ドイツのクリスティアン・リントナー財務相(2022年3月28日撮影)。(c)ANNEGRET HILSE / POOL / AFP 【4月7日 AFP】ドイツのクリスティアン・リントナー(Christian Lindner)財務相は6日、同国が中国との貿易に大きく依存していることに懸念を表明、輸出先を「多角化」する必要があるとの考えを示した。 リントナー氏は週間紙ツァイト(Die Zeit)のインタビューで「独中の経済関係が強いことを懸念している」とし、「わが国としては輸出先を含め、国際関係を多角化する必要がある」と述べた。 ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州連合(EU)や米国がロシアに大規模な制裁を科しているのに対し、中国は対ロシア非難を拒んでいることから、欧米と中国との間にあつれきが生じている。 昨年12月に発足したドイツの中道左派政権は「対話と厳しい姿勢」を使い分けて中国に向き合うと