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バスの降車ボタンマニアに聞く降車ボタンのざっくりとした進化の話
乗客はたがいに息をひそめつつ、他の客の様子をうかがう。 赤信号で停車したバスが、アイドリングストッ... 乗客はたがいに息をひそめつつ、他の客の様子をうかがう。 赤信号で停車したバスが、アイドリングストップでエンジンを切ると車内は静寂に支配され、ウインカーの音だけが静かに響く。この交差点を右折すれば、次の停留所まで200メートルもない。 「もう、だめだ……、おれが、おれが押すしかない……」誰にも気づかれぬよう、肘掛けに設置してあるボタンをぐっと押しこむ。 「ピンポン、つぎとまります」無機質な音声がスピーカーより放たれると、車内に張りつめた空気がいっきにとける。 夜の底が白くなった。停留所にバスが停まった。 こんなふうにバスの降車ボタンを押す瞬間こそ、路線バス乗車の醍醐味だろう。 そんな、バスの降車ボタンを集めている、降車ボタンマニアがいる。 降車ボタンパネルを見せてもらう 降車ボタンマニアとして有名な、石田岳士さんのお宅にうかがった。 降車ボタンマニアの石田さん、タモリ倶楽部ほか、各メディアに
2022/01/26 リンク