並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 192件

新着順 人気順

閉じ込め症候群の検索結果1 - 40 件 / 192件

  • 15年間植物状態の男性の意識を回復、定説覆す

    迷走神経刺激の前と後(Pre-VNSとPost-VNS)に、植物状態の患者の脳内でどのように情報の共有が増加したかを表すイラストレーション。(PHOTOGRAPH BY CORAZZOL ET AL) 植物状態が1年以上続いた場合、症状は恒久的とみなされ、回復の見込みはないと考えられてきた。 だからこそ、自動車事故後に15年間植物状態だった男性が意識を取り戻したというニュースは驚きを持って受け止められた。脳は、そのように機能するはずがないのだ。 フランスの研究者が、ある装置を35歳の患者の胸部に埋め込み、迷走神経に電気を流し刺激した(VNS)。迷走神経とは、頸部を通り腹部まで伸びる脳神経で、覚醒や注意に関係している。 この刺激療法を毎日1カ月間続けた結果、あらゆる望みが断ち切られていた男性は、驚くべき回復を見せた。この研究は、9月25日付けの科学誌「Current Biology」に発表さ

      15年間植物状態の男性の意識を回復、定説覆す
    • 15年間植物状態の男性の意識が回復、定説覆した電気刺激療法【人体とテクノロジー】(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

      植物状態が1年以上続いた場合、回復の見込みはないとこれまで考えられてきた。 だからこそ、自動車事故後に15年間植物状態だった男性が意識を取り戻したというニュースは驚きを持って受け止められた。脳は、そのように機能するはずがないのだ。 ギャラリー:パーキンソン病の電気刺激はじめ、「医師たちにもよくわからない」治療法など フランスの研究者が、ある装置を35歳の患者の胸部に埋め込み、首を通り腹部まで伸びる脳神経「迷走神経」に電気を流し刺激した(VNS)。この刺激療法を毎日1カ月間続けた結果、あらゆる望みが断ち切られていた男性は、驚くべき回復を見せた。この研究は学術誌「Current Biology」に発表された。2017年のことだった。 この治療法に関してわかっていることや、植物状態の患者にとってどのような意味を持つかなどを紹介しよう。 ◆植物状態とはどのような状態か 植物状態にある人間は自力での

        15年間植物状態の男性の意識が回復、定説覆した電気刺激療法【人体とテクノロジー】(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
      • カオスちゃんねる : 【閲覧注意】現代で一番怖い奇病ってなに?

        2011年12月13日00:00 【閲覧注意】現代で一番怖い奇病ってなに? 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/29(水) 01:03:29.04 ID:UvFw1Mu50 体の末端から徐々に固まって死に至る病気ぐらいしか知らない 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/29(水) 01:09:17.95 ID:IyGIweOQ0 >>1 kwsk 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/29(水) 01:10:41.79 ID:UvFw1Mu50 >>4 進行性骨化性線維異形成症 http://ja.wikipedia.org/wiki/進行性骨化性線維異形成症 数年に渡って骨組織が増殖して関節を固定するため、患者は歩くことや食事、

        • 「23年間昏睡」の男性:「コンピューターによる会話」は本当か? | WIRED VISION

          前の記事 宇宙人へ送信:「解読しやすいコード」開発される 「23年間昏睡」の男性:「コンピューターによる会話」は本当か? 2009年11月26日 Brandon Keim Image: Yves Logghe/AP 23年間昏睡状態にあると思われていたが、意識があることが最近明らかになったベルギー人男性の発言は、心に強く訴えるものだが、専門家によると、男性自身の言葉ではない可能性があるという。 Rom Houben氏[現在46歳]は恐ろしい自動車事故によって身体が麻痺し、丸23年間、意識不明と思われていた。ところが、2006年にリエージュ大学昏睡科学グループが行なったテストから、Houben氏の脳が活性化しており、機能していることが明らかになった。Houben氏は、植物状態ではなく意識があり、回復不能なまでに傷ついた身体という牢獄の中に、口を利けない状態で囚われていたのだ。[研究の中心者は

          • 閉じ込め症候群のまひ患者、新技術で意思疎通「今は幸せ」

            元サッカー選手のALS患者ステファノ・ボルゴノーヴォ氏と車いすを押す元チームメートのロベルト・バッジョ氏。伊フィレンツェで(2008年10月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/FILIPPO MONTEFORTE 【2月2日 AFP】運動ニューロン変性疾患が原因で体が完全にまひした患者と意思疎通を図る方法を国際研究チームが発見した。研究論文がこのほど発表された。研究チームによると、患者らはみな「今は幸せ」であることを伝えたという。 1月31日付のオンライン科学誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に発表された研究論文は、完全な「閉じ込め」症候群の患者4人に基づくものだ。閉じ込め症候群では、運動に関与する神経系の一部を破壊する筋萎縮性側索硬化症(ALS)が原因で、患者は体を全く動かせない状態となる。 研究で対象となったのは、まばたきや目を動かすこともできず、人工呼吸器の助けで呼吸

              閉じ込め症候群のまひ患者、新技術で意思疎通「今は幸せ」
            • 「生きていて幸せ」、意識と感覚は正常なのに全く体が動かせない「閉じ込め症候群」の患者と意思疎通を図ることに成功 - GIGAZINE

              感覚は正常で意識は鮮明にも関わらず、眼球運動とまばたき以外のすべての随意運動が行えなくなる閉じ込め症候群の患者との意思疎通が脳スキャンによって可能になったと報告されました。患者に「生きていて幸せか?」という質問を投げかけてところ、「はい」という答えが返ってきたそうです。 Brain–Computer Interface–Based Communication in the Completely Locked-In State http://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.1002593 Reached Via a Mind-Reading Device, Deeply Paralyzed Patients Say They Want to Live https://www.technologyrev

                「生きていて幸せ」、意識と感覚は正常なのに全く体が動かせない「閉じ込め症候群」の患者と意思疎通を図ることに成功 - GIGAZINE
              • 【悲報】植物人間ずっと意識があることが判明 : 暇人\(^o^)/速報

                【悲報】植物人間ずっと意識があることが判明 Tweet 1: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 08:35:32.78 ID:EUi97XgK0.net 1983年11月に自動車事故にあって以来2006年まで昏睡状態にあると信じられていたベルギー人の男性が、実はその23年間ずっと意識があったことが明らかになりました。 事故当時20歳だったRom Houben氏は現在46歳、身体は麻痺(まひ)状態にあるのですが理学療法によりわずかながら運動機能を回復し、コミュニケーション用の特別なコンピューターにより忍耐の23年間を語っています。 http://gigazine.net/news/20091125_coma/ 2: 風吹けば名無し@\(^o^)/ 2015/03/28(土) 08:37:34.44 ID:EUi97XgK0.net 「周囲の人々に意識がないと思われて

                  【悲報】植物人間ずっと意識があることが判明 : 暇人\(^o^)/速報
                • 「とても楽だよ」脳インターフェイスで意思を伝えた全身麻痺患者

                  意識はあるが全身麻痺状態にある男性が、脳に取り付けた電極を使って文章でコミュニケーションを取ることに成功した。男性はスープやビールを注文し、家族と息子について話すことさえできるようになった。世界初の快挙だ。 by Jessica Hamzelou2022.04.05 44 14 ある全身麻痺状態の男性が、自身の脳活動を記録する装置を使って、完全な文章を伝達することに成功した。男性は、脳に埋め込まれた装置を使い、脳の使い方を鍛えることで、マッサージやスープ、ビールを注文し、息子と一緒に映画を見られるようになったという。 この記事はマガジン「世界を変える10大技術 2022年版」に収録されています。 マガジンの紹介 「完全閉じ込め症候群」の患者、つまり意識と認知能力はあるが完全な麻痺状態の人物が、このようにコミュニケーションできたのは初めてだ——プロジェクトを手がけた研究者たちはそう語っている

                    「とても楽だよ」脳インターフェイスで意思を伝えた全身麻痺患者
                  • 頭で考えるだけでアバターから声を出せる技術が登場、脳卒中で話せなくなった女性が253個の電極とAIの力で声と表情を取り戻す

                    カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームが脳に電極を埋め込んでコンピューターと接続することでアバターに思考内容を話させる技術を開発しました。アバターは表情を再現することも可能で、脳卒中の影響で話せなくなった女性が声と表情を取り戻すことに成功しています。 How Artificial Intelligence Gave a Paralyzed Woman Her Voice Back | UC San Francisco https://www.ucsf.edu/news/2023/08/425986/how-artificial-intelligence-gave-paralyzed-woman-her-voice-back カナダに住むアン氏は教師として働いていましたが、2005年に脳卒中で倒れた後、意識はあるのに筋肉を動かせない「閉じ込め症候群」を患ってしまいました。アン氏はリ

                      頭で考えるだけでアバターから声を出せる技術が登場、脳卒中で話せなくなった女性が253個の電極とAIの力で声と表情を取り戻す
                    • CNN.co.jp:脳から直接Twitterに投稿可能、米大学院生が装置開発

                      (CNN) 頭の中で考えた事を、直接「脳」からインターネットの一言ブログサービス「Twitter」に投稿ができる装置を、米国の大学院生が開発した。装置やシステムをさらに改良することで、「閉じ込め症候群」といった、意識はあるが運動機能を失った人々とコミュニケーションできる可能性が高まったと、期待されている。 ウィスコンシン大学マディソン校で生物医学工学を専攻するアダム・ウィルソンさんが開発した装置は、赤い帽子のようなヘッドギア。脳内で考えたことを電気信号として受け取り、コンピュータに送ることができる。 担当教官のジャスティン・ウィリアムズ准教授が装置開発に着手したのは、ラジオで聞いた質問だった。「思ったことがそのままTwitterに投稿できたらすごくない?」という一言を聞いて、「なるほど」と考え、「明日にでもできる」と思いたったという。 ウィルソンさんが数日中に、既存の技術を使って頭で考えた

                      • 「閉じ込め症候群」患者の72%、「幸せ」と回答 自殺ほう助積極論に「待った」

                        【2月24日 AFP】英国医師会(British Medical Association、BMA)発行のオンライン医学誌「BMJ Open」に23日、意識はあるが体が完全に麻痺している「閉じ込め症候群」の患者の多くが幸せだと感じているとする調査結果が発表された。閉じ込め症候群の患者の自殺ほう助に関する議論に一石を投じたことになる。 閉じ込め症候群は脳幹の損傷に起因し、意識ははっきりしているものの動くことも話すこともできない状態をいう。ただし、まばたきと眼球を動かすことは可能だ。 ベルギー・リエージュ大(University of Liege)のスティーブン・ローレイズ(Steven Laureys)教授(神経学)率いるチームは、フランスの閉じ込め症候群患者団体ALISに所属する168人に対し、病歴、心の状態、生活の質に関する聞き取り調査を行った。(眼球運動による)回答は介護人に記録してもら

                          「閉じ込め症候群」患者の72%、「幸せ」と回答 自殺ほう助積極論に「待った」
                        • 【リンクあり】「こんな病気あるわけねーだろwwwww・・・え?マジで?」って奴挙げてけ : 暇人\(^o^)/速報

                          【リンクあり】「こんな病気あるわけねーだろwwwww・・・え?マジで?」って奴挙げてけ Tweet 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/26(火) 22:35:41.93 ID:s8N7PqgM0.net 脳内爆発音症候群 頭内爆発音症候群は、疲れが溜まっていたり、ストレスで心が一杯一杯になっていると、心身のバランスに偏りが出て、このような症状を起こしていると思われます。 主な症状は、寝入りばなにドン!とかドカーン!、バーン!、ビクッ!や、パン!といった破裂・爆発・衝撃を感じ、目覚めてしまう状態です。睡眠中でも、夢心地から更に深い睡眠に入るときにバーン!と全身が衝撃音に包まれ起こされるというのもあります。 http://www.miminari-web.net/shoujou/bomb-ear.html 308:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:201

                            【リンクあり】「こんな病気あるわけねーだろwwwww・・・え?マジで?」って奴挙げてけ : 暇人\(^o^)/速報
                          • 「こんな病気あるわけねーだろwwwww・・・え?マジで?」って奴挙げてけ : 哲学ニュースnwk

                            2014年08月27日08:00 「こんな病気あるわけねーだろwwwww・・・え?マジで?」って奴挙げてけ Tweet 1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/26(火) 22:35:41.93 ID:s8N7PqgM0.net 脳内爆発音症候群 転載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1409060141/ 【閲覧注意】後味の悪い話『ちびまる子、たまちゃんの実在画像』 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4732967.html 2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/26(火) 22:36:03.66 ID:yXk/OuSl0.net イタイイタイ病 3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/26(火) 22:3

                              「こんな病気あるわけねーだろwwwww・・・え?マジで?」って奴挙げてけ : 哲学ニュースnwk
                            • 医師のほう助による安楽死、合法化後の1年で1982人 カナダ

                              注射器具。仏パリで(2016年10月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/PATRICK KOVARIK 【10月7日 AFP】カナダで昨年医師のほう助による安楽死が合法化されてから最初の1年間で、不治の病にかかった人2000人弱がこの方法で死去したことが、6日発表された報告書で明らかになった。 カナダ保健省によると、医師のほう助による安楽死が合法化された2016年6月から2017年6月30日までに1982人がこの方法で命を絶った。そのほとんどはがん患者だった。 同省は2017年上半期のデータを基に推定すると今年この方法を選ぶ人は増えると予想されるが、それでも今年の全死因の2%未満にとどまる見通しで、「国際的な経験とも一致する」としている。 カナダでの医師のほう助による安楽死は、深刻な健康問題に苦しむ成人で、苦しみを終わらせたいと希望する人を対象としており、病院または自宅で薬物注射によって

                                医師のほう助による安楽死、合法化後の1年で1982人 カナダ
                              • 2021年11月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編 - 読書する日々と備忘録

                                こちらは2021年11月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編です。 ライト文芸8点、一般文庫13点、文芸単行本12点の計33点の紹介になります。 ライトノベル編はこちら↓ ライト文芸ではオレンジ文庫の喜咲冬子さんの新作ファンタジー「青の女公」、石田リンネさんの痛快な王宮ファンタジーミステリ「女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け」のほか、辻村七子さんの青春演劇小説「僕たちの幕が上がる」、異世界に召喚されてなかなかできなかったお菓子作りに挑むファンタジー。「幻国の菓子使い」あたりは注目です。 一般文庫では二ヶ月連続刊行の五胡十六国時代を舞台に描く篠原悠希さんの新作「霊獣紀」、弓道ものの青春小説で続刊も期待できそうな「凜として弓を引く」のほか、三秋縋さんの「君の話」、塩田武士さんの「歪んだ波紋」、創元推理文庫の「だから殺せなかった」あたりの文庫化作品はチェックしておきたいところ。 また一般文芸

                                  2021年11月に読んだ新作おすすめ本 文庫・単行本編 - 読書する日々と備忘録
                                • 【今、何が問題なのか】「惨めで耐えられない」全身マヒの男性“死ぬ”ために闘う+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

                                  英国で、認知機能は正常だが運動機能の大半がマヒした57歳の男性の「死ぬ権利」をめぐる裁判が開かれることになった。男性は死を望んでいるが、延命停止ではかなわず、致死剤を投与してもらう必要があって、投与した医師が殺人罪に問われる。そうはならないよう、裁判所の事前のお墨付きがほしいのだという。きょうのテーマは「死ぬために闘う」とした。(SANKEI EXPRESS)この先20年も… 英メディアによると、英南部メルクシャムのトニー・ニクリンソンさん(57)は2005年6月、出張先のギリシャで激しい発作を起こして倒れ、命は取り留めたものの、「閉じ込め症候群」と呼ばれる全身マヒ状態となった。しゃべることもできず、目の動きでコミュニケーションをとっている。回復の見込みはないが、容体はずっと安定しており、意識もしっかりしている。看護師だった妻のジェーンさんがつきっきりで介護している。 ニクリンソンさんは「

                                  • 【閲覧注意】首を切断されてもしばらく意識があるって本当? : 【2ch】コピペ情報局

                                    2011年03月01日00:18 雑談 人体の不思議 コメント( 0 ) 【閲覧注意】首を切断されてもしばらく意識があるって本当? 1: のんちゃん(チベット自治区):2011/02/27(日) 02:39:47.02 ID:JcMUja8z0● 高1自宅で首切られる、19歳兄が所在不明 札幌 25日午後4時45分ごろ、札幌市豊平区のマンションから「友人の兄弟がもめ、兄が弟を包丁で切り付けた」と110番通報があった。札幌・豊平署員が、マンションに住む高校1年の男子生徒(16)が首を切られ負傷しているのを見つけた。生徒は病院に運ばれたが、命に別条はない。 豊平署は殺人未遂事件として、所在の分からない生徒の無職の兄(19)を捜している。事件時にマンションを訪れていた生徒の友人が通報した。 http://sankei.jp.msn.com/region/news/110225/hkd110225

                                    • グレッグ・イーガン『プランク・ダイブ』 - logical cypher scape2

                                      イーガンといえばアイデンティティSFといったイメージがあるが、訳者あとがきや解説にもハードSF寄りの短編集とあるように、むしろ数学や物理学をテーマとした、あるいは宇宙を舞台にしたSFが多い短編集だった。もちろん、今まで刊行されたイーガン作品でも数学は頻繁に登場していたし、宇宙を舞台にした長編もあるので、決して意外ではない。イーガン作品を既に多く読んでいる人には楽しめる短編集だと思うが、イーガンはまだあまり読んだことないという人には必ずしもお勧めしないかも。 以下、各編のあらすじと感想。あらすじは結末まで触れているので、未読の人は一応注意。 クリスタルの夜 仮想空間の中に人工生命を走らせて、人為的に進化させることで、知性、ひいては人類よりさらに発達した知能を作ろうとする富豪の話。 ある程度まで知性を手に入れた段階で、こちらの物理世界に干渉できるようなデバイスを与えて、仮想空間外の物理学も学ば

                                        グレッグ・イーガン『プランク・ダイブ』 - logical cypher scape2
                                      • 症候群の一覧 - Wikipedia

                                        症候群の一覧(しょうこうぐんのいちらん)は、固有名として使われる症候群を示す。医学上の症例、社会現象として言われるものを含む。ただし、ドラマ・漫画等の作品タイトルは含まない。 あ アイカルディ症候群 (Aicardi syndrome) アイザックス症候群 愛情遮断症候群 アイゼンメンゲル症候群 (アイゼンメンジャー症候群) 青いおむつ症候群 青い鳥症候群 悪性症候群 アジュバント誘発性自己免疫/炎症性症候群 (Autoimmune/inflammatory syndrome induced by adjuvants) アスペルガー症候群 アダムス・ストークス症候群 アッシャー症候群 アッシャーマン症候群 アディー症候群 アペール症候群 (Apert syndrome) アライグマ症候群 アラジール症候群 (Alagille syndrome) アルコール離脱症候群 アルゴンツ・デルカステ

                                        • 裁判で「死ぬ権利」認められなかった「閉じ込め症候群」の英男性が死去

                                          英ロンドン(London)中心部にある高等法院を後にするトニー・ニックリンソン(Tony Nicklinson)さんの妻ジェーン(Jane)さん(右)と娘のベス(Beth)さん(2012年7月19日撮影)。(c)AFP/ANDREW COWIE 【8月23日 AFP】意識は完全にあるが体がまひする「閉じ込め症候群」になり、「死ぬ権利」を求めて裁判を起こしたものの認められなかった英男性が22日、死去した。男性の弁護団と遺族が同日発表した。 亡くなったトニー・ニックリンソン(Tony Nicklinson)さん(58)は2005年、ギリシャ・アテネ(Athens)出張中に起きた脳卒中がもとで閉じ込め症候群になった。ニックリンソンさんは、閉じ込め症候群になった後の人生は「完全な拷問」だとして、死ぬ権利を認めるよう求めて裁判を起こした。 しかし英高等法院は16日、自発的安楽死を殺人と見なす判例から

                                            裁判で「死ぬ権利」認められなかった「閉じ込め症候群」の英男性が死去
                                          • 23年間昏睡状態、実は意識あり ベルギー

                                            ベルギーのリエージュ(Liege)に近いHeusden-ZolderのWeyerke Instituteで、ヘルパーの助けを借りながら特殊なコンピューターを使ってメッセージをタイプするロム・ハウベン(Rom Houben)さん(2009年11月23日撮影)。(c)AFP 【11月25日 AFP】(写真追加)23年間「昏睡(こんすい)状態」と診断されていたベルギーの男性が、実際は意識があったことが新たな検査方法で分かった。 ロム・ハウベン(Rom Houben)さん(46)は1983年に交通事故にあって以来、植物状態にあると考えられていたが、実際は意識があり、麻痺(まひ)状態でコミュニケーションがとれないだけだったことが分かった。 ハウベンさんの本当の状態は3年前に明らかになった。リエージュ大学(University of Liege)の研究チームが行った新たな検査で、脳が機能していることが

                                              23年間昏睡状態、実は意識あり ベルギー
                                            • TEDスピーチ300本から選んだ私的おすすめベスト5 - NO LIFE, NO WORK.

                                              初めてTEDスピーチを見たのは2011年5月ごろ。それから丸3年ほど。日課のように見ていた時期もあり、NHKでも毎週放送されるようになり、TEDxイベントスタッフもやり、気づけば閲覧履歴のリストが300本を超えていました。 見たスピーチを忘れてしまっていたりしたときの備忘録として。人におすすめするときにリストとして。私的なベスト5 と閲覧リストを残しておきます。 子どもをもって働くこと、ハンディキャップを逆境と捉えないで生きることなんかがお気に入りポイントでピックアップしています。 TEDスピーチ 私的ベスト5 ベスト1 TEDとの出会い。一番最初に見たTEDスピーチ。Facebook COOのシェリルサンドバーグ。子どもをもちながら働くということが等身大で語られていながら、強さを感じるスピーチ。このスピーチをきっかけに『LEAN IN』が生まれることになりました。 別でLEAN IN出版

                                                TEDスピーチ300本から選んだ私的おすすめベスト5 - NO LIFE, NO WORK.
                                              • 13年間体も声もなく意識だけの存在となったマーティン・ピストリウスの奇跡

                                                もしあなたが自分の体を動かすことが出来ず、声も発することも出来ないまま意識だけが機能し、そのまま『13年』ものあいだ自分の体に閉じ込められていたとしたら? マーティン・ピストリウスという男性は、「閉じ込め症候群」という脳疾患にかかり、実際にそのような体験をした男性です。 しかし、彼はあることがきっかけでその地獄から抜け出すことができたのです。 それは、小さな、しかし彼にとっては大きなある人との「コミュニケーション」でした。これを読めば、人が日々おろそかになりがちなコミュニケーションを、改めて考え直すきっかけになるかもしれませんよ! thumbnail photo by NBC News ある日突然、発病 1976年、南アフリカの大都市であるヨハネスブルグに生まれたマーティン・ピストリウス(Martin Pistorius)。 母親のジョアンはレントゲン技師で、父親のロドニーは機械技師という

                                                  13年間体も声もなく意識だけの存在となったマーティン・ピストリウスの奇跡
                                                • CNN.co.jp:脳から直接Twitterに投稿可能、米大学院生が装置開発

                                                  (CNN) 頭の中で考えた事を、直接「脳」からインターネットの一言ブログサービス「Twitter」に投稿ができる装置を、米国の大学院生が開発した。装置やシステムをさらに改良することで、「閉じ込め症候群」といった、意識はあるが運動機能を失った人々とコミュニケーションできる可能性が高まったと、期待されている。 ウィスコンシン大学マディソン校で生物医学工学を専攻するアダム・ウィルソンさんが開発した装置は、赤い帽子のようなヘッドギア。脳内で考えたことを電気信号として受け取り、コンピュータに送ることができる。 担当教官のジャスティン・ウィリアムズ准教授が装置開発に着手したのは、ラジオで聞いた質問だった。「思ったことがそのままTwitterに投稿できたらすごくない?」という一言を聞いて、「なるほど」と考え、「明日にでもできる」と思いたったという。 ウィルソンさんが数日中に、既存の技術を使って頭で考えた

                                                  • 映像による日立グループ紹介 HITACHI Theater

                                                    「HITACHI Theater」は、日立グループの活動を映像でご紹介するWebコンテンツです。ALS患者さん用の意思伝達装置「伝の心」を完成させたプロジェクトチームは新たな課題に直面した。それは「完全閉じ込め症候群」と言われる重度コミュニケーション障害者用の装置の開発。技術者たちの開発の裏側に追ったドキュメンタリーの後編です。[2008年9月制作] 随意運動系の障害のため、話す、手足を動かすなどができにくくなる難病ALS。発病すると意思疎通が困難となり患者さんや家族にとって大変な障害となります。本映像はALS患者さん用の意思伝達装置の開発に挑んだ日立グループの技術者たちの物語です。[2008年9月制作]

                                                    • 四肢麻痺の72歳の患者、「念力」でコーラを飲み麻雀を打つ 中国初

                                                      【1月25日 CNS】「つかんで、オッケー、口のところまで持ってきて、ちょっと戻って、オッケー、ストップ」——張さんがコーラを一口飲むと、浙江大学(Zhejiang University)医学院附属第二医院(以下「第二病院」)の病室で拍手が起こった。 【動画】浙江省のまひ患者、「意識制御」で運動能力を取り戻す 張さん(72)は2年前、自動車事故で第4頸椎(けいつい)を損傷、脊髄損傷により四肢まひとなった。リハビリによって、今では握手ができるだけでなく、飲み物を飲んだり、パンを食べたり、マージャンを打ったりすることができるようになった。ただ、これらの動作は自身の手を使って行うのではなく、「念力」を使ってロボットアームを動かして行うのだ。 浙江大学は16日、「双脳計画」の研究成果を対外的に発表。同大学の「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」研究チームと第二病院の神経外科の協力により、

                                                        四肢麻痺の72歳の患者、「念力」でコーラを飲み麻雀を打つ 中国初
                                                      • 「死ぬ権利」求めた男性、食事拒んで死去 訴え棄却され落胆

                                                        脳卒中で全身まひ状態となり、「死ぬ権利」の確認を求めて裁判で争っていたトニー・ニックリンソンさん(右)が食事を拒否して死去した ロンドン(CNN) 脳卒中で全身まひ状態となり、「死ぬ権利」の確認を求めて裁判で争っていた英国の男性が、食事を拒否して22日に死去した。家族が明らかにした。英高等法院は16日に、男性の訴えを棄却する判決を言い渡していた。 亡くなったのはトニー・ニックリンソンさん。58歳だった。先週から食事を拒むようになり、週末に肺炎を起こして急激に容体が悪化したという。関係者を通じて短文投稿サイトのツイッターに「さようなら。その時が来た。なかなか楽しかった」と書き残した。 ニックリンソンさんは7年前の2005年に脳卒中を起こして首から下がまひし、動くことも話すこともできない「閉じ込め症候群」の状態になった。自らの意思で医師に安楽死させてもらう権利があると主張して裁判を起こしたが、

                                                          「死ぬ権利」求めた男性、食事拒んで死去 訴え棄却され落胆
                                                        • 英裁判所、全身まひ患者の「死ぬ権利」認めず

                                                          ロンドン(CNN) 脳卒中で首から下がまひした男性が「死ぬ権利」を求めていた裁判で、英高等法院は16日、男性の訴えを棄却する判決を言い渡した。 原告のトニー・ニックリンソンさん(58)は7年前の2005年に脳卒中を起こし、動くことも話すこともできない「閉じ込め症候群」の状態になった。現在はまばたきでコンピューターや文字盤を操作して会話している。自ら命を絶つことさえできず、医師に安楽死させてもらう権利があると主張して訴えを起こした。 高等法院の判決ではこの訴えについて、「非常に難しい倫理的、社会的、法的問題を投げかけるもの」としてニックリンソンさんの状況に同情を示しながらも、訴えを認めようとすれば、本人の意思による安楽死を禁じた法律を覆さなければならないと指摘し、「法改正についての判断は議会が行わなければならない」と判断した。 やはり閉じ込め症候群に苦しんでいる別の男性の訴えについても同様に

                                                            英裁判所、全身まひ患者の「死ぬ権利」認めず
                                                          • 10年間の植物状態から回復し父親に 南ア男性が半生語る - BBCニュース

                                                            南アフリカ出身のマーティン・ピストリウスさんは10年以上「閉じ込め症候群」となり、コミュニケーションが一切取れなくなった。

                                                              10年間の植物状態から回復し父親に 南ア男性が半生語る - BBCニュース
                                                            • 娘の成長マネして麻痺が回復、脳梗塞で“閉じ込め症候群”の男性。

                                                              脳梗塞などの疾患が原因で、意識や記憶は完全ながら全身に重度の麻痺が残ってしまい、動くことも話すこともできない状態「閉じこめ症候群(locked-In syndrome)」。この疾患は、映画化もされたフランスの小説「潜水服は蝶の夢を見る」の著者ジャン=ドミニク・ボビー氏の存在で広く知られるようになりました。 この「閉じこめ症候群」と診断された英国の男性が、自分の生まれたばかりの娘の成長と共に、彼女の身振り手振りを真似ることで次第に体の機能を回復。当初は命さえも危ぶまれたという彼は、8か月後には病院から退院することができたそうです。 英紙デイリー・テレグラフや米ニュースサイトのハフィントンポストなどによると、この男性は英中部ダービーシャーに住むマーク・エリスさん。彼は22歳のとき、突然激しい頭痛を訴えました。そして数日後のMRI検査で脳幹部に血栓が詰まったことが原因で脳梗塞を起こしていることが

                                                                娘の成長マネして麻痺が回復、脳梗塞で“閉じ込め症候群”の男性。
                                                              • 15年間植物状態の男性の意識を回復、定説覆す

                                                                迷走神経刺激の前と後(Pre-VNSとPost-VNS)に、植物状態の患者の脳内でどのように情報の共有が増加したかを表すイラストレーション。(PHOTOGRAPH BY CORAZZOL ET AL) 植物状態が1年以上続いた場合、症状は恒久的とみなされ、回復の見込みはないと考えられてきた。 だからこそ、自動車事故後に15年間植物状態だった男性が意識を取り戻したというニュースは驚きを持って受け止められた。脳は、そのように機能するはずがないのだ。 フランスの研究者が、ある装置を35歳の患者の胸部に埋め込み、迷走神経に電気を流し刺激した(VNS)。迷走神経とは、頸部を通り腹部まで伸びる脳神経で、覚醒や注意に関係している。 この刺激療法を毎日1カ月間続けた結果、あらゆる望みが断ち切られていた男性は、驚くべき回復を見せた。この研究は、9月25日付けの科学誌「Current Biology」に発表さ

                                                                  15年間植物状態の男性の意識を回復、定説覆す
                                                                • 【Twitter】「安楽死」を願う全身麻痺の男性が目の動きでツイート ←「誰にでも自らの死を選ぶ権利がある」と発信するため - IRORIO(イロリオ)

                                                                  【Twitter】「安楽死」を願う全身麻痺の男性が目の動きでツイート ←「誰にでも自らの死を選ぶ権利がある」と発信するため 英国在住のTony Nicklinson氏は脳卒中の発症がもとで、全身麻痺の「閉じ込め症候群」を患っている。これは顔面や四肢が麻痺し発語不能となる病である。 同氏の唯一のコミュニケーション手段は、目と頭のわずかな動きを利用して操作する特殊なコンピューター装置のみ。Twitterも目の動きで投稿している。 彼のツィートの内容は広範囲に及ぶ。たとえば子供たちがくれたプレゼントのこと、犬がいたずらした、などのごく日常的なことから「安楽死」に関することもだ。 同氏は以前から英国裁判所に安楽死の申請をしていたが却下された。Twitterを利用するのは、「誰にでも自分自身の死を選ぶ権利がある」というメッセージを世に伝える手段という。 現在Nicklinson氏をフォローするユーザ

                                                                    【Twitter】「安楽死」を願う全身麻痺の男性が目の動きでツイート ←「誰にでも自らの死を選ぶ権利がある」と発信するため - IRORIO(イロリオ)
                                                                  • 脳から直接ブログに投稿する装置? 米大学院生が開発 - ここは (*゚∀゚)ゞカガクニュース隊だった

                                                                    頭の中で考えた事を、直接「脳」からインターネットの一言ブログサービス「Twitter」に投稿ができる装置を、米国の大学院生が開発した。装置やシステムをさらに改良することで、「閉じ込め症候群」といった、意識はあるが運動機能を失った人々とコミュニケーションできる可能性が高まったと、期待されている。 ウィスコンシン大学マディソン校で生物医学工学を専攻するアダム・ウィルソンさんが開発した装置は、赤い帽子のようなヘッドギア。脳内で考えたことを電気信号として受け取り、コンピュータに送ることができる。 担当教官のジャスティン・ウィリアムズ准教授が装置開発に着手したのは、ラジオで聞いた質問だった。「思ったことがそのままTwitterに投稿できたらすごくない?」という一言を聞いて、「なるほど」と考え、「明日にでもできる」と思いたったという。 ウィルソンさんが数日中に、既存の技術を使って頭で考えたことをTwi

                                                                    • 映画『潜水服は蝶の夢を見る』 - 本と映画と時々語学

                                                                      久しぶりにフランス映画のレビューです。 叙情的で内省的な文章と、美しく壮大な映像が惜しみなく綴られる一方、人間味に溢れた主人公のモノローグが印象的な映画でした。 静かに人間の内面を顧みるような作品です。 なお潜水服とは、彼を閉じ込め、自由から隔絶している状態を表現した言葉です。 あらすじ ジャン=ドミニクの目線 美しい文章と映像 人間味のある言葉 おわりに あらすじ ファッション雑誌『ELLE』の編集長ジャン=ドミニクは、ある日突然脳溢血に襲われ、生死の境を彷徨う。 3週間の昏睡の末に彼は再び目覚め、意識を取り戻すが、全身が麻痺しており動かせるのは左目のまぶただけだった。 意識や思考は正常なのに、身体の自由だけが奪われるロックトイン・シンドローム(閉じ込め症候群)と呼ばれる状態に陥ったのだ。 言語聴覚士の提案した方法により、ジャン=ドミニクは左目のまぶただけを使って意思の疎通を行う方法を獲

                                                                        映画『潜水服は蝶の夢を見る』 - 本と映画と時々語学
                                                                      • 全身麻痺の難病を患う男性、眼球の動きで思いをツイート

                                                                        Tony Nicklinson氏は、ラグビーのファンであり、夫であり、父親である。また、彼は閉じ込め症候群を患っており、全身麻痺の状態だ。彼の唯一のコミュニケーション手段は、眼球と頭の小さな動きで動作する特別に設計されたコンピュータシステムを通してのものとなる。 Nicklinson氏のソーシャルメディアへの進出のスタートとなる先週のツイートは次の通りであった。「皆さん、こんにちは。わたしはtony nicklinson。閉じ込め症候群にかかっています。これがわたしの初めてのツイートです。#tony」 閉じ込め症候群は、よく知られているように、映画「The Diving Bell and the Butterfly(邦題:潜水服は蝶の夢を見る)」で描かれているが、体内のほぼすべての随意筋が麻痺した状態となる。Nicklinson氏の意識は正常であるが、随意筋が麻痺した状態のままであることが

                                                                          全身麻痺の難病を患う男性、眼球の動きで思いをツイート
                                                                        • 「超人」の秘密を探る、特別な人々から学べること

                                                                          NBAのレブロン・ジェームズ選手。1日の睡眠時間は約12時間。新たに出版された本「超人」によると、この長い睡眠時間が、バスケットボールでの大成功につながった。(PHOTOGRAPHY BY LARRY W. SMITH/ POOL/ REUTERS) 「超人」という言葉からは、悪と戦う漫画のキャラクターを思い浮かべる人も多いだろう。しかし、科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」の編集長を務める進化生物学者ローワン・フーパー氏が、5月に出版した本『超人:ずば抜けた心と体を備えた人の人生(Superhuman: Life at The Extremes of Mental and Physical Ability)』で紹介している人たちは、あなたや私と同じ普通の人間だ。まあ同じというのは言い過ぎとしても、それほど変わらない。紹介されているのは、普通の人間だが、なんとかして普通ではないことを成し遂

                                                                            「超人」の秘密を探る、特別な人々から学べること
                                                                          • 心を読む機械で、全身不随状態の患者が「生きたい」と意思表明

                                                                            意識がないように見える全身麻痺患者との意思疎通に、脳コンピューター・インターフェイスの研究者が成功した。現段階では「はい・いいえ」形式だが、研究者は文字の選択により、文として応答できるようにしたいと考えている。 by Emily Mullin2017.02.01 163 68 6 0 1995年、ジャン・ドミニク・バウビーは、重い脳卒中で、左瞼の瞬きしかできない身体不随になり、会話できなくなった。左目だけを使って、バウビーは回想録『The Diving Bell and the Butterfly(潜水服は蝶の夢を見る)』を静かに書き取らせ、後に映画化された。 バウビーは、ある程度の目の動きを除いて、完全に身体が麻痺する状態「閉じ込め症候群」に苦しんだ。閉じ込め症候群の患者には、最終的に瞬きする能力さえ失い、世の中とのあらゆる接触を絶たれてしまう場合がある。そうなれば、その状態でも患者は生

                                                                              心を読む機械で、全身不随状態の患者が「生きたい」と意思表明
                                                                            • 完全まひ患者と意思の疎通を、医療科学の挑戦<1> 新システムで思考を解読

                                                                              (CNN) 周りの人の声は聞こえるが、話すことはできない。触られているのは感じるが、触り返すことはできない。目は見えるが、動くことはできず、まばたきすらできない。 これは、脳は機能しているが、完全まひ状態にあるロックト・イン(閉じ込め)症候群患者の生活だ。この病気は脳卒中、外傷性脳損傷、薬物の過剰摂取、循環器疾患、あるいはルーゲーリック病とも呼ばれる筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経系疾患が原因で発症する。 一般に完全なロックト・イン状態にある患者は、外界とのコミュニケーションは不可能と考えられていたが、最新の研究でそうではないことが示された。 ある科学者の国際チームが、非侵襲性(患者の生体を傷つけない)脳コンピューター・インターフェース(BCI)システムを使って、完全なロックト・イン状態にある患者とコミュニケーションを取っている。 学術誌PLOS Biologyで先ごろ発表された研究

                                                                                完全まひ患者と意思の疎通を、医療科学の挑戦<1> 新システムで思考を解読
                                                                              • 脳科学辞典:最近完成した項目 - 脳科学辞典

                                                                                Bienenstock-Cooper-Munro理論 小林 静香、真鍋 俊也(担当編集委員:北城 圭一)2023年11月29日 嗅覚受容体 伊原 さよ子、東原 和成(担当編集委員:古屋敷 智之)2023年11月21日 ミュラーグリア 須賀 晶子、高橋 政代(担当編集委員:上口裕之)2023年10月6日 網膜 松本 彰弘、米原 圭祐(担当編集委員:渡辺 雅彦)2023年10月6日 両眼立体視 藤田 一郎 (担当編集委員:田中 啓治)2023年10月1日 脳スライス標本 小林 静香、真鍋 俊也(担当編集委員:林 康紀)2023年9月29日 こだま定位 長谷 一磨、飛龍 志津子(担当編集委員:藤田 一郎)2023年9月8日 認知的構え 赤石 れい(担当編集委員:定藤 規弘)2023年9月5日 ホスホリパーゼA2 村上 誠(担当編集委員:和田 圭司)2023年8月10日 外側膝状核 津本 忠治(担

                                                                                • 大学なんか行っても意味はない? | 教育反対の経済学 | みすず書房

                                                                                  人気ブロガー経済学者が、経済学の概念「シグナリング」をキーワードに、現在の教育システムが抱える問題点を実証データで分析する。 なぜ学生は楽勝授業を探し、試験が終われば学んだことを平気で忘れてしまうのか? なぜ過去数十年で教育が普及したのに、平均的な労働者が良い仕事に就けず、学歴インフレが起きているのか? なぜ企業は、ほとんど使うあてのない学校教育を受けた労働者に給料を支払うのか? なぜ社会では、学校を卒業することが最大の協調性のシグナルになるのか? その答えのカギはすべて、「教育の最大の役割は学生のスキルを伸ばすことではなく、知力、協調性、仕事への姿勢についてのお墨付きを与えることにある」というシグナリングの考え方にある。本書の示す問題解決への道筋は、高等教育縮小と職業教育拡充だ。 最新の社会科学による、教育への根源的かつ挑発的な問いかけ。 重要な問いを提起している。 ——『ガーディアン』

                                                                                    大学なんか行っても意味はない? | 教育反対の経済学 | みすず書房