昔は、ターボチャージャー付エンジンのクルマで高負荷運転をした後には、エンジンを停止する前に数分間、アイドル回転をさせておく「アフターアイドリング」が必要でした。 このアフターアイドリング、現代のターボ車では不要といわれますが、ダウンサイジングターボが主流となった現代でも、熱くなったターボチャージャー周りの冷却は必要なはず。本当に現代のターボ車はアフターアイドリングが必要ないのでしょうか。 文:吉川賢一 写真:NISSAN、Daimler、HONDA、SUBARU、SUZUKI 【画像ギャラリー】今のターボ車はアフターアイドリング不要!? ターボ車今昔を写真で見る!! アフターアイドリングの目的は、ターボユニットのコーキング対策でした。コーキング(炭化)とは、高負荷がかかり高温になったタービン軸に、エンジンオイルが長時間接していることで焦げて個体化し、次回始動時にタービンが周りにくくなってし