SIGFOX、LoRaWANと異なり、携帯電話事業者などが免許を取得してサービスを提供するのがNB-IoTだ。 NB-IoTはソフトバンクが採用を明言している。「LoRaWANなどISM帯を使う機器と違って、ライセンス帯なので一定以上の品質を保証できる。それがライセンス帯を使うメリット」(技術統括 モバイル技術本部 ネットワーク企画統括部 統括部長の北原 秀文氏)。 しかしこれまでのLTEでは「1基地局で1000デバイスまでしかさばけない。これだと、2020年に157億台ともいわれるIoTデバイスの接続をまかないきれない。NB-IoTを導入することで、1基地局当たりの接続台数を最大で5万デバイスまで高められる」(同)。 具体的には、LTEで使う電波の一部を利用する。LTEでは、電波を細かな「リソースブロック」に分割する。このうち通信時には、複数のリソースブロックを電波状況に応じて割り当てて