まさに「尻に火が付いた」…。 その名も「VMUテスト」 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスの公式Twitterなどが、同社の旅客機を用いたフライトテストの一部を動画で公開しています。ここでは、同社の旅客機の胴体後部が地面に触れる、いわゆる「尻もち」を起こし、尾部が摩擦で火を吹く様子などを確認できます。 拡大画像 総2階建ての巨大な胴体をもつ、エアバスA380型機(画像:エアバス)。 エアバスによると、この動画で紹介されているのは「VMUテスト」と呼ばれるものだそう。「VMU」は「Velocity Minimum Unstick」の略で、その旅客機のモデルが離陸を継続できる「絶対最小速度」を意味します。このテストでは、機体の前後の傾き(ピッチ角)を限界まで上げながら速度を上げ続けることで、この速度を計ります。「尻もち」が発生しているのはこのためです。 テストは尾部を保護するためのアイテム(