AppleがiPad Proに搭載するM4チップは、早速Geekbench 6でのベンチマークテスト結果が流出しており、M3からの大きな性能向上や、上位のM3 Proすらも上回る印象的な結果を示しているが、このパフォーマンス向上の大きな鍵は、TSMCの第2世代3nmプロセス「N3E」への切り替えによるものだけではなく、どうやらCPUアーキテクチャを最新の「ArmV9」に切り替えたことが大きいようだ。 SMEサポートによる全体的なパフォーマンス向上が期待出来る M4チップのGeekbench 6でのベンチマークテストは驚くべきものだった。だが、その内訳は良く見てみると、どうやら一部の新型命令セットアーキテクチャへの対応が大きくスコアを押し上げている面も大きいようだ。 @negativeonehero氏は、M4とM3 MaxのGeekbench 6でのベンチマークテスト結果を細かく比較した表を
5G対応かも不明、異例だらけのスマホ「HUAWEI Mate 60 Pro」レビュー 力業で制裁を回避した驚異のモデル(1/4 ページ) iPhoneやPixelといった新型スマートフォンが発売される中、中国ではHuaweiの最新スマートフォン「HUAWEI Mate 60」シリーズが話題だ。発表会もなく、突如発売されたこのスマートフォンはスペックの多くが謎めいた形で販売された。香港で「HUAWEI Mate 60 Pro」の実機を入手したので、レビューしていく。 iPhoneやPixelといった新型スマートフォンが発売される中、中国ではHuaweiの最新スマートフォン「HUAWEI Mate 60」シリーズが話題だ。発表会もなく、突如発売されたこのスマートフォンはスペックの多くが謎めいた形で販売された。香港で「HUAWEI Mate 60 Pro」の実機を入手したので、レビューしていく。
人間の神経や脳のシステムに倣って電子回路を構築する試みがニューロモーフィックコンピューティングです。Intelが、ニューロモーフィックプロセッサ「Loihi 2」を搭載した大規模ニューロモーフィックシステム「Hala Point」を構築したと発表しました。 インテル 世界最大規模のニューロモーフィック・システムを構築して サステナビリティーの高いAIを実現 https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/newsroom/news/intel-builds-world-largest-neuromorphic-system.html Intel and Sandia National Labs Roll Out 1.15B Neuron “Hala Point” Neuromorphic Research System https://www.anand
IntelのCore i9およびCore i7プロセッサーを使用中のPCユーザーが「一部のゲームでクラッシュが発生する」と報告した件で、原因が「オーバークロックを無理に行うマザーボード」にあることがIntelの調査報告書から判明したと伝えられました。 Intel releases the “13th and 14th Generation K SKU Processor Instability Issue Update” | igor´sLAB https://www.igorslab.de/en/intel-releases-the-13th-and-14th-generation-k-sku-processor-instability-issue-update/ Motherboard makers apparently to blame for high-end Intel Core
台湾の首都・台北市街と、それを取り巻く緑に覆われた山々を見下ろすオフィスで、モリス・チャン(張忠謀、92)はテクニカラーのパターンが刻印された古い本を手にとった。 『超LSIシステム入門』(培風館)と題されたその本は、難解なコンピューターチップの設計を解説した大学院レベルの教科書だ。チャンはその本をうやうやしくこちらに見せた。 「重要なのは、1980年という出版年です」 同書はパズルの「最初の1ピース」となり、チャン自身のキャリアのみならず、世界の電子産業を変えた。 「最も不安定な場所」にある巨大企業 チャンはこの教科書を読み、コンピューターの頭脳として機能するマイクロチップ(半導体素子)の生産工程を設計と製造に分けることができるかもしれないとひらめいた。それは、当時の半導体業界の常識とは正反対の発想だった。 当時エンジニアだったチャンは54歳で、多くの人が引退を考えはじめる年齢に達してい
VRChatの必要動作スペックVRChatの公式推奨スペックは以下の通りです(https://help.vrchat.com/hc/en-us/articles/1500002378722-System-Requirementsより引用)。 CPU:Core i5(4コア) / Ryzen 5(6コア)以上メモリ:8 GB以上グラボ:GTX 1060 / RX 580以上ストレージ:21.5 GB以上の空き容量VRChatのヘルプデスクが2023年8月に更新した推奨スペックですが、ウワサに聞いているよりも軽い要求スペックに見えます。 CPUやメモリの要求度が低く、代わりにグラフィックボードの要求度がやや高いです。といってもGTX 1060やRX 580は2023年時点でローエンドグラボに分類されます。 しかし、上記のヘルプデスクが示したスペックはあくまでも動作をサポートできる最低限度のスペ
AMDは、これらがインターネット接続を必要とせず、サブスクリプション料金も不要で、完全にローカル環境で実行できることをアピールしている。 米NVIDIAがローカル環境で実行できるAIチャットbotツール「Chat with RTX」を公開したが、AMD製品でも同様の処理ができることをアピールする狙いだ。 関連記事 NVIDIAがPC上のデータを使うAIチャットbotツール「Chat with RTX」公開/AMD製CPUに複数の脆弱性 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月11日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう! 「これはNES?」「いえ、ゲーミングPCです」 片手で持てるミニデスクトップPC「AYANEO Retro Mini PC AM02」を開封した AYANEOが、ミニデスクトップPC第二弾
Meteor Lakeを下支えする製造技術「Foveros」とは? Meteor Lakeは、ユーザーの手元に届く製品となった際には「CPU」とか「プロセッサ」と呼ばれたりすることのなるだろうが、製品カテゴリーとしては、CPUを含む複数の機能を統合した「SoC(System on a Chip)」と呼ばれる半導体製品となる。 その最大の特徴は、IntelのSoCとしては初めて「タイルアーキテクチャ」を採用したことにある。タイルアーキテクチャとは、SoC(CPU)を単一のダイ(モノシリックダイ)として形成するのではなく、機能ごとに分かれた「機能ブロック」と呼ばれるダイを複数組み合わせて1つの「パッケージ」を作り、それを1つのSoCとして形成する手法だ。 機能ブロックは、小さなチップを意味する「チップレット」とも呼ばれる。そのこともあり、タイルアーキテクチャは一般的に「チップレット技術(アーキ
米半導体開発企業AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)は長い歴史をもちながら、経営面で苦しみ、インテルやNVIDIA(エヌビディア)の後塵を拝する時期も長かった。だが近年の半導体需要の急増と、それに拍車をかける米中対立、辣腕CEO(最高経営責任者)の就任もあって、破綻の瀬戸際からよみがえり、半導体競争のダークホースになろうとしている。 カリフォルニア州サンタクララ。国道101号線が外を走るAMD本社の最上階にある会議室から、リサ・スーは「シリコンバレー」という言葉より歴史のあるこの会社の指揮を執っている。スーの執務室の窓から見えるのは、急速に進化を遂げる同社の節目を象徴するもの。古くからのライバル、インテルのオフィスだ。その時価総額(1203億ドル)をいまやAMD(1535億ドル)は上回っている。 AMDは、快進撃続きだったわけではない。現在53歳のスーが2014年にAMDのCEOと
前回は、CPUコントローラでの帯域幅制限がどのように行われるのかについて簡単に説明しました。 前回の最後に、説明のために挙げた例がかなり理想的な状況であると書きました。今回は、帯域幅制限の機能を詳しく見ていくために、前回よりはもう少し複雑な状況について説明していきましょう。 未使用クォータの返却 前回説明で示した例では、CPUは割り当てられたスライスをすべて使いきっていました。しかし、複数のCPUがある環境で、タスクが終了したり、I/O待ちなどにより、クォータが割り当たったCPUで実行可能なタスクがなくなった場合はどうなるでしょう? 図1 割り当てられたスライスが使われない場合 図1のように、クォータプールに10msクォータが残っているとします。 ①でCPU1でCPUを使用するタスクから要求がありスライスが転送され、クォータの残りが5msとなりました ②で再度CPU1でCPUを使用するタス
Core i9-14900KSのパッケージ(レンダリング画像)。Core i9-14900Kとほぼ同じデザインだが、「Special Edition」の表記がある事だけが異なる。Core i9-14900Kと同様にCPUクーラーは別売となる 2024年3月15日0時、インテルはデスクトップ向けインテルCoreプロセッサー(第14世代)のフラッグシップモデル「Core i9-14900KS」の販売をグローバルで解禁する。国内予想価格は税込12万4980円となっており、1年前に登場したCore i9-13900KS(初値12万3800円)とほぼ同価格からのスタートとなった。 Coreプロセッサー(第14世代)は、第13世代(Raptor Lake)の設計をそのまま継承しクロックを微増(Core i7のみEコア増)としたシリーズだ。特にこれまでの最上位モデルであるCore i9-14900Kは、
ThunderboltでファイルやデスクトップをPC同士で共有する「Thunderbolt Share」をIntelが発表 ライター:米田 聡 米国時間2024年5月15日,Intelは,高速インタフェース規格「Thunderbolt 5」または「Thunderbolt 4」を使って,2台のPCでファイルやデスクトップを共有する「Thunderbolt Share」を発表した。できることはLAN経由で行う共有と大差ないが,現行のThunderbolt 4であれば,双方向40Gbpsという超高速インタフェースを使ってファイルやデスクトップを共有できることが大きな特徴だ。 Thunderbolt Shareを利用するには,Thunderbolt 5/4を搭載する2台のPCと,「Thunderbolt Shareアプリ」が必要になる。Thunderbolt Shareアプリは,ライセンスを受けた
by Tatsuo Yamashita Appleは2005年からMacに搭載するCPUをPowerPCからIntelのx86系CPUに切り替えると発表し、Intel製CPUを搭載したMac、通称「Intel Mac」がリリースされました。しかし、2020年にAppleが自社設計のAppleシリコンに切り替えると発表し、Intel Macが新たに開発・販売されることはなくなりました。このIntel Macが受けるサポート期間について、IT系ニュースサイトのArs Technicaが調査しています。 MacBook Air gets hosed, other models hold steady in macOS 15 as Intel support fades | Ars Technica https://arstechnica.com/gadgets/2024/06/the-case-
世界最高のゲーム性能を有するのか? Intel Core i9-14900K Text by 米田 聡 10月16日に発表となったデスクトップPC向け第14世代Coreプロセッサ(開発コードネーム Raptor Lake Refresh)のK型番モデルに関するレビューが解禁となった。16日の記事で報じたとおり,第14世代Coreプロセッサは,第13世代からアーキテクチャこそ変わっていないものの,製造プロセスの改善などによって高クロック化を図った製品だ。 本稿では,デスクトップPC向け第14世代Coreプロセッサの最上位モデル「Core i9-14900K」を用意して,そのゲーム性能を調べた結果を速報としてお伝えしたい。 Core i9-14900K メーカー:Intel 実勢価格:未公開 Intelが「世界最高のゲーム性能を持つ」と豪語するCore i9-14900Kの性能を,既存CPUと
はじめに Ubuntu の実機PCが追加で1台欲しかったため、AmazonでミニPCを購入した 3万800円の8000円引きなので、つまり2万2800円 RAM 16GB, SSD 500GB, Intel N100 でこれは破格の値段である 起動してみると、Windows11 Pro がプリインストールされていた (Amazon の製品ページには OS, Linux と記載されていたので、Windows が入っていてびっくりした) 一見、正常にライセンス認証されているように見えるが Linux 使いになりたい人向けの Intel N100 ミニ PC で構築する開発環境(1) - 構築する開発環境について の注意喚起の記載の通りにライセンスを確認してみると、以下のように出力された この VOLUME_MAK_channel ライセンスが市販のPCに入っているのがどういうことかというと あ
AMDはノートPC向けCPU「Ryzen 7000シリーズ」を2023年から販売しています。ノートPC向けRyzen 7000シリーズの一部には2019年に発表された「Zen2」マイクロアーキテクチャが採用されているのですが、AMDの競合企業であるIntelが当該シリーズを「スネークオイル(インチキ)」と呼んで非難する文章「Core Truths」を公開しました。 Intel calls AMD's chips 'Snake Oil' for putting antiquated Zen 2 architecture in modern Ryzen 7000 mobile CPUs, but Intel also uses similar marketing tactics | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/pc-component
あまりにも初歩的な話ではあるけど、オンラインバウンス、オフラインバウンスの出力音を比較するときは、その選択によって挙動を変えるプラグインの存在を考慮する必要があります。 ↓ — David Shimamoto (@gyokimae) September 10, 2023 これに関連して、直接引用はいたしませんが、「〝CPU の負荷が高いと演算の切り捨て行ってる〟 ぼくこれ聞いたことないんですけど、どなたかご存じの方いらっしゃいます?」という内容があります。 とーくばっく の著者 David さんが X (旧 Twitter) で求められていた意見というのは「CPU の負荷が高いと DAW は演算の切り捨てを行ってるか。」という事実関係で、これを発端として、いくつか質問 DM が飛んできたので、David さんへのご回答並びに、質問者への回答として記事を書いています。 これに関して Davi
Intelが2023年8月18日にIntel製GPU「Arc」シリーズのDirectX 11対応改善を発表し、同時にGPUの性能計測ツール「PresentMon」のベータ版を公開しました。PresentMonを使えばゲームなどの画面上にGPUのパフォーマンスをオーバーレイ表示できる他、GPUが実際に計算処理を行っている時間を示す指標「GPU Busy」も測定できるとのことなので、インストール手順や測定画面の表示手順を確認してみました。 Intel® Arc™ Graphics - PresentMon https://game.intel.com/story/intel-presentmon/ ◆PresentMonのインストール手順 PresentMonをインストールするには、まず上記のリンク先にアクセスして青色のダウンロードボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします。なお、
この記事はUTF-8のバリデーションとオートマトンの続きです。 前回はUTF-8のバリデーションが8状態のオートマトン (DFA) で表現できることを見ました。状態と遷移を擬似コードで書けば次のようになるでしょう: -- 8つの状態 data State = START | TAILx1 | TAILx2 | TAILx3 | A | B | C | D -- 入力バイトに応じて次の状態を返す。次の状態が該当しなかったら Nothing を返す next :: Word8 -> State -> Maybe State +----+----+-----+----+ | a0 | a1 | ... | aN | 8ビット整数列 +----+----+-----+----+ | | | v v v +----+----+-----+----+ | m0 | m1 | ... | mN | モノ
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