 友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。 2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。 3/4 海老名のショッピングモールに七重の塔(井上マサキ) 2/11 徳島はLEDのまちだった(林雄司) 1/28 飯田橋・ラグジュアリーな雰囲気の丸亀製麺(高瀬雄一郎) 1/21 センター北の崖に刺さっているたくさんの棒(井上マサキ) 1/14 自分と同じ名前の駅に行くとやっぱり興奮する ~山形の今泉駅へ~(いまいずみひとし) 1/7 西千葉のラ

                                                  渋谷にピラミッドみたいなアリ塚みたいな竪穴式住居みたいなビルがある
                                                • 南船橋の冷凍団地を観光する

                                                  1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:飯田橋・ラグジュアリーな雰囲気の丸亀製麺 > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 「じゃない方」の道を行く JR京葉線の南船橋駅。 ここはショッピングモールららぽーとの最寄り駅ということで、週末になると全員といっていいほどの人がそちらに向かって歩いていく。 そんな流れを横目に、そっちじゃない方の道に進むと、 お手本のような「じゃない方」 「冷凍団地」と書かれた道路標識があらわれる。 英語表記 Reito Town なんだ 漂流教室みたいな名前と、誰もいない道のさきに現れるということで異世界感もあるこの団地。 いったいどんな場所なのだろうか。 地産地消のスケート場 標識が案内する方にすこし歩くと、まず目に入ってくるのは「興和冷蔵

                                                    南船橋の冷凍団地を観光する
                                                  • つくば・さんかく公園のとなりに地下世界への入口がある

                                                    ここが地下世界への入り口。 つくば市吾妻4丁目、さんかく公園に隣接する住宅街の片隅に、ぽっかりと口を開けてあなたを待っている。 先は行けばわかると、暗がりから語りかけてくるようだ 白く眩しい蛍光灯、スペーシーなグラフィティ、その下に覗く赤い光 時折、車が夜を切り裂くように走り去っていく。そう、ここは地下道への連絡通路だ。 ゴゴゴ…と静かな唸り声が聞こえてくる どうやら一日に何本もないバスの乗降場としての役割があるらしい。ここが地上と地下世界の唯一の接点、物語は膨らんでゆく。 身近な絶景 友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。 2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。 3/4 海老名のショッピングモールに七重の塔(井上マサキ) 2/11 徳島はLED

                                                      つくば・さんかく公園のとなりに地下世界への入口がある
                                                    • 「惜しい!もうちょいで幕府」荻野の要害

                                                      神奈川県厚木市、小田急線本厚木駅から国道412号線を相模原方面に10kmほど行くと私が生まれ育った上荻野と呼ばれる地域に着く。 並走する脇道に入り相模川の支流、荻野川と交錯する源氏橋のそばにひっそりと碑が建っている。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 1975年神奈川県生まれ。毒ライター。 普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。(動画インタビュー) 前の記事:アリを振り切り、木に登れ!狩りバチのテイクアウトが大変だった > 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー テレビやyou

                                                        「惜しい!もうちょいで幕府」荻野の要害
                                                      • 仙台の名刹・輪王寺にひっそりとある「植樹ウーマン コノハ像」

                                                        身近な絶景 友達と歩いてるときに「ねえここの電柱珍しくない?」って見せるような、よく見るとおもしろい景色をとりあげます。あえて「絶景」と呼んでみました。 2022年のゴールデンウイークに集中的に集めて、そのあとは少しずつ追加しています。 3/4 海老名のショッピングモールに七重の塔(井上マサキ) 2/11 徳島はLEDのまちだった(林雄司) 1/28 飯田橋・ラグジュアリーな雰囲気の丸亀製麺(高瀬雄一郎) 1/21 センター北の崖に刺さっているたくさんの棒(井上マサキ) 1/14 自分と同じ名前の駅に行くとやっぱり興奮する ~山形の今泉駅へ~(いまいずみひとし) 1/7 西千葉のラウンドアバウトをトレースするミニストップがかっこいい(伊藤健史) 12/24 大阪・梅田にある隠れすぎたスポット、宙に浮いた看板(斎藤公輔) 12/17 つくばエクスプレスに並走する道路がめちゃめちゃ波打っている

                                                          仙台の名刹・輪王寺にひっそりとある「植樹ウーマン コノハ像」
                                                        • ニュースでもよく見る、大手銀行の看板が一堂に会している場所が豊洲に

                                                          日本でメガバンクというと、「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「三井住友銀行」の3つ。それに(ゆうちょ銀行を飛ばして)5番手の「りそな銀行」を加えた、4つの大手銀行の看板が一堂に会している場所がある。 こちらは2022年のゴールデンウイーク「身近な絶景」特集の1本です。 わざわざ行くほどではないけど、友だちと通りかかったら紹介したい。そんな絶景ってほどではない乙な景色を掘り出します。一覧は記事末尾に。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:くもりどめで目をハートマークにしたかった > 個人サイト nomoonwalk ニュースでもよく見る、あの場所

                                                            ニュースでもよく見る、大手銀行の看板が一堂に会している場所が豊洲に
                                                          • バーミヤン自由が丘駅前店の入り口が一見無理

                                                            東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:寝てる間のカロリー消費量を調べる ~研究所にご一泊~(デジタルリマスター) > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes バーミヤンは自由が丘の北口に 自由が丘駅で降りると、メープル通りや自由通りに出る正面口、もしくはマリクレールストリートや九品仏緑道が楽しめる南口の改札からまちへ出ることが多いんじゃないか。 北口は高架下へ出る小さな出口で、駅構内でもちょっとひっそり分かりづらい。ただ、出てしまうと居酒屋や中華、天ぷらの名店がある。 でかいヤマダ電機(LABI LIFE SELECT 自由が丘)へ行くのにも便利な出口となっておりますので覚えておいて損はないと思う。

                                                              バーミヤン自由が丘駅前店の入り口が一見無理
                                                            • ファスト風土化 - Wikipedia

                                                              ファスト風土化(ファストふうどか)とは、評論家の三浦展が導入した概念。 地方の郊外化の波によって日本の風景が均一化し、地域の独自性が失われていくことを、その象徴であるファストフードに喩えて呼んだ。ファスト風土化論は、2000年から雑誌『psiko』上を中心に連載され、2004年には『ファスト風土化する日本―郊外化とその病理』として新書にまとめられた[1]。同書は、日本のゼロ年代の批評において「郊外」というキーワードがもてはやされるきっかけとなった[2]。 概要[編集] ファスト風土化の概要[編集] ロードサイドに立ち並ぶファストフード店舗やレンタルビデオショップ 日本の郊外化については、社会学者の宮台真司が犯罪との関係などを1990年代に論じていたが、三浦展はそれを暗黙に踏襲した上でより広範囲を議論の射程としてファスト風土化を論じた[3][4]。 三浦展によると、およそ1980年代以降の日

                                                              • 街区表示板が2つ並んでいると街の境界が見える

                                                                1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:盆踊り愛好家「盆オドラー」の暑い夏 > 個人サイト NEKOPLA Tumblr 探して楽しい街区表示板 住所が書かれている細長いプレート、それが「街区表示板」。 典型的な街区表示板。街に溶け込みすぎているこの様式美 その辺を歩くだけで嫌というほど目にするため、散歩趣味の人にとっては超顔なじみの存在だ。でも一口に街区表示板と言っても、色や素材、サイズや設置場所などが多岐にわたっている。だから見ていて飽きないし、どんどん探し歩きたくなってくる。たとえば…… 標識のように独立して立っているやつや、 お腹を空かせた大食漢が囓っていったのか? と思うようなもの、 もはやどういう経緯で生ま

                                                                  街区表示板が2つ並んでいると街の境界が見える
                                                                • 日本社会は「全身全霊」を信仰しすぎている?「兼業」を経験した文芸評論家・三宅香帆と「ゆる言語学ラジオ」水野太貴が語る働き方 - 集英社新書プラス

                                                                  「大人になってから、仕事に追われて、読書や趣味が楽しめなくなった」という悩みを抱えてる人は少なくはないのではないか。かつて自らもこの悩みにぶちあたった、文芸批評家の三宅香帆氏は、労働と読書の歴史をひもときながらその根源を新刊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で分析した。 本書で提起されている「全身全霊で働く」という労働観の問題をめぐって、三宅氏と人気YouTube番組「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴氏が対談。会社員の傍ら執筆活動をしていた三宅氏と、編集者をしながらYouTuberとしても活躍する水野氏が、現代の「働き方」について考える。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は半身で書いた? 水野 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んで面白かったのは、最終的に経済思想について書かれていることですね。三宅さんは「全身全霊

                                                                    日本社会は「全身全霊」を信仰しすぎている?「兼業」を経験した文芸評論家・三宅香帆と「ゆる言語学ラジオ」水野太貴が語る働き方 - 集英社新書プラス
                                                                  • ネコが飛ぶ島『佐柳島』を満喫する【島民の数より猫が多い!】 - イーアイデム「ジモコロ」

                                                                    ネコがたくさんいる離島、佐柳島(さなぎじま)。堤防の間をピョン!と飛ぶ猫が有名なこの島……撮りやすい方法やポイントなどをお教えします。もちろん、島までのアクセスや料金、小学校の廃校を利用したホテルなど、旅に役立つことをレポートしますよ! はじめまして。ライターの谷頭和希(たにがしらかずき)です。 今ぼくは、こんなところに来ています。 瀬戸内海に浮かぶ離島、佐柳島(さなぎじま) 香川県に属するこの島は、周囲わずか4km。ジョギングで有名な皇居の外周が約5kmなので、それよりも小さい島です。 人口は70人以下。特に目立った産業はありません。 そんな佐柳島が、近年にわかに観光地として人気が高まっていることをご存知でしょうか。 その理由が…… ネコです もともと佐柳島は、島民の数よりも猫が多い島として、猫好きの間では有名でした。 それが近年、SNSなどで拡散され、一般の観光客もネコを求めてやって来

                                                                      ネコが飛ぶ島『佐柳島』を満喫する【島民の数より猫が多い!】 - イーアイデム「ジモコロ」
                                                                    • ブックオフが「新時代の図書館」と言える深い理由

                                                                      古本屋チェーンとして一世を風靡し、現在ではCDやDVD、家電やブランド品なども扱う総合リユース店として知られるブックオフ。創業当初は「出版文化を破壊する」存在として批判されることもありましたが、とくに地方で果たした文化的な役割は大きく、今では10~30代の若者から「エモい場所」「原風景の一部」として支持を集めています。 ライターでチェーンストア研究家の谷頭和希さんが、現代日本におけるブックオフの意義・功績について批評・分析する連載『ブックオフで生きてきた』。第5回となる今回は、ブックオフと公共図書館を比較することで、ブックオフが持つ公共性について改めて考え直す回です。 著者フォローをすると、谷頭さんの新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。 ブックオフと図書館 ブックオフの存在によって、少なからぬ人がさまざまな本やコンテンツとの出会いを果たしていることはこれまでの連載で見てき

                                                                        ブックオフが「新時代の図書館」と言える深い理由
                                                                      • 大阪・京阪香里園駅にあるトーナメント・トイレ

                                                                        父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー) 前の記事:電柱の帯がどうしても腹巻きに見える トーナメント表みたいな形をした小便器。それは大阪と京都の中間に位置する京阪香里園駅の男子便所にある。 むきだしの配管 小便器の上にトーナメント表にしか見えない配管が繋がっている。おしっこの優劣を競う世界大会があったとしたら、会場にはこのような装置が並べられるに違いない。 いっさいの無駄を排したその姿は、機能美を追求した工業デザイナーのディーター・ラムスを彷彿とさせる。 研磨剤で磨いたかのような鏡面仕上げ ディーター・ラムスはドイツ生まれ。ドイツで「おしっこトーナメント」を翻訳ソフトにかけてみると「Piss-Turnier」と表示された。音声再生ボタンを押すと、やわからい女性の人工音声で「ピストニア

                                                                          大阪・京阪香里園駅にあるトーナメント・トイレ
                                                                        • ドン.キホーテ論──あるいはドンペンという「不必要なペンギン」についての一考察(上)|谷頭和希

                                                                          それらのものは美しいだろうか? この点については問うまい。ただ、我々の時代精神の産物であり、だから間違っていない、とだけ言っておこう――アドルフ・ロース ドンペンからの問い 「ドンペン」 この名前を聞いたことがあるだろうか。それはディスカウントストア「ドン.キホーテ」(以後、ドンキ)のイメージキャラクターだ。ペンギンがモチーフになっている。 企業のイメージキャラクターといえば普通、チラシやCMに登場して広報活動をする。しかしドンペンが特徴的なのは、広報活動に加え、ドンキ店舗の装飾として店外に置かれていることだろう。 【図1】ドンペンが置かれるドンキのファサード(ドンキ藤沢駅南口店) 派手な看板の上にドンペンがいる。短い手を広げ、大きくつぶらな瞳で店外を見つめるペンギン。これがドンペンだ。いつもは通り過ぎてしまうこの装飾を立ち止まって見ると、趣味が悪いとさえ思えるその過剰さに驚い

                                                                            ドン.キホーテ論──あるいはドンペンという「不必要なペンギン」についての一考察(上)|谷頭和希
                                                                          • 大阪・梅田にある隠れすぎたスポット、宙に浮いた看板

                                                                            1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:共感が得られにくい趣味「JR全線完乗・防衛戦」の話をしよう > 個人サイト NEKOPLA Tumblr 違和感がすごい看板 矢印の場所に、その看板はある。場所は「アニメイト梅田店」や、サウナの「大東洋」がある辺り 少し近づいてみる。どうなってるんだ、この看板 3Dのプログラムがバグって、変な座標に出力されてしまったやつ? 最初に見つけたとき、なんだこれ!? っていう素直すぎる感想が口から出た。狙って突飛な看板を作ったわけではなく、素でこうなっていると思われるあたり好感度が高い。 高い位置にあって見上げないと発見できないし、スマホのカメラだと遠すぎて撮影が難しい。よってSNSでも

                                                                              大阪・梅田にある隠れすぎたスポット、宙に浮いた看板
                                                                            • 寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」で無人の大阪駅のホームを見物できる

                                                                              島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。(動画インタビュー) 前の記事:補修シールを使って「障子に目あり」の部屋にする > 個人サイト それにつけてもおやつはきのこ 「サンライズ瀬戸・出雲」は夜中に豊橋、岐阜、米原、大阪に停車するが、大阪駅は特に普段とのギャップが大きく感じる。 大阪駅に停車するときにたまたま起きてると「これからちょっと珍しいものを見るぞ」とテンションが少し上がる。 まだ動いてるのでなかなか上手く撮れない こんなに広いのに誰もいない!! 普段人がごった返してる超大規模駅が、こんなに閑散としている。 人がいないのに明るい 始発が動く30分程度前だから明るさは通常通りなんだろう。けどまったく人が見当たらない。 1分程度停車する いや本当に嬉しくなるほ

                                                                                寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」で無人の大阪駅のホームを見物できる
                                                                              • 宮崎第一公園のどこから見てもカッコいいジャングルジム

                                                                                1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:鶴間公園の自動販売機がめちゃくちゃお~いお茶推し > 個人サイト 日和見びより 隙のないモテジャングルジム 問題のジャングルジムが生息するのは神奈川県川崎市、東急田園都市線の宮崎台駅を降りて徒歩3分ほどの宮崎第一公園だ。 これがそのジャングルジム。第一印象でグッと引き込まれる魅力がある。 普通のジャングルジムを45度回転させたような角度のジャングルジムなのだ。少し確度を変えるだけでこんなにカッコよさが増すのか。「斜に構える」とはこのジャングルジムのための言葉ではないだろうか。 この向きでみるとどこかにワープできそう あえて言うならばこの確度が一番見せたくない部分かもしれない どの向きから見ても様に

                                                                                  宮崎第一公園のどこから見てもカッコいいジャングルジム
                                                                                • 大阪・堂島で圧巻の配管ビューを楽しむ

                                                                                  1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:「イオンモール大日」の非常階段に反復の美を見た > 個人サイト NEKOPLA Tumblr ジュンク堂書店 大阪本店があることでおなじみ「堂島アバンザ」の南側に、そのスポットは静かに存在している 近づいてみると、ただならぬ雰囲気をまとった壁面が見えてきた シュッとしたビルが建ち並ぶ一角。その隙間に差し込む光が照らし出すのは、まるでツタのように張り巡らされた「エアコン配管」だ。 「もののけ姫」の祟り神を彷彿とさせる、配管の束! 下の方に目を向けると、配管だけでなく電気配線も混じっている。たまらない景色である おそらく昔は隣接するビルがあり、この配管群は誰にも見られることのない影の

                                                                                    大阪・堂島で圧巻の配管ビューを楽しむ