米首都ワシントンで、シアトルのチャイナタウンで最近起きたアジア人を狙ったヘイトクライムを受けて行われたアジア人へのヘイトに抗議してデモ行進する人々(2021年3月13日撮影)。(c)Jason Redmond / AFP 【3月18日 AFP】新型コロナウイルスが米国で猛威を振るう中、韓国系米国人のエスター・リム(Esther Lim)さん(32)は両親や自分の暮らしについて不安を募らせていた。健康面だけではない。このところ、アジア系米国人を標的とするヘイトクライム(憎悪犯罪)が増え、自分たち家族もヘイトを受けるのではないかと思うようになったからだ。 友人がひき逃げされてけがをした時、リムさんはヘイトによる襲撃だと確信し、行動を起こす決意をした。「びくびくしながら暮らすのではなく、先を見越して自分から何か始めようと思いました」とAFPに語った。 リムさんは母親に催涙スプレーを買って渡し、父