横手市平鹿町の市立平鹿図書館が、関連文献や資料、情報などを検索する「レファレンスサービス」の協同データベースの活用と事例紹介に積極的に取り組んだとして、システムを運営する国立国会図書館から顕彰された。 レファレンスはいわば「調べもののお手伝い」で、本の貸し出しとともに、図書館の重要な業務の一つ。同市によると、図書館ネットワークのレファレンスシステムは05年4月に本格稼働し、全国で510館が加入している(3月18日現在)。寄せられた質問と回答などが紹介され、全国の図書館で情報を共有することができる。 平鹿図書館(蔵書約6万冊)はスタート時から参加。08年1~12月は利用者からの問い合わせ事例計233件を入力し、他館や一般の人が参考にした。その実績によって今回、東北地区の市町村立図書館で初めての「御礼状」を授与された。県内では08年度の県立図書館に次いで2番目。 図書館チーフ、遠藤博巳さん(4