総務省で開催された「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」を踏まえ、4月に報告書が公開された。この検討会の真の狙いはどこにあり、モバイル市場の「あるべき姿」とは? 総務大臣政務官の小林史明氏と、野村総合研究所の北俊一氏に聞いた。 2017年12月から4月に渡り、総務省で開催された「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」を踏まえ、4月に報告書が公開された。この報告書を踏まえ、キャリア各社やMVNOに対する要請が出される。テーマによっては省令やガイドラインが改定されたり、新規でガイドラインを策定したりと、より厳格な枠組みが設けられることもある。【訂正あり】 →サブブランド優遇、2年縛りなど各種問題点の結論は? 総務省が“報告書”を公開 当初はMVNOの“不満”の声が大きかったことから、「サブブランドつぶし」との観測も飛び交ったが、ふたを開けてみると、大きな規制につながるような結論は少な