赤色矮星を周回する、水素に富んだ大気の下に液体の水の海を持つ太陽系外惑星のイラスト/A. Smith, N. Madhusudhan/University of Cambridge/Reuters (CNN) 太陽系外惑星「K2―18b」にこれまでで最も有望と思われる生命の兆候が検出された。17日にアストロフィジカル・ジャーナル・レターズ誌に掲載された論文で明らかになった。ただし、研究著者をはじめとする専門家らの見方は慎重で、地球外生命の決定的な発見とは断言していない。 研究チームはジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を用いて、K2―18bの大気中にジメチルスルフィド(DMS)とジメチルジスルフィド(DMDS)の存在を示唆する化学的な痕跡を検出した。地球上では、これらの分子はいずれも微生物、特に海洋植物プランクトンによってのみ生成される。 地球から124光年離れたK2―18bは、「ハイセアン惑星