以下の文章は、2024年9月4日に公開されたコリイ・ドクトロウの「Marshmallow Longtermism」を翻訳したものである。 Pluralistic Locus Magazineに寄稿した最新のコラム「マシュマロ長期主義」で、私は保守派の自己神話化について考察した。彼らは自らを困難な選択を担える自制心のある存在として描くが、気候変動や格差の問題となると、途端にその優れた特性が失われてしまう。 https://locusmag.com/2024/09/cory-doctorow-marshmallow-longtermism/ 保守派はしばしば、社会問題が子供じみた自制心のなさによって生じていると指弾し、自らを「タダでモノは手に入らない」ことを理解する賢明な大人として描く。典型的な例としては、学生ローンの返済よりもアボカドトーストや洒落たコーヒーに浪費したがる怠け者の若者たちを揶