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  • エヴァンゲリオンのあの「十字架の光」爪楊枝を作る

    父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー) 前の記事:不思議な眼鏡屋で、不思議な眼鏡を(デジタルリマスター) 20年以上の時を経て今年、大団円を迎えたエヴァンゲリオン。庵野監督が「大人」としてつけたケジメ。作中に散りばめられたたくさんの「さらば」に目頭が熱くなった人も多いだろう。 そんなエヴァンゲリオンであるが、シリーズを通して印象的な「さらば」演出として、使徒を殲滅した時にほとばしる「十字架型の赤い光」がある。 使徒がさらばする時の光 キリスト教の要素もたくさん含まれるエヴァ。使徒がやられた際の演出としてこれ以上のモチーフは考えられない。 あの十字架の光は、やたらと強い使徒を倒した時にほとばしるので登場時のカタルシスも凄い(最終作は十字架の光も超特盛!) そんなわけで開発したのがこち

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    • もう「待つ」のは嫌だから! 東京・府中の門松は「松」を使わない

      1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:デンタルリンス、クチュクチュ比べ 2010(デジタルリマスター) > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 門松の歴史 お正月は終わってしまった。小正月もすでに終わっている。しかし、この記事ではお正月をひきずりたいと思う。門松のお話なのだ。今年のお正月、私は門松の写真をたくさん撮っていた。 今更ですが、おあけましておめでとうございます! 門松です! 最近は門松を家の前に飾るということは減ってきたように思える。とは言え、どこかのビルの前を通ると門松が飾られていることもある。門松を見るとクリスマスが終わり、年の瀬がやってきたのだと感じる。 門松ですね! 門松の歴史は古い。平安時代後期の祭礼行事を描いた「年中行事絵巻」

        もう「待つ」のは嫌だから! 東京・府中の門松は「松」を使わない
      • 名古屋の名鉄百貨店前がイスタンブールに激似~妻からの海外写真を日本で再現し続けて

        あまりいないタイプの専門家 石川:ライターさんに専門分野の話を聞くコーナーです。 高瀬:僕は「妻が世界一周旅行中」の専門家として呼ばれたんですか?そんなことあります? 石川:あるんですよそれが。 このあとご紹介しますが、奥様の旅先の写真と似た写真を載せるTwitterアカウントを持っていたり、旅先の料理を日本で作って食べて追いかけたり。 単に奥さんが旅行に行ってるわけではなくて、「奥さんが旅行に行っているという活動」をされているということで。 高瀬:なんとか専門家になりましたかね。 石川:言ってしまえば他人の旅行なんですけど、そうやって積極的に楽しんでいく高瀬さんのエンジョイ力が、ある意味クリエイティビティなのではないかと思って。専門家ですよもう。いま世界一周のどのくらいですか? 高瀬:2019年の2月に妻が出発して1年4カ月、翌年5月くらいに帰るという予定だったんですけど、途中でコロナが

          名古屋の名鉄百貨店前がイスタンブールに激似~妻からの海外写真を日本で再現し続けて
        • 浜辺に打ち上げられたダイオウイカみたいに見える皿

          父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー) 前の記事:赤白帽でウルトラマンに変身する(デジタルリマスター版) 漂着物にはロマンがある 浜辺の漂着物。大半はゴミや流木などであるが、深海に棲む珍しい生き物が漂着することもある。そんなロマン溢れる漂着物の雰囲気を手軽に味わう方法はないだろうか。あります。 食材が浜辺に打ち上げられたみたいに見えるお皿 見たままで恐縮だが、皿の上に浜辺のジオラマを作った。食材を皿に並べると、まるで浜辺に漂着したように見える……というわけである。試しにこちらの食材を置いてみよう。 10cmくらいのホタルイカ 凄みが出た ​​​ ダイオウイカに見える 10cmのホタルイカが10mのダイオウイカに見える 他の食材でも試してみよう 【ニンジン】キューピーのCM感が凄い。

            浜辺に打ち上げられたダイオウイカみたいに見える皿
          • 変わりつつある渋谷の跡を専門家と見て歩く

            渋谷の工事が終わらない。ヒカリエが建ったと思ったらあれが、これが、といつまでも再開発の工事をやっている。 専門家と街を歩くシリーズの今回は都市景観の専門家八馬智さんと渋谷の土木を見て歩いたその続きである。今回は更新されていく渋谷の跡が見つかった。 前編はこちら:都市景観の専門家と渋谷の土木を見て歩く 土木を見る先生と歩く 前回に引き続き渋谷を一緒に歩いてくれる八馬智さんは千葉工業大学創造工学部デザイン科学科の先生であり、『日常の絶景』『ヨーロッパのドボクを見に行こう』などの著書がある都市の景観のスペシャリストだ。 八馬さんがふだん訪れないという渋谷の変容っぷりに一緒に驚きつつ歩いたのが前回の記事。土木と建築の違いを知り、新しくなった銀座線の入り口のすごさを教えてもらった。 今回はその続き。銀座線渋谷駅の上が歩けるように今通路を作ってる途中らしくて、新しいスポットになってるという。 渋谷駅の

              変わりつつある渋谷の跡を専門家と見て歩く
            • 本物のおしゃれ泥棒を見てみたい

              「おしゃれ泥棒」はオードリー・ヘップバーンの映画の邦題だが、それ以降も「おしゃれ泥棒」という言葉が店名やドラマに使われている。 おしゃれなのに、泥棒。美と悪。 魅力的な組み合わせである。 しかし、実物を見たことがない。 おしゃれ要素と泥棒要素は両立するのだろうか。プロにコーディネートしてもらおう。

                本物のおしゃれ泥棒を見てみたい
              • バスの降車ボタンマニアに聞く降車ボタンのざっくりとした進化の話

                乗客はたがいに息をひそめつつ、他の客の様子をうかがう。 赤信号で停車したバスが、アイドリングストップでエンジンを切ると車内は静寂に支配され、ウインカーの音だけが静かに響く。この交差点を右折すれば、次の停留所まで200メートルもない。 「もう、だめだ……、おれが、おれが押すしかない……」誰にも気づかれぬよう、肘掛けに設置してあるボタンをぐっと押しこむ。 「ピンポン、つぎとまります」無機質な音声がスピーカーより放たれると、車内に張りつめた空気がいっきにとける。 夜の底が白くなった。停留所にバスが停まった。 こんなふうにバスの降車ボタンを押す瞬間こそ、路線バス乗車の醍醐味だろう。 そんな、バスの降車ボタンを集めている、降車ボタンマニアがいる。 降車ボタンパネルを見せてもらう 降車ボタンマニアとして有名な、石田岳士さんのお宅にうかがった。 降車ボタンマニアの石田さん、タモリ倶楽部ほか、各メディアに

                  バスの降車ボタンマニアに聞く降車ボタンのざっくりとした進化の話
                • 路地とファッションショー

                  とてもかっこいい。元パリコレモデルだそうだ。思わず姿ばかり見てしまうが、いったんぐっとこらえて周りの風景を見てほしい。路地だ。それも自転車がごちゃごちゃと置いてあるような、生活感あふれる路地だ。 なぜ彼は路地をこんなにもかっこよく歩いているんだろうか。 なぜ路地なのか 彼はじつは日本橋人形町の生まれで、その路地をみながら育ったという。生粋の下町っ子なのである。 彼の卒業制作の表紙だ。ニコラスさんと紹介してきたが、じつは壮一朗さんでもある。どっちの名前もかっこいいな。 路地に囲まれて暮らすなかで、その魅力を知り、分析して卒業研究にまとめた。 これは文京区の路地 ニコラスさんは「あふれ出し」のある路地に魅力を感じるという。あふれ出しとは、本来私的なものである鉢植えやじょうろ、自転車といったものが道路にあふれ出ていることだ。なかでも路上で営まれる園芸、路上園芸に興味を持ち、それを卒業研究にまとめ

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                  • 変なこと言わされている偉人を探す

                    屋外の広告やポスターに、歴史上の人物が登場することはよくある。さらに、その歴史上の人物が、絶対言わないようなことを言わされていることがまれにある。 そんな写真を集めている。 哀愁の大御所 屋外に掲出されているポスターや広告、それに類するもので、歴史上の偉人になにか言わせてるものを集めている。例えばこういうもの。 名古屋駅で発見した徳川家康さん 江戸幕府を開いた征夷大将軍、徳川家康さんに、ゆかり(えびせんべい)の黄金缶を「誰もくれないのであれば、自分で買おう」といわせている。 えびせんべいの『ゆかり』は、全国でも買えるが、金色の缶に入った『黄金缶』は、名古屋でしか買えないものらしい。 言っていることの意味がよくわからないが、おそらく、家臣たちがお土産に『ゆかり黄金缶』を買ってくれない。仕方がないので自分で買う。……という嘆きを詠んだのだろうか。そんな寂しい余生をおくる大御所の姿に哀愁すら感じ

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                    • 大阪城は400年前の全国巨石見本市

                      1984年大阪生まれ。2011~2019年までベトナムでダチョウに乗ったりドリアンを装備してました。今は沖永良部島という島にひきこもってます。(動画インタビュー) 前の記事:俺が決めたぜ"世界三大鶏飯"を > 個人サイト AbebeTV おきのえらぶ島移住録 べとまる 大阪城が"巨石の聖地"になったワケ 最初に歴史的な背景をざっくり説明。 有名巨石(後述)の前で写真を撮る外国人観光客 時は1620年、関ヶ原の戦いで勝利を収めた徳川家は、西へ追いやった豊臣方の外様大名たちにある命令を下した。「豊臣がつくった大阪城完全にぶっ壊してもっかい城築くからジャンジャカ石持ってきてね」。首の皮一枚状態の彼らにとってそれを断る選択肢もなければ、むしろ今ここで忠誠を示さないとヤバイ!お家が潰される。 瀬戸内海沿いは石の産地でもあり、また船による運搬に向いていた。 西の大名たちの財力を削る目的ともされた天下普

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                      • 岡山の公園地下に戦時中のトンネル、亀島山地下工場跡

                        1984年生まれ岡山のど田舎在住。技術的な事を探求するのが趣味。お皿を作って売っていたりもする。思い付いた事はやってみないと気がすまない性格。(動画インタビュー) 前の記事:週一本しかない定期船で四国(香川・多度津)から本州(岡山・笠岡)へ > 個人サイト オカモトラボ ごく普通の公園…でも実は むわーっとした暑さ、湿気、体にまとわりつく7月のとある日曜日。 地下に戦時中のトンネルが隠された公園がある、しかも普段は公開されていないそのトンネルを見学できるツアーがあるという。 そこで岡山県倉敷市の亀島山花と緑の丘公園へやってきた。 入り口付近にある案内看板。 その公園は小高い山に整備されている。山というより丘に近いかな。 丘全体に遊歩道とちょっとした広場があるような公園だ。 セミの大合唱が途絶えることがないが、目を凝らしてもセミの姿はない。 入り口から少し坂を登ると少し開けた広場。 空気には

                          岡山の公園地下に戦時中のトンネル、亀島山地下工場跡
                        • 禁じられた落語を弔う「はなし塚」にお参りする

                          大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。 前の記事:西宮名塩は近未来神殿でテンションがあがる > 個人サイト 唐沢ジャンボリー 落語研究部でした 私は大学時代、落語研究部におりました。 着物きて正座して、人前で一人で喋ってた 部室で『AKIRA』読んだり、ボードゲームに興じたりと文化部らしいダラダラも一通りやりましたが、コンスタントに寄席があったので、たくさんネタを覚えました。(もちろんその分たくさんスベりました。) どういう風にネタを覚えるかというと、伝授してくれる師匠がいるわけではないので、​落語番組を録画したDVDとか、市販のCDをもとにセリフを書き起こしてました。「落語ってこんなインディーズでええんや」と最初はびっくりしたものです。 ネットのサイトでセリフを確認することもあり、そのネットサー

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                          • 顔のパネルを景色に添えると顔はめパネルの逆のやつ

                            1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:フライパンで炊いたご飯がおいしい 悪夢ではない 顔はめパネル、あれはパネルの世界の中に本物の顔を入れるコラージュ作品である。 ブラックホールから噴き出るジェットの顔はめ。 これの『逆』を考えた。 背景が本物で顔がパネル。 リアルな景色に顔のパネルを添える。 顔はめパネルは、その独特な味わいで老若男女に人気があるが、『その逆』も不思議な存在感があっておもしろいと思う。 やってみた。 何をしているのかというと、『顔はめパネルの逆のやつ』を作ったのでお見せしている。悪夢ではない。 顔のパネルを作って(サイズにバリエーションがあるといろんな写真が撮れて便利) 透明の持ち手を付けたらあとは好きな景色に添えればいい。

                              顔のパネルを景色に添えると顔はめパネルの逆のやつ
                            • 笏(しゃく)を持って散歩しよう

                              1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:応援団の旗手になってバスタオルを乾かしたい > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 笏あれこれ 笏は簡単に言えばおじゃる丸が持っているピンクのアレのことだ。実物は大抵茶色であり、子鬼トリオから狙われることもない。 右手に持っている茶色の板が笏。木製。 約40cmのものが標準的 笏の起源については諸説あるようだが、こと日本においては6世紀ごろに中国から伝来し、主として官人が公事などの場で式次第を書いた紙(笏紙)を貼り付けるために使われていたそうだ。もとは神職が持つためだけのものではなかったのだろう。 かくいう自分も神職になったばかりの頃は神事の式次第を間違えないために、カンニングペーパーを都度作って笏に貼り付けていたことがある。昔もそうやって使わ

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                              • 明治時代から存在するものだけで1日を過ごしたい in銀座

                                身の回りにある何気ないものでも、そのルーツを調べてみると意外に古いことがある。 文明開化の象徴である銀座あたりに行けば、明治時代(1868年〜1912年)からあるものだけで一日を送れたりしないだろうか。 軽い気持ちではじめてみたら、これがなかなか充実の一日となった。 明治5年(1872年)、日本最初の鉄道駅である旧新橋停車場からはじめたい 旧新橋停車場復元駅舎 最初に向かった場所はここだ。 現在の汐留駅のすぐ側にあるのが、教科書で必ず習うあの「新橋ー横浜間に日本初の鉄道が開通」の新橋駅である。 関東大震災で焼失したが2003年同位置に復元。地下に眠る正面階段などの遺構も見学できる アメリカ人が設計したという外観は思ったよりシンプルだ。江戸時代の石蔵っぽくもみえ、当時の人は案外すんなり受け入れてたのかもなと思う。 線路も創業時に近い形で復元展示されている ここから1日かけて銀座、京橋、日比谷

                                  明治時代から存在するものだけで1日を過ごしたい in銀座
                                • 「油に油を注ぐ」? 川省堂の慣用句辞典が物議

                                  川省堂(東京都渋谷区)が8月に発売した『川省堂明晰慣用句辞典第3版』が物議を醸している。収録する慣用句「火に油を注ぐ」が「油に油を注ぐ」になっていたためだ。同社は誤植とはせず、掲載を続けると主張している。 今月初旬、辞典の購入者が「誤植ではないか」と、SNSに投稿したことがきっかけで発覚した。「火に油を注ぐ」は「勢いのあるものにさらに勢いを与えること」を意味するが、「油に油を注ぐ」という慣用句は存在しない。 投稿への反響が広がったことを受け、同社は22日、HP上にコメントを掲載。「ガソリン価格が急騰している昨今、『油に油を注ぐ』もまた『勢いのあるものに勢いを与える』という意味を持つと考えて差し支えありません」と説明したが、誤植かどうかについての明言は避けた。訂正や回収はせず、慣用句として辞典に掲載し続けることで既成事実化を図りたいとしている。 実際にない慣用句を掲載する方針を示したことにつ

                                    「油に油を注ぐ」? 川省堂の慣用句辞典が物議
                                  • 綾瀬市の全地区を歩いたら見えてきたこと

                                    なにかと家に閉じこもりがちな今日この頃、運動不足を解消するためにウォーキングを始めた。 最初は自宅の周辺を歩くだけだったのだが、ふと私が住んでいる神奈川県綾瀬市のすべての地区を踏破してみるのはどうだろうと考えた。 そこで実際に全地区を歩いてみると、思わぬ発見や気付きがあったのでお伝えしたい。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:迷宮住宅街を攻略したい > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 街区塗り潰しアプリが面白い 私がなぜ住んでいる市のすべての地区を歩いてみようなどと思い立ったかというと、ウォーキングを

                                      綾瀬市の全地区を歩いたら見えてきたこと
                                    • アメリカはなぜアメリカ?~「人名が由来」のその元の元まで調べる

                                      世界にはおよそ200近い国があります。 その国の名前の由来にはいろいろあると思いますが、意外と多いのが人名を由来にした国名で、アメリカもそのひとつです。 アメリカの国の名前由来についてちょっと調べてみました。 アメリゴ=アメリカ? アメリカの国名の由来はみなさんご存知でしょうか? アメリカは、アメリゴ・ヴェスプッチの名前、アメリゴが由来となっている……。 これは、うんちくマニア界の中ではド定番の知識で、うんちくクリシェ(手垢のついたベタなうんちく)かもしれません。ですが、あえて紹介します。 アメリゴ・ヴェスプッチは、フィレンツェ出身の探検家で地理学者です。 アメリゴ・ヴェスプッチ 彼は、後に「南アメリカ大陸」と呼ばれる場所を何度か探検しますが、この探検により、それまで知られていたカリブ海周辺や南米の大陸などが、アジアなどのヨーロッパ人にとって既知の大陸ではなく、新しい大陸の「新世界」である

                                        アメリカはなぜアメリカ?~「人名が由来」のその元の元まで調べる
                                      • 海老名市の「逆川」は奈良時代に築かれた運河の跡

                                        神奈川県のほぼ中央に位置する海老名市に、かつて「逆川(さかさがわ)」と呼ばれる川が存在した。現在は埋め立てられているものの、その川筋を跡としてたどることができる。 一見しただけではよくある水路の跡や暗渠のように見えるかもしれないが、実はこの逆川、奈良時代に築かれた古代の運河なのである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:海抜0mからの富士登山(デジタルリマスター) > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 国分寺を建てるため開削された逆川 私が逆川を知ったきっかけは、海老名駅から東へ続く幹線道路、県道40号

                                          海老名市の「逆川」は奈良時代に築かれた運河の跡
                                        • 母校の制服オリジナルリカちゃんを、当時の自分の着こなしにする

                                          1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー) 前の記事:「爪に火を灯す」装置を作った > 個人サイト 妄想工作所 おもひでぽろぽろ 「制服オリジナルリカちゃん」とは、同窓会サポート会社の株式会社サラトとタカラトミーとでタイアップした企画で、その学校の実際の制服を着たリカちゃんのことである。学校の制服変更の際や周年祝いなどのタイミングで作られ、同窓生や受験生などに好評を得ているようだ。 まずは皆さん興味津々の、母校版リカちゃんをご覧いただこう。 まさかこの歳になってリカちゃんをお迎えすることになるとは。 母校の説明部分はこの写真のみである。生徒用玄関、なんど夢に出てきたか。 勇気を出して、封を切る…! フィギュアを鑑賞するのに箱から一切出

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                                          • 「都道府県七並べ」というゲームを考案した

                                            1)県カードをよく切って、全員に均等に配る。 2)余った県カードを場に置く。 3)じゃんけんで勝った人から、場の県カードに隣接している県カードを置いていく。 4)パスは1回のみ。 5)県が置けなくなったら負け。手持ちの県カードを全部場にひらく。 6)最初に県カードが無くなった人が勝ち。 7)県の繋がりは以下の通り。 トンネル、橋などで繋がっている部分はつなげた。沖縄は鹿児島県のみと繋がっている すなわち、七並べのように、隣接する場所だけにカードが置けるというルールを、都道府県の並びに適用したわけだ。 ゲームマスターがいればオンラインでできる さて、この都道府県七並べ。 本来であれば、一組のカードをプレイヤーに分配し、どんなカードを持っているかわからない状態でやらなければ、ゲームとして成立しない。 しかし、リモートでもゲームマスターをひとり決めれば、実際に全員が集まらなくても、オンラインでも

                                              「都道府県七並べ」というゲームを考案した
                                            • ビー玉転がして描く絵の爽快感

                                              1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:炭酸水の「シュワー」が響くスピーカーを作る なんかきれいとしか言えないが確実になんかきれい 最近子どもと、ビー玉を転がして絵を描いて遊んでいる。一般的にはビー玉コロコロとか、ビー玉アートとか呼ばれるものらしい。 箱の中に紙を置いて、絵の具を直接垂らしてそこにビー玉を転がす。 こうなって… こうなる。 特に意味のない、ほぼ無作為にできた模様である。なんかきれいだ。 何かに見えなくもない。 なんかいい。 すごい。何かが。なんかすごい。 なんかきれいだ、としか言いようがないのだが、しかし確実になんかきれいだ。言葉にならなくても感想は感想である。 気になって家で一人の時やってみたのがこれ。ビー玉を転がしている時、何

                                                ビー玉転がして描く絵の爽快感
                                              • 『となりのトトロ』は県境アニメの可能性があるのでモデルとなった場所に行ってみた

                                                みなさん『となりのトトロ』というアニメ映画をご覧になったことあるでしょうか? 実はわたくし『となりのトトロ』に登場する場所が、いずれも県境に近いということに気づいてしまいました。ちょっと気になるので、実際に行ってみました。 『となりのトトロ』ってどんな話? 今、この記事を読もうとしている、日本語を解する人(たぶん日本人が多いと思いますが)に対して『となりのトトロ』がどんなアニメ映画かを説明する必要があるのかわかりませんが、大雑把な紹介としては以下の通りです。 『となりのトトロ』は、1988年に公開されたアニメ映画で、昭和30年代前半を舞台に、田舎へ引っ越してきた姉妹、サツキとメイが、森に住むふしぎないきもの、トトロと交流する……というお話です。 サツキとメイとトトロ © 1988 Studio Ghibli みなさん『となりのトトロ』は一度ぐらいは見たことがある前提で、話を進めます。 見た

                                                  『となりのトトロ』は県境アニメの可能性があるのでモデルとなった場所に行ってみた
                                                • ここなんだったっけ?答え合わせ散歩

                                                  渋谷にはドラッグストアがたくさんある。 ただ、それがマツモトキヨシかサンドラッグかスギ薬局だったかはっきりしない。 ドラッグストアだけではない。カフェもそば屋もあいまいだ。店があったような気はするけど、なんだったっけ? どこに何があったかを予想し、歩きながら答え合わせをしよう。

                                                    ここなんだったっけ?答え合わせ散歩
                                                  • 石垣に注目して江戸城をみる会

                                                    お城といえば、壮麗な天守閣やかっこいい櫓といった建物ばかり注目してしまいがちだが、その建物を支える石垣に注目して見るとどうだろうか? しかし、わたしたち素人がなんの予備知識もなくふらっと石垣を見に行ったとしても、なにがなにやらわからないことは必定。そこで、石垣に詳しい人と一緒に江戸城に行ってみたい。 江戸城とは? 江戸城は、現在、天皇の住まいとなっているため、皇居とも呼ばれるが、江戸時代までは徳川家の居城であり、江戸幕府の本拠地だった。 ふつう、テレビなどのメディアで紹介されるばあい、皇居前広場から伏見櫓をのぞむ下の写真のような風景をさして「江戸城(皇居)二重橋前」とされることが多い。 江戸城(皇居)のイメージ、これですよね しかし、上の写真にうつっている手前の橋は、厳密にいうと『二重橋』ではない。ただしくは『正門石橋』と呼ばれる橋であり、真の『二重橋』はこの位置からだと正門石橋の奥に隠れ

                                                      石垣に注目して江戸城をみる会
                                                    • 自分だけの小さな世界「指輪ケース箱庭」を作る

                                                      1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:食パンをハニートラップにかける > 個人サイト 日和見びより 小さな世界を際立たせる装置としての指輪ケース 早速つくった指輪ケースを見てほしい。 閉じた状態ではいたって普通の指輪ケース 日常的に指輪ケースを手にすることがないのでそもそも持っただけでちょっとソワソワしてしまうのだが、外見は何の変哲もない指輪ケースだ。 しかしこれをパカッと開くと… なんと中にはアフリカのサバンナが! 中から出てきたのは指輪ではなくサバンナの動物たちである。水を求めて集まってきている。 指輪ケースを開いて指輪ではないものが出てくると、自分で作ったにも関わらずどうしても「!?」という気持ちが沸き上がる。 以前、当サイトで

                                                        自分だけの小さな世界「指輪ケース箱庭」を作る
                                                      • スターバックスのスリーブみたいに描きたい

                                                        1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:台湾野球をみてみたい

                                                          スターバックスのスリーブみたいに描きたい
                                                        • 北大東島の「燐鉱山遺跡」を見に行った

                                                          今年の5月、沖縄本島の遥か東に浮かぶ絶海の孤島「南大東島」および「北大東島」に行ってきた。 そこではフェリーからクレーンで上陸する様子に興奮したり(前々回記事→「大東島では荷物も人もクレーンに吊るされ上陸する」)、南大東島の漁港に目を見張ったりしたのだが(前回記事→「南大東島の「岩盤掘込み式漁港」が凄い!」)、この旅行における私の主目的は北大東島の「燐(リン)鉱山遺跡」を見ることであった。 北大東島は鳥の糞が堆積してできたグアノ(燐を多く含む物質)が広く分布していたことから、化学肥料の原料となる燐鉱石の採掘によって栄えた歴史を持ち、数多くの燐鉱生産施設が廃墟として残っているのである。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍

                                                            北大東島の「燐鉱山遺跡」を見に行った
                                                          • レジの透明シートはどう設置されているか

                                                            1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:食虫植物のユートピアが千葉にある > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 透明シートの設置のしかたは4タイプ+あわせ技 レジの透明シートの設置方法がおもしろい。 そう思って以来、しばらく「レジを見てまわる」休日をすごした結果、ぜんぶで87個の事例をあつめることができた。 それらはいくつかのタイプに分類することができたので、まずはそちらからご紹介したい。 レジの透明シートの設置方法は、「天井から吊る」「もともとの設備をいかす」「下から立てる」「卓上」の基本4タイプと、そのあわせ技に分類された。 基本の4タイプが、どれかがすごく多いということはなく同じぐらい普及しているのが面白い。 それぞれのお店の判断で自由に設置されているものが

                                                              レジの透明シートはどう設置されているか
                                                            • 日本各地の自治体ゴミ袋鑑賞会

                                                              こんなことをしてなにか役に立つことがあるだろうか、という不安はあった。 数年前から、遠出するたびに自治体指定のゴミ袋を、お土産代わりに買っていたのだ。 ただ、買ったゴミ袋をどうすればよいのか、もてあましていた。 こんかい、そんなゴミ袋を鑑賞する「自治体ゴミ袋鑑賞会」をひらいてみた。 ゴミ袋は「絶対土産」 まず「わざわざゴミ袋なんか買ってどうすんの?」というところからご説明もうしあげたい。 旅に行ったときのお土産として売られているもの、例えばご当地のお菓子や食べ物、または民芸品といったものは、たいてい東京でもその県のアンテナショップに行けば手に入るし、なんならネット通販で、日本全国から買うことができる。 そんなどこでも入手できる土産物ではなく、必ず、その旅先でしか手に入らず、ご当地ならではのもので、値段も高くない、絶対的な土産物、すなわち絶対土産とはなにか考えたところ、自治体のゴミ袋がそうじ

                                                                日本各地の自治体ゴミ袋鑑賞会
                                                              • 世界のことわざを教わり、目から鱗が落ちる

                                                                埼玉生まれ、神奈川育ち、東京在住。会社員。好きなキリンはアミメキリンです。右足ばかり靴のかかとがすり減ります。(インタビュー動画) 前の記事:じゃんけんの「グリコ」、グーが弱い気がするのでルールを再考する > 個人サイト のばなし 偶然見つけて購入した岩波書店『世界ことわざ比較辞典』からの出題なのだけど、その国の様々な文化が垣間みえてとても興味深かった。 今回はこの辞典の著者の一人である時田先生に直接お話をお伺いすることができた。それこそ目から鱗の話ばかりだったのだ。 10年で刊行までこぎつけたことわざ辞典 時田昌瑞先生は40年以上にわたりことわざを研究され、『岩波ことわざ辞典』や『絵で楽しむ江戸のことわざ』など著書も多く持つことわざ研究の第一人者である。 ことわざの辞書は様々あるが、小学3・4年生の国語の教科書に導入されたこともあり最近では小学生向けの方が多いそうだ。そういえば子どもの頃

                                                                  世界のことわざを教わり、目から鱗が落ちる
                                                                • 化けわらじヨーロッパ旅行記 inドイツ

                                                                  念願のヨーロッパ旅行 大学生の頃、卒業旅行でドイツ、チェコ、ポーランドに行こうとしたが、お金が足りなくて断念した過去がある。ならばカジノでお金を増やそうと思いマカオに行き先を変更したが、お金は一切増えなかった。結局ヨーロッパのどこにも行かぬまま社会人となったのだった。 去年の秋頃に、そろそろ行こうかなと思い始め、決意してしまえば意外とトントン拍子に話が決まり、仕事の調整もついたので今年の2月から海外に行くことになったのだった。 化けわらじも連れて行きたい 以前記事にも書いたが、妖怪コンテストというイベントに参加し「化けわらじ」という妖怪で優勝した。それ以降、妖怪になる楽しさに目覚め、化けわらじに変身していろんなところに出没している。 お花を買おうか迷っている様子 せっかくなら、化けわらじも連れていこうかな……!海外で、どんなリアクションされるのか気になるし! という軽い気持ちで化けわらじも

                                                                    化けわらじヨーロッパ旅行記 inドイツ
                                                                  • 明智光秀の晩年はほぼ地下鉄東西線沿い

                                                                    1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:グーグルマップに載っていない道と美しき分水嶺を見る旅~投稿頼りの旅in岐阜県~ > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 麒麟がくる 明智光秀という歴史上の人物がいる。2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主役だ。誰もが知っている人物だけれど、謎多き人物でもある。生まれたとされる場所もいくつもあるし、本能寺の変もなぜそんなことをしたのか謎とされている。 明智光秀です! 生まれた場所は岐阜という説もあるし、滋賀という説もある。彼が歴史の表舞台に顔を出すのは、岐阜城の城主「斎藤道三」に仕えていた30歳頃からだ。その後いろいろあって織田信長に仕え、さらにいろいろあって1582年に本能寺の変を起こす。 いちごパンツで覚え

                                                                      明智光秀の晩年はほぼ地下鉄東西線沿い
                                                                    • 日本の便器史を「TOTOミュージアム」でふりかえる

                                                                      衛生陶器のリーディングカンパニー、TOTOの工場がある福岡県北九州市は、便器のふるさとといってもよい。 そんな便器のふるさとに、貴重な便器から最新のウォシュレットまでそろった水回り文化のミュージアムが存在する。 ※「TOTOミュージアム」は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2020年4月30日まで臨時休館しています。詳しくは公式サイトで確認してください。 再訪した TOTOが運営する企業博物館「TOTOミュージアム」は、2015年(平成27年)にオープンしたが、実はその前身であった「TOTO歴史資料館」の頃に、いちど訪問し、記事にしている。 が、以前とは展示内容もガラリとかわったということなので、見学させてもらうことにした。 これが……(2013年・TOTO歴史資料館) こうなった!(2019年・TOTOミュージアム) 以前の歴史資料館は、ビルの事務所スペースを改装し、資料館としてい

                                                                        日本の便器史を「TOTOミュージアム」でふりかえる
                                                                      • イケてる虫除けウェアを作りたい

                                                                        1995年、海の近く生まれ。映画と動物とバーベキューが好きです。オレンジジュースを飲んでいたコップに麦茶を注いでもらう時でも「コップこのままでいいよー!」と言えます。 前の記事:水の入った服で夏を涼しく過ごしたい > 個人サイト たびっこ動物 街で着られる虫除けウェア 虫除けウェアは、一般的に柔らかい網戸のような生地で作られていて、ガーデニングやアウトドアに使われているようだ。 一般的な虫除けウェア。 しかし、私は街で着られる虫除けウェアが欲しい。オシャレな街で虫が飛んできても大きな声とか出さない大人になりたい。 そんなわけで今回の虫除けウェアは、虫に刺されない機能性と街で着られるおしゃれの両立を目指したい。 まさか虫除けしてるなんて思わないコナレ感が欲しい。みんなにサプライズで虫除けしたいのだ。 ということで、デザインを考えた。 半袖のジャンプスーツ(つなぎ)の下に長袖を重ね着するスタイ

                                                                          イケてる虫除けウェアを作りたい
                                                                        • 大惨事に、大賛辞を。3Dプリンタの造形失敗を集めた「もじゃコン」

                                                                          3Dプリンタはどんな形でも出力できる夢のような機材だが、この機材と「もじゃもじゃ」は切っても切り離せない。 3Dプリンタあるところに必ず「もじゃもじゃ」あり、と言っても過言ではないだろう。 しかし3Dプリンタユーザー以外の多くの人は、この「もじゃもじゃ」の存在すら知らないことと思う。 ましてやその「もじゃもじゃ」のコンテストが行われていることなど……。 いま、知ってほしい。「もじゃもじゃ」の世界を。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:自販機の背景は、アイス=氷、ホット=三国時代 > 個人サイト nomoonwalk もじゃもじゃとは? まず

                                                                            大惨事に、大賛辞を。3Dプリンタの造形失敗を集めた「もじゃコン」
                                                                          • NHKクリエイティブライブラリーにある昭和の映像の令和版をつくる〜東急沿線さんぽ

                                                                            NHKが、自ら蓄積した膨大な映像資料の中から、創作物などをつくるさいに無料で使用できる映像をまとめて提供する「NHKクリエイティブライブラリー」という、神の御業のようなサイトを公開している。 NHKのハイクオリティな素晴らしい映像が、自分の創作物へ利用できるという点もさることながら、素材そのものを見てみるとひじょうにおもしろい。 とくに、過去の東京のようすを収録したいくつかの映像資料はとても興味深い。 ※この記事はデイリーポータルZの運営元であるイッツコムのサービスエリア、東急沿線の魅力を紹介する記事です。 昭和30年ごろの路面電車が写っている こちらの映像を見ていただきたい。「消えゆく路面電車 中目黒線」という50秒ほどの映像だ。 中目黒①大きな急カーブと鉄道路線 中目黒②真っ直ぐな道を走る路面電車 中目黒③中目黒と大書された看板。観光荘 中目黒④路面電車の経由地を記したサボ(行き先板)

                                                                              NHKクリエイティブライブラリーにある昭和の映像の令和版をつくる〜東急沿線さんぽ
                                                                            • 地味に読めない大阪の地名を巡りました

                                                                              自由律俳句と路上観察をしています。大阪在住。私家版の自由律俳句集『麦わら帽子が似合わない』『ブルマ追いかけて八位』『待ち受け画像がちらし寿司』も販売しています。 前の記事:滑り台の多様な進化を集めました > 個人サイト note 1、守口市金田町 まずは金田町から。 金田町は守口市の中でも寝屋川市寄りで、守口ジャガータウンという商業施設が近くにあります。 それでは、読みが書いてあるところを探していきたいと思います。 ただうろうろするのも何なので、見つかるまでは道中で気になったものも紹介していきます。 では、スタート。 守口門真子ども音頭の看板。 逆に作曲者が誰か気になる。 守口の忍者掲示板が真っ白。 やっぱり忍者じゃないと読めないのでしょうか。 田舎の米が売ってました。 「田舎の米」という品種なのか、ガチで店主の田舎の米なのかは不明。 装飾テントを避けるポール。 優しい。 お、公園に地図が

                                                                                地味に読めない大阪の地名を巡りました
                                                                              • 狩衣(かりぎぬ)は意外と簡単に着られる

                                                                                神職の装束のひとつに「狩衣(かりぎぬ)」というものがある。 上の画像にも載せてあるが、いかにも高貴なあの衣装のことである。神社にあまり縁のない方でもテレビなどで一度は目にしたことがあるのではないだろうか。 実はこの狩衣、着るのがすごく簡単なのだ。慣れると1分もかからずに着られるほどに。 今日はそんな狩衣の着用法の話をしたい。典雅な記事になりそうだぜ。

                                                                                  狩衣(かりぎぬ)は意外と簡単に着られる
                                                                                • 海外旅行から帰ってきた人になる

                                                                                  ゴールデンウイーク最終日、成田空港でインタビューされている人をニュースで毎年見る。 「明日から仕事ですよ~」と言っている。 ゴールデンウイークに海外に行くなんて混んでるし高いからあり得ない、と思っているがやっぱり羨ましい。 成田に行って、海外から帰ってきた気分だけ味わおう。

                                                                                    海外旅行から帰ってきた人になる

                                                                                  新着記事