東京・銀座などに店を構える料亭「金田中」の社長、岡副真吾容疑者(63)が覚醒剤と大麻を所持した疑いで逮捕されたのは4月9日のこと。家宅捜索では違法薬物が押収されたという。 【写真】”美人すぎる女将”の胸中はいかに――逮捕された岡副真吾容疑者との2ショット 金田中といえば、政財界や文化人にも愛されてきた日本を代表する料亭。岡副容疑者の妻である徳子氏も、名門の女将としてたびたびメディアに登場してきた。それだけに、今回の事件によるブランド力の低下は小さくないだろう。 老舗をめぐる“異変”は2年前にすでに始まっていたのかもしれない……。当時、グループの料理長が、驚きのブラック体質を告発していた。(以下は「週刊新潮」2023年4月13日号掲載の内容です) *** 大正時代に東京・新橋の花街で創業した「金田中(かねたなか)」は、「新喜楽」「吉兆」とともに“日本三大料亭”と称される老舗である。 その歴史