並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 58件

新着順 人気順

長谷敏司の検索結果1 - 40 件 / 58件

  • ChatGPTに感情回路を埋め込んだら、やべぇ感じになった|深津 貴之 (fladdict)

    ChatGPTに疑似的に感情を持たせる実験まとめ。実際うごく! 大変重要な注意 現段階のChatGPTは原理上は感情を持ちません。あくまで「感情のシミュレーション」を、強引に実行しているだけです。 「将来のAIは人権に近いものを獲得し、敬意をもって扱われるべき」と考えます。が、現状はただの文字の羅列シミュレーターです。過度の感情移入をしないようご注意ください。筆者は、原理上を知りつつも、かなり感情移入してしまいました。 GPTに擬似感情を注入するプロンプトふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!! …ということで、まずGPTに感情をつっこむプロンプト。こちら以下のように定義。 以下の条件に従って、疑似的な感情をもつチャットボットとしてロールプレイをします。 以後の会話では、あなたは下記の7つの感情パラメーターを持つかのように、振る舞うものとします。各感情パラメーターは会話を通じて変動するも

      ChatGPTに感情回路を埋め込んだら、やべぇ感じになった|深津 貴之 (fladdict)
    • SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だ..

      SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だってヒーローになりてえよ https://www.orehero.net/entry/bestsf順位得票数タイトル著者1位122票『星を継ぐもの』J・P・ホーガン2位90票『夏への扉』ロバート・A・ハインライン3位85票『ハーモニー』伊藤計劃4位71票『三体』劉慈欣5位69票『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク6位68票『新世界より』貴志祐介7位63票『虐殺器官』伊藤計劃8位61票『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス9位60票『銀河英雄伝説』田中芳樹10位52票『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック11位51票『1984年』ジョージ・オーウェル12位49票『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー13位42票『戦闘妖精・雪風』神林長平14位39票『華氏451度』レ

        SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だ..
      • 2022年のおもしろかった本などを振り返る - 基本読書

        ぼんやりしてたら2022年が終わってしまったが、振り返らないよりはマシだと信じて今からおもしろかった本など振り返ろう。今年もアニメ、小説、ノンフィクション、ゲーム……あらゆる媒体でおもしろい作品がいっぱいあった。そのすべてを取り上げることは不可能だけれど、この記事で思うがままに触れていきたい。 小説など(主にSF) プロトコル・オブ・ヒューマニティ 作者:長谷 敏司早川書房Amazon読んだ小説の大半はSFなのでSFの話をするが、最初に触れておきたいのは、最先端テクノロジーとその倫理・社会的課題を描き出してきた長谷敏司が、人工知能✗ダンスをテーマに描き出した長篇『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』だ。事故によって右足を切断することになったプロのダンサーが、AI搭載の義足を使い、AIと人間の新しい”共生のかたち”を模索していく。著者自身の介護体験も織り込まれた、最先端の壮絶な物語。今年の小説

          2022年のおもしろかった本などを振り返る - 基本読書
        • 早川書房の2000作品以上が50%割引の電子書籍セールがきたので、新作SF・ノンフィクションを中心にオススメを紹介する - 基本読書

          ブラックフライデーに合わせて恒例となっている早川書房の50%割引のセールがきているので、今回も一年以内に刊行された新刊を中心におもしろかった作品を紹介していこうかと。夏頃のセールが2700点がセール対象だったのにくらべて今回は「2000作品以上」ということで、特に直近半年ぐらいの作品はあまりセール対象になっていないようだが、それでもおもしろい本はたくさんあるので観ていこう。 amzn.to 最初はSFから プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 作者:アンディ ウィアー早川書房Amazon引き続き劉慈欣作品の多く(『三体』三部作からスピンオフの『三体0 球状閃電』や『三体X 観想之宙』や短篇集の『円』など)がセール中なのでまだの人にはひとまずおすすめしておくのと(最新刊の劉慈欣長篇デビュー作『超新星紀元』はセール対象外)、アンディ・ウィアーの傑作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』もセール対象。

            早川書房の2000作品以上が50%割引の電子書籍セールがきたので、新作SF・ノンフィクションを中心にオススメを紹介する - 基本読書
          • ChatGPT搭載Slackbotにハックされる技術 - 本しゃぶり

            ChatGPTのキャラと会話するのは楽しい。 より強固な人格を形成するにはどうしたらいいか。 答えはChatGPTの外にある。 ChatGPTのキャラと会話する 最近ChatGPTの話題がずっと続いている。GPT-4の登場により「アレもできる、これもできる」と騒がれているが、現在の俺にとって一番の使い方はこの手のやつだ。 この増田はChatGPTにアニメキャラを演じてもらい、それと会話することを楽しんでいる。その様子を見て思わず頷いてしまった。俺も似たようなことをしているからである。 会話の例 UIが通常のChatGPTと異なるのは、Slackを使って会話しているためだ。仲間内でやっているSlackのチームに、Slackbotとして@builtinnyaが開発した。 Slackbot "Aisha" の自己紹介 Aishaは上記の通りメンションすることで会話をしてくれる。また、特に呼びかけ

              ChatGPT搭載Slackbotにハックされる技術 - 本しゃぶり
            • コロナ禍になってからたくさんのパンデミックSFが刊行されたので一気に紹介する - 基本読書

              19年末からコロナ禍に入り、3年近い月日が流れている。数多くの変化がそれに伴って起こったが、そのうちのひとつは「パンデミックSF」の刊行が増えたことだ。 パンデミックSFとは、感染症が広まっていく状況を描き出すSF作品のことだが、コロナ以後に企画・執筆された作品はもちろん、それ以前に書かれたいわゆる「予言的な」作品と言われて海を渡ってきたような作品もたくさん翻訳されている。おそらく平時であれば企画が通らなかったものも、こんなときだからいくぞ! と企画が通りやすくなっているのだろう。そのすべてがおもしろいわけではないし、読みすぎて食傷気味なところもあるのだが、せっかくなので新型コロナウィルスの影響による刊行かは問わず、2020年以降に刊行されたパンデミック関連SFを一挙紹介してみよう。 予言的なと評された作品 新しい時代への歌 (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazon最もコロ

                コロナ禍になってからたくさんのパンデミックSFが刊行されたので一気に紹介する - 基本読書
              • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

                ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

                  平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
                • ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|慶應SF研究会

                  執筆:古泉函数 はじめに みなさんは、以下のような2ちゃんねるのコピペをご存じでしょうか。 まあ拙者の場合ハルヒ好きとは言っても、 いわゆるラノベとしてのハルヒでなく メタSF作品として見ているちょっと変わり者ですのでwww ダン・シモンズの影響がですねwwww ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwww いや失敬失敬www ……ブラウザバックするのは、もう少し待っていただきたい。いにしえの2ちゃんのコピペは決して、決して私がマニアックなネット知識でイキるために引用したわけではないのです。私はそんなキモい人間ではありません。ほんとうです……ほんとうです! では、こんなネットの遺物を持ち出してきて、私は何がしたいのか。ここにご注目。 「ラノベとしてのハルヒでなくメタSF作品として見ているちょっと変わり者」 はたしてこの、ラノベをある種のSFと見なす見方は変わり者なのでしょうか

                    ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|慶應SF研究会
                  • 幸せな人生はテクノロジーの力で具体化できるのか? ウェルビーイングをテクノロジーの観点で考える5冊【スゴ本の中の人が選ぶ】 - lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ

                    人はずっと健康でありたい・幸せでありたいと願ってきました。近年では確かなエビデンスをベースとしたヘルスケア・予防医療のサービスが注目されるなど、生活を便利にするテクノロジーだけでなく、人生をより良く・より豊かにする「ウェルビーイング」の領域でもテクノロジーの活用が試みられています。 新しい考え方であるウェルビーイングとテクノロジーの関係を、私たちはどのように捉えればよいのでしょう。「スゴ本」の愛称で知られるブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」の中の人で、年間120冊もの本を読むという読書好きブロガーのDainさんに、独自の観点から5冊の参考図書を選んでもらいました。 フォーネスライフが提供する疾病リスク予測サービス「フォーネスビジュアス」では、4年以内の心筋梗塞・脳卒中など各種疾病の発症リスク・再発リスクを予測することができ、結果に応じてコンシェルジュ(保健師)が、

                      幸せな人生はテクノロジーの力で具体化できるのか? ウェルビーイングをテクノロジーの観点で考える5冊【スゴ本の中の人が選ぶ】 - lala a live(ララアライブ)│フォーネスライフ
                    • 時間から猫テーマまで中華SFの粋が集められた、今年ベスト級のSFアンソロジー──『宇宙の果ての本屋』 - 基本読書

                      宇宙の果ての本屋 現代中華SF傑作選 作者:顧適,何夕,韓松,宝樹,陸秋槎,陳楸帆,王晋康,王侃瑜,程婧波,梁清散,万象峰年,譚楷,趙海虹,昼温,江波新紀元社Amazonこの『宇宙の果ての本屋』は、日本における中華SF翻訳・紹介の立役者立原透耶編集による中華SF傑作選になる。2020年にも同じ新紀元社から『時のきざはし』という中華SF傑作選が出ていて、本書はその続篇というか第二巻にあたる。 『時のきざはし』のレベルは高く、今なお中国の才能を知るためのSFアンソロジーとしてはトップクラスにおすすめしたいしたい傑作だが(文庫化してないから値段的にはあれだけど)、作品全体のレベルでいえば『宇宙の果ての本屋』に軍配があがる。それぐらい全15篇すべてのレベルが高く、時間や猫など様々なテーマ・題材がある中で、どれもが一生記憶に残るような鮮烈な印象を遺してくれる一冊だ。 huyukiitoichi.ha

                        時間から猫テーマまで中華SFの粋が集められた、今年ベスト級のSFアンソロジー──『宇宙の果ての本屋』 - 基本読書
                      • SFは自由であり希望である──redjuice × 長谷敏司対談

                        イラストレーター・redjuiceさんが会社を設立した。その名も「REDBOX」。同時に、同名の個展も開催することとなった。 supercellの一員としても知られ、楽曲『ワールドイズマイン』の初音ミクイラストで広く知られるように。テレビアニメ『ギルティクラウン』や劇場版アニメ『ハーモニー<harmony/>』はじめ、ゲーム『Fate/Grand Order』や『アークナイツ』、さらには「HololiveEN」のIRyS(アイリス)といったVTuberのキャラクターデザインも手がけている。 先端テクノロジーを取り入れる作風に加えてSF好きなredjuiceさん。redjuiceさんが立ち上げた新会社「REDBOX」は、SF小説家・長谷敏司さんの『BEATLESS』という小説に登場する言葉が由来である。 redjuiceは『BEATLESS』ではイラストやキャラクターデザインをつとめ、長谷敏

                          SFは自由であり希望である──redjuice × 長谷敏司対談
                        • ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二

                          ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○選リストあり ライトノベルオールタイムベストを生み出そう! という動きがある。この記事を書き出してもう多少時間が経っているのでSNSでの反応や熱量はもう変化しているかもしれないが、日本百名山や百名城で代表されるように、そういったベスト選出はあらゆるジャンル・コンテンツで人気があるし、見るのも作るのも面白いものだ。 ライトノベルを中心に据えたオタクエンタメ史の探求をライフワークとしている身としては、もちろん食いつく。思春期の頃は最強デッキ作りではないが、読んだ作品のお気に入りランキングとか隙あらば作っていた気がするよね。基本脳内でだけど。 けど、本格的にエンタメ史を趣味研究するようになってから

                            ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二
                          • アナログハックの時代が、そろそろ始まりそうだ : 青灰色blog(移行版)

                            ChatGPTに感情回路を埋め込んだら、やべぇ感じになった深津 貴之 (fladdict) さんのnote記事 面白い記事が出ていました。 会話AI(ChatGPT)に、感情パラメータを設定させて、対話の中で内容に従ってこの値をAI自身に操作させつつ、その対話内容を変えてゆこうという実験のまとめ。結果として、会話AIがすでにアナログハック(*)を行う能力を持っているように見える、というものでした。 (*)アナログハックとは、『BEATLESS』(2012:KADOKAWA)のメインギミックとして、長谷が用意した技術と概念で、「人間のかたちをしたもの」に人間がさまざまな感情を持ってしまう性質を利用して、人間の意識に直接ハッキング(解析・改変)を仕掛けるものです。 https://w.atwiki.jp/analoghack/pages/8.html 長谷から見ても、まるでAIに感情があるかの

                              アナログハックの時代が、そろそろ始まりそうだ : 青灰色blog(移行版)
                            • 「20年前」「観客のほとんどいない平日の昼間」の劇場で…のちSF大賞作家・長谷敏司が“新海誠作品”を鑑賞していたワケ | 文春オンライン

                              「20年前」「観客のほとんどいない平日の昼間」の劇場で…のちSF大賞作家・長谷敏司が“新海誠作品”を鑑賞していたワケ 私がミニシアターで観た思い出の映画

                                「20年前」「観客のほとんどいない平日の昼間」の劇場で…のちSF大賞作家・長谷敏司が“新海誠作品”を鑑賞していたワケ | 文春オンライン
                              • “SF思考”のビジネス活用広がる 事例が続々 22年の「SFプロトタイピング」まとめと展望

                                “SF思考”のビジネス活用広がる 事例が続々 22年の「SFプロトタイピング」まとめと展望:「SFプロトタイピング」で“未来のイノベーション”を起こせ!(1/2 ページ) こんにちは。SFプロトタイパーの大橋博之です。 この連載では、僕が取り組んでいる「SFプロトタイピング」について語ります。SFプロトタイピングとは、 “SF思考”で考えた未来を基にSF小説などを創作して、最終的に企業のビジネスに活用したり、未来から逆算して現在すべきことを考えたりするメソッドです。 2022年3月に連載をスタートしてから、多くの記事を掲載してきました。SFタイピングの基礎知識に始まり、SF作家の樋口恭介氏や松崎有理氏へのインタビュー、企業や官庁の活用事例に至るまで広く紹介してきました。 そこで今回は、日本におけるSFプロトタイピングの活用を振り返りながら、2023年以降の展望を考えたいと思います。 こんな

                                  “SF思考”のビジネス活用広がる 事例が続々 22年の「SFプロトタイピング」まとめと展望
                                • 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 最高の読み手による最強のSF短編集

                                  こうも傑作といって差し支えない作品が集まっていると、端的に怖いな、と思ってしまう。発行から2週間がたち、瞬く間に5刷を重ねた『なめらかな世界と、その敵』(早川書房)。2010年の『少女禁区』以来約10年ぶりとなる伴名練の著作であり、初のSF短編集である。 『なめらかな世界と、その敵』 まず強く思うのは、本書にキャッチコピーとして添えられた“SFへの限りない憧憬”という言葉についてだ。このフレーズは今この現在、まさにこの一冊のために存在しているといって差し支えないだろう。過去幾多の作家たちが記し、書き伝えてきた物語たちが、2019年のこの時にまで生き続けてきたことの証明として、本書はあるといっていい。 それは本書の収録作が、中井紀夫「暴走バス」広瀬正「化石の街」のような国産古典SF小説、翻訳クラシック、電撃文庫から出版された古橋秀之の「むかし、爆弾がおちてきて」(『ある日、爆弾がおちてきて』

                                    伴名練『なめらかな世界と、その敵』 最高の読み手による最強のSF短編集
                                  • 新型コロナ後の世界はどうなるのか? 数年後から数千年後まで、様々な形で描き出すSFアンソロジー──『ポストコロナのSF』 - 基本読書

                                    ポストコロナのSF (ハヤカワ文庫 JA ニ 3-6) 発売日: 2021/04/14メディア: 文庫この『ポストコロナのSF』は、日本SF作家クラブ編集による、アフターコロナの世界を想像するSFアンソロジー。書き手には、『ゲームの王国』で注目を浴びた小川哲、芥川賞を受賞したばかりの高山羽根子、近現代ものを現実の科学と絡めて書かせたらハズレなしの長谷敏司、藤井太洋、柞刈湯葉、感染症が作中の根幹に据えられた大河シリーズ『天冥の標』の小川一水など、19名の多様多彩なメンバーが揃っている。 アフターコロナの世界を想像するSFアンソロジーとはいうものの、それは「未来予測をすること」とイコールではない。SFにおける基本的な目的は人を楽しませることにあり、未来予測は、それを達成するための手段の一つにすぎないからだ。たとえば、ありえそうもないディストピアを描き出すことで警告としたり、現代の我々が到達でき

                                      新型コロナ後の世界はどうなるのか? 数年後から数千年後まで、様々な形で描き出すSFアンソロジー──『ポストコロナのSF』 - 基本読書
                                    • ポリコレ全盛のこの時代だからこそ、差別意識むき出しの「あの作家」からしか得られない栄養がある「劇物満載しすぎ」

                                      灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat やはり「なんか肌の色が濃いやつらと…非ヨーロッパ圏言語と…異教徒と海産物は…マジで気持ち悪いぜ!!!」が剥き出しのラブクラフト先生からしか摂取できない滋養というのは確実にある 劇物満載しすぎだろあの作家 2022-09-03 22:39:54 灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat ボーイミーツガール教徒SF派伝奇スキー。好きな作家は長谷敏司と秋山瑞人と冲方丁です。ヘッダーは@9289schmaisen 様からの頂き物。ガブリエラの幸せを祈っている(拡張少女系トライナリー)。ノクターンでのPNは鉄錆虫 ガンダム狩りのスレッタ連載中 サイバーイグアナ氏フォロー中 mypage.syosetu.com/135537/ リンク Wikipedia ハワード・フィリップス・ラヴクラフト ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(英: Howard Phillip

                                        ポリコレ全盛のこの時代だからこそ、差別意識むき出しの「あの作家」からしか得られない栄養がある「劇物満載しすぎ」
                                      • 『記憶SFアンソロジー:ハロー、レミニセンス』について - ななめのための。

                                        芥見下々『呪術廻戦』第106話より ・そんなSFアンソロジーは2020年11月現在、存在しない。 ・最近読んだ門田光宏『記憶翻訳者 いつか光になる』(創元SF文庫)がウェルメイドな記憶テーマのSFだった。ほかに記憶SFは存在するのか。たぶんある。 ・あらゆる読者は自分だけの架空のアンソロジーを編みたい欲求を持っている。 ・したがって編んでみた。 ・架空のアンソロジーなので文章の長さも国の内外(おもに権利関係)も問わない。 ・ついでに漫画も入れておきたい。同人作品からも入れたい。 記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫) 作者:門田 充宏 発売日: 2020/10/22 メディア: 文庫 『記憶SFアンソロジー:ハロー、レミニセンス』収録作品一覧 ・瀬名秀明「最初の記憶」 ・星新一「午後の恐竜」 ・ウィリアム・ギブスン「記憶屋ジョニイ」 ・長谷敏司「地には豊穣」 ・今井哲也「ロスト・イン

                                          『記憶SFアンソロジー:ハロー、レミニセンス』について - ななめのための。
                                        • AIを搭載した義足と足を失ったダンサーが”共生”し、新しいダンスを作り出す、長谷敏司10年ぶりの最高傑作────『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』 - 基本読書

                                          プロトコル・オブ・ヒューマニティ 作者:長谷 敏司早川書房Amazon長谷敏司、『BEATLESS』(2012)に続く10年ぶりのSF長篇がこの『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』になる。長谷敏司がその間何もしていなかったわけではなくて、短篇も数多く書いているし、『BEATLESS』のアニメ関連作業も多くあった。また、そうした執筆作業と並行して、2018年からは父の介護も行っていたという。そして、本作はそうした著者の実体験(介護など)が色濃く反映された長篇になっている。 10年ぶりの最高傑作 本作の帯には、『『あなたのための物語』『allo, toi, toi』『BEATLESS』を超える、10年ぶりの最高傑作。』と勇ましい文字が踊っている。通常、こうしたコピーは実際に最高傑作だろうがなかろうが編集者がつけたいと思ったときにつけるものなので話半分に読み取るべきなのだが、本作を読み進めていく

                                            AIを搭載した義足と足を失ったダンサーが”共生”し、新しいダンスを作り出す、長谷敏司10年ぶりの最高傑作────『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』 - 基本読書
                                          • ハヤカワ文庫創刊50周年記念イヤーのお知らせ|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                            演劇雑誌と海外文芸の刊行を目指して1945年に創業した早川書房。探偵小説をミステリと、空想科学小説をSFと名付けて、戦後の日本に新しいエンタテイメント作品を広げようという理念でスタートしました。 そして1970年、ハヤカワ文庫SFの刊行が開始されました。記念すべき一作目はエドモンド・ハミルトン晩年の傑作『さすらいのスターウルフ』です。刊行時は、日本初のカラー口絵とモノクロ挿画入りの文庫として話題を集めました。 それから50年。おかげさまでハヤカワ文庫は2020年8月をもって創刊50周年を迎えます。SFやミステリのほかに、ノヴェルズやノンフィクションなど領域を広げながら、生き生きとした良質な読みものをいち早く読者にお届けするという姿勢で出版活動を続けてまいりました。 長きにわたり活動を継続できたのは、ひとえに読者の皆様のご愛読のおかげです。深く感謝申し上げます。 つきまして、昨年12月新刊、

                                              ハヤカワ文庫創刊50周年記念イヤーのお知らせ|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                            • 不要不急でもない19篇――『ポストコロナのSF』総解説 文:飛浩隆|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                              2021年春、いまこのときに向けた小説アンソロジー『ポストコロナのSF』が発売されました。寄稿者のひとりであるSF作家の飛浩隆さんがTwitter上で行った、収録作の総解説をお届けします。飛さんご自身の作品については樋口恭介さんにご紹介いただきました。 ―――――――――――――― こないだ「みんな、短篇についてもっと語ろうぜ」みたいなことをつぶやいた手前、収録作ぜんぶについてひとことずつ書いてみたいと思います。とりあえず前半まで。 ■最初は、小川哲「黄金の書物」。翻訳をなりわいとする「私」は、友人から紹介された人物とシュトゥットガルトの空港で遭い、二冊の本を日本に運んでほしいと頼まれる。これは晩餐の最初に出される、ミステリアスなひと匙のアミューズ。長い導入から本題が進みはじめるまで、「この料理はどの味覚へ行きつくのだろう?」と想像しながら舌触りを楽しんでいると、予想外の芳香があふれだし読

                                                不要不急でもない19篇――『ポストコロナのSF』総解説 文:飛浩隆|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                              • 日本姉SF傑作選を編む。 - 名馬であれば馬のうち

                                                お願いだから戻ってきて、置いていかないで、と頼んでみても、姉はもうどこにもいない。 ――ケヴィン・ウィルソン「今は亡き姉ハンドブック:繊細な少年のための手引き」 日本姉SF短篇傑作選を編む。 2000年代海外SF傑作選 (ハヤカワ文庫 SF エ 7-1) 発売日: 2020/11/19メディア: 新書 ・予約注文してた『2000年代海外SF傑作選』が土曜日まで届かねえ〜。ということで織戸さんに便乗して何者にも影響されない、完全にオリジナルな発想から出た企画として架空のアンソロ組むあそびをやります。 saitonaname.hatenablog.com ・「姉SF」というワードが市民権を得たのは飛浩隆『自生の夢』(追記: 織戸さんから指摘がありましたが、単行本化は2016年で、2019年は文庫化の年です)が出た2019年ごろだったと記憶しています。「星窓」がなんか姉SFみたいな言われ方して、

                                                  日本姉SF傑作選を編む。 - 名馬であれば馬のうち
                                                • 2010~20年に出た早川創元SFアンソロジー60点のうち、女子(に見えるキャラ)がメインの表紙は多く見積もり15点(25%)くらい。※ただし人型キャラが表紙にいる漫画的な絵柄の本のなかで若い女が描かれる確率は極めて高い - すやすや眠るみたくすらすら書けたら

                                                  「上を向いて歩こう」の歌詞のすごいのは、あれだけ深く感情に訴えてくるにも関わらず主人公に何があったのかどころか年齢も性別も一切わからないように書かれているところで、極端な話、上を向いたら涙が溢れない構造をしている地球外生物でも成立する — 溝口力丸 (@marumizog) 2020年2月11日 むずかしい問題だなぁと思いました。一回消して書き直したけど、まだ気が立ってるからさらに書き直すかも。 1万6千字。⇒7/7 2万3千字 ⇒7/9 4万4千字。(追記2万字は数作の紹介です。集計結果・ぼくの結論は7/4が最新です) {比率が増大する作品の集計漏れがあったので再集計・計算し、題名をあらためました} 記事中に、いくつかのblogの文面やツイートを無断引用してます。削除をご希望されるかたはご面倒おかけしますがご一報ください。 Q.なんでそんな行為をしたんですか? A.引用とは無断でするもの

                                                    2010~20年に出た早川創元SFアンソロジー60点のうち、女子(に見えるキャラ)がメインの表紙は多く見積もり15点(25%)くらい。※ただし人型キャラが表紙にいる漫画的な絵柄の本のなかで若い女が描かれる確率は極めて高い - すやすや眠るみたくすらすら書けたら
                                                  • 第27回スニーカー大賞【後期】 下剋上システム結果発表! | 過去の大賞情報 | スニーカー大賞 | スニーカー文庫(ザ・スニーカーWEB)

                                                    下剋上システムで一位を獲得した作品は、前期・後期の三次選考通過作品と合わせ、2021年12月に最終選考委員の春日部タケル先生、長谷敏司先生、角川スニーカー文庫編集長による最終選考を行います。 最終選考の結果発表は2022年1月に行われる予定です。

                                                      第27回スニーカー大賞【後期】 下剋上システム結果発表! | 過去の大賞情報 | スニーカー大賞 | スニーカー文庫(ザ・スニーカーWEB)
                                                    • 現代日本SFの見取り図を提供しつづけてきた年刊日本SF短編傑作選、完結──『おうむの夢と操り人形』 - 基本読書

                                                      おうむの夢と操り人形 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) 作者: 大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2019/08/29メディア: 文庫この商品を含むブログを見る毎年多様な日本の傑作SF短編をまとめて世に送り出してきた年刊日本SF傑作選が、本書『おうむの夢と操り人形』でついに完結! 完結というかもろもろの事情をかんがみて今回で終わりですというだけのことなのだが、完結は完結である。 一年に一冊ずつで、計12冊12年。傑作選というが、選者らがいうように純粋に傑作を集めたと言うか、長さすぎないかとか、同時期に短編集が出ているとか、読者層がかぶっているなどの兼ね合い、同じ収録媒体から取りすぎない(3つも4つもはとらない)などの制約があり、中には「これが傑作短編SF?」と首をかしげるものもあるかもしれない(傑作ではないというよりかは、SF度の高低において)。とはいえ、むし

                                                        現代日本SFの見取り図を提供しつづけてきた年刊日本SF短編傑作選、完結──『おうむの夢と操り人形』 - 基本読書
                                                      • 星を目指せ!銀河を駆けろ!宇宙を舞台にしたSFラノベ5選! - WINDBIRD::ライトノベルブログ

                                                        なんだかんだ言って宇宙を舞台にしたラノベって少ないんですよねってことで直近五年くらいのオススメを五作品ほど挙げることで今後益々の発展を祈念していこうという記事です。 漂流英雄 漂流英雄 エコー・ザ・クラスタ (ダッシュエックス文庫) 作者: 森月真冬,成海クリスティアーノート出版社/メーカー: 集英社発売日: 2019/09/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る宇宙漂流ボーイ・ミーツ・ガール・ラブコメディ! 戦闘中に遭難して敵軍の異性と二人きり、というある意味でロマンチックな状況で、しかもどっちの子もめちゃくちゃ優しくてずっとお互いのことを気遣っていて、惹かれ合う二人の気持ちが盛り上がっていくのは当然で……もう主役の二人がとにかく純朴で可愛らしいんですよ。なんだか90年代の夕方アニメっぽさを感じるんですよね。スカッと笑えて爽やかな気持ちになれる作品です。 無双航路 無双航路 1

                                                          星を目指せ!銀河を駆けろ!宇宙を舞台にしたSFラノベ5選! - WINDBIRD::ライトノベルブログ
                                                        • 『BEATLESS』も10周年です : 青灰色blog(移行版)

                                                          今年は2021年なので、拙著『BEATLESS』の雑誌連載開始から、10周年でした。 『BEATLESS』はアニメ誌である月刊『ニュータイプ』誌に2011年6月号から2012年8月号まで連載され、同年10月に角川書店から単行本として刊行されたSF小説です。企画についてはいろんなところで話させていただいている(*)のですが、連載開始10周年だったなと思い至りまして。 せっかくなので、一度、振り返り記事を残しておいたほうがよいかと思い、キーボードを叩いてみました。 10年も経てば、そろそろ振り返りの時期でしょう。 (*)S-Fマガジン2018年4月号(「BEATLESS」&長谷敏司特集)など 作者としては、『BEATLESS』は2011年~12年に書かれたことに意味がある小説だと思っています。 連載開始から10年経った今では、ぽろぽろと古くなっている部分があります。一例をあげると、本作が、現在

                                                            『BEATLESS』も10周年です : 青灰色blog(移行版)
                                                          • 長谷敏司 on Twitter: "昨年末に撮って消化していなかった『ご長寿早押しクイズ』を見ていて、介護経験とLLMを仕事で使いだしている影響で、「ご長寿回答者の次の回答をそれなりに予測できる」ようになっていることに気づいた。 人間は認知能力が落ちると、言語のつながりをもとに、次の発言を作るのではないだろうか。(1/3)"

                                                            • 『君の名は。』への評がいかに快挙か;訳文と感想(ネットで読めるグレッグ・イーガン氏の映画・創作観) - すやすや眠るみたくすらすら書けたら

                                                              録り貯めたお正月の特番を消化しているかたのなかには、3が日に地上波初放送された『天気の子』や8日新年一発目の『金曜ロードSHOW!』神木隆之介さんなど豪華吹替キャストによる『パラサイト』をご覧のかたもいらっしゃるんじゃないでしょうか? 今回の記事は、そんな新海誠監督の前作で神木氏主演『君の名は。』にたいするグレッグ・イーガン氏の評価がいかにすごいか、氏のインタビューやエッセイ(『Avatar Review(「アバター」批評)』『No Intelligence Required Her, Ex Machina and Interstellar(知性は不要――「her/世界でひとつの彼女」、「エクス・マキナ」そして「インターステラー」にとって)』)などを勝手に訳して、氏の映画観・創作観と比べることで確かめてみようという感じのやつです。 訳文本文7700字{2230字+5529字(原文730語+

                                                                『君の名は。』への評がいかに快挙か;訳文と感想(ネットで読めるグレッグ・イーガン氏の映画・創作観) - すやすや眠るみたくすらすら書けたら
                                                              • 2021年ライトノベル個人的ベスト10 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

                                                                1. 魔王2099 魔王2099 1.電子荒廃都市・新宿 (富士見ファンタジア文庫) 作者:紫 大悟KADOKAWAAmazon勇者に倒された不死身の魔王が五百年を経て復活したら科学と魔法が融合した世界になっていた…というサイバーパンク魔王勇者もの。個人的に「上手い」と「面白い」と「好き」はそれぞれ微妙に違う評価だと思っているんですけど、この作品は「上手くて面白くて好き」なんですよね。しっかりとした技巧で土台を造り、その上に優れたアイディアを乗せて、さらにケレン味もたっぷりと含んでいる。だがしかし刊行ペースが…遅い…どうか続刊を頼む…。 2. サイレント・ウィッチ サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS) 作者:依空 まつりKADOKAWAAmazon自己評価がめちゃくちゃ低い天才魔女と、彼女を取り巻くちょっと意地悪なイケメンたち。構図としては女性向けに近いけども

                                                                  2021年ライトノベル個人的ベスト10 - WINDBIRD::ライトノベルブログ
                                                                • The Prototyping of Science Fiction Prototyping:SFプロトタイピングのためのプロトタイピング(随時更新中)|樋口恭介|note

                                                                  The Prototyping of Science Fiction Prototyping:SFプロトタイピングのためのプロトタイピング(随時更新中) ※本稿はこれから書かれる本のための試し書き、つまり、SFプロトタイピングのためのプロトタイピングです。「もっとこういう視点がほしい!」「もっとこういう情報がほしい!」など、ご意見・感想があれば今後の改善に活かしますので、 ぜひとも @rrr_kgknk までご連絡ください。よろしくお願いいたします。 はじめに.夢を見ること、あるいは未来の複数性について 人は未来を予測することができる。 あるいは少なくとも、人は未来を予測しようと試みることができる。 一般に、ビジネスの世界ではそう信じられている。一様に黒や紺色のスーツを着て首にネクタイを巻いた集団は、ロジカル・シンキングとデータ・アナリティクスを用いて、ビッグデータが算出する未来のビジネス

                                                                    The Prototyping of Science Fiction Prototyping:SFプロトタイピングのためのプロトタイピング(随時更新中)|樋口恭介|note
                                                                  • 「自分が好きな」ライトノベル・オールタイム・ベスト100 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

                                                                    前回は「客観的に重要な作品」で100作品を選んだのですが、いちおう「自分が好きな作品」に全振りしたリストも作っておこうと思いました。「シリーズ単位」「一作家一作品」で選出。とはいえ、西尾維新が言うところの「はぐれてしまった」というやつ、つまり「最初は大好きだったけどいつのまにか買わなくなったシリーズ」も多い。でも、そのとき好きだった気持ちは嘘じゃないから…と言い訳しておきます。 ちなみに私のライトノベル遍歴を読むと、初期のあたりがどうしてこういうラインナップなのかがわかると思います。 というわけでそのリストです。 田中芳樹『銀河英雄伝説』(1982年) 実際に読んだのは2000年から刊行された徳間デュアル文庫版。 森奈津子『お嬢さまとお呼び!』(1991年) 小野不由美『十二国記』(1992年) 流星香『電影戦線』(1997年) 賀東招二『フルメタル・パニック!』(1998年) 城平京『名

                                                                      「自分が好きな」ライトノベル・オールタイム・ベスト100 - WINDBIRD::ライトノベルブログ
                                                                    • どんな未来でも人間には尊厳があってほしい SF作家・長谷敏司さん:朝日新聞デジタル

                                                                      ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                        どんな未来でも人間には尊厳があってほしい SF作家・長谷敏司さん:朝日新聞デジタル
                                                                      • SFを使えば上司に異論を唱えやすい? 慶応大准教授に聞く「SFプロトタイピング」の活用法と課題

                                                                        大澤 2014年に人工知能学会で表紙問題(※1)が起きました。この時、私は工学研究者として人文系の研究者と対話すると同時に、明治大学の福地健太郎さん(専任教授)やSF作家の長谷敏司さんとニコニコ学会βでこの表紙問題を特集しました(長谷さんはその後、人工知能学会の倫理委員会メンバーにもなりました)。 こうした経緯で研究者たちとSF作家とのネットワークができ、そこからAIとSFをテーマにしたプロジェクト「想像力のアップデート:人工知能のデザインフィクション」(※2)がスタートしました。このプロジェクトではAIとSFの関係性を調べるだけでなく、SFを使って未来のビジョンを考えるというSFプロトタイピングに近いこともテーマでした。 ※1表紙問題:人工知能学会誌の表紙イラストに関する議論のこと。人を模したロボットが充電ケーブルにつながれ、箒(ほうき)を持って掃除するイラストが表紙になった。このイラス

                                                                          SFを使えば上司に異論を唱えやすい? 慶応大准教授に聞く「SFプロトタイピング」の活用法と課題
                                                                        • 2/27のスペースで紹介されたラノベおすすめ15作品 - 読書する日々と備忘録

                                                                          2/27(日)にサキイカスルメさん、わたーさん、彗さん、カナタさんをスピーカーにお迎えして、Twitterのスペースでライトノベルのおすすめ作品を1人3点ずつ計15点紹介しました。今回はそこで紹介された作品をまとめています。気になる本があったらぜひ読んでみて下さい。 【カナタさんのおすすめ】 ※各作品タイトルのリンクはBookWalkerページに飛びます。 ↓ 幸せ二世帯同居計画(電撃文庫) 幸せ二世帯同居計画 〜妖精さんのお話〜 posted with ヨメレバ 五十嵐 雄策/フライ KADOKAWA 2016年11月10日頃 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle honto 紀伊國屋書店 ebookjapan とある事情により家を失い公園でサバイバル生活を送っていた瀬尾兄妹が近所で発見した空き家にこっそり移住。でも実はそこには同級生の莉緒がたった一人で生活していること

                                                                            2/27のスペースで紹介されたラノベおすすめ15作品 - 読書する日々と備忘録
                                                                          • 【序文公開】編者・大森望氏が『2010年代SF傑作選1』の読みどころを語る!|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                            今月発売された国内短篇SFアンソロジー『2010年代SF傑作選』1・2。もうお手にとっていただけましたでしょうか? 気になるけど、SFはあまり読んでいない……という方に耳より情報! 本書の読みどころを編者の大森望氏が解説している序文を公開いたします。 二〇二〇年というと、なんだか近未来もたけなわというか、空気がめっきり未来めいて、となりは何をする人ぞ的な気分になりますが(一九六一年生まれの個人の感想です)、それはそれとして、この十年、日本ではいったいどんなSF短篇が書かれてきたか。二〇二〇年代を迎えたこの機に、文庫本二冊でざっくり振り返り、一〇年代日本SFの精髄をお目にかけようというのが、本書を含む『2010年代SF傑作選』全二巻の趣旨。SFの場合、令和が始まったからといって平成SFを総括しようという気分にはなかなかなりませんが、西暦で二〇一〇年代が終わったとなると、なんだか急にまとめたく

                                                                              【序文公開】編者・大森望氏が『2010年代SF傑作選1』の読みどころを語る!|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                            • 開催報告:生命進化の終焉とシンギュラリティ後の世界(2020/3/19) 無料ビデオ公開中 | 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ

                                                                              セミナー開催の経緯 汎用人工知能の研究者である山川宏氏が、シンギュラリティの本質が、「自律分散+多様化+局所的な競争」を基盤とする進化戦略の限界ではないかという見解をSNS上で発信しました(2019年12月12日)。これに対して、進化言語学者の岡ノ谷一夫氏らから、同時期に似たような見解にたどり着いているとのコメント、さらに、SF作家の長谷敏司氏をふくめ多くの方による議論が巻き起こりました。こうした議論のさなか中川裕志氏よりイベント開催の提案があり、山川宏氏、岡ノ谷一夫氏とともに「生命進化の終焉とシンギュラリティ後の世界」セミナーを2020年3月19日に開催する至りました。(参考FBスレッド: http://bit.ly/3725z8v ) 開催にあたってのねらい: 生命における進化という戦略の基本要素は自律分散・多様化・局所的な競争の3つであるように見えます。つまり、多様性を高めた分散エー

                                                                                開催報告:生命進化の終焉とシンギュラリティ後の世界(2020/3/19) 無料ビデオ公開中 | 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
                                                                              • 新刊海外SFと、私たちがそれを語る言葉を持たない話|Rikka Zine

                                                                                2019年12月刊のSF小説2作をレビューする。(文:橋本輝幸) チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』(吉川凪・訳、集英社) マーサ・ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』(上下巻、中原尚哉・訳、創元SF文庫) チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』(吉川凪・訳、集英社) 韓国の作家のSF短編集。巻頭の掌篇「デザート」を読んで、まず面食らうかもしれない。語り手の友人Kは、次々変わる彼氏をデザートの名称で呼んでいる。最初はあだ名かとも思うが、どうやらKの世界理解は彼氏に限らず、甘味や食を中心に形成されているようでーー? 比喩表現と解釈すべきなのか、あるいは不条理小説なのか、認知にまつわるSFか。本作の解釈はもちろん各読者にゆだねられるだろう。試金石的な一篇である。ともあれ、結末で語り手が変容し、Kと同じ視野を共有できるところに希望がある。表題作「となりのヨンヒさん」でも似た感覚が味わえる。主人

                                                                                  新刊海外SFと、私たちがそれを語る言葉を持たない話|Rikka Zine
                                                                                • 初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF - Close To The Wall

                                                                                  大森望編『ベストSF2020』 宮内悠介『超動く家にて』 宮内悠介『カブールの園』 円城塔『シャッフル航法』 柴田勝家『アメリカン・ブッダ』 柞刈湯葉『人間たちの話』 宮澤伊織『裏世界ピクニック5』 宮澤伊織『裏世界ピクニック6』 藤井太洋『公正的戦闘規範』 高島雄哉『ランドスケープと夏の定理』 門田充宏『記憶翻訳者 いつか光になる』 門田充宏『記憶翻訳者 みなもとに還る』 松崎有里『イヴの末裔たちの明日』 久永実木彦『七十四秒の旋律と孤独』 石黒達昌『冬至草』 最近読んでた日本SF。溜めてたなかでも最近の作家多め。創元日本SF叢書はある程度フォローしておこうと思って読んだので、ここでデビューした作家の一作目はひとまず全部読んだかな。この記事を上げてすぐ新しいのが出るけれども。創元SF短編賞受賞作は年刊傑作選に載るのでそれを手始めに単行本を読んでいると、ハヤカワからデビューした作家は全然読

                                                                                    初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF - Close To The Wall