新型コロナ、闘病中「とにかく寒い」 死亡の男性、味覚障害も 2020年04月17日07時06分 新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった70代男性について、遺品のカメラを手に取材に応じる遺族=4日 新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した70代男性の遺族が16日までに時事通信の取材に応じ、「『食べ物の味がしないんだ』と塩や梅干しの差し入れを求めたこともあった」と闘病の様子を振り返った。入院中は高熱が続き、「とにかく寒い」と訴えていたという。 窓越しに最後の面会 「死を無駄にしないで」―新型肺炎で感染者遺族 遺族によると、男性は3月に発熱。レントゲン検査で「肺に影がある」と指摘されて入院し、新型ウイルス感染が確認された。 入院後、面会はできなかったが、毎日の電話は許された。数日後に体調が悪化。熱が下がらず、「とにかく寒い」と訴え続けた。電話もやっとの状態になり、味覚障害が出た。男性には重い基礎